結論、格安SIMでもワンセグやフルセグは見れます!
ワンセグやフルセグに対応しているスマホなら、大手キャリアのSIMカードだろうが、格安SIMカードだろうが関係なくテレビが見れます。
重要なのはスマホがワンセグやフルセグに対応しているかどうかです。SIMカードは無関係です。
最初にスマホのワンセグとフルセグの機能について簡単に説明して、ワンセグやフルセグに対応しているスマホを、引き続き格安SIMで使えるか説明します。
そしてワンセグとフルセグ対応のスマホの今後についても少し書いています。
格安SIMでワンセグとフルセグは見れる?の目次
ワンセグとフルセグって何?
ワンセグとフルセグの違い
ワンセグとフルセグを簡単に説明すると、スマホがワンセグやフルセグに対応していると、スマホでテレビが見れる機能です。
ワンセグ:画質が荒い、比較的どこでも見れる
フルセグ:画質がキレイ、電波が良いところでしか見れない、移動中は途切れる
ワンセグはスマホを縦にした状態で見るなら、そんなに画質の荒さは目立ちませんが、横にして全画面で見るとかなり荒い画質になります。
フルセグなら横にした全画面でもキレイな画質ですが、電波が良いところでしか見れません。室内で見るのは厳しい場合が多いです。移動中も途切れることがあります。
※ ワンセグとフルセグは一部のAndroidスマホとタブレットのみ対応しています。iPhoneやiPadはワンセグとフルセグには対応していません。
テレビを見るにはアンテナが必須
ワンセグやフルセグを見るにはアンテナが必要です。アンテナには内蔵タイプと外付けタイプがあります。
①アンテナ内蔵タイプ
内蔵タイプは、スマホ本体にアンテナが内蔵されています。ワンセグやフルセグを見るとき、そのアンテナをニョキニョキ伸ばしてから見ます。邪魔にならず手軽です。
外付けタイプは、イヤフォンジャックにアンテナケーブル(短いケーブルみたいなやつ)を挿して、ワンセグやフルセグを見るタイプです。
アンテナケーブルにイヤフォンを取り付けることもできます。ワンセグやフルセグを見るのに、アンテナケーブルをいちいちイヤフォンジャックに挿さないといけないので、面倒です。
②アンテナ外付けタイプ
外付けタイプの別パターンとして、自宅のテレビアンテナ(アンテナ端子)に繋ぐことができるタイプもあります。
専用のアンテナケーブルを自宅のテレビ用のアンテナ端子(壁に付いているやつ)に刺して、自宅のアンテナをアンテナ代わりにして、ワンセグやフルセグを見ることができます。フルセグを安定的に見たい場合は、この方法を取ります。
録画の仕方
ワンセグとフルセグのテレビ映像を録画できるスマホと、録画できないスマホがあります。
録画できるスマホの場合、ROMにしか保存できないスマホや、マイクロSDカードにも保存できるスマホがあります。
ROMにしか録画できない場合は、ROMの容量が64GB以上のものを選ぶのがおすすめです。ROMが32GBでも何とかなりますが、ROMの容量が小さいと少し不便になることがあります。
ワンセグとフルセグのメリット:データを消費しない、大地震の時に安心
ワンセグとフルセグのメリットは、自宅にテレビがない場合や外でもテレビを見ることができることです。
そしてワンセグやフルセグならデータを消費せずにテレビが見れることです。
YouTubeやTverなどはスマホのデータを消費しますが、ワンセグとフルセグならデータを消費せずにタダで見れます。
他には大地震があった時は、スマホのデータ通信は相当不安定になります。情報収集しようにも、大地震規模になると速度が極端に遅くなり繋がらなくなります。
そんな時にワンセグやフルセグに対応したスマホを持っていると、情報収集を適時することができます。
使っているワンセグ/フルセグ対応スマホを使い続けられる? ← ほとんどの場合でOK
ワンセグやフルセグに対応しているスマホなら、SIMカードを入れずに使うことができますが、格安SIMを入れて使うことも出来ます。
注意点はドコモ、au、ソフトバンクで購入したAndroidスマホ・タブレットの場合は、SIMロックを解除することです。
SIMロックを解除しなくても使える場合がありますが、面倒なことになる可能性があるので、ドコモ、au、ソフトバンクを契約しているうちに、簡単にできるSIMロック解除をするのがおすすめです。
- ドコモのiPhone/スマホ/iPad/タブレットを格安SIMで使うための詳細+SIMロック解除の仕方
- auのiPhone/スマホ/iPad/タブレットを格安SIMで使うための詳細+SIMロック解除の仕方
