格安SIM向けのスマートフォン、格安スマホと高価格スマホの比較と今後

最終更新日 / 作成日 2015年3月18日 / 作成者 格安SIMとスマホ比較

格安SIM用のSIMフリーのスマートフォンは、大きく分けて格安スマホと高価格(超高性能)スマホの二極化になっています。

格安SIM用に新しくスマホを買う場合、2割くらいの人が2万円以下の格安スマホを買って、7割くらいの人が2万円超〜4万円以下の格安スマホを買って、1割くらいの人が4万円超の格安スマホやiPhoneを買っている、そんな感じだと思われます。

ここでは格安SIM用のスマホの状況と、これからどうなるかを主に個人的な意見ですが記載してきます。どんなスマホを使うかの参考になればと思います。この記事と合わせて格安SIMに最適な格安スマホの比較と評価(最新情報)も参考にしてみてください。

高価格スマホの市場は、そもそもかなり小さい

格安SIM用の高価格スマホの市場はそもそもかなり小さいです。

最新の高価格スマホはドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアでだけ、実質ゼロ円やら割引やらを駆使して売ることができています。その実質ゼロ円ですら、政府の方針で終わりを告げたので、高価格スマホ全体が地盤低下になっています。

大手キャリアでなら高価格スマホでも安く買えたから買っていただけです。

これが、格安SIMになると。高価格スマホは高価格で買わなければならなくなります。高価格スマホは高性能ですが、ほとんどの人にとってその高性能は必要ありません。性能の高さを発揮する場がほとんどないからです。

いかに性能が良かろうが、その性能は超高度な3Dゲームくらいにしか発揮できないので、わざわざ高いお金を払ってまで高価格スマホを買う人はほとんどいません。普通に使える普通価格の格安スマホにユーザが流れていきました。それゆえ、格安SIM用の高価格スマホの市場は壊滅状態です。

唯一、ブランド価値のあるiPhoneだけが高価格スマホの市場で生き残り(そもそもiPhoneが高価格スマホの市場を作った)、その市場のほとんどをSIMフリーのiPhoneで独占しています。

そのiPhoneでさえ大手キャリアが実質ゼロ円をやめたことでiPhoneに対するニーズも低下し、それに合わせてSIMフリーのiPhoneも一緒になってシェアが低下していくと思います。

ASUS(ZenFone 2)やHUAWEI(Mate7)も利益率の良い高価格スマホの市場に乗り込んできましたが、一定の成果は出せたのですが、正直パッとしませんでした。iPhoneより性能が良くて価格が半額!みたいな売り文句で乗り込んで、少し善戦した程度になりました。

4万円台で大ヒットしていたNexusでさえ、価格が5万円以上になってからは、影の薄い存在になってしまいました。

XperiaやGalaxyの最新機種も高価格スマホに分類できますが、大手キャリアでしか買うことができないので対象外です。例えSIMフリーとしてXperiaやGalaxyを発売しても、買う意味が多くの人にとってないので撃沈します。

格安スマホの強み、コストパフォーマンスの良さ

コストパフォーマンス(コスパ)は、ざっくり言うと、スマホ本体価格を利用可能な年数で割り、1年あたりのスマホ代金が安ければ安いほどコスパが良いと言います。

例えばiPhoneの場合、電池交換を1回入れて合計10万円くらいします。最新のiPhoneは5年くらい使うことができます。10万円/5年で、コスパは年2万円になります。

格安スマホの中でコスパ良いのが、電池交換ができてAndroid 6にも対応しているZenFone 2 Laserです。本体価格と互換電池を合わせて2万8000円くらいします。Android 6にも対応しているので、4年くらい使うことができます。2万8000円/4年で、コスパは年7000円になります。

自分で電池交換できない場合、一般的な利用で頑張っても3年くらいで電池が消耗するので、利用できるのはせいぜい3年くらいになります。コスパは年1万円くらいになります。

格安スマホでコスパが悪くなるのが、高価格帯の格安スマホです。高価格帯の格安スマホは電池交換ができないので、使えるのはせいぜい3年です。本体価格が4万円、年1万3333円のコスパになります。このあたりが格安スマホの強みが活かせるギリギリのラインになります。これを超える場合、基本的にiPhoneに食われます。

1万円前後の格安スマホの場合、2年くらい使っていけそうなので、年5000円がコスパになります。ただし、1万円前後の格安スマホの性能は低いです。スマホのライトユーザなら問題ないんですが、一般ユーザクラスになると不便を感じることになります。一般ユーザで普通に使えて、コスパが一番良いのが年7000円のZenFone 2 Laserになります。

