格安SIMの管理人は3年くらい前から日本通信の業績が超悪い超悪いと言ってたりですが、大手キャリアに噛み付いて音声通話料金を引き下げたりしているから、少しは評価を優しくしようかと思ったら・・・
ここ最近でさらに崖っぷちみたいな、クソ業績になっていました。
格安SIMの先駆者だった日本通信の業績が死ぬほど悪くて、死にそうなんですけど・・。
そんな日本通信の決算情報がこちら
日本通信の業績 | 年間売上 | 当期損益 | 純資産 |
---|---|---|---|
2015年3月期 | 売上51億円 | 当期利益3億円 | 純資産48億円 |
2016年3月期 | 売上41億円 | 当期損失22億円 | 純資産27億円 |
2017年3月期 | 売上27億円 | 当期損失22億円 | 純資産17億円 |
2018年3月期 | 売上30億円 | 当期損失23億円 | 純資産9億円 |
2019年3月期 | 売上35億円 | 当期損失5億円 | 純資産6億5700万円 |
2020年3月期 | 売上35億円 | 当期損失6億7000万円 | 純資産5億4800万円 |
2021年第2四半期 | 売上15億円 | 第2四半期損失4億2600万円 | 純資産1億7800万円 |
日本通信は5年間で純資産が48億円から1億7800万円へ・・、純資産の94%を失いました。
損失額と純資産の減少が合ってないですが、株券でも刷ったんだと思います。
そんな日本通信の会長の役員報酬は・・
2014年3月期 1億8195万円
2015年3月期 2億7953万円
2016年3月期 2億6339万円
2017年3月期 2億6339万円
2018年3月期 1億7093万 (2019年以降は公開情報がありません)
この業績で億超えの役員報酬を取れるのが、ある意味すごいです。。
ストック型ビジネスなのに売上が前四半期と比較して2割減少・・
日本通信の主力は格安SIMの販売で、格安SIMはストック型のビジネスで売上ってそんなに下がらないと思ったのですが・・
日本通信の第二四半期の売上比較
去年18億7285万円 → 今年15億5855万円
売上が単純に2割減少しました。
去年の第二四半期と今年の第二四半期の違いといえば、解約違約金1000円や端末の値引き上限2万円になったくらい・・。もしかして日本通信はMNP弾用のSIMとして相当使われていたのかも・・?
いずれにせよ、ただでさえ業績が悪く売上が2割も減少したのに、販管費がそんなに下がらなかったので、営業損失は去年3億円から3億9000万円に拡大しました。。
日本通信の会長の三田氏と、社長の福田氏のお言葉
お先真っ暗な決算だった
2021年3月期(第25期) 第2四半期 決算説明会
動画の登場人物が社長の福田氏に代わった16分30秒くらいから、まともな動画になっているので、そこから見ると良いです。。2倍速で再生がオススメです。
売上原価は高い接続費で計算しているから、本来はもう少し売上原価が下がるっぽいです。あと、音声通話料金も下がるはずなので、それを考慮すると損失はかなり減るみたいなことを言っていました。
大手キャリアの設備投資費は売上の2割を切っているそうです。キャリアショップに関連する営業費がすごく高いみたい。
16分30秒から44分ごろまでを2倍速で見れば、内容的に十分です。
日本通信がMNOと全く同じ通信速度のサービスを提供できる?
日本通信はMNOと全く同じ通信速度のサービスを提供すると言っていましたが、料金は普通の格安SIMより少し高くなるかもですが、来年には可能になっている可能性ががあると思います。
格安SIMの原価の大半を占めるのが大手キャリアへ払う接続費ですが、この接続費がかなり低下しています。
それに加えて、日本通信は安くなる予定の接続費でサービスを提供しようとしていると思われます。
普通の格安SIM事業者だと「安くなる予定」では料金プランを組みません。もし予定通りに行かなかったら大きな損失が発生するからです。安くなるのが確定したら、それを元に事業計画を作って速度改善や料金プランを作っているのがほとんどだと思います。
※ キャリア系MVNOやサブブランドは別の計算をしていると思う・・。
※ 厳密には普通の格安SIM事業者でも、ある程度は「安くなる予定」で料金プランを組んでいます。
日本通信の場合は、大手キャリアへ払う接続費や音声通話が安くならなかったら訴訟も辞さない強気モードなので、安くなる予定の接続費や音声通話料金でプランを作るんだと思います。
ただ、決算書は予定では作れないので、今の高い原価で計算しているため、損失が大きなものになっているようです。
日本通信は本当に死ぬの?
直近の第2四半期は損失4億2600万円で、純資産1億7800万円だけになってしまいました。
2021年3月期決算になれば、安い原価での料金の再計算になって損失額が結構減るのかな・・とか思ったりです。
なので、ぎりぎりのところで生き延びるのかも・・とか思ったりです。
※ 投資は自己責任で・・
日本通信SIMとb-mobile Sを徹底解説、料金プランと総合評価
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あほ