HUAWEI P20の詳細スペックと使える格安SIMのまとめ(2018年発売)

HUAWEI P20の詳細スペックと使える格安SIMをまとめます。P20は2018年6月発売時でカメラ性能を最重視したSIMフリーのスマートフォンです。

P20はドコモ回線の格安SIM(ahamo)、ソフトバンク回線の格安SIM(ワイモバイルとLINEMO)、au回線の格安SIM(UQモバイル)で使えます。

楽天モバイルはデータ通信とSMSのみ使えます。音声通話は使えません。

HUAWEI P20の詳細スペック

ーーー 以下2018年時点の評価 ーーー

P20は新Leicaダブルレンズカメラを搭載し、最先端のカメラセンサー、AI手振れ補正、AIによる自動認識機能、AIアシストなど多彩な機能で簡単に最適な写真を撮ることが出来ます。

2400万画素のインカメラで自撮りも綺麗に撮れます。P20の価格は6万9800円と高いですが、デジカメの代わりになるカメラ性能です。ここではP20の実機レビューを行なっています。

P20の詳細スペック(性能)

P20
CPUオクタコア 2.36GHzx4+1.8GHz×4 HUAWEI Kirin 970
RAM4GB
ROM128GB
Antutu206,563
ディスプレイ5.8インチ
解像度2244×1080 18.7:9
カメラ背面ダブルレンズ(1200万画素カラーセンサー + 2000万画素モノクロセンサー)/前面2400万画素
電池容量3400mAh
サイズ149.1 x 70.8 x 7.65mm
重さ165グラム
連続待受実測371時間(このサイトでの実測)
充電時間120分(このサイトでの実測)
本体カラーミッドナイトブルー、ブラック、ピンクゴールド
価格6万9800円
発売日2018年6月15日

Android 8.1 (Android 10へアップデート可)、SIMフリー、テザリング対応、マイクロSDカード非対応、指紋認証対応(前面)、ジャイロスコープ搭載、USB 3.1 Type-C 対応、Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 with BLE(aptX/aptX HD/LDAC 対応)、IP53の防水防塵に対応、イヤフォンジャックなし

デュアルSIM:ナノSIMx2、DSDVに対応、auのVoLTE対応

P20で使える格安SIMのまとめ

P20の対応周波数(バンド)

FDD LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32 auのVoLTE対応
TDD LTE: B34/38/39/40/41
WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
TD-SCDMA: B34/39
キャリアアグリゲーション対応

P20はドコモ回線の格安SIMソフトバンク回線の格安SIMau回線の格安SIM(マルチSIM)で使えます。SIMのサイズはナノSIMです。

楽天モバイルはデータ通信とSMSのみ使えます。音声通話は使えませんが、楽天リンクを設定すれば楽天リンク経由で通話ができると思われます。

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2GB:月850円 / 5GB:月990円 / 10GB:月1,500円 / 15GB:月1,800円 / 20GB:月2,000円

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2018年発売時のP20の性能レビュー

超高性能のCPU(SoC)を搭載

P20のCPUはオクタコア2.36GHzx4+1.8GHz×4 HUAWEI Kirin 970 + i7 コプロセッサです。ざっくり評価すると格安スマホの中でも超高性能のCPUを搭載しています。

手っ取り早くAntutuスコアを掲載して説明します。

P20のAntutuのスコア(v7.0.9)

P20のAntutuスコアは206,563でした。格安スマホの中でも最高クラスのAntutuスコアです。

性能が落ちないタフで超高性能なCPUだけど、ベンチマークブーストの可能性あり

ファーウェイの超高性能な格安スマホは発熱とともにCPUの性能が下がっていきますが、Kirin 970を搭載するP20は発熱してもCPUの性能はほとんど変わりません。

例えばP10やMate 9などは発熱するとパフォーマンスが3割ほど低下しますが、P20やMate 10 Proの場合は発熱してもほとんど変わりません。

Antutuのストレステスト

P20はAntutuのストレステストでバッテリー温度がかなり上がってしまいますが、CPUのパフォーマンスは100%を維持しています。

ただ、これベンチマークブーストの可能性あります。ベンチマークブーストはAntutuなどのベンチマークテストをする時にだけ発熱を度外視してパフォーマンスを100%にして、スコアを上乗せする行為です。