ちなみにコスパは年1万円くらいになりますが、防水やおサイフケータイがついたarrows M02もコスパは良いと言えます。

格安スマホの今までと、これから

2014年
ZenFone 5の登場で、初めてまともな性能を持った格安スマホが登場する。税込3万円のZenFone 5が格安スマホを独占。

2015年
格安スマホが、まともな性能から十分な性能へと進化する。格安スマホの主力は税込3万円。P8liteZenFone 2 Laserの登場で電池持ちの向上、カメラの質の向上、ただしCPUの性能は向上しない。2015年10月におサイフケータイと防水に対応した格安スマホ、arrows M02が登場。1万円前後の格安スマホの性能は大幅に向上。

2016年
格安スマホが、十分な性能から満足する性能へと進化する。ニーズの細分化に伴い、格安スマホの主力価格が税込2万円から3万5000円に広がる。5インチに加えて、GR5などの5.5インチも格安スマホの主力に加わる。電池容量の巨大化がニーズをつかむ。CPUの性能は若干の向上を見せる。

2014年の10月にZenFone 5が発売されてから、1年半経った今でもCPUやメモリの性能がほとんど変わっていません。CPUクワッドコア1.2GHzでRAM2GBでROM16GB。(数字上は同じでも、実際は少しだけですが向上しています)

理由は単純に多くの人にとってこれで十分だからです。普通にサイトも見れるし、動画も見れるし、ツイッターも使えるし、LINEも使えるし、ゲームもできる。何が使えないんだ?みたいな感じになります。せいぜいROMは16GBだと足りなくなる人がいるので、後からマイクロSDカードを買い足すくらいです。

驚くほど、この辺の性能が変わりませんでした。

十分ではなかった電池持ちが年を重ねるごとに向上していきました。そして2016年、電池持ちの到達点がやってきました。日本で先陣を切ったのが電池容量4000mAhのPriori3S LTEです。それに続いて、電池容量5000mAhのZenFone Maxが登場。

カメラの質も分かりにくいですが、多少は向上しました。具体的な数字は800万画素から1300万画素に増えました。ですが多分、ほとんどの人は気付かないレベルだと思います・・。細かいところでは、防水や、おサイフケータイ、指紋認証などに対応した格安スマホが登場したくらいです。

格安スマホの今後

2016年度中にCPUはクワッドコア1.2GHzからようやく脱出して、オクタコア1.5GHzくらいになると思います。メモリは相変わらずRAM2GB、ROM16GBを維持すると思いますが、メモリの性能自体は少しだけ向上すると思います。あとはGPUも少しだけ向上する感じになると思います。

電池持ちは大きく向上しそうですが、それ以外は少しだけ向上するのが2016年だと思います。電池は5インチスマホでも電池容量が3000mAhくらいが標準になる可能性は高いと思います。

新製品の中心価格帯は税込3万円から3万5000円。2015年に発売された格安スマホ、P8liteZenFone 2 Laserはジリジリと値下がりして2万5000円くらいで安定して人気を保つが、2016年の夏を迎える前に製造を終了していそうです。

ZenFone 2 Laserは互換電池が発売されて、Android 6にも対応、そして価格も少し値下がりしたことから、ZenFone 2 Laserの人気が再燃しています。格安スマホでコスパ最強は、ZenFone 2 Laserです。

iPhoneの利点、最高の安定性と海外最強

iPhoneはコストパフォーマンスで格安スマホよりも落ちますが、安定性という意味ではiPhoneが勝っています。

iPhoneは価格こそ高いですが、最新のiPhoneなら4年くらいは最新のiOSをサポートしてくれるので安心して使うことができます。電池交換も、近くにAppleストアがあれば、その場で1万円くらいで交換してもらえます。ざっくり評価すると、5年くらい問題なく使い続けることができます。

格安スマホの場合、最新のOS(Android)をサポートしてくれるのはざっくり2年です。その後は、古いOSを使い続けることになるのですが、OSが古くなればなるほどセキュリティの問題やアプリをインストールできなくなる可能性が高くなります。楽観的に見て4年が格安スマホの製品寿命になります。(電池が交換できないと、製品寿命は3年になります)

