2018年10月5日に発売されたHUAWEI nova 3をレビューします。nova3はカメラ性能を重視したSIMフリーのスマートフォンです。
nova 3はドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIMで使えます。
2018年発売当時は超高性能なスマホだったので、今でも快適に使えます。
ーーー 以下2018年時点の評価 ーーー
nova 3の性能は、CPUはKirin 970という超高性能なCPUを使っているので何でもサクサク使えます。画面も6.3インチの縦長大画面でDSDSにも対応しています。auのVoLTEにも対応しています。
発売時の定価は5万4800円でしたが、OCNモバイルONEなど格安SIMとセットで買うと3万4800円で買うことができました。
nova 3はカメラ性能に特化していて、AIカメラで自動的に簡単に良い感じの写真が撮れるというのが謳い文句ですが、実際はAI着色カメラでペンキで塗ったような写真になったりします。
格安SIMの管理人は、BIGLOBEモバイルからnova 3を借りて、カメラの実性能(作例付)、Antutuテスト、電池持ち、GPSの精度など、一連の実機テストを行なって、評価に反映させています。
目次
nova 3の詳細スペック(性能)
nova 3 | |
---|---|
CPU | オクタコア 2.36GHzx4+1.8GHz×4 HUAWEI Kirin 970 + i7 コプロセッサ |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
ディスプレイ | 6.3インチ |
解像度 | 2340×1080 19.5:9 |
背面カメラ | ダブルレンズ 1600万画素カラーセンサー(F値1.8) + 2400万画素モノクロセンサー(F値1.8) |
前面カメラ | ダブルレンズ 2400万画素 + 200万画素(F値2.0) |
電池容量 | 3750mAh |
サイズ | 157.0 x 73.7 x 7.3mm |
重さ | 166グラム |
連続待受 | 404時間 (このサイトでの実機テストの結果) |
充電時間 | 約2時間 |
本体カラー | アイリスパープル、ブラック、OCNモバイルONE限定でレッド |
価格 | 5万4800円 |
Android 8.1 (Android 9へアップデート可)、SIMフリー、テザリング対応、マイクロSDカード対応(最大256GB)、指紋認証対応(背面)、3D顔認証、ジャイロスコープ搭載、USB 2.0 Type-C 対応、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 with BLE(aptX / aptX HD / HWA対応)
デュアルSIM:ナノSIMx2、DSDVに対応、auのVoLTE対応
nova3で使える格安SIMのまとめ
nova3の対応周波数(バンド)
FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 26 / 28
TDD LTE: B38 / 40 / 41
WCDMA: B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
キャリアアグリゲーション対応
nova 3はドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIM(マルチSIM)で使えます。
SIMのサイズはナノSIM、またはマルチSIMです。
格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。通信速度を重視する場合は、格安SIMの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
おすすめの格安SIM:UQ mobile(au回線)
UQ mobileの特徴:通信速度が超速く、余ったデータの繰越あり、低速はプランSは300kbps、プランM/Lは1Mbps
UQモバイルを申し込むと、SIMまたはeSIMのみの場合は最大1万3000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを行なっています。iPhoneや格安スマホとセットで申し込むとキャシュバックの代わりに割引価格で端末が買えます。
UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。
UQモバイルのキャンペーンの詳細 / UQモバイルのスマホおすすめ端末ランキング【2022年最新】
UQ mobileの公式サイト(最大1万3000円キャッシュバック)
おすすめの格安SIM:ワイモバイル(ソフトバンク回線)
ワイモバイルの特徴:通信速度が超速く、低速はシンプルSは300kbps、M/Lは1Mbps。2回線目以降は月1188円引き
事務手数料3300円が無料、SIMまたはeSIMのみはPayPay最大20,000円、端末セットは最大21,600円割引でスマホが安く買えます。
ワイモバイルは速度も超速く、Yahooショッピングもお得に使えます。
2018年発売時のnova3の性能レビュー
超高性能のCPU(SoC)を搭載
nova 3のCPUはオクタコア2.36GHzx4+1.8GHz×4 HUAWEI Kirin 970です。ざっくり評価すると格安スマホの中でも超高性能なCPUです。
カメラ性能に特化しているP20と同じCPUを搭載しています。nova 3のAntutuスコアを計測してみました。