P20はかなり発熱しているにも関わらず、CPUのパフォーマンスが100%近くに張り付いているので、ベンチマークブーストの可能性があるので、ベンチマークのスコアはあくまで参考程度にしてください。

ベンチマークブーストの疑いがあるにせよ、P20が搭載しているKirin 970は超高性能なSoCなので、かなりヘビーな使い方をしても快適に使える性能になっています。

2023年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能)
超高性能
Snapdragon:870、888、8 Gen1、8+ Gen1、8 Gen2
Google:Tensor、Tensor G2
iPhone:12シリーズ、SE 第3世代、13シリーズ、14、14Plus、14Pro、14Pro Max
高性能
Snapdragon:845、778G、780G、855、860、865
MediaTek:Dimensity 1200-Ultra(スナドラ865くらい)
Galaxy:Exynos1280(スナドラ845くらい)
iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11シリーズ
比較的高性能
Snapdragon:480、730、730G、690 5G、720G、732G、750G、695 5G、765G、835
MediaTek:Dimensity 700(スナドラ480くらい)、800U、Helio G99(スナドラ695くらい)
iPhone:8、X
普通性能
Snapdragon:662、665、660、820、670、675、680、710
MediaTek:Helio G85
iPhone:7
低性能
Snapdragon:630、632、650、636
MediaTek:Helio G35、G37
Galaxy:Exynos7904、Exynos7885
iPhone:6s、SE 第1世代
最底辺
Snapdragon:450、625、439、460
MediaTek:Helio P35
Galaxy:Exynos7884B
iPhone:5s、6

※ 右に行くほど高性能 (Snapdragon 480から732Gまではほとんど同性能)

一般的な使い方なら比較的高性能を選びます。これで十分動きます。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。

スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。

4GBのRAMと128GBのROM

P20のRAMは4GB、ROMは128GBです。

P20はマイクロSDカードを使うことができませんが、ROMが128GBもあれば必要ありません(写真などのバックアップを年に数回行っておけば十分です)。

RAMの利用状況

特に何もしていない起動時は1.71GB使っていました。しばらく使ってからRAMの使用量を確認して見ると2.2GB使っていました。

ROMの空き容量

初期設定後の起動直後のROMの空き容量

デフォルトのアプリのアップデート後のROMの空き容量

空き容量は113GBになりました。超ヘビーに使う場合でも大丈夫です。(音楽や動画を超たくさん保存したりしても大丈夫)

最強クラスのカメラ性能、AIを使った最適なカメラ設定

難しいのを抜きにして、カメラ性能を特に重視する場合は選択肢はP20です。

P20のカメラ性能
背面:ダブルレンズ1200万画素RGBカラーセンサー(F値1.8)+2000万画素モノクロセンサー(F値1.6 + ズームF値2.4) 像面位相差+コントラスト+レーザー+デプスAF
前面:2400万画素(F値2.0/FF)

P20の製品ページのほとんどはカメラ性能の説明に費やされています。

① 新Leicaダブルレンズカメラ
「HUAWEIとLeicaとのパートナーシップが、カメラファンたちをスマートフォンでの撮影に夢中にさせました。新世代Leicaダブルカメラは、さらに鮮明で本格的なスマートフォンでの撮影はさらにカメラファンを夢中にさせます。」

② 最先端のカメラセンサー
「画期的なワイドアパーチャレンズを通る光の流れ、それは1.55マイクロのピクセルサイズの大きな画像センサーに当たる。光はセンサーに吸収され、光が多くなればなるほど、暗い場所でも、明瞭で詳細で優れた品質の写真が撮影できます。」

③ その瞬間をとらえる
「動きのある被写体の情報の詳細を記録し、その一瞬を正確にとらえることができます。」

④ AI手振れ補正
「AI手振れ補正によって、強力に手振れを制御するので、夜景の撮影でも三脚はもう必要ありません。夜景モードではコントラストと光のバランスを調整し、かんたんに美しい夜景が撮影できます。」

