中古で安くなっている格安スマホや中古iPhoneを買って、格安SIMで使うのはアリ?
結論は、中古スマホを検討するのはアリですが、スマホ初心者向けではありません。中古スマホが割安になっているかどうか判断するのは、スマホ初心者には難しいからです。
例えば、1年前に発売された5万円のスマホの性能 = 今年発売された3万5000円のスマホの性能だったりします。
1年前に発売された5万円のスマホが、中古で3万円で買えれば割安ですが3万5000円以上だったら割高です。
コスパを見極めるのが難しい場合、普通に新品の最新の格安スマホを買うのが無難です。
ただし、新型の未使用品の格安スマホが通常価格よりも1割引きくらいで買える場合もあります。そして格安SIMとセットだと中古iPhoneがかなり割安に買えるOCNモバイルONEなどもあります。
スマホが壊れた時、緊急用として5000円くらいの中古の格安スマホを買うのもアリです。ここでは格安SIMで使うための中古スマホの買い方を解説します。
※ 白ロム = 大手キャリアで販売していた中古(または未使用品)のスマホ
目次
白ロム市場 → 格安スマホと白ロムの中古&未使用品市場に変化
白ロムとはドコモ、au、ソフトバンク等の大手キャリアで販売しているスマートフォンです。
大手キャリアのスマホ(白ロム)を購入した人が、中古ショップなどで売ることでできたのが白ロム市場です。
白ロムを供給していたのは主に大手キャリアで機種変やMNP弾の錬金術をしていた人たちだったのですが、2019年10月の総務省の改正で機種変やMNP弾でスマホが安く買えなくなりました。
その結果、白ロムを売る人が少なくなり、白ロム市場は縮小しました。その穴埋めに出始めたのが、中古と未使用品の格安スマホ市場です。
格安SIM事業者から格安スマホを割安に買ったり、ネットショップのポイ活などで格安スマホを安く購入したり、もしくは単に格安スマホを機種変した人たちが、不要な格安スマホを中古ショップなどに売ることで、中古と未使用品の格安スマホ市場が出来上がりました。
中古スマホと言えば、白ロム市場だったのですが、2019年後半頃から格安スマホと白ロムの中古&未使用品市場に変化しました。
中古スマホや未使用品スマホを購入するときの注意点
買ってはいけない人
まず最初に中古スマホや未使用品スマホを買ってはいけない人を紹介します。
【消費者センターに寄せられた相談事例6】(2019年5月受付)
中古のスマートフォンをインターネット通販で購入したが、SIMロックがかかっており、格安スマホ会社のSIMカードで通話ができなかった20歳代男性 9か月前、インターネット通販で中古のスマートフォンを13,000円ほどで購入した。サイトの広告には「SIMロックが解除されていない」とは書かれておらず、SIMロック解除されているものだと思い込んでいた。 しかし、購入したスマートフォンはSIMロック解除されておらず、格安スマホ会社のSIMカードでは通話機能を利用することができなかった。 通販サイトに返品を申し出たが断られた。 前の使用者が端末を購入した携帯電話会社へSIMロック解除を求めたが、「中古で購入している端末はSIMロック解除できない」と言われた。スマートフォンを返品したい。
確認しなかった購入者が悪い
基本的に中古スマホはSIMロックが解除されていたら「SIMロック解除済み」みたいな記載がされています。何も書いていなければ、SIMロックが解除されていません。
ここを読んでいる人なら大丈夫だと思いますが、不用意な人は中古スマホや未使用品スマホは買わないほうが良いです。
ちなみに、2019年後半に中古で購入した端末でもSIMロック解除できるようになってます。
重要:SIMフリーの格安スマホかSIMロック解除済みの白ロムを選ぶ
中古スマホや未使用品スマホの購入を検討している場合、SIMフリーの格安スマホかSIMロック解除済みの白ロムを選ぶことをおすすめします。
格安スマホのほとんどはSIMフリーですが、ワイモバイルの格安スマホだとSIMロックが掛かっている場合があります。大手キャリアの白ロムは何も書いてなければ、SIMロックがかかっています。
SIMロックが掛かっていると、格安SIMが使えないケースが結構あります。
SIMロックが掛かっているワイモバイルの格安スマホや大手キャリアの白ロムは、SIMロック解除済みを選ぶことを強くおすすめします。
重要:相性が悪い格安SIMを選ぶと電波が悪くなる
※ 前提:SIMフリー、またはSIMロック解除済み
スマホと相性が良い格安SIMの組み合わせ
- iPhone:ドコモ/au/ソフトバンク回線の格安SIMと楽天モバイルUNLIMIT
- ドコモのAndroidスマホ:ドコモ回線の格安SIM
- auのAndroidスマホ:au回線の格安SIM、一部機種で楽天アンリミット
- ソフトバンクのAndroidスマホ:ソフトバンク回線の格安SIM
- 格安スマホ:ドコモ/au/ソフトバンク回線の格安SIM、一部機種で楽天アンリミット
※ ワイモバイルの格安スマホの一部機種は、相性の良い格安SIMはソフトバンク回線の格安SIMのみの場合があります。
上記以外の組み合わせだと電波が悪くなる可能性があります。電波が悪くなる詳細は下記を参考にしてみてください。
格安スマホの対応バンド:ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの5Gと4Gと3Gを徹底解説
少し重要:ネットワーク利用制限を確認する
ネットワーク利用制限とはスマホが盗難されたとき、あるいは分割払いでスマホを購入して料金を支払わなくなった場合、大手キャリアがネットワーク利用制限を行いスマホを使えなくする仕組みです。
ネットワーク利用制限の確認は、スマホのIMEI/製造番号 (半角数字15桁) を下記のサイトに入力すると確認できます。
ネットワーク利用制限〇 → 将来使えなくなる可能性0.1%
ネットワーク利用制限△ → 将来使えなくなる可能性3%くらい?