nova 3のAntutuスコア(v7.1.0)
nova 3のAntutuスコアは203,663になりました。
総合スコア:203,663
CPU:70,351
GPU:74,604
UX:45,667
MEM:13,041
ヘビーな使い方でも快適に使える超高性能なスマホになっています。カメラ性能に特化したP20と同じように何でもサクサク使えます。(一部のゲーム以外)
ただし、実利用上は問題ないと思いますが、Kirin 970を搭載しているファーウェイのスマホはベンチマークブーストの疑いがあるので注意してください。
ベンチマークブーストの恐れあり
ファーウェイはAntutuテストのようなベンチマークテストで、ベンチマークブーストを行なっている恐れがあるので注意してください。
ベンチマークブーストは、Antutuテストのようなベンチマークテストの計測中だけ、発熱や効率を度外視して性能を無制限に解放し、ベンチマークの結果だけを上げるチート行為です。
例えば、nova 3のAntutuのストレステストの結果が下記になります。
普通はバッテリー温度が40度を超えてくると、スマホの発熱を抑えるためにCPUの性能が自動的に落ちるのですが、nova 3はベンチマークテストの時は、50度近く発熱してもCPUのパフォーマンスがほぼ100%を維持しています。
nova 3と同じCPU、Kirin 970を搭載しているP20も同じような状態になっています。
昔Galaxyがベンチマークブーストを行い問題になりましたが、今年になってファーウェイやその他複数の中華メーカーでベンチマークブースト(もしくはそれに類する行為)を行った疑いで問題になっています。
最近の格安スマホは超高性能化して、普通に使っている分は発熱もほとんどしないので、ベンチマークブーストで騙されたとしても、実利用時の影響はあまりないです。
ただ、3Dゲームなどの高度なゲームだとスマホが少し発熱しやすくなります。ベンチマークブーストで良い数値が出ても、実際の3Dゲームは、そこまでの数値が反映されず、いまいちな結果になる恐れがあるので注意してください。
2022年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能) | |
---|---|
超高性能 | Snapdragon:870、888、8 Gen1 Google:Tensor iPhone:12シリーズ、SE 第3世代、13mini、13、13Pro、13Pro Max |
高性能 | Snapdragon:845、778G、780G、855、860、865 MediaTek:Dimensity 1200-Ultra(Snapdragon 865と同じくらい) Galaxy:Exynos1280(Snapdragon 845と同じくらい) iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11シリーズ |
比較的高性能 | Snapdragon:480、730、730G、690 5G、720G、732G、750G、695 5G、765G、835 MediaTek:Dimensity 700、800U iPhone:8、X |
普通性能 | Snapdragon:662、665、660、820、670、675、680、710 MediaTek:Helio G85 iPhone:7 |
低性能 | Snapdragon:630、632、650、636 MediaTek:Helio G37 Galaxy:Exynos7904、Exynos7885 iPhone:6s、SE 第1世代 |
最底辺 | Snapdragon:450、625、439、460 MediaTek:Helio P35 Galaxy:Exynos7884B iPhone:5s、6 |
※ 右に行くほど高性能 (Snapdragon 480から732Gまではほとんど同性能)
スマホを人よりも少し多く使う場合は、比較的高性能以上を選びます。スマホがよりサクサク動くようになります。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。
スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。
GPUターボはおまけレベル
ファーウェイのハイエンド機種にはGPUターボというGPUの性能を上げる機能が付いています。
GPUターボに最適化されたゲームなら電池消費を抑えながらGPUの性能をアップさせることができる機能ですが、対応しているゲームがほとんどなく、対応している場合でも実際には効果はあるんだかないんだか?のような状態です。
GPUターボはKirin970だとたいして効果はなさそうですが、Kirin980だと良い結果が出るのかもみたいな・・。
理屈的にはAI(機械学習)でゲーム動作を効率化して、パフォーマンスをアップさせるということなのですが、現状ではオマケ程度として考えるのが妥当な感じです。
nova3の3DMarkのベンチマークスコア
nova3の3DMarkのベンチマークスコア
Sling Shot Extreme
・Open GL ES 3.1 : 3,000
・Vulkan : 3,201
ただし、これもベンチマークブーストの疑いで公式テストから追放されました。
参考:UL DELISTS HUAWEI PHONES WITH SUSPECT BENCHMARK SCORES (英語)