⑤ 960fps スーパースロー
「960fpsのスーパースローモーションビデオモードでは、1秒間に960フレーム。スーパースローを使って、過ぎ行く貴重な瞬間を楽しみましょう。」

⑥ キレイな自撮りを可能にするインカメラ
「インカメラ最高峰の解像度、2400万画素のイメージセンサーで、ハイクオリティなセルフィーをお楽しみいただけます。」

⑦ 3Dポートレートライティング
「AIによる3Dモデリングが顔の特徴を正確に認識。さらに3Dポートレートライティングは、スタジオで撮影したかのようなクオリティの高いライティング効果で、ポートレートが撮影できます。」

⑧ AIによる自動認識機能
「AIが19の被写体やシーンを認識して、最適な明るさや絞りなど様々な設定を自動で行ってくれます。難しい知識や面倒な設定は不要。シャッターを押すだけでいい写真が撮影できます。」

⑨ Leicaの色彩
「Leicaと培った写真のアルゴリズムは、レンズが捉える全ての被写体を自動で最適なカラーバランスで彩ります。」

⑩ AIアシスト
「AIは、水平などの写真構図においてもリアルタイムに最適なアドバイスしてくれます。」

P20の製品ページの約8割がカメラの説明になっているほど、P20はカメラ性能を特に重視しています。

スマホの中で3番目にカメラ性能が良い

DXOMARKはカメラ性能の評価サイトとして有名ですが、そこでP20が3番目にカメラ性能が良いスマホにランクインしました。

1番 P20 pro 総合109点(静止画114点/動画98点)
2番 HTC U12+ 総合103点(静止画106点/動画95点)
3番 P20 総合102点(静止画107点/動画94点)

静止画ならP20が2番目になります。ちなみにiPhone Xの総合点は97点です(Mate 10 Proも97点です)。

DXOMARKのP20の評価は「あらゆるシチュエーションで良い写真が撮れる」です。

5.8インチの縦長ディスプレイ

P20も最近流行りの縦長ディスプレイを搭載しています。

左がP20、右がP20 liteです。

ほとんど同じサイズですが、ほんの少し(2mmくらい)だけP20 liteのほうが表示面積が広くなっています。

指紋センサーがP20は前面下部、P20liteは背面に付いているので、その差でほんの少し差が出るのかもしれません。

電池持ちは結構良い

P20の電池持ち
Youtubeの連続再生時間 12時間52分
PCMarkのバッテリテスト 9時間6分
連続待受時間 371時間

P20の電池持ちは結構良いです。格安スマホの中では中の上くらいです。わりとヘビーに使っても1日持ちます。

スマホの実機テストによる実際の電池持ち(実測)

PCMarkの電池持ち
Pixel6a15時間11分
OPPO Reno7 A16時間35分 (90Hz)
OPPO Reno5 A11時間22分
AQUOS sense716時間19分

PCMarkの電池持ちはWebサイトの閲覧、動画の編集、データの書き込みや改変、写真の加工など繰り返したときの電池持ちです。

下記のページに電池持ちのテストの詳細や、電池の寿命を伸ばす方法、多数の格安スマホの電池持ちのテスト結果を掲載しているので参考にしてみてください。

スマホの電池持ちの詳細調査と電池を長持ちさせる方法

充電が早い

P20に付いてくる充電器と充電ケーブルを使うと、充電を超早くすることができます。

約2時間でフル充電にすることができました。

ファーウェイのスマホは充電仕様が何か違うので、QC3.0対応の充電器では急速充電できない場合があります。

ファーウェイのスマホを充電する場合は、付属の急速充電器を使うことをお勧めします。

防滴に対応

P20はIP53の防滴に対応しています。

防滴なので水の中に沈めると死にます。水がある程度かかっても大丈夫なのがIP53の防滴性能です。

GPSの精度は良い(安定している)