- ソフトバンクのiPhone/スマホ/iPad/タブレットを格安SIMで使うための詳細+SIMロック解除の仕方
ただし、ワンセグやフルセグに対応しているスマホは数年でなくなりそう・・、その理由と今後
SIMフリーの格安スマホだと、そもそもワンセグとフルセグに対応しているスマホはほとんどありませんが、ドコモ、au、ソフトバンクで販売しているAndroidスマホの場合は、以前はほとんどの機種でワンセグとフルセグに対応していました。
ところが、ドコモ、au、ソフトバンクで販売しているAndroidスマホからもワンセグやフルセグに対応しているスマホは、なくなりつつあります。
理由は3つ。
- 実際にスマホでワンセグやフルセグを使っている人が少ない
- ワンセグやフルセグに対応すると端末コストが上がり端末の販売価格も上がる
- YouTubeやサブスクリプション系の動画配信サービスが人気
実際にスマホでワンセグやフルセグを使っている人が少ない
もともとスマホでワンセグやフルセグでテレビを見る人はそんな多くないです。
ワンセグ携帯、受信料が発生するなら買い替える? 携帯市場が調査
> 今使っているスマートフォンやフィーチャーフォンに「ワンセグ機能が付いているか?」と聞いたところ、「はい」が38%(191人)、「いいえ」が62%(309人)となり、ワンセグが基本仕様になっていないiPhoneとAndroidのシェアに近い数字となった。さらに「ワンセグ機能を利用しているか?」という問いには「はい」が26%(50人)、「いいえ」が74%(141人)となり、利用は3割未満という結果が出た。
全体の500人中だと
・ワンセグ機能がない:309人 (61.8%)
・ワンセグ機能があるけど使ってない:141人 (28.2%)
・ワンセグ機能があり使っている:50人 (10.0%)
全体だと1割しかワンセグを使っていません。
1年前のアンケートなので、今ではワンセグを使っている人はさらに少なくなっていると思われます。
キレイな画質のフルセグが気軽に見れれば話が少し変わるかもですが、フルセグは全然使えません。
それなりに安定して見れるのは、せいぜい画質の荒いワンセグです。ただし、ワンセグでも、わざわざアンテナを挿して使う必要があります。使い勝手が悪いです。
大地震が起きると、ワンセグ・フルセグ対応のスマホが少しだけ注目を浴びますが、それもすぐに忘れ去られます。
ワンセグやフルセグに対応すると端末コストが上がり端末の販売価格も上がる
ワンセグやフルセグに対応すると、端末の部品コストが上がり、端末の販売価格も上がります。
ワンセグやフルセグはニーズが少ないので、削られていっています。
低価格のスマホだと、より低価格が望ましいです。部品コストが上がるワンセグやフルセグは、低価格スマホから姿を消しています。
高価格なスマホでも、ワンセグで画質の荒いテレビを見るよりも、YouTubeやサブスクリプション系の動画を見るほうが人気があります。
今はまだ、高価なAndroidスマホなら、ワンセグとフルセグが付いてくる機種が多いですが、付加価値が低いので高価格なスマホからもワンセグとフルセグ対応は少なくなりそうです。
YouTubeやサブスクリプション系の動画配信サービスが人気
YouTubeやサブスクリプション系の動画配信サービス、Netflix、Hulu、Amazonプライムビデオ、dTV、DAZN、AbemaTVなどが人気です。
Tverアプリでテレビ番組を見ることも出来ます。
スマホでのワンセグとフルセグのニーズは低下していく一方です。
ワンセグやフルセグに対応しているタブレットについて
スマホの他にも、ワンセグやフルセグに対応しているタブレット(白ロム)があります。詳細は下記に記載しているので、そちらを参考にしてみてください。
タブレットと格安SIMの選択肢、Fireタブレット/ iPad / ファーウェイ / 白ロム
白ロムを購入する場合の購入場所と注意点
白ロムはAmazonで購入すると価格が高くなる場合がほとんどです。ヤフオクなどを使ったほうが安く手に入ったりします。そのほかにも購入する上で、ネットワーク利用制限、保証期間、電池の消耗具合などの注意点があります。
下記で白ロムの購入場所や注意点についてまとめているので参考にしてみてください。
その他の格安SIM関連のお役立ち情報
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