公式テストからベンチマークブーストの疑いで排除されたファーウェイ端末は、P20 Pro、Nova 3、Honor Play、P20です。nova 3に至っては実際は半分程度しかGPUの性能が発揮されないそうです。
nova 3で3DMarkのテストをすると、温度が一気に46度程度にまで上昇しました。
nova3のGeekbench 4のベンチマークスコア
最近のスマホは超高性能になりすぎて、ベンチマークブーストでチートしていようが、一般的な使い方なら体感差はほとんどないです。そこそこ高性能のスマホでも結構サクサク使えたりします。
ただ、まずい領域にいるのがゲームが好きな人です。
ベンチマークブーストでチートしていようが、大体のゲームはサクサク動きますが、“大体”はです。ゲームの中にはやたら処理が重いゲームや、反応速度がシビアなゲームが存在します。この領域でチートの化けの皮が剥がれる可能性がかなり高くなります。
nova3のベンチマークスコアは胡散臭さたっぷりですが、実際に使ってみればサクサク動くし、良い機種だと思います。ただ、ゲーム性能を重視する場合は、避けて通ったほうが良いです。
電池の残量が10%を切るとパフォーマンスが大幅低下する
Antutuストレステスト
電池を空にしようと思い、Antutuストレステストをしていたところ、電池が10%を切った時点でCPUのパフォーマンスが一気に6割程度に落ち込みました。この状態でAntutuスコアをテストしてみたところ・・・
ほぼ全てのスコアが6割になりました。。(省エネ設定などはしていません)
このことからnova 3はCPUのパフォーマンスを操作することで、ベンチマークスコアも簡単に操作することができるようです。
普通は発熱を抑えるためにCPUのパフォーマンスは発熱に応じて抑え気味(8割〜9割)になるのですが、nova 3は温度が50度になってもベンチマークテストの時は、ほぼ100%を維持していました・・。
全てAIがやったといったところでしょうかね・・。
4GBのRAMと128GBのROM
nova 3のRAMは4GB、ROMは128GBです。
P20はマイクロSDカードを使うことはできませんが、nova3ならマイクロSDカードも使えます。ROMが128GBもあるので、マイクロSDカードが必要になる状況はほとんど来ないと思いますが・・。
RAMの利用状況
特に何もしていない起動時は1.81GB使っていました。
ROMの空き容量
初期設定後の起動直後のROMの空き容量
デフォルトのアプリのアップデート後のROMの空き容量
空き容量は113GBになりました。超ヘビーに使う場合でも大丈夫です。(音楽や動画を超たくさん保存したりしても大丈夫)
最強クラスのカメラ性能?超高画質でAIを使った最適なカメラ設定、インカメラもダブルレンズカメラ
ファーウェイのハイエンド機種が発売されるたびに、最強クラスのカメラ性能が上書きされるのですが、今回のnova 3はカタログスペックでは最高クラスのカメラ性能です。
nova 3のカメラ性能
背面:ダブルレンズ 1600万画素RGBカラーセンサー(F値1.8)+2400万画素モノクロセンサー(F値1.8) 像面位相差+コントラストAF
前面:ダブルレンズ 2400万画素 + 200万画素 (F値2.0/FF)
nova 3とP20のカメラ性能の違い
nova 3とP20のカメラ性能の主な違いは、P20はライカ製のカメラレンズを使っていること、P20はプロ仕様になっていること、nova 3はインカメラがダブルレンズカメラになっていることです。
nova 3もプロ仕様がありますが、機能をある程度削っていて、かわりにAI機能が強化されていて、誰でもシャッターボタンを押せば、AIのサポートで結構良い写真が撮れることを重視しているそうです。
nova 3は自撮りも重視、今若者に流行っているTikTok向け
nova 3のインカメラ(前面カメラ)はダブルレンズカメラになっています。AIセルフィー撮影にも対応していて、自撮りではP20よりもnova 3のほうがよりキレイな自撮りが撮れそうです。
ファーウェイのnova 3の発表会に参加してみましたが、nova 3のプレゼンの大部分はカメラ性能のアピールに終始していました。特に人の写真がキレイに撮れることを強調していました。
TikTok用にnova 3で動画を撮るのもオススメみたいなことを言っていました。nova 3は動画の撮影もAI Videoでキレイに撮れるようです。
nova 3の製品ページのカメラ性能の説明を抜粋
① 写真のクオリティが格段に上がる4つのレンズを搭載したAIカメラ
「HUAWEI nova 3は、インカメラに約2400万画素+約200万画素のAI搭載ダブルレンズ、アウトカメラに約2400万画素のモノクロセンサー+約1600万画素のカラーセンサーで構成されるAI搭載ダブルレンズを搭載します。」
② AIセルフィー撮影
「セルフィー撮影の幅がグッと広がる約2400万画素+約200万画素のAI搭載ダブルレンズカメラ。AIが8種類のシーンを識別し、ベストな撮影方法を自動で設定。」
③ 3D Qmoji
「3D Qmoji機能を使えば、あなたの表情と声を持った3Dのキャラクター絵文字の作成ができ、SNSでシェアが可能。」
④ HDR Pro (インカメラのみ対応)
「インカメラに搭載されたHDR Pro機能が露出をコントロールし、逆光環境でも顔も背景も細かい部分までさらに美しい描写が可能。」
⑤ AI認識
「約2400万画素のモノクロセンサー+約1600万画素のカラーセンサーで構成されるAI搭載ダブルレンズカメラ。AIが22種類のシーンや被写体を自動判別、ベストな撮影方法を自動で設定。」
実際のnova 3のAIカメラの実力はペンキカメラ? インスタ映え狙い?