P20を持ってその辺をうろついたり、電車に乗ったり自転車でウロウロした結果、GPSの精度はとても良いです。車のナビとして使っても問題ありません。

他の格安スマホも問題なく使えますが、掴める位置衛星の数が結構増減したりします。P20は一度掴んだ位置衛星は掴み続ける傾向があり、安定して使える感じです。

○がGPS
△がGLONASS
□がQZSS(みちびき)
五角形がGALILEO
星型がBEIDOU

P20の製品ページにはGPSの記載はありませんが、GPS、GLONASS、BEIDOU、そして日本のみちびき(QZSS)に対応していました。

超速い指紋認証を搭載

P20は前面下部に指紋センサーを搭載しています。指で指紋センサーにタッチすればスマホのロックを素早く解除してくれます。

DSDVとauのVoLTE対応!

P20は発売当初はDSDSに対応しているだけでしたが、2018年11月15日のソフトウェアのアプデートでDSDVとauのVoLTEに対応しました。

P20の中身

P20本体、ソフトケース、急速充電器、USBケーブル、イヤフォン、SIM取り出しピン、ヘッドフォンジャックアダプタが入っています。

ファーウェイのスマホは落とすと簡単に画面が割れやすいので、ソフトケースに入れて使うことを強くオススメします。

その他の細かいこと

イヤフォンジャックが付いていない

P20にはイヤフォンジャックが付いていません。ただし、付属品としてUSB-CハイレゾイヤホンとUSB-C to 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタが付いているので、P20のUSB充電口に差し込めば、今まで通りイヤフォンを使ったり、付属のハイレゾイヤホンを使うことができます。

不便な点は充電しながらイヤフォンを使えないくらいです。その場合はBluetooth対応のイヤフォンを買うことをオススメします。

中国/台湾/香港/上海でも使える

P20の対応バンドは多いのでほとんどの海外で使うことができますますが、下記のバンドにも対応しているので中国等でも普通に使うことができます。

TDD-LTE : B34/38/39/40/41
TD-SCDMA: B34/39

これらのバンドは中国バンド(台湾/香港/上海などなど)です。日本で使っているFDD-LTEやUMTS(WCDMA/3G)でも中国で使えますが、中国キャリアによっては使えなかったり、電波の受信が弱くなったりします。

P20は中国で使われているTDD-LTE、TD-SCDMAにも対応しているので、中国によく行く場合に便利に使うことができます。

2018年発売時のP20の評判

P20の評判は良いです。

ただ、ドコモで販売している圧倒的なカメラ性能のP20 proの影に少し隠れてしまっています。

とはいえ、P20 proはドコモと契約しないと購入できませんし、価格も10万円くらいします。

P20ならSIMフリーなので家電量販店でも買う事ができます。価格も6万9800円なのでP20 proよりかは少し買いやすいです。

10倍ズームで撮りたいとかでない限り、P20で十分以上にデジカメの代わりにすることができます。デジカメの購入費(3万円)をスマホ代につぎこむことを考えれば、6万9800円でも比較的コスパは良いと評価できます。

カメラ性能を特に重視する場合にP20が一番オススメです。

その他の格安スマホ関連の情報

格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。

  • iPhone SE 第2世代
    • 超高性能なApple A13 Bionic搭載、超高性能でコスパ最高のiPhone。49,280円。4.7インチ、CPU A13 Bionic、RAM3GB、ROM64GB/128GB/256GB、1200万画素、重さ148g、電池容量1821mAh、eSIM対応でDSDS対応
  • iPhone12/mini/Pro/Pro Max
    • 最新のiPhoneでも格安SIMが使えます。本体価格は高いですが、途中で電池交換すれば性能的に6年くらい使えるので、長い目で見るとコスパが結構良いです。
  • Pixel 5a (5G)
    • 5G対応でカメラ性能も良いです。51,700円。6.34インチ、Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、1220万万画素+超広角1600万画素、重さ183グラム。eSIMとナノSIM対応DVDS仕様
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最終更新日 2022年11月11日 / 作成日 2018年7月2日
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