スマホのセキュリティとウイルス/盗難/紛失対策のセキュリティアプリ、Android&iPhone

最終更新日 / 作成日 2016年3月31日 / 作成者 格安SIMとスマホ比較

格安スマホを購入するときに有料のセキュリティアプリを申し込むべきかどうかの問い合わせが多くなってきたので、ここでお答えします。

答え: 無料のセキュリティアプリで十分なので、有料のセキュリティアプリは必要ありません。

せっかくなので、スマホのセキュリティとウイルス対策や盗難/紛失対策などをまとめて解説していきます。

長くなるので、まず最初におすすめの無料のセキュリティアプリを紹介します。そのあとに、スマホを安全に使うためのウィルス対策、そしてiPhoneとAndroidスマホの盗難や紛失対策のための設定方法を説明していきます。

iPhoneとAndroidスマホのおすすめの無料のセキュリティアプリ

長ったらしい説明を省略して、結論から。

iPhone: セキュリティアプリは、いらない
Androidスマホ: 基本的にいらないが、心配な人はMobile Security & Antivirus

iPhoneやiPadはセキュリティアプリいらないです。iOSを比較的新しいバージョンに維持しておけば十分です。AndroidスマホやAndroidタブレットも基本的には入らないのですが、心配性な人はAVASTが出している無料のセキュリティアプリ、Mobile Security & Antivirusを入れておけばいいです。以上です。

他にも優秀で無料のセキュリティアプリもありますが、差はほとんどありません。Androidスマホの場合は、とりあえずMobile Security & Antivirusをウイルス対策で入れておけばいいです。

下記から長ったらしいウイルス対策・フィッシング対策、盗難/紛失対策などの説明と設定の仕方が始まります。一度くらいは読み流しておくことをおすすめします。

スマホのセキュリティ対策とは?

スマホのセキュリティ対策は3つに区分されます。ウイルス対策、フィッシング対策、盗難/紛失対策の3つです。

ウイルス対策の要点
ウイルスに感染すると主に個人情報を長期的に大量に抜き取られる可能性があります。自分のみならず、家族や友達にも迷惑をかける可能性があります。

ウイルス対策の要点は、怪しいアプリをダウンロードしない。アプリを最新の状態にする。OSを最新の状態にする。怪しいサイトにアクセスしない。Androidスマホの場合は無料のセキュリティアプリを入れておくことです。

フィッシング対策の要点
フィッシングに引っかかると、各種パスワードをピンポイントで抜き取られる可能性があります。

フィッシング対策の要点は、怪しいメールに記載されているリンクを開かないことです。ブラウザ(Safari/Chrome)の設定を変更することで、フィッシングサイトを開いてしまっても、ある程度回避できます。

盗難/紛失対策の要点
悪意を持った盗難に遭うと、クレジットカード番号からパスワード、メール内容、住所などなど、スマホ本体のみならず、重要な個人情報を根こそぎ抜き取られてひどい目にあう可能性があります。

盗難/紛失対策の要点は、スマホの使用にパスワードを設定すること、スマホの位置を他のスマホやPCから把握できるように設定すること、スマホのデータを他のスマホやPCから削除できるように設定することです。

下記から、各対策の詳細を説明していきます。

スマホのウイルス対策の必要性と対策の仕方

スマホがウイルスに感染すると、主に個人情報(電話帳/位置情報/クレジットカード情報)を長期的に大量に抜き取られる場合がありますす。端末を乗っ取られる可能性もあります。

ウイルス対策は簡単で、どういった場合にウイルスに感染するのかを知っていれば、スマホのウイルス対策はほぼ完璧になります。

すべてのスマホ・タブレットに共通するウイルス対策: 怪しいアプリ・ファイルをダウンロードしない

ウイルスに感染する場合の大半は、怪しいアプリやファイルをダウンロードすることにより発生します。怪しいものをダウンロードしなけば、基本的にウイルスには感染しません。

AndroidスマホならGoole Playストアからアプリをダウンロードして、iPhoneならApple Storeからアプリをダウンロードすればほぼ安全です。これに加えて、ダウンロード数が少ないアプリや評価が少ないアプリを敬遠しておけば、ウイルスからはほぼ無縁になります。

Google PlayストアやApple Store以外からアプリをダウンロードすると、感染する可能性が飛躍的に上がります。

メールに添付されているファイルを開くと、ウイルスに感染する可能性があるので、メールにファイルが添付されている場合は、送信先が信頼できるか、メール内容が信頼できるかを検討してから、ファイルを開くかどうするかを検討してください。

