格安SIMの通信障害の危険性と通信障害の記録&DSDSによる障害対策

最終更新日 / 作成日 2016年11月29日 / 作成者 格安SIMとスマホ比較

格安SIMのデメリットの一つに、格安SIMは大手キャリアよりも通信障害を起こす可能性が高いことが挙げられます。

ここでは、格安SIMの通信障害の危険性を説明した後に、格安SIMを提供してるMVNO各社が隠したがる障害情報の記録を乗せて、最後に格安SIMの通信障害の対応策を紹介します。

格安SIMの通信障害の危険性、データを多く使う人ほど注意が必要

格安SIMは通信障害を起こします。通信障害を起こすとデータ通信ができなくなりインターネットもできなくなります。

※ 音声通話やSMSも障害でできなくなる可能性はあるのですが、最悪でも2,3年に数時間できなくなるくらいなので、ここでは省略します。心配な場合はSMARTalkなどのIP電話をバックアップ用の電話として設定しておけば対策完了です。

格安SIM(格安スマホ)は大手キャリアと比べて数倍以上の頻度で通信障害を起こしてデータ通信ができなくなります。

ただし、大手キャリアの数倍のリスクがあるといっても、通信障害が毎日起こるわけでも毎週起こるわけでもありません。平均的な格安SIMだと年に2,3回、それぞれ數十分〜数時間程度です。(質の悪いMVNOだと月に1回あったりもしますが、質の良いMVNOだと年に一回あるかないかくらいです)

月にデータを2GBも使わないライトユーザの場合、格安SIMで通信障害が起きても高い確率でその時スマホを使っていないので気づかず終わります。通信障害でマズイことになる確率は1%未満です。

月にデータを3GB〜5GBくらい使う一般的なユーザの場合、通信障害に気づいた場合でも少し不便だなくらいで終わってしまいます。通信障害でマズイことになる確率は1〜3%くらいです。

月にデータを7GB以上使うヘビーユーザの場合、通信障害が起きると高い確率で気づきます。多くのことにスマホを使っているので、通信障害でマズイことになる確率は高く、3%〜6%くらいです。

確率はざっくりとした推定なので正確ではないのですが、データをより多く使う人ほど、格安SIMの通信障害でマズイことが起きる可能性が高くなっていきます。

スマホのライトユーザなら格安SIMの通信障害を気にする必要はありません。一般ユーザの場合は運が悪いとマズイことになる可能性が少しありますが、スマホが壊れるリスクと同じ程度なのであまり気にする必要はないです。気になる場合は、通信障害を起こしやすい格安SIMだけ避ければ十分です。

ヘビーユーザの場合、格安SIMの通信障害で実害を被る可能性が高いので、通信障害を起こしやすい格安SIMを避けたり、通信障害を起こす前提での対策を取るのをおすすめします。

仕事用にも使っている場合

格安SIMを仕事用にも使っている場合、格安SIMの通信障害で致命傷を被る可能性があります。格安SIMの通信障害で、メールができなかったり、Google Mapsを使えず取引先の住所へ辿り着けなかったり、何かしらの重要な調べごとができなかったりなどが考えられます。

大手キャリアが通信障害を起こした場合は大々的にニュースになるので、ある程度の言い訳にはなるかと思いますが、格安SIMの通信障害なんてコレッポチもニュースになりません。全く言い訳になりません。

ビジネスで使う場合はデータをそんなに使わない場合でも、通信障害を起こしやすい格安SIMを避けて、通信障害を起こす前提での対策を取るのをおすすめします。

下記から通信障害を起こしやすい格安SIMと、通信障害を起こす前提での対策について説明していきます。

各MVNOの通信障害の記録、通信障害を起こしやすい格安SIM

格安SIMごとに通信障害を起こす頻度と規模が異なります。障害といっても、一部のユーザが10〜30分程度ネットに繋がらなく小規模な障害から、大半のユーザが数時間にわたってネットに繋がらなくなる大規模な障害まであります。

平均的な格安SIMで年に3,4回くらい小規模な障害を起こします(大規模障害は1回程度)。質の悪い格安SIMだと1ヶ月に1度くらい小規模な障害を起こしてます(大規模障害は2,3回程度)。質の良い格安SIMなら年に1回くらい小規模の障害を起こします(大規模障害は2,3年に一度くらい)。

