格安SIMにおける3G端末と4G(LTE)端末の通信速度の比較

最終更新日 / 作成日 2015年5月24日 / 作成者 格安SIMとスマホ比較

結論から先に書くと、格安SIMの場合は絶対に4G(LTE)端末がおすすめです。理由は、格安SIMの通信速度が遅くなる時間帯(朝8時、昼、夜)において、3G端末だと4G(LTE)端末以上に通信速度が低下して使い物にならなくなるからです。

3G(WCDMA)と4G(LTE)の理論的な最大通信速度の比較

3G(WCDMA) 下り最大14.4Mbps 上り最大5.76Mbps
4G(LTE) 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps

本当に必要な通信速度の話でも書きましたが、通信速度は下り5Mbps程度出れば十分です。つまり、4G(LTE)の下り最大150Mbpsなど必要なく3Gの下り最大14.4Mbpsで理論的には事足ります。

それなら、わざわざ価格が高いLTE端末を買うのではなく、1万円くらいで買える3G端末を買ったほうが良いんじゃない?と思っていた時期があります。

世の中理論では回っていませんでした。実際に格安SIMで3G端末と4G(LTE)端末の通信速度を比較してみると、下り速度が14.4Mbps以下の場合においても、ほとんどの場合で3G端末は4G(LTE)端末より通信速度が遅くなっていました。

格安SIMでの3G(WCDMA)と4G(LTE)の実際の最大通信速度の比較

3G端末(Nexus4)を持っていますが計測するのが面倒になるので、Zenfone 5を使って3Gと4Gの通信速度の最大値を測ることにしました。格安SIMはIIJmioを使っています。

2015年5月20日 平日水曜 曇り
Down 下りダウンロード速度 (Mbps)、Up 上がりアップロード速度 (Mbps)、Ping (ms)

MVNO3G/4G時刻DownUpPing
IIJmio3G10:119.010.40200
4G10:1023.086.2872

人があまり使っていない時間帯を選んで3Gと4Gの通信速度を測ってみました。これで大体の最高速度がわかると思います。

実際の3Gの下り速度の最大は9Mbpsくらいなので、理論値の14.4Mbpsにそこそこ近い速度が出ています。実際の4Gの下り速度の最大は23bpsくらいで理論値の150Mbpsとはかけ離れています。ただし、20Mbps超えの通信速度は超速い速度と言えます。

上がり速度はあまり重要ではありませんが、理論値の10分の1程度の速さになっています。スマホで写真(2MB)を撮ってネットにアップロードするときなんかに、3G端末だと40秒、4G端末だと2秒程度でアップロードできる感じになります。

Ping(ピング)の速度は重要です。3Gは200ms、4Gは72ms、その差130msです。ネットにアクセスするときにダウンロード速度以外に追加で0.13秒の差が出ます。

Pingの差や上がり速度で違いはありますが、人があまり使っていない時間帯の場合、3G端末でも9Mbps出ているので4G端末とほとんど変わらずに快適にスマホを使うことができます。

問題は、多くの人がスマホを使っている時間帯の通信速度です。

混んでいるときの3G(WCDMA)と4G(LTE)の通信速度の比較

格安SIMには混んでいる時間帯(朝8時、昼12時、夜の16時~23時)というのがあり、その時間帯は通信速度が低下します。この時間帯の3G(WCDMA)と4G(LTE)の通信速度を比較してみました。

結果から先に言うと、混んでいる時間帯は3G端末は4G端末以上に通信速度が低下しました。例えば4G(LTE)で3Mbpsくらい出る時に3Gだと2Mbpsくらいになっていたりしました。

3Gの最大速度14.4Mbps以下の場合でも、
4G(LTE)の通信速度 > 3Gの通信速度
という通信速度になっています。

3Gと4Gの通信速度を計測した格安SIM: IIJmio楽天モバイルNifMoOCNモバイルONEDMM mobile

計測日 2015年5月20日 平日水曜 曇り

朝8時の3Gと4G(LTE)の通信速度の比較

MVNO時刻DownPing
IIJmio3G8:171.70343
4G8:192.13144
3G8:342.79129
4G8:3510.11102
楽天3G8:221.17217
4G8:231.3586
3G8:372.18271
4G8:383.4580
NifMo3G8:242.9289
4G8:2527.6437
3G8:412.48297
4G8:4323.03107
OCN3G8:271.81335
4G8:283.75142
3G8:452.79296
4G8:4521.80110
DMM3G8:301.76116
4G8:318.0959
3G8:485.80270
4G8:4928.9382