すべてのスマホ・タブレットに共通するウイルス対策: 怪しいサイトにアクセスしない

次に重要なのが、怪しいサイトにアクセスしないことです。どんなサイトが怪しいかというと、圧倒的にエロサイトです。エロサイトにはウイルスが隠されている可能性が非常に高いです。

ただ、そこまで危険というわけでもありません。Andoroidスマホならセキュリティアプリを入れれば大体防いでくれます。iPhoneならほとんど防いでくれます。

基本的には”ウイルス サイト”みたいに検索して感染しようと思って調べなければ、多分大丈夫です。

すべてのスマホ・タブレットに共通するウイルス対策: アプリを最新の状態にする

アプリが古いと、悪意ある第三者がアプリの不具合を利用して、他のユーザーに悪さをする可能性もあります。とりあえずアプリは最新の状態にしておきましょう。

iPhone・iPadのためのウイルス対策: iOSを新しくする

iPhoneやiPadはそもそもウイルスに対して強いです。Androidと比べると比較的安全に使うことができます。iPhoneやiPadのOSはiOSというのを使っています。iOSが新しくなると、ウイルスに弱いところが対策されるので、ウイルスに対して強くなります。

iOSを最新のバージョンにすると、動かなくなるアプリがある場合もあるのですが、基本的にはiOSを最新の状態に保つことをおすすめします。

iOSが大きなバージョンアップ、例えばiOS8からiOS9になった時なんかは、アップデートする前に、事前にネットで調べてから問題なさそうならアップデートすることをおすすめします。新しいiOSをアップデートできるようになってから、2週間くらいしてから、アップデートするようにしています。

Androidスマホ・タブレット: セキュリティアプリを入れる

Androidスマホ・タブレットも最新のOSにした方が安全なのですが、Androidの場合、スマホやタブレットを作っているメーカーがアップデートに対応しないとOSのアップデートができません。

そして、ほとんどのAndroid端末は最新のAndroidには対応しません。購入時はそこそこ新しいAndroid OSになりますが、半年もすれば少し古いAndroid OSになり、1年もすれば昔のAndroid OSになります。

運が良ければ、1回くらいAndroid OSのアップデートができるかもしれませんが、基本的にそれ1回だけです。

iOSの場合は、ほとんどのiOS端末で最新のiOSにアップデートできます。Android端末の場合、OSのアップデートができない端末がほとんどなので、時間が経てば経つほど、セキュリティに穴が開いていきます。

このAndroid端末のOSの穴をふさぐのがセキュリティアプリです。怪しいアプリやファイルをダウンロードしない、怪しいサイトにアクセスしなければセキュリティアプリを入れなくても問題ないのですが、うっかりミスの予防的措置として、セキュリティアプリを入れておいた方が安心になります。

セキュリティアプリも完璧ではないので、基本的には怪しいアプリ、ファイル、サイトを避けるのが重要なウイルス対策になります。

格安スマホでのセキュリティアプリのデメリット

セキュリティアプリをインストールすると、格安スマホの動きが少し鈍くなる可能性があります。

ある程度性能が良い格安スマホ(3万3000円以上)だとセキュリティアプリを入れたところで動きが鈍くはならないのですが、価格が安い格安スマホだと性能も低めなのでセキュリティアプリを入れると動きが少し鈍くなる可能性があります。

加えて電池の消費も多くなり、電池持ちが少し悪くなる可能性があります。

スマホのフィッシング対策の必要性と対策の仕方

そもそもフィッシングとは何なのかというと、銀行などの偽サイトを使ってユーザのIDとパスワードを抜き出す行為です。

偽サイトを運営している人は手に入れたユーザIDとパスワードを使って、引っかかった人の銀行のお金を引き出す、そんな感じに使われます。偽銀行以外にも、偽クレジットカード会社、偽ゲームサイトなんかがあります。

主な手口は、偽銀行からメールが届いて、そのメールに記載されている偽銀行サイトにアクセスさせるのが一般的です。このフィッシング対策が下記になります。

フィッシング対策1:メールに記載されているリンクをクリックしない

オンライン銀行やクレジットカードの発行など、メール認証がありますが、基本的にその時だけメールに記載されているリンクをクリックします。それ以外では、メールに記載されているリンクはクリックしません。

