arrows M02は2015年10月29日に発売された格安スマホです。ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の格安SIMで使えます。
今では性能がだいぶ低いですが、WebサイトやYouTubeなんかはそれなりに見れたりします。
ーーー 以下2016年時点の情報 ーーー
arrows M02は価格と性能、機能ともに優等生な格安スマホです。発売後、またたく間に人気ナンバーワンの格安スマホになりました。
一般ユーザにとって十分な性能を持っていて、おサイフケータイに対応していて、防水、そして電池持ちが良い格安スマホです。
比較的安くて防水やおサイフケータイに対応しているスマホがほしい場合は、arrows M02がおすすめです。
arrows M02とarrows RM02は基本的に同じです。arrows RM02は楽天モバイルで販売していて本体カラーにゴールドがありました。arrows M02はブラックとホワイトのみです。それ以外に違いはありません。
目次
arrows M02の詳細スペック(性能)
arrows M02/RM02 | |
---|---|
CPU | クワッドコア1.2GHz |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
ディスプレイ | 5インチ |
解像度 | 720×1280 |
カメラ | 背面810万画素/前面240万画素 |
電池容量 | 2330mAh |
サイズ | 141 × 68.9 × 8.9mm |
重さ | 149グラム |
連続待受 | LTE 540時間、WCDMA 670時間 |
実売(税込) | 2016年時点で2万2000円 |
Android 5.1 Lollipop、SIMフリー、防水防塵、おサイフケータイ対応、テザリング対応、外部マイクロSD(最大32GB)、FOMAプラスエリアに対応、ナノSIM、VoLTE対応
arrows M02で使える格安SIMのまとめ
公式サイトには詳細が載っていなかったので富士通に直接電話をして聞きました。
arrows M02/RM02の対応バンド
LTE 2.1GHz(1)、1.7GHz~1800MHz(3)、900MHz(8)、800MHz(19)、800MHz(26)
3G(WCDMA) 2.1GHz(1)、850Mhz(5)、900MHz(8)、800MHz(6/19)
arrows M02はドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIM(マルチSIM)で使えます。
SIMのサイズはナノSIMまたはマルチSIMです。
ドコモ回線の格安SIMは最近マルチSIM型のSIMカードに移行しているので、MVNOによってはSIMサイズの指定がなく、マルチSIMになっている場合があります。
通信速度を重視する場合は、格安SIMの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
おすすめの格安SIM:UQ mobile(au回線)
UQ mobileの特徴:通信速度が超速く、余ったデータの繰越あり、低速はプランSは300kbps、プランM/Lは1Mbps
UQモバイルを申し込むと、SIMまたはeSIMのみの場合は最大1万3000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行なっています。iPhoneや格安スマホとセットで申し込むとキャシュバックの代わりに割引価格で端末が買えます。
UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。
UQモバイルのキャンペーンの詳細 / UQモバイルのスマホおすすめ端末ランキング【2022年最新】
UQ mobileの公式サイト(最大1万3000円キャッシュバック)
UQモバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
おすすめの格安SIM:BIGLOBEモバイル(ドコモ回線/au回線)
BIGLOBEモバイルの特徴:月3GB以上のプランなら、月308円のオプション料金でYouTubeやAbemaTVをデータ消費なし
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格安スマホやiPhoneSEとセットだと最大20,000ポイントです。
端末セットは初期費用&税込で・・・
・Mi 11 Lite 5G:20,277円
・OPPO Reno5 A:18,693円
・OPPO A54 5G:3,733円
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BIGLOBEモバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
おすすめの格安SIM:ワイモバイル(ソフトバンク回線)
ワイモバイルの特徴:通信速度が超速く、低速はシンプルSは300kbps、M/Lは1Mbps。2回線目以降は月1188円引き
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ワイモバイルは速度も超速く、Yahooショッピングがお得に使えます。
ワイモバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
2016年時のarrows M02の性能レビュー
いろんな種類の格安スマホが販売されていますが、防水やおサイフケータイに対応している5インチスマホの中では、arrows M03に次いでarrows M02が人気ナンバー2の格安スマホになります。
防水やおサイフケータイが必要ではない場合は、arrows M02を選ぶメリットはありません。防水やおサイフケータイが必要ない場合は、arrows M02と同じような価格でもっと性能が良い格安スマホが買えます。
格安SIMに最適な格安スマホの比較と評価(最新情報)では格安スマホをランキング形式で紹介しているので、参考にしてみてください。
発売から1年が経ち値下がりしている、arrows M02はお買い得?