ネットワーク利用制限X → 使えない(赤ロム状態)
△は少し怪しいですが、ネットショップによってはネットワーク利用制限Xになった場合は交換保証をしているところもあるので、そういう場合は△でも大丈夫です。
おまけ:保証期間を少し考慮する
白ロムでも保証書を持っていて保証期間内なら不具合が生じてもドコモショップやauショップに持ち込めば無料で直してくれます。
発売から1年以上経っている場合は気にしても仕方ないですが、発売日が最近のスマホの場合は保証期間内の保証書があったほうがいいです。
その他:電池の消耗具合も考慮する
発売日からまだ1年くらいしか経っていないスマホは電池の消耗も少ないですが、2年くらい経っているスマホだと電池の消耗も考慮して購入する必要があります。
自分で電池を交換できない白ロムでもキャリアショップへ持ち込めば電池を交換してくれますが、電池交換に2,3日はかかります。その間の代替機は貸してくれません。交換費用も8000円くらいかかります。
せっかく安く購入しても、電池の交換費用や手間を考えると微妙になります。2年以上前に発売されたAndroidスマホの場合は、ある程度電池の消耗具合がわかる場合にだけ購入を検討することをオススメします。
iPhoneの場合は、iPhone X以上のモデルなら電池の交換費用は7800円、X未満のモデルだと5400円です。中古のiPhoneなら電池の交換費用も安く、Appleストアや正規の修理店で電池の交換ができるので、電池の消耗具合はそんなに気にしなくても大丈夫です。
白ロムを選ぶメリット:ワンセグ・フルセグ・防水・おサイフケータイ対応
格安スマホは性能こそ向上していますが、防水・おサイフケータイ・ワンセグに対応している格安スマホはまだ少ないです。
白ロムの多くは防水・おサイフケータイ・ワンセグに対応しているので、それらの機能が欲しい場合は白ロムから探すのはアリです。
格安SIMとセットだと中古スマホや未使用品スマホが安く買える!
格安SIMとセットだとスマホがかなり安く手に入るキャンペーン
格安SIMとセットだと格安スマホやiPhoneが安く買えるので、これから格安SIMを契約しようと思っている場合や他社に乗り換えてもOKな場合は、キャンペーンを利用することをおすすめします。
中古スマホや未使用品スマホを買うよりも大幅に安く手に入ったりします。
格安スマホのキャンペーンのおすすめランキング、SIMとセットでスマホが安くなる
iPhoneのキャンペーンのおすすめランキング、安くiPhoneが買えるMVNOとサブブランド
OCNモバイルONEの格安SIMとセットだと中古美品のiPhoneが安く手に入る
OCNモバイルONEなら通話SIMとセットだと、中古美品や未使用品のiPhoneがかなり安く手に入ります。
種類は少ないですが、未使用品のXperiaも安く販売していたりもします。
OCNモバイルONEは月に2週間ほどスマホが更に安くなるキャンペーンを行っていることが多いので、大幅割引になっている期間に申し込むのがおすすめです。
ネットワーク利用制限が△になっているスマホもありますが、2年保証付きでもしネットワーク利用制限で使えなくなってしまった場合でも同等品と交換して安心です。
OCNモバイルONEのキャンペーンを徹底解説します。OCNモバイルONEでは格安スマホやiPhoneが割引価格で買えるキャンペーンを行っています。
初期費用込み&税込みで・・
・Redmi 9T:12,753円 (乗り換えなら7,253円)
・AQUOS sense5G:21,223円 (2021年3月12日午前11時に発売)
・その他多数
キャンペーンの詳細を見る
中古iPhone / Galaxy → OCNモバイルONEの公式サイト
OCNモバイルONEで販売している中古/未使用品iPhoneのほとんどはSIMロック解除済みです(解除されていないのは見たことないです)。
OCNモバイルONEを実際に使って徹底解説、料金プランと総合評価&格安スマホを大幅割引
UQモバイルの格安SIMとセットだと中古美品のiPhone8がかなり安い
UQモバイルの格安SIMとセットなら、中古美品のiPhone8が1万5840円で手に入ります(新規契約と機種変更だと21,600円です)。
UQモバイルのiPhone8のほとんどはSIMロックは解除されていないので、UQモバイル以外で使う場合はネット経由でSIMロックを解除する必要があります。
SIMロック解除は無料でオンラインでできるので、そこまで問題ではないですが、他社のSIMを使うのは少し面倒です。
ただ、かなり安いので検討してみることをおすすめします。
安いiPhone8の詳細と申込み ➡ UQ mobileの公式サイト
- 最安15,840円、UQモバイルのiPhone8を徹底解説、今のiPhone 8を使う人も買う人もUQ mobileなら安くなる
- UQモバイルを実際に使って徹底解説、料金プランと総合評価&速度が速くて満足度最高