何かしら対応が必要な要件の場合は、YahooやGoogleから検索してそのサイトにアクセスします。

これでフィッシングはほぼ100%防げます。

フィッシング対策2:セーフブラウジングをオンにする

ブラウザにはセーフブラウジング機能というのが付いています。これをオンにすると、フィッシングサイトやウイルスが入っているサイトにアクセスしようとすると、警告が出るようになります。完璧ではないのですが、オンにしていて損はないので、オンにしましょう。

フィッシング対策3:Android端末の場合はセキュリティアプリを入れる

フィッシング対策が付いているセキュリティアプリがあります。フィッシング対策1と対策2で十分なのですが、セキュリティアプリにフィッシング対策が付いていればオンにしましょう。

スマホの盗難/紛失対策の必要性と対策の仕方

最初に言っておきます。スマホの盗難/紛失対策は少し面倒くさいです。面倒なのに加えて、電池の消費を早めるので電池の持ちが悪くなります。

まずは、誰にでもできる盗難/紛失対策から説明して、次に面倒くさくて大きなデメリットがある、盗難/紛失対策の説明をします。

スマホの盗難/紛失対策1:パスワードを設定する

パスワードを設定しておくと、スマホを起動したりスリープから復帰した時にパスワードを要求するようになります。正しいパスワードを入力するとスマホが使えるようになり、間違えると使えません。

いちいち入力するのが面倒な場合は、指紋認証に対応したスマホを購入しましょう。登録した指(指紋)でセンサー部分をタッチすることで、パスワードなしでスマホが使えるようになります。

パスワードには、PINとパターンとパスワードの3種類があります。PINは4桁の数字をパスワードとして使うのですが、最もパスワードが弱いです。気長に0001から9999まで入力すればパスワードを突破してしまいます。パターンはそこそこ強力なパスワードですが、忘れやすいです。

パスワードはアルファベットと数字、#等の特殊文字を設定することができます。6文字程度の組み合わせにすれば、強いパスワードになるので、パスワードには6文字以上のアルファベットと数字を組み合わせたパスワードにするのがおすすめです。

スマホの盗難/紛失対策2:Android用 端末とSDカードの暗号化

端末とSDカードを暗号化することで、スマホでロックを解除しなければパソコンからデータを読み取ることができません。パスコードを設定しておくことでも、ロックを解除しない限りデータは読み込めないのですが、違いは、無理やりに読み込めるかどうかです。

SDカードを暗号化しないと、スマホからSDカードを抜き出して、パソコンでSDカードに保存した写真や動画、音楽などを読み取ることができます。SDカードを暗号化しておくと、たとえスマホからSDカードを抜き出してもパソコンでデータを読み込むことはできません。

スマホのROMに保存したデータも、パスコードを設定してロックしておけば、通常の方法では読み込むことができません。ただし、何かしらの方法で物理的にROMにアクセスできれば、データにアクセスできるようになります。スマホを暗号化しておけば、こういった場合でも、データへのアクセスをほぼ防ぐことができます。

問題点は、性能が低いスマホだと暗号化により動きが鈍くなる可能性があることです。加えて、初めて暗号化するとき、データが暗号化途中で壊れて全てのデータが無くなる可能性があります。

普通の人には暗号化は必要ないかと思います。秘密の写真や動画をスマホに保存するような場合に、暗号化することをおすすめします。

ちなみに、iPhoneとiPadの場合、最初からデータは暗号化されています。

スマホの盗難/紛失対策3:位置情報をONにして遠隔操作の設定をする

スマホが盗難されたり紛失した場合でも、パソコンや他のスマホからなくなったスマホに対して着信音を鳴らしたり、ロックしたり、データを消去するなどの操作をすることができます。

これに加えて、子供などにスマホをもたせている場合、子供が今どこにいるかを地図で確認することもできます。

Androidスマホ・タブレットの場合

Androidスマホとタブレットは、パソコンからGoogleデバイスマネージャーで遠隔操作をすることができます。

例えば、Googleアカウントを登録したスマホだとこんな感じに表示されます。

実際にはGPSをオンにしておくと、地図はもっと拡大表示されて、どこに置き忘れたかの大体の見当がつくようになっています。スマホの電源がオフになっていると、操作をすることはできません。

電波があるところでスマホの電源がオンになっていれば、着信音を鳴らすをクリックすれば、大きな音でスマホの着信音がなります。データを消去したり、ロック画面にすることができます。