nova 3は最強クラスのカメラ性能とか何とか持ち上げていますが、nova 3が届いていろいろ写真をとってみました。
結論から言ってしまうと、あー、どういう評価(言い訳)をしようみたいな感じです。論より証拠で実際に撮った写真を見比べてみてください。
良い感じに撮れているOppo R11sが実物の色合いと考えてください。
nova 3のAIをオンにすると、食べ物の写真は塗料をかけたような色合いになることが多いです。AIオフにすると若干美味しさにかけるところがありますが、許容範囲といったところです。
nova 3のカメラ性能はダメダメかというと、そうでもなく、とりあえずAIをオフにすると食べ物以外は割と結構良い感じに撮れます。
nova 3のAIをオフにすると、風景や建物、暗いところ、そして最大ズーム(10倍)にした場合でも、ノイズが少なく細部を捉えることができます。この辺は5万円を超えてる画質だと思います。特にズームの画質はとても良いです。
nova 3のカメラは人によって好き嫌いが分かれます。ファーウェイのハイエンド機種は、写真を作る傾向が強いです。
実物よりも綺麗にカラフルに撮ろうとする、それがファーウェイのハイエンド機種のカメラの特徴だと思います。
nova 3の発表会で、nova 3、A社、B社、C社のスマホみたいに撮った写真を並べて比較していましたが、nova 3は綺麗にカラフルに撮れるようなことを強調してプレゼンしていました。
それに対して、ZenFone 5やZenFone 5Zは汚いものは汚いもの、綺麗なものは綺麗なもの、実際の色合いを重視した実写的な写真を撮る傾向が強いです。Oppoのハイエンドもおそらくその系統です。
実物を知らない他人がnova 3で撮った写真を見た場合、おそらくnova 3の写真の方がカラフルで綺麗に見えると思います。
インスタとか、Facebookとか、TikTokも?、おそらく実際よりも良い写真/動画を見せたいというニーズがあるんだと思います。もしくは思い出の写真をより良い記憶にするためにとかがあるのかも。。
そういう場合に実写的に撮るよりも、いろいろ盛って撮ってくれた方が便利なのかもしれません。
nova 3のカメラで撮った実際の写真(作例)
作例:ハンバーガー / サンドウィッチ / 大人シロノワール / 肉と五穀米 / ハンバーグとポテトセット / 夜の街 / 花 / 寺 /友達の写真
nova 3のAIカメラのサンプル写真(作例)いろいろ、AIオン/オフ、他の格安スマホとの比較
AIカメラのTwitterでの評判
もしかして、自分の感覚がおかしいのかと思って、Twtterで投票を募ってみました。
1番目からnova 3のAIカメラON、AIカメラOFF、AIカメラON。 pic.twitter.com/W6FaAvDuXo
— 格安SIMの管理人 (@kakuyasu_sim_jp) 2018年10月8日
その結果、お腹を減らすことに成功して、nova 3のAIカメラを良いと評価する人もいましたが、その倍で悪いと評価する人がいる結果になりました。
AIカメラON
撮った後に、AIカメラONの写真 ⇄ AIカメラオフの写真に切り替えることができます。
AIカメラOFF
AIカメラオフの写真のみ(切り替えはできません)
たまにAIカメラをオンにした方が良い感じの風景が撮れたりします。とりあえずAIカメラをオンにして撮るのも良いかもしれません。
カメラ設定がいろいろある、ARレンズ、Qmoji、多彩なモード
カメラ設定がいろいろありすぎて、よくわかりませんが、とりあえずスクショを載せておきます。
基本設定
撮影モードがたくさん
3D Qmoji
Qmojiを何に使えるのかというと、自撮りに使えます。
イケメンになれます。
プロモード
ファーウェイのお偉いさんがインタビューで「一番の違いは、P20にはプロレベルのカメラ機能が搭載されていること」と言っていたのですが、プロレベルのカメラ機能は一体なんなのかわかりませんでした。。
機能面でnova 3に何がないのかと言われると、ライカレンズしかないような気がしますが、nova 3はAIの性能が制限でもされているのでしょうかね?
