2019年12月に発売されたAQUOS sense3 plusをレビューします。
AQUOS sense3 plusは楽天モバイル、au、ソフトバンク、MVNO各社で発売した比較的高性能で電池持ちがかなり良い防水・おサイフケータイ対応の格安スマホです。
AQUOS sense3の上位版です。楽天モバイルにも対応しています。
AQUOS sense3 plusの実売価格は30,000円です(2021年6月時点)
CPUは比較的高性能なSDM636、RAM6GB、ROM128GB(楽天版とau版は64GB)、電池容量4000mAh、画面6インチ、1220万画素(F値1.8)+超広角1310万画素(F値2.4)、防水・おサイフケータイ、デュアルスピーカー対応です。SIMフリー版はDSDV対応です。
目次
詳細スペック(性能)
AQUOS sense3 plus | |
---|---|
CPU | CPUオクタコア1.8GHz+1.6GHz SDM636 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB (楽天版とau版は64GB) |
Antutu | 推定135,000程度 |
ディスプレイ | 6.0インチ / IGZO |
解像度 | 2220×1080 Full HD+、画面比率18.5:9 |
カメラ | 1220万画素(F値1.8)+超広角1310万画素(F値2.4)/前面800万画素(F値2.2) |
電池容量 | 4000mAh |
サイズ | 160 x 75 x 8.7mm |
重さ | 175グラム |
連続待受 | SIMフリー版740時間、楽天680版、au版700時間、ソフトバンク版640時間 |
充電時間 | 190分 |
本体カラー | ホワイト、ムーンブルー、ブラック、ソフトバンク限定でピンク、au限定でクラッシィブルー |
価格 | SIMフリー版の定価64,680円 |
Android 9 (Android 11へアップデート予定)、外部マイクロSD(最大512GB)、指紋認証(前面)、顔認証、USB Type C対応、Bluetooth 5.0、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、GPS(GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS(みちびき)対応)、おサイフケータイ対応、防水対応(IPX5/IPX8)
SIMフリー版:デュアルSIM(ナノSIMx2、DSDV対応、auのVoLTE対応)
※ 楽天モバイル版、au版、ソフトバンク版はシングルSIMでDSDV非対応
発売日(2019年)
楽天モバイル 12月12日 / au 12月12日 / ソフトバンク 12月20日 / SIMフリー版 12月25日
使える格安SIM
AQUOS sense3 plusの対応バンド
SIMフリー版のAQUOS sense3 plus SH-M11
・FDD-LTE : B1/2/3/4/5/8/12/17/18/19/28
・TDD-LTE : B41
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/2/4/5/6/8/19
楽天版のAQUOS sense3 plus SH-RM11
・FDD-LTE : B1/2/3/4/5/8/12/17/18/19
・TDD-LTE : B41
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/2/4/5/6/8/19
au版のAQUOS sense3 plus サウンド SHV46
・FDD-LTE : B1/3/8/18/19/28
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/6/8/19
ソフトバンク版のAQUOS sense3 plus 901SH
・FDD-LTE : B1/3/8/18/19/28
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/6/8/19
AQUOS sense3 plusで使える格安SIMの詳細
楽天モバイル版とSIMフリー版のAQUOS sense3 plusは、ドコモ回線の格安SIM、au回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、楽天モバイルのUN-LIMITで使えます。SIMのサイズはマルチSIMまたはナノSIMです。
au版はau回線の格安SIMで使えます。SIMロックを解除すると、ドコモとソフトバンク回線の格安SIM、そして楽天アンリミットで使えます。
ソフトバンク版はソフトバンク回線の格安SIMで使えます。SIMロックを解除すると、ドコモとau回線の格安SIM、そして楽天アンリミットで使えます。
SIMのサイズはナノSIM、またはマルチSIMです。
格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。通信速度を重視する場合は、格安SIMの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
おすすめの格安SIM:UQ mobile(au回線)
UQ mobileの特徴:通信速度が超速く、余ったデータの繰越あり、低速はプランSは300kbps、プランM/Lは1Mbps
UQモバイルを申し込むと、SIMまたはeSIMのみの場合は最大1万3000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行なっています。iPhoneや格安スマホとセットで申し込むとキャシュバックの代わりに割引価格で端末が買えます。
UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。
UQモバイルのキャンペーンの詳細 / UQモバイルのスマホおすすめ端末ランキング【2022年最新】
