ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEには月480円(税込)で250kbpsを無制限に使える上に、無料の公衆無線LANがついてきます。
ただし、以前は通話SIMや無制限プラン、その他の高速データプランもありましたが、それらを全て終了してしまいました。そんな中、まだ残っているのがデータSIMの250kbpsです。
棺桶に半分足を突っ込んでいるどころか、火葬寸前(しぶとくゾンビ化?)のMVNOなので手を出さないほうがいいです。
目次
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEのメリット
- 無料の公衆無線LANが使える
- 月480円で250kpbsを無制限に使える
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEのデメリット
- ほとんど全てのプランの販売を終了
- もはや死んだも同然のMVNO
- SIMカードの再発行/サイズ変更ができない
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの料金プランの詳細
月額料金 | データ容量 | |
---|---|---|
480円プラン、データSIM | 445円 | 250kbps |
1556円 | 3Mbps | |
2760円 | 3Mbps |
その他にかかる費用
・SIMカードパッケージ代金:3000円
他社へ番号移行(MNP)する場合、契約12ヶ月目まではMNP転出手数料が11000円かかる、契約13ヶ月目以降はMNP転出手数料は3000円になる。
SIMサイズの変更/再発行はできない ← 格安SIMカードのサイズを無料で変更する方法
オプション料金
・データSIMのSMS機能 139円/月 (480円プラン)
・データSIMのSMS機能 185円/月 (Fonプレミアムプラン)
通話料金 30秒20円
通信制限(規制情報)
ファイル交換(P2P)アプリケーション等、帯域を継続的かつ大量に占有する通信手段を用いて行われるデータ通信、または他のお客様のご利用に影響を与えるような短期間かつ大容量のダウンロードをした場合、通信速度の制限(250kbps以下)、または使用の制限する場合がある。
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの評価と他の格安SIMとの比較
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEにはプランがいくつもありましたが、2016年3月にプランを大幅に変えてデータSIMは3Mbpsと250kbpsの無制限プラン、音声通話SIMは3Mbps無制限プランのみになりました。
そして2017年4月、3Mbps無制限プランの販売も終了して、残りはデータSIMの250kbpsの無制限プランのみになりました。
もはや、いつサービス自体を終了するかもわからない格安SIMなので、基本的には近づかないほうがいいです。(2020年現在も続いているので、しぶとくゾンビ化するかも・・)
公衆無線LANを無料で使えますが、暗号化していないWiFiスポット(Wi2)や、暗号が弱いWiFiスポット(BBモバイルポイント)が多いので、利用には注意が必要がです。
250kbpsという通信速度の使い道
通常の格安SIMは高速データ通信を使い切ると通信速度が200kbpsに制限されますが、ワイヤレスゲートなら250kbpsで無制限に使うことができます。
250kbpsはメールやLINE、050通話、Twitterぐらいなら問題なく使うことができます。Webサイトを見る場合は、読み込むのに10秒ちょっと時間がかかりストレスがかかりますが、一応見れます。
Googleマップなんかは読み込みが遅すぎて、使うにはかなりストレスがたまります。アプリのダウンロードやアップデートは通信速度が遅すぎて使えません。
Youtubeの最低画質144pなら止まらずに再生できますが、それ以上の画質だと頻繁に止まります。
とにかくできるだけ安く格安SIMを使いたい場合は、データSIMしか申し込めませんが、ワイヤレスゲートの月額480円の250kbpsのプランもアリかもしれません。
その他の低価格の格安SIM
データ量が月1GB以下の格安SIM、または低速専用の格安SIMを選ぶポイント
ワイヤレスゲートの480円プランと同じような月額料金のプランを提供しているのが下記の3つです。
イオンモバイル タイプ2