6.3インチの縦長の大画面、P20liteとの比較
nova 3も最近流行りの縦長ディスプレイを搭載しています。P20は5.8インチでしたが、nova 3は画面が6.3インチにさらに大きくなっています。
nova 3は指紋センサーを背面に持っていったので、指紋センサーが前面にあるP20よりも画面を大きく使うことができます。(本体サイズもnova 3のほうが少しだけ大きくなっています)
大きさ比較
P20
149.1 x 70.8 x 7.65mm 5.8インチ 165グラム
P20 lite
148.6 × 71.2 × 7.4mm 5.84インチ 145グラム
nova 3
157.0 x 73.7 x 7.3mm 6.3インチ 166グラム
上がP20 liteで下がnova 3。高さはそこそこ違いますが、幅は少しだけ違うくらいです。6.3インチだから大きすぎるという感じでもないです。
左が6.3インチのnova 3で右が5.84インチのP20 liteです。画面の大きさこそ違いますが、表示できる情報量は1行増えるくらいです。
定規で画面のサイズを測ってみました。
nova 3の6.3インチの画面 幅67mm 高さ132mm
p20 liteの5.84インチの画面 幅63mm 高さ121mm
nova 3のほうが幅が6%ほど広いので、文字や画像の大きさも6%ほど大きくなります。小さい文字を読むのが厳しい人には、ほんのちょっぴり助かるかもです。(おそらく誤差レベルの大きさの違いだと思いますが・・)
電池持ちは結構良い
nova 3は3750mAhの大容量のバッテリーを搭載しているので、電池持ちは結構良くなっています。
nova 3の電池持ち(このサイトでの実機テストの結果)
・Youtubeの連続再生時間 13時間43分
・PCMarkのバッテリテスト 9時間0分
・連続待受時間 404時間
電池容量こそP20よりも多いですが、実際の電池持ちはほとんど同じ結果になりました。総合的にみてnova 3の電池持ちは結構良いです。
電池持ちに特化しているスマホというわけではありませんが、ヘビーに使っても1日くらい十分に電池が持つようになっています。
格安スマホ等の実機テストによる実際の電池持ち(実測)
PCMarkの電池持ち | |
---|---|
Mi 11 Lite 5G | 12時間58分 (60Hz) 11時間7分 (90Hz) |
Pixel 5a (5G) | 14時間57分 |
OPPO Reno7 A | 16時間35分 (90Hz) |
OPPO Reno5 A | 11時間22分 |
AQUOS sense4 | 18時間40分 |
PCMarkの電池持ちはWebサイトの閲覧、動画の編集、データの書き込みや改変、写真の加工など繰り返したときの電池持ちです。
下記のページに電池持ちのテストの詳細や、電池の寿命を伸ばす方法、多数の格安スマホの電池持ちのテスト結果を掲載しているので参考にしてみてください。
充電時間は約2時間
付属の充電器とケーブルを使えば約2時間でフル充電になります。(付属の充電器とケーブルを使わないと充電時間が長くなるので注意してください)
GPSの精度は普通に良いが
nova 3を持ってウロウロしてGPSの精度を確認してみましたが、特に問題ありませんでした。
nova 3の位置情報:GPS / AGPS / Glonass対応
○がGPS
△がGLONASS
□がQZSS(みちびき)
五角形がGALILEO
星型がBEIDOU
製品スペックには記載されていませんでしたがBEIDOUも普通に掴んでいました。
P20はQZSS(みちびき)も掴んでたのですが、nova 3では日本のみちびきを掴むことは出来ませんでした。
P20は一度掴んだ位置衛星は掴み続ける傾向があり、安定して使える感じがありましたが、nova 3はそこまで安定して位置衛星を掴み続ける感じにはなっていません。
※ nova 3でもナビとして普通に使えます
指紋認証と3Dによる安全性の高い顔認証に対応
nova 3は背面に指紋認証センサーを搭載するとともに、安全性の高い3Dによる顔認証にも対応しています。
安全性の低い顔認証だと自撮り画面でもスマホのロックを解除してしまったりしますが、3Dの顔認証なら比較的安心して使うことができます。
指紋認証でもそうでしたが、指紋認証は一度使い始めると便利すぎて、指紋認証なしのスマホは敬遠し始めます。
顔認証も一度使い始めると、結構便利なので顔認証なしのスマホを敬遠するようになると思います。顔認証はサングラスやマスクをしていると、顔認証に失敗することもあるので、そんな場合は指紋認証を使う感じで便利に使い分けることができます。
スマホを持ち上げると、スマホが起動して顔認証が始まる
電源ボタンを押さなくても、顔認証が始まるので楽です。