UQ mobileの公式サイト(最大1万3000円キャッシュバック)
UQモバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
おすすめの格安SIM:楽天モバイル(楽天回線)
楽天モバイルの特徴:通信速度が超速く、ギガ使い放題が3ヶ月無料、楽天リンクで電話が24時間無料でかけ放題
楽天モバイルの2022年最新のキャンペーン情報を総まとめします。
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キャンペーン終了日は未定です。
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楽天モバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
おすすめの格安SIM:BIGLOBEモバイル(ドコモ回線/au回線)
BIGLOBEモバイルの特徴:月3GB以上のプランなら、月308円のオプション料金でYouTubeやAbemaTVをデータ消費なし
BIGLOBEモバイルはキャンペーンで月額料金が初月無料、翌月から1年間は1GBプランは月550円、3GBプランは月770円などで使えます。
SIMのみなら初期費用3733円が無料、クーポンコードで5500ポイントもらえるので、例えば14ヶ月間は1GBプランなら実質月116円、3GBプランは実質322円です。さらに2回線目以降なら月220円引きです。
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端末セットは初期費用&税込で・・・
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レビュー(2019年時)
CPU性能の詳細:SDM636の比較的高性能なCPUで結構サクサク使える、AQUOS sense3よりもCPU性能が4割アップ
AQUOS sense3 plusのCPUはオクタコア1.8GHz+1.6GHz Snapdragon 636 (以下、SDM636)です。比較的高性能なCPUです。
今一番売れている格安スマホのAQUOS sense3と比べてCPUの処理性能が4割アップしているので、よりサクサク動きます。GPUの性能は1割程度アップするくらいなので、ゲーム性能はちょっと改善するくらいです。
AQUOS sense3でも大抵のことは普通に使えますが、より快適に使いたい場合にAQUOS sense3 plusを検討する感じです。
ネットや、Twitterや、LINE、メール、Facebook、インスタグラムはもちろんのこと、YouTubeなども快適に使える性能を持っています。
ただ、ゲーム性能もそこそこ良いですが、重い3Dゲームを快適に遊びたいとなると、AQUOS sense3 plusのCPUのスペックでは力不足です。
大抵のゲームならAQUOS sense3 plusで普通に遊べますが、スマホでゲームをよくする場合は、より高性能なSoCを搭載しているスマホがおすすめです。
2022年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能) | |
---|---|
超高性能 | Snapdragon:870、888、8 Gen1 Google:Tensor iPhone:12シリーズ、SE 第3世代、13mini、13、13Pro、13Pro Max |
高性能 | Snapdragon:845、778G、780G、855、860、865 MediaTek:Dimensity 1200-Ultra(Snapdragon 865と同じくらい) Galaxy:Exynos1280(Snapdragon 845と同じくらい) iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11シリーズ |
比較的高性能 | Snapdragon:480、730、730G、690 5G、720G、732G、750G、695 5G、765G、835 MediaTek:Dimensity 700、800U iPhone:8、X |
普通性能 | Snapdragon:662、665、660、820、670、675、680、710 MediaTek:Helio G85 iPhone:7 |
低性能 | Snapdragon:630、632、650、636 Galaxy:Exynos7904、Exynos7885 iPhone:6s、SE 第1世代 |
最底辺 | Snapdragon:450、625、439、460 MediaTek:Helio P35 Galaxy:Exynos7884B iPhone:5s、6 |
※ 右に行くほど高性能 (Snapdragon 480から732Gまではほとんど同性能)
スマホを人よりも少し多く使う場合は、比較的高性能以上を選びます。スマホがよりサクサク動くようになります。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。
スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。
電池持ちの詳細:4000mAhで電池持ちはかなり良い
AQUOS sense3 plusの電池持ちはかなり良いです。
電池持ちは電池容量が大きいほど良くなり、画面が小さいほど良くなります。
AQUOS sense3 plusの電池容量は4000mAhと比較的大容量、画面の大きさは6インチです。CPUは省エネ性能が良いSDM636です。
AQUOS sense3は省エネ性能が少し落ちるSDM630を搭載していますが、画面のサイズは5.5インチなので、AQUOS sense3 plusよりも電池持ちが少し良くなります。
AQUOS sense3 plusは電池持ちに特化しているスマホではありませんが、スマホの中では電池持ちはかなり良いほうです。