arrows M02は発売当時は、arrows M02ならではの特徴がありました。電池持ちがとても良く、防水に対応していて、おサイフケータイにも対応していて、ドコモ系の格安SIMに加えてau系の格安SIMでも使えるのはarrows M02だけでした。
ただし、現在ではarrows M02ならではの特徴はなくなり、上位互換のarrows M03、ドコモ系の格安SIMに加えてau系の格安SIMが使える格安スマホならZenFone 3、ZenFone 2 Laer、ZenFone Goなどがあります。
arrows M02の性能を考えると、今だと2万円くらいが妥当な価格です。それ以上だと微妙ですが、それ以下ならお買い得感が出てきます。
arrows M02は今でも定価販売(税込3万2000円)くらいで販売しているMVNOもあれば、大幅値下げしているMVNOもあるので、arrows M02を検討する場合は、購入する価格に注意してください。
おサイフケータイ対応とその注意点
おサイフケータイに対応しているSIMフリーの格安スマホは多くはありません。対応しているのはXperia J1 compactとarrows M02、arrows M03、AQUOS mini SH-M03くらいです。(他にも若干ありますが重要でもないので無視します)
Xperia J1 compactは楽天モバイルで5万4800円で販売しています。CPUはクワッドコア2.2GHzでいいのですがいくらなんでも価格が高すぎます。それに加えて、Android 4.4なので、今から買うにはOSが古すぎるのでオススメではありません。
ただし、arrows M02のおサイフケータイにも落とし穴が一つ空いています。
arrows M02のおサイフケータイに対応しているサービス
クロネコメンバーズ、マクドナルド公式アプリ、モバイルSuica、モバイルWAON、楽天Edy、QUICPay モバイル、ローソンモバイルPonta、mobile members、東京ドーム TDモバイル2、ticket board。(2016年4月1日現在)
arrows M02のおサイフケータイは、nanacoモバイルに対応していません。ちなみに、arrows M03、Xperia J1 compact、AQUOS mini SH-M03ならnanacoモバイルにも対応しています。
“順次対応サービスは追加される予定です”とは記載されていますが、arrows M02は1年以上前に発売されていますが、未だにnanacoモバイルには正式に対応していません。
非公式なnanacoモバイルへの対応
非公式な方法ですが、nanacoモバイルへは機種変更のみ可能なようです。
パソコンからapkpure.comへアクセスして、nanacoモバイルのAPKをダウンロードして、スマホをパソコンにつなげてAPKを転送して、スマホからそのAPKをインストールすれば、nanacoモバイルが使えるようになるようです。
ただし、新規登録はできないようで、すでにnanacoモバイルを使っているユーザだけが使えるようです。
いずれにせよ、nanacoモバイルを確実に使いたい場合は、arrows M02はおサイフケータイを使う場合はあまりおすすめはではありません。
おサイフケータイの詳細は、格安SIMでも使えるおサイフケータイ、白ロムとSIMフリーのスマートフォンを参考にしてみてください。
arrows M02は電池持ちが良い
基本的に格安スマホは電池持ちがそんなに良くないのですが、arrows M02の場合は電池持ちが格安スマホの中でかなり良くなっています。どのくらい持つかは個人差があるのですが、とりあえず格安スマホの中での電池持ちはトップクラスです。
製品ページから引用
「電池長持ち、たっぷり3日間使える。2330mAhバッテリー&省電力機能。アプリごとにCPUの動作を最適化するなど、富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」が省電力を徹底。電池残量を気にせず楽しめます。」
「注:一般に想定されるスマートフォンの利用があった場合の電池の持ち時間です(富士通調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によってはそれを下回る場合があります。」
さすがに3日間持つとは思えませんが、2日くらいならいけるかもしれません。
電池容量は2330mAhと平均的ですが、連続待受がLTE540時間になっていることから、同じく電池持ちが良いといわれている格安スマホP8liteよりも、2割くらい電池持ちが良くなっていると思います。
1万円とか2万円とかで買える格安スマホはたくさんありますが、総じて電池の持ちが良くありません。せっかく安く買っても、一般的な使い方だと1日持たないので、モバイルバッテリーを買って、毎日途中で補充する羽目になります。
arrows M02なら電池持ちがかなり良いので、そんな面倒な目に合うことはなくないります。電池の持ちがいいと、電池の消耗も抑えることができるので、一般的な使い方なら電池の交換無しに3年くらい使うことができます。少し我慢すれば、3年半くらい使えるかもしれません。
スマホの電池持ちの詳細調査でarrows M02の実際の電池持ちを調べているので参考にしてみてください。
防水防塵に対応している(ディスプレイは割れやすい?)
arrows M02は防水防塵なのに加えて、壊れにくい構造をしています。
防水でもお風呂で使うと誤作動することがあるスマホやタブレットがあったりするんですが、arrows M02の場合はお風呂でも普通に使うことができます。
ただし、湯船の中に落とした場合は、さっさと拾い上げてくださいという注意書きがあるので、湯船に沈めて遊ぶのはやめたほうがいいです。
arrows M02には画面保護フレームというのが付いていて、フチが少しだけ出っ張っています(0.5mmくらい)。スマホを落としても、直接液晶画面に衝撃を伝えずに、このフチが衝撃を吸収するので、液晶が割れにくくなっているようです。
ディスプレイが有機ELのため割れやすい?