どの格安SIMが障害に対して強いのかどうかを判別するのはかなり難しいです。というのも、障害を起こしても公表しなかったり、公表しても非常に見つけにくいところに公開していたり、障害内容や障害規模を曖昧にしたりする格安SIMが多くあります。

格安SIMの通信障害を把握次第、下記に記載していきます。一人では把握しきれないので、通信障害に気づいた場合は、お問い合わせTwitterでお知らせしていただけるととても助かります。(念のため、データ量を使い切ったり、3日間のデータ量の制限に引っかかっている場合を考慮してください)

障害が発生していない格安SIMは、そもそも利用者が少なすぎて障害情報を掴むことができない場合や、ある程度の規模の格安SIMでもこのサイトの管理人が把握しきれなかった場合もありますので、目安程度に参考にしてくれればと思います。

2016年対象内容規模(予想)
11月下旬〜12月上旬?DTI SIM一部のユーザでネット接続が途中で切れてデータ通信ができなくなる。再起動または機内モードのON/OFFで直るが、一部のユーザで再発し続ける。DTI SIMからは報告なし小規模
11月22日4:30〜10:49UQ mobile、mineoのauタイプ、IIJmioのタイプA一部のユーザでデータ通信と音声通話、SMSができなくなる。IIJ「一部機器でタイプAのSIMカードで通信できない場合がある」、mineo「Aプランの一部の環境下において、圏外表示となりネットワーク接続および音声通話ができない状態でした。」、UQ mobileは報告なしです。KDDIのミス小〜中規模
11月11日7:12〜7:47DTI SIM、TONEモバイル一部のユーザでネット接続に時間がかかる。DTI SIMとTONEモバイル「新規接続に時間がかかる状態となっておりました」(ソフトウェア障害)規模不明
11月4日15:00〜20:02DTI SIM一部のユーザでデータ通信ができなくなっていた。DTI SIM「一部のお客様の新規接続ができない状態となっておりました」(ソフトウェア障害)規模不明
10月21日〜11月3日UQ mobile時間帯、ユーザ、ネットを使うアプリの組み合わせでデータ通信が使えなくなる場合がたまにある。実際にはこれよりも以前から始まっていた可能性がある。UQ mobile「ターボOFF時の通信速度が高速通信のままになる場合がある。一部のデータが正常に受信されない場合がある。」小規模
9月下旬〜10月21日UQ mobile平日の昼になると接続障害を起こしデータ通信が不安定になる日が続いた。UQ mobileのからは障害報告なし。大規模
9月21日12:17〜17:15楽天モバイルデータ通信ができなくなりネットができなくなりました。楽天モバイル「一部のお客様において、データ通信利用時に新規接続不可となる事象が発生しておりました」大規模
8月2日8:30〜8月4日2:35楽天モバイルデータ通信の接続がブツブツ切れて、ネットなどがまともに使えなくなりました。楽天モバイル「データ通信利用時に接続しづらいまたは通信中に接続が切れる状況が発生しておりました」大規模
3月23日7:00〜10:30FREETEL平日の朝にデータ通信ができなくなり、怒り狂っているユーザが続出した。Twitter上の憤怒の多さから、ほとんどのユーザがネット接続できなくなったと思われる。FREETEL「影響を受けるお客様:FREETEL SIMをご利用の一部お客さま。状況:データ通信ができない。原因:通信機器PGWに起因する一部アクセス障害」大規模

2016年10月頃からMVNOの通信障害に注意を払っています。それ以前は、障害情報は特に目立った障害でない限りほとんど注意を払っていませんでした。今後は通信障害を把握次第、随時記録に追加していきます。