普通に使う場合やスマホを比較的多く使う場合でも、AQUOS sense3 plusで十分な電池持ちになります。
インテリジェントチャージで電池の劣化を抑えられる
※ 350回の高温下充放電を繰り返す同タイプ電池におけるシミュレーションにおいて。実際のご使用環境によって異なります。
AQUOS sense3 plusなら、急速充電を繰り返しても電池が劣化しにくいよう充電をコントロールしてくれるので、電池のヘタレを軽減できます。
発熱中に充電すると電池の劣化が早まるので、発熱すると充電量を抑えて充電する感じになります。
AQUOS sense3 plusなら長い間、電池持ちがかなり良いままで使うことができます。
カメラ性能の詳細:普通性能
AQUOS sense3 plusのカメラ性能
背面1:標準カメラ
1220万画素(F値1.8)、広角76°、ハイスピードAF(全面位相差)、新画質エンジン ProPix2(被写体ブレ補正)、電子式手ブレ補正
背面2:超広角カメラ
1310万画素(F値2.4)、超広角123°、新画質エンジン ProPix2(被写体ブレ補正)、電子式手ブレ補正
前面:800万画素(F値2.2)、広角80°
AQUOS sense3のカメラ性能は標準カメラ1200万画素(F値2.0)、超広角カメラ1200万画素(F値2.4)です。
AQUOS sense3 plusの標準カメラはF値が1.8になっているので、暗いところでより明るく撮ることができます。超広角カメラは画素数が少しアップしています。
AQUOS sense3 plusのカメラ性能が少し期待できますが、そもそもAQUOS senseシリーズのカメラは、基本的に撮れれば良い人向けのカメラの実性能になります。
SIMフリー版のAQUOS sense3 plusの定価は5万8800円ですが、3万円程度のカメラの実性能だと思われます。
AQUOS sense3 plusとAQUOS sense3の違い
AQUOS sense3 plusとAQUOS sense3の主な違い
AQUOS sense3 plus
実売4万5000円〜5万円程度、6インチ、SDM636、RAM6GB、ROM128GB、標準カメラ1220万画素(F値1.8)、デュアルスピーカー(ステレオスピーカー)
AQUOS sense3
実売3万円程度、5.5インチ、SDM630、RAM4GB、ROM64GB、標準カメラ1200万画素(F値2.0)、シングルスピーカー
少し注意:SIMフリー版のAQUOS sense3 plusのみDSDV対応
SIMフリー版のAQUOS sense3 plusだけデュアルSIMでDSDVに対応しています。
楽天モバイル版4、ソフトバンク版、au版のAQUOS sense3 plusはSIMスロットが1つ潰されていてシングルSIMになっています。
キャリア版のAQUOS sense3 plusは他社のSIMカードを使わせないために、わざわざSIMスロットを潰してくれます。
DSDVに対応しているとSIMカードを2枚使うことができます。
DSDVは主に個人用の電話番号と、会社用の電話番号を一つのスマホで使うのに便利な機能です。DSDV対応のスマホなら2台持つ必要はなく、1台で用が足ります。(FOMA SIMが使えるかどうかは不明です)
楽天モバイル対応
AQUOS sense3 plusは楽天アンリミットに対応していますが、SIMフリー版とau版とソフトバンク版のAQUOS sense3 plusでは対応が少し異なります。
楽天アンリミット対応状況:SIMフリー版のAQUOS sense3 plus SH-M11と楽天版のAQUOS sense3 plus SH-RM11
↓
楽天アンリミット対応状況:au版のAQUOS sense3 plus サウンド SHV46とソフトバンク版のAQUOS sense3 plus 901SH
↓
au/ソフトバンク版はETWS(緊急速報)には対応していないので、心配な場合は「Yahoo!防災速報」をインストールしておくことをおすすめします。
au/ソフトバンク版は接続回線の自動切り替えに対応していないので、楽天回線エリアでもパートナー回線に繋がる割合が多くなる可能性があります。
楽天モバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
ギガ使い放題の楽天アンリミットの申込み → 楽天モバイルの公式サイト
その他の格安スマホ関連の情報
格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。
- Mi 11 Lite 5G
- 薄型軽量で高性能。40,000円、6.55インチ、CPU Snapdragon 780G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.79)+超広角800万画素(F値2.2)+テレマクロ500万画素、重さ159g、電池容量4250mAh、おサイフケータイ
- OPPO Reno5 A
- コスパの良く高性能。カメラ性能も良い。35,000円、6.5インチ、CPU Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ182g、電池容量4000mAh、防水、おサイフケータイ
- AQUOS sense6
- 長く使える。40,000円、6.1インチ、CPU Snapdragon 690、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.8)+超広角800万画素(F値2.4)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ156g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
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