格安スマホだから危険というわけではありませんが、iPhoneの安全性はダントツです。安全は金を出して買えを地で行くのがiPhoneです。

海外でスマホを使うことがあれば、SIMフリーのiPhoneが最強

格安スマホでも海外で使えたりしますが万全ではありません。国によって使えたり使えなかったりします。

SIMフリーのiPhone 6以上の場合、ほとんど全ての国でiPhoneを使うことができます。使えない国があるとしたら、そもそもスマホがない国くらいです。

海外でスマホを使うことが多い人は、SIMフリーのiPhone 6以上を選ぶのが最適です。

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エクスパンシス

iPhoneで格安SIMを使うための全てを下記にまとめているので参考にしてみてください。

iPhoneで格安SIMを使うための完全ガイド

Nexusスマホという選択肢

すっかり高級スマホでNexusスマホの存在を忘れていました。

格安スマホとiPhoneの中間点にあるのが、Nexusスマホです。NexusスマホのNexus 5XとNexus 6pも高級スマホの一員です。

NexusスマホはiPhoneよりコストパフォーマンスが良くて、格安スマホよりコストパフォーマンスが悪い。そして格安スマホより安定しているけどiPhoneよりは安定していない。こんな中間点にいるのがNexusスマホです。

2012年から2013年がNexusタブレット全盛期、2014年はNexus 5(スマホ)が大ヒット。そして2015年、Nexus 5XとNexus 6pで微妙なヒット。悪くはないのですが微妙です。

Nexus 5やNexus 5X/6pを格安スマホというくくりで評価するのは何か違う気がしますが、Nexus 5X/6pが格安スマホ市場で微妙なヒットしかしていないのは、価格が5万円以上もして高いからです。それに尽きます。

価格以外にもNexus 5Xは電池持ちが悪いという評価が下されて、CPUの性能は良いけど微妙なスマホになってしまいました。

Nexus 5XとNexus 6pの利点は、性能が高いのは当然として、Androidの最新バージョンに長期間対応することです。通常の格安スマホの場合、最新のAndroidの対応は1年から長くても2年くらいです。2年を超えるとアップデート対象外にあり、古いAndroid OSのままになります。

Nexusスマホの場合、3年くらい最新のAndroid OSに対応してアップデートしてくれます。

他にはNexusスマホの場合、多くの国で使うことができます。さすがに海外最強のiPhoneには負けますが、格安スマホと比べて海外で問題なく使える国がだいぶ多くなります。

Nexus 5XやNexus 6pはGoogleストアでも売られていますが、エクスパンシス(Expansys)だと1万円くらい安く買えるセールをやっていることがあります。

Nexusスマホが安く買えるエクスパンシスのセール情報はこちら

エクスパンシス

その他の格安スマホ関連の情報

  • Zenfone 2 Laser
    • Zenfone 5の改善版がZenfone 2 Laserです。大ヒットした格安スマホ、ZenFone 5の弱点だった電池とカメラが改善されています。税込3万24円で5インチ、CPUクワッドコア 1.2GHz、RAM2GB、ROM16GB、カメラ1300万画素、重さ145g、電池容量2400mAh。
  • HUAWEI GR5
    • 格安スマホの中で一番人気があるのがHUAWEI GR5です。5.5インチの大画面に指紋認証機能が付いていて、メタリックボディで高級感があるのが特徴です。価格も税込3万5000円程度で買うことができます。CPUオクタコア1.5GHz/1.2GHzz、RAM2GB、ROM16GB、カメラ1300万画素、重さ158g、電池容量3000mAh。
  • arrows M02/RM02
    • 格安スマホの中で2番目に人気があるのがarrows M02/RM02です。おサイフケータイと防水に対応していて電池持ちもかなり良いです。価格もMVNOで2万9800円(税抜)で買うことができます。ドコモ系とau系の両方の格安SIMを使うことができます。5インチ、CPUクワッドコア 1.2GHz、RAM2GB、ROM16GB、カメラ810万画素、重さ149g、電池容量2330mAh。
  • Priori3S LTE
    • 低価格の格安スマホの中で人気があるのが電池持ちが最強に良いPriori3S LTEです。価格も1万7800円(税抜)と安く買うことができます。5インチ、CPUクワッドコア1.0GHz、RAM2GB、ROM16GB、カメラ800万画素、重さ161g、電池容量4000mAh。
  • Liquid Z330
    • 1万円ちょっとで買える格安スマホで電池持ちが良いのがLiquid Z330です。価格は1万2000円(税抜)、4.5インチ、CPUクワッドコア1.1GHz、RAM1GB、ROM8GB、カメラ500万画素、重さ145g、電池容量2000mAh。ライトユーザ向けの格安スマホです。

その他の格安SIM関連のお役立ち情報

格安SIMと格安スマホの比較と評価で一番詳しいサイト(評判と最新情報も随時更新中)

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