朝の時間帯は比較的3Gでも通信速度が出ていますが、それでも4G(LTE)のほうが速度が出ていました。

昼12時の3Gと4G(LTE)の通信速度の比較

MVNO時刻DownPing
IIJmio3G12:210.48377
4G12:220.51190
3G12:360.47380
4G12:370.45180
楽天3G12:260.75169
4G12:260.7651
3G12:380.40168
4G12:390.3039
NifMo3G12:282.16147
4G12:2915.8540
3G12:412.55287
4G12:423.44142
OCN3G12:310.26123
4G12:320.4072
3G12:440.20167
4G12:450.3667
DMM3G12:330.41376
4G12:340.46200
3G12:470.48374
4G12:480.55180

超混雑時の昼の時間は格安SIMだと通信速度が劇遅になっています。若干4G(LTE)のほうが速度が出ている感じがします。

OCNモバイルONEの3Gの場合は0.2Mbpsという超低速になっていました。NifMoのように昼の時間でも4G(LTE)が速ければ3Gも速くなっています。(ただしNifMoは3G専用端末は使えないので注意してください)

夕方18時の3Gと4G(LTE)の通信速度の比較

MVNO時刻DownPing
IIJmio3G18:160.82185
4G18:171.4483
3G18:290.84295
4G18:302.06161
楽天3G18:181.46309
4G18:191.52164
3G18:311.01150
4G18:321.0145
NifMo3G18:202.55100
4G18:2114.1750
3G18:342.90298
4G18:3524.33113
OCN3G18:230.37152
4G18:240.6970
3G18:36タイムアウト216
3G18:370.28363
4G18:380.97155
DMM3G18:250.86163
4G18:261.0198
3G18:400.82369
4G18:410.86179

18時の計測でも楽天モバイルだけ3Gでも4G(LTE)でも通信速度に差が出ませんでしたが、それ以外の格安SIMでは4G(LTE)のほうが速度が出ていました。

OCNモバイルONEの3Gにいたっては、通信速度が遅すぎてタイムアウトを起こしてしまいました。昼の混雑時なら0.5Mbpsを切るのはわかりますが、OCNモバイルONEの3Gの場合は18時台で0.4Mbpsを切っていましまた。

夜22時の3Gと4G(LTE)の通信速度の比較

MVNO時刻DownPing
IIJmio3G21:550.81284
4G21:562.91164
3G22:091.98108
4G22:103.2173
楽天3G21:571.24313
4G21:591.40125
3G22:111.73144
4G22:121.9034
NifMo3G22:012.69295
4G22:0214.47120
3G22:149.17300
4G22:1522.18104
OCN3G22:030.48176
4G22:050.6865
3G22:160.26382
4G22:170.48188
DMM3G22:062.14175
4G22:077.8875
3G22:191.43366
4G22:203.28186

22時の計測では全ての格安SIMで3Gよりも4G(LTE)のほうが速度が出る結果になりました。

まとめ:格安SIMにおける3G(WCDMA)と4G(LTE)の通信速度

格安SIMは大手キャリアよりも通信速度が遅いです。特にみんながスマホを使っている混雑時の朝8時、昼12時、夜18時から23時の間は、5Mbp以下(昼は1Mbps以下)になります。

3Gの通信速度の最大値は14.4Mbps、4G(LTE)の通信速度の最大値は150Mbpsです。5Mbp以下(昼は1Mbps以下)の通信速度なら、3Gでも4Gでも同じ速度が出そうに思えますが、実際には出ません。通信速度が5Mbp以下の場合においても3Gのほうが通信速度が遅くなります。

格安SIMの場合は混雑時に通信速度が落ちて、さらに3Gだと更に落ちます。そのため格安SIMの場合は3G端末ではなくLTE(3G)端末を使ったほうがいいです。

その他の格安SIM関連のお役立ち情報

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