比較的通信障害を起こしにくいと思われる格安SIM
・1番、IIJmioとIIJmio系の格安SIM(エキサイトモバイル、DMMモバイル、イオンモバイル)、mineo
・2番、IIJmioなどよりも少し下くらいの安全度がOCNモバイルONEとNifMo、Ymobileだと思われます。ただし、情報不足のため実際はIIJmioと同じ程度の安全性かもしれません。
・3番、BIGLOBE SIMとUQ mobile、おかわりSIM。UQ mobileが直近で通信障害を多発させましたが、長い目で見ると障害リスクはそんなに高くないと思われるので、3番目に位置づけました。BIGLOBE SIMは実際には障害が想定よりも少ない可能性があり、2番目に位置付けられるかもしれません。おかわりSIMの知名度がなさすぎますが、そんなに障害頻度は高くない気がします。ただし、U-mobileに譲渡されることから、今後は不透明です。

比較的通信障害を起こしやすそうな格安SIM
・1番、Freebit系の格安SIM、DTI SIMやトーンモバイル、U-mobileはおそらく障害を起こしやすい格安SIMです。ただ、大規模障害は頻度はそれほどではなさそうです。
・2番、楽天モバイル、2016年にかなり広範囲の大規模障害を2回起こしたので、2番目にランクインです。
・3番、フリーテル、2016年にかなり広範囲の大規模障害を1回起こしたので、3番目にランクインです。

よくわからない、おそらく大丈夫???
・LINEモバイル、0SIM、nuroモバイルは比較的新しく始まった格安SIMなので、障害がどの程度の頻度と規模で発生するかは不明です。おそらく大丈夫とは思いますが・・。

各MVNOの障害情報ページと障害報告に対する姿勢

通信障害の記録に、検討している格安SIMが載っていないからと言って安心しない方が良いです。ほとんどのMVNOは、通信障害に対して、臭いものには蓋をするよう隠しています。格安SIMの中には、障害を出そうが障害を報告するページさえ用意していない格安SIMが多数存在しています。

障害情報ページと障害報告に対する姿勢
UQ mobileUQ mobileの障害情報ページ(公式):障害を起こしても障害情報を公表しないことが多い。UQ WiMAXの障害情報と混合されているので、UQ mobileの過去の障害情報を探し出すのは実質不可能。
楽天モバイル楽天モバイルの障害情報ページ(公式):障害情報の過去ログは普通にみれる。
IIJmioIIJmioの障害情報ページ(公式):直近の障害情報は正確っぽいが、障害情報の過去ログが見れない。
mineomineoの障害情報ページ(公式):若干正確性に欠けるが適時な障害情報がある。障害情報の過去ログは見れない。
DTI SIMDTI SIMの障害情報ページ(公式):過去1ヶ月分の障害情報だけみれる。
FREETELFREETELの障害情報ページ(公式):障害情報は相当見つけづらいところに公開されている。過去ログは見れるが、そのほかの情報に埋もれていて障害情報を探し出すのは至難。
NifMoNifMoの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログがない。
OCNモバイルONEOCNモバイルONEの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログが少しあるが不明瞭な内容。
BIGLOBE SIMBIGLOBE SIMの障害情報ページ?(公式):おそらくBIGLOBE SIMの障害を報告するページはないと思われる。障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログがない。
LINEモバイルLINEモバイルの障害情報ページ(公式)はない
エキサイトモバイルエキサイトモバイルの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログは普通に見れる。
DMMモバイルDMMモバイルの障害情報ページ?(公式):おそらくDMMモバイルの障害を報告するページはないと思われる。FacebookやTwitterのDMMモバイルのアカウントで投稿するくらいで統一性がない。障害報告に対する姿勢は不明。
イオンモバイルイオンモバイルの障害情報ページ(公式)はない。
nuroモバイルnuroモバイルの障害情報ページ(公式)はない
0SIM0SIMの障害情報ページ(公式)はない
U-mobileU-mobileの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログは半年分?が見れる。
ワイモバイルYmobileの障害情報ページ(公式):障害情報は全て親会社のソフトバンクに丸投げしてYmobileでは把握していないっぽい。
b-mobile おかわりSIMb-mobile おかわりSIMの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログは普通に見れるがごちゃごちゃしている。
トーンモバイルトーンモバイルの障害情報ページ(公式):障害報告に対する姿勢は不明。障害情報の過去ログは2ヶ月分くらいは見れる。