顔認証の設定で、ダイレクトロック解除に設定すると、スマホを持ち上げると、顔認証がスタートして、ロックをすぐに解除してくれます。
顔認証にかかる時間は0.4秒くらいなので、比較的スムーズに使うことができます。たまに失敗することがありますが、その場合は再度顔認証をするか、指紋認証でロックを解除します。
DSDV(DSDS)に対応、auのVoLTEにも対応
nova 3はDSDVに対応しています。
発売当初はソフトバンクのVoLTEのみ対応していますが、ソフトウェアのアップデートでauのVoLTEにも対応します。
nova 3の内容物
nova本体、急速充電器(HUAWEI Quick Charger)、USBケーブル、柔らかめのクリアケース、イヤホンマイク、SIM取り出しピン、クイックスタートガイドが入っています。
ピカピカ、そのままだとツルツル。
保護フィルム付き&保護ケース
保護ケースに入れた写真
nova 3の画面には最初から保護フィルムが貼ってあります。柔らかめの保護ケースも付いてくるので、とりあえずそれを付けて使うことをオススメします。(nova 3はツルツルしているので、ケースなしだと落として泣くことになると思います)
ただ、付属の保護ケースは少し頼りなさげなので、不安な場合はもっと頑丈そうなケースや手帳型のケースを探してみるのもいいと思います。
2018年発売時のnova 3の評判とファーウェイ・ジャパン新製品発表会の様子
nova 3の評判は良いです。
カメラ性能に特化したP20は価格が6万9800円と結構高いのですが、ほぼ同じ性能でnova 3は5万4800円。そして一部のMVNOが超安くnova 3を販売するので、コスパが鬼のように良くなっています。
AIをオンにすると過度に着色してしまいますが、AIをオフにすれば、若干色あせますがキレイに撮ってくれます。カメラ性能とコスパを重視する場合にnova 3が一番おすすめです。
ゲーム性能を特に重視する場合は、ファーウェイのベンチマークブーストや、オマケ程度の効果で過剰評価っぽいGPUターボなどがあるので、ゲームが大好きな場合は、無難にZenFone 5ZやiPhone 8などを選んだ方が良い感じです。
nova 3の新製品発表会の様子
nova 3の発売前に、ファーウェイ・ジャパン新製品発表会(nova 3の発表会)というのがあって、そこに行ってみたのですが、発表会はこんな感じになっていました。
発表会後のフォトセッション
質疑応答があれば、ベンチマークブースト、効果なさそうなGPUターボ、Mate10 ProのauのVoLTE対応などを、聞いてみようと思っていたのですが、残念ながら大本営発表ばかりで質疑応答ができる隙はありませんでした・・。
発表会では、良いことばかり喋ってんなーとか思いました。
その他の格安スマホ関連の情報
格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。
- OPPO Reno7 A
- 見た目が良くて、電池持ちも良い。40,000円、6.4インチ、CPU Snapdragon 695 5G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ4800万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ175g、電池容量4500mAh、防水、おサイフケータイ
- OPPO Reno5 A
- コスパが良く高性能。カメラ性能も良い。35,000円、6.5インチ、CPU Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ182g、電池容量4000mAh、防水、おサイフケータイ
- Mi 11 Lite 5G
- 薄型軽量で高性能。40,000円、6.55インチ、CPU Snapdragon 780G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.79)+超広角800万画素(F値2.2)+テレマクロ500万画素、重さ159g、電池容量4250mAh、おサイフケータイ
- AQUOS sense6
- 長く使える。40,000円、6.1インチ、CPU Snapdragon 690、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.8)+超広角800万画素(F値2.4)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ156g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
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