一部の端末で液晶はいつの間にか内部で割れるという不具合があるようです。どうも液晶に有機ELを使っているのが原因で、arrows M02の有機ELは割れやすい性質をしているらしいです。
液晶が割れにくい構造になっていても、ディスプレイに使っている有機EL自体が割れやすい、または割れやすく組み込まれる場合があるようです。
ドコモ回線とau回線の格安SIMの両方を使える、ただしau回線は注意
SIMフリーの格安スマホは基本的にドコモ回線の格安SIMでは使えますが、au回線の格安SIMでは使えません。
arrows M02はSIMフリーの格安スマホですが、ドコモ回線の格安SIMとau回線の格安SIMの両方を使うことができます。
ただし、au回線の格安SIMの場合はVoLTE対応の格安SIMにする必要があります。そうしないと、au回線の格安SIMではarrows M02で電話やSMSが使えなくなっています。
ドコモ回線の格安SIMの場合は、VoLTE対応に関係なく使うことができます。
arrows M02の中身と便利な充電器ドック
arrows M02を購入したのでどんなのが入っているか紹介します。
こんな箱で届きました。今更気づいたのですが上下逆に写真を撮ってしまいました。
arrows M02本体、充電ドック、充電ケーブル、USB充電器が入っています。
充電ドックを充電ケーブルに繋いで、充電ケーブルをUSB充電器につないで、USB充電器をコンセントにさします。この充電ドックにスマホを入れると充電してくれます。
充電ドックなんか必要ないかも、と思っている人、使ってみると便利です。特にarrows M02は防水に対応しているので、充電口には防水キャップがはまっています。USBケーブルで充電しようとすると、充電するたびに防水キャップを外して充電しなければならなくなります。
※ arrows M03も防水ですが、キャップレス防水なので充電口には防水キャップは付いていません。arrows M03の場合は普通にUSBケーブルを挿して充電できます。
この白い充電ドックがあると、スマホを充電ドックに置くだけで充電してくれます。USBケーブルを繋げる必要も、防水キャップを外す必要もありません。
バッテリーの充電時間は2時間20分です。充電ドックで充電している間はスマホを使うことができないのですが、寝る時に充電ドックに置いておけばいいので実害はないと思います。(充電ドックに入れたままでもスマホは使えますが、使い勝手はかなり悪くなります。)
2016年時のarrows M02の評判
正直言うとarrows M02を当初は無視していました。第一の無視原因はarrows M02の旧モデルarrows M01が割高な上に性能が悪かったためです。
第二の無視原因はarrows M02/RM02が発表された当初は、価格が税込で3万9800円程度になると聞いていたので、高いよ!売れないよ!ということで、無視していたためです。
ところが、フタを開けてみると大手家電量販店では確かに税込で3万9800円程度で売っているのですが、MVNOでは税込3万2184円での販売になりました。
当時の状況だと、arrows M02の性能で価格が税込み4万円だと割高なので無視すべき格安スマホでしたが、価格が税込み3万5000円になると買っても悪くない評価でした。
税込み3万円ぐらいならarrows M02が一番良い格安スマホと言えました。
arrowsには誰も期待していなかったのと、発売から間もないためネットの評判は全然集まっていませんでした。
ただし、MVNOでは割安な販売価格とarrows M02の性能の良さから、発売後徐々に評判が集まっていき、ついには人気ナンバーワンの格安スマホになりました。そして発売からだいぶ経つ今でも、人気上位の格安スマホの座を維持しています。
arrows M02は、初めて発売されたまともな日本製の格安スマホです。
その他の格安SIM用のおすすめのスマホ
格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。
- Mi 11 Lite 5G
- 薄型軽量で高性能。40,000円、6.55インチ、CPU Snapdragon 780G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.79)+超広角800万画素(F値2.2)+テレマクロ500万画素、重さ159g、電池容量4250mAh、おサイフケータイ
- OPPO Reno5 A
- コスパの良く高性能。カメラ性能も良い。35,000円、6.5インチ、CPU Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ182g、電池容量4000mAh、防水、おサイフケータイ
- AQUOS sense6
- 長く使える。40,000円、6.1インチ、CPU Snapdragon 690、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.8)+超広角800万画素(F値2.4)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ156g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
- AQUOS sense4
- 電池持ちが超良い。30,000円、5.8インチ、CPU Snapdragon 720G、RAM4GB、ROM64GB、カメラ1200万画素(F値2.0)+超広角1200万画素(F値2.2)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ176g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
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