最近のAndroidスマホやタブレットには、Googleデバイスマネージャーアプリが入っていることがりますが、入っていない場合は、インストールしておいてください。

このGoogleデバイスマネージャーはなかなかのお役立ちツールなのですが、問題点は電池持ちが貧弱な格安スマホだと、位置情報をオンにすると電池持ちがやばいことになる可能性が高いことです。

位置情報をオンにしていなくても、データの消去やロック画面にすることはできるので、電池持ちが心配な場合は位置情報をオフにしておけば良いです。

iPhone・iPadの場合

iPhone・iPadの場合、iPhoneを探す機能をオンにすると遠隔操作をすることができるようになります。

iPhone・iPadから
設定 → iCloud → iPhoneを探すをオンにする

次に、iCloud: iPhoneを探すからアクセスしてみます。すると、、

iPhoneを探すという項目で、上記のように表示されます。実際には、地図はもっと拡大表示することができて、建物くらいは判別できるくらいになっています。

サウンド再生で無くしたiPhoneから比較的大きな音を出すことができます。iPhoneの位置情報をONにしておくと、紛失モードにした時にiPhoneの移動経路を確認することができるようになります。iPhoneの消去でデータをすべて消去できます。

その他のセキュリティ対策

最後に簡単にですが、その他の重要なセキュリティ対策を記載しておきます。

重要: 二段階認証を設定する

二段階認証の設定はかなり重要です。設定することを強くお勧めします。

Androidスマホやタブレットを使っている場合、Googleアカウントを使っています。iPhoneやiPadを使っている場合はApple IDを使っています。

GoogleアカウントでもApple IDでもパスワードが設定されていますが、二段階認証はそのパスワードに加えて電話やSMSで認証を行います。

例えば、新しいiPhoneを使う場合、Apple IDのパスワードを入力する必要がありますが、二段階認証をしていると、パスワードに加えてSMSにて認証が必要になります。Androidスマホの場合は、電話にて認証が必要になります。

この二段階認証のメリットは、パスワードをより強固に守ることができることです。たとえ、パスワードが何かしらで漏れたとしても、事前に登録した電話番号のスマホを持っていないと、電話番号(SMS)の認証で弾かれるので、パスワードが漏れても安全です。

若干、面倒くさく思うかもしれませんが、二段階認証はマジで重要です。ぜひ設定しておいてください。

Googleアカウントの二段階認証のやり方
Googleアカウントのセキュリティを強化

Apple IDの二段階認証のやり方
Apple IDの2ステップ確認

Androidスマホやタブレットの場合、権限を知っておく

最後にAndroidスマホやタブレットを使っている場合は、権限(アクセス許可)について知っておいたほうがいいです。

権限というのは、何かを使って良いという権限です。例えば、カメラの機能を使って良い権限、電話帳のデータを使って良い権限、写真のデータを使って良い権限などです。

写真アプリの場合、写真データを使って良い権限を要求してきます。(正確な名称は、画像/メディア/ファイル: USB ストレージのコンテンツの変更または削除 / USB ストレージのコンテンツの読み取り。)

写真アプリの場合、写真データにアクセスできなければ、何もできないので、これを許可します。

問題は、例えば写真アプリの場合でも、電話帳のデータの権限を要求してくるアプリがある場合です。写真アプリなのに、電話帳のデータが必要なのは不可解です。こういった場合、アプリ制作者が悪意を持っていると、電話帳のデータを盗み出してしまうことになりえます。

いくらセキュリティアプリで頑丈なドアを作っても、権限を理解していないと、肝心の鍵(権限)を泥棒に渡してしまうことになります。セキュリティアプリがほぼ意味をなさなくなります。

この権限を詳細に解説しているのが下記のリンクになります。

アプリの権限の確認

見てもらうとわかると思うのですが、普通の人は理解できないと思います・・・。

では、どうすればいいのかというと、マイナーなアプリはダウンロードしなければ良いだけです。たくさんの人が使っているアプリなら、いちいち権限を見て安全を確認しなくても、98%くらい大丈夫です。

ざっくり100万ダウンロードぐらいされているアプリなら、ほぼ確実に大丈夫です。10万以上100万以下だと、若干怪しいアプリが含まれていそうな感じです。10万未満の場合は権限を確認すべきです。1万以下の場合は、権限の事がよくわからないのならダウンロードはすべきではありません。

以上、スマホのセキュリティとウイルス/盗難/紛失対策のセキュリティアプリに関してになります。

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