MVNOの通信障害への完全対策、DSDS対応スマホとIP電話

最後にMVNO(格安SIM)で通信障害が起こることを前提にした対策を紹介します。

これは格安SIMを仕事でも使う場合や、データをたくさん使うような場合に参考にしてみてください。それ以外の場合だとおそらく過剰防衛です。

最も安全な障害対策は、DSDS対応スマホにドコモ系の格安SIMとau系の格安SIMを入れて、ついでにIP電話を設定することです。DSDS対応スマホは簡単に説明すると、2つの格安SIMを簡単に使い分けることができるスマホのことを言います。

格安SIMは通信障害を起こしますが、二つの格安SIMが同時に通信障害を起こすことは大震災でも起きない限り、ほぼありえません。(ただし、TONEモバイルとDTI SIMのように、同じMVNEの格安SIMだと同時に障害を起こす可能性があります)

さらに、ドコモ系の格安SIMとau系の格安SIMを使うことでより障害に強くなります。例えば、もしドコモ本体が障害を起こしても、au系の格安SIMでデータ通信を続けることができます。大震災や超強い台風などでアンテナタワーが壊れても、ドコモかauのどちらかが生き残って入れば、スマホを使い続けることもできます。

DSDS対応スマホを使えば、格安SIM自体の通信障害も、ドコモ側やau側の障害も、または災害にも強い耐性を持つことができます。加えて、格安SIMでも音声通話までできなくなることはほぼないのですが、ついでにIP電話(SMARTalk等)を入れておけば、もし万が一格安SIMの音声通話が障害で使えなくなった場合でも、IP電話で電話をすることができます。

通信障害対策の最強の組み合わせ、ZenFone 3 + ドコモ系の格安SIM(通話SIM) + au系の格安SIM(データSIM) + IP電話のSMARTalk

ZenFone 3

ZenFone 3
通常価格3万9800円

性能 5.2インチ、CPUオクタコア2.0GHz、RAM3GB、ROM32GB、カメラ1600万画素、重さ144グラム、電池容量2650mAh、連続待受LTE493.6時間、指紋認証対応、デュアルスタンバイ対応(ナノSIM+マイクロSIM)

ZenFone 3はDSDSに対応した格安スマホです。auのVoLTEにも対応しているのau系の格安SIMでも使うことができます。ドコモ系の格安SIMとau系の格安SIMの両方を使うことができる唯一のDSDS対応スマホです。ただし、SIMカードを2枚使うと、au系の格安SIMでは音声通話はできないので、通話SIMはドコモ系の格安SIM、データSIMはau系の格安SIMを使います。

どの格安SIMがドコモ系かau系かわからない場合はドコモ系とau系とソフトバンク系の格安SIMの違いと使えるスマホを参考にして見てください。

IIJmioやmineoにはドコモ系とau系の格安SIMの両方を提供していますが、MVNO単体の障害が起き得るので、IIJmioのタイプDとIIJmioのタイプAを両方選ばない方がいいです。別会社の格安SIMを選ぶのが重要です。

ドコモ系の格安SIM(通話SIM)はなんでもいいです。楽天モバイルでもmineoのドコモタイプでも、エキサイトモバイルでも、DMMモバイルでも、他のドコモ系の格安SIMでも、自分にあったサービス内容の格安SIMを選んでください。

au系の格安SIM(データSIM)も基本的になんでもいいですが、UQ mobileの通信速度が超速いので、せっかくなのでUQ mobileを選ぶことをおすすめします。

選んだ2枚の格安SIMをZenFone 3に入れて、ちょこっと設定して、1ヶ月に一度程度データを使う格安SIMを選択してあげればいいだけです。やってみるとわかると思いますが簡単です。

最後に念のため月額無料のIP電話、SMARTalkを設定して万が一の音声通話の障害に備えておきます。

ビジネスでも使う場合は、信用第一なので、格安SIMを使う場合はここまでやることをおすすめします。データを大量に使う場合は、2枚の格安SIMでより快適にネットを使うことができます。ただし、仕事に格安SIMを使わないスマホのライトユーザや一般ユーザの場合は、ここまでやるのは過剰です・・。(災害対策用としては良いかもしれません)

ZenFone 3のスペックと評価と評判のまとめ

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