中古スマホや未使用品スマホのみを購入する場所
定番:中古スマホ大手のイオシスで探す
スマホ本体のみ買いたい場合のオススメはイオシスです。
価格もそここ安く、扱っているスマホは超多いです。
イオシスで扱っているスマホ
iPhone、Xperia、Galaxy、AQUOS、arrows、Huawei、ZenFone、Xiaomi、OPPO、Motorola、BlackBerry、Pixel、HTC、ZTE
イオシスなら未使用品は6ヶ月保証、中古は3ヶ月保証が付いています。ネットワーク利用制限は永久保証です。
中古/未使用品スマホやiPhoneが安く買える → イオシス
スマホが壊れたときの、一時的な代替スマホを探している場合も、イオシスなら5000円くらいで安い中古の格安スマホが買えたりします。
ノジマオンラインで掘り出し物を探す
ノジマオンラインでは掘り出し物の中古iPhoneや白ロムを売っている場合が割とあるので、1度覗いてみてください。
ノジマオンラインの中古スマホはかなり安く手に入ったりしますが、SIMロックが解除されていない端末が多いです。
少し高くてもSIMロック解除済みに端末を購入することをオススメします。
ノジマオンラインの掘り出し物の中古iPhoneとAndroidスマホ
リスクが少し高いけど一番安く手に入るヤフオクやメルカリ
白ロムを一番安く買えるのがヤフオクやメルカリです。出品されている白ロムの数も豊富なのでヤフオクで買うのが一番おすすめです。ヤフオクで白ロムを買う場合は出品者の評価が重要です。良い評価の割合が98%以上の出品者から落札しましょう。
ブックオフやゲオ等の中古ショップは少し高いけど無難
ブックオフやゲオ等でも白ロムを販売しているところが結構あります。価格は少し高いですが、不具合が見つかった場合は実店舗に行って返品や交換をすればいいので安心です。
Amazonはあまりオススメではない
Amazonでも白ロムを買うことができますが、Amazonが売主かから結構手数料を取っているので少し割高価格になっています。
Amazonで白ロムを買うのは少し割高なのでオススメではありませんが、もしAmazonで購入する場合は出品者の評価が90%以上の高い評価になっている出品者から購入することをオススメします。
格安スマホ関連の情報
格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。
- AQUOS sense4
- 防水とおサイフケータイ対応で電池持ちが超良く高性能です。3万3000円、5.8インチ、CPU SDM720G、RAM4GB、ROM64GB、カメラ1200万画素(F値2.0)+超広角1200万画素(F値2.2)+望遠800万画素(F値2.4)、重さ176g、電池容量4570mAh
- Redmi Note 9S
- コスパ最高の格安スマホです。2万2545円、6.67インチ、CPU SDM720G、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.19)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素+深度200万画素、重さ209g、電池容量5020mAh
- OPPO Reno3 A
- コスパの良い比較的高性能な防水・おサイフケータイ対応スマホです。電池持ちもかなり良く、カメラ性能も良いです。3万6181円、6.44インチ、CPU SDM665、RAM6GB、ROM128GB、カメラ4800万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+ポートレート200万画素+200万画素、重さ175g、電池容量4025mAh
- iPhone SE 第2世代
- 4万4800円で買える超高性能なiPhoneです。コンパクトで防水・おサイフケータイに対応。4.7インチ、CPU A13 Bionic、RAM3GB、ROM64GB(128GB版は4万9800円)、カメラ1200万画素(F値1.8)、重さ148g
この記事に関する口コミやコメントをする
管理人様
こんばんは。
故障時の予備としてお手頃なスマホがあれば教えていただけないでしょうか?
型落ちの中古をちょこちょこ見ています。
iPhone SE(2020)を楽天モバイルで使用しています。
よろしくお願いいたします。
楽天アンリミット用だと、割安な中古スマホがないです・・。
中古のAQUOS sense liteでも8000円くらいしますし、あとはメルカリやヤフオクで1万円くらいで手に入りそうなGalaxy A7ですかね。
iPhoneは壊れることはそうそうないので、壊れないことを祈ってiPhoneだけで使い続けるとか。SE2はiOS14へアップデートすると、固定電話の着信に不具合が出るそうですけど・・。
以前使っていたスマホ(iPhone?)を何とか使えるようにチャレンジしたりとかもアリかもです。