月額料金480円、高速データ1GB、切り替えアプリあり、バースト転送あり、低速200kbps、使いすぎても速度制限なし、データSIMのみ、
ロケットモバイル
月額料金298円、高速データ0GB、バースト転送あり、低速100kbps、使いすぎても速度制限なし、データSIMと通話SIM
マイネオ
月額料金700円、高速データ500MB、切り替えアプリあり、バースト転送あり、低速200kbps、使いすぎても速度制限なし、データSIMと通話SIM
※ バースト転送がある場合、低速モードでも最初の1秒くらい高速データ通信をすることができます。Yahooなどの軽いサイトなら比較的普通に見ることができます。
低速モードをたくさん使いたいのであれば、データSIMならイオンモバイルのタイプ2、通話SIMならマイネオがオススメです。最安はロケットモバイルですが、バースト転送後の速度が超遅いのでオススメではありません。
無料の公衆無線LANについて
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEは無料で公衆無線LANを使えます。WiFiスポットが比較的たくさんあります。
ただ、このWiFiスポットは暗号化されていなかったり(Wi2)、暗号が弱かったり(BBモバイルポイント)、そもそもそこに実在するのかという問題(Fon)が出てきます。
アプリのダウンロードくらいなら大丈夫だと思いますが、セキュリティ面で不安なので多用するのは避けたほうが良いです。
他の格安SIMだとOCNモバイルONEやBIGLOBEモバイル等も無料の公衆無線LANを提供しています。
ただ、どの格安SIMでも使える無料のWiFiがあるので、WiFiサービスを提供しているかどうかで選ぶ必要はありません。
最大3Mbpsの無制限プラン(プレミアムプラン)の終了
ワイヤレスゲートには最大3Mbpsの通信速度を無制限で使えるFonプレミアムプランがありました。月1556円で無制限で使える格安SIMの中で一番安い月額料金でした。
ただし、実際に出る通信速度は3Mbpsを大幅に下回り、評判がかなり悪かったです。そんな無制限プランでしたが、2017年4月に販売を終了しました。
無制限プランを提供している格安SIMはいくつかありますが、そのほとんどは実際に使えるデータ量に制限を加えていたり、通信速度が遅かったりと評判が悪いです。
ぷららモバイルLTEも最大3Mbpsの無制限プランを提供していましたが、サービスを終了してしまいました。無制限プランを出していたUmobileも2020年2月に全プランの新規受付を終了しました。
格安SIMで無制限プランに手を出したMVNOのほとんどは、かなりまずい状況になっています。この辺の考察はぷららモバイルLTEの敗因に記載しています。
まともなのは低速1Mbpsが使い放題のUQ mobileのプランR、それと楽天回線エリアならギガ使い放題の楽天モバイルのUN-LIMIT(パートナーエリアだと1Mbps使い放題)くらいです。
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEのまとめ
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEはMVNOとしては死にかけです。
何がダメだったかというと、無制限の3Mbpsを手を出したことです。おそらく今後改善されることはないです。250kbpsのプランが死ぬのをただ待つだけです。
ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの評判
ワイヤレスゲートの格安SIMを申し込む人はほとんどいないので、評判は皆無です。
ただ、使い勝手よりも料金を最重視する人には、ワイヤレスゲートWi-Fi+LTEの月480円プランの評判は良さそうです。
おすすめの格安SIM
- UQ mobile
- au回線の格安SIM。速度が超速く、いつでも快適に使えます。余ったギガの繰越可、ギガを消費しない節約モード(プランSは300kbps、プランMは1Mbps)が使い放題です。auひかり/JCOM/BIGLOBEひかり/auでんき契約者なら3GBが月990円
- ワイモバイル
- ソフトバンク回線の格安SIM。UQ同様に速度が超速く快適に使えます。2回線目以降は3GBは月990円。節約モード不可ですが、ヤフーショッピングと組み合わせるとネットの買い物が最安値になり、コスパが最高になります。
- 楽天モバイル
- 月1078円〜3278円の段階制。データを無制限に使っても月3278円です。楽天リンクで電話が24時間無料でかけ放題。速度は速いですが、場所によって電波が弱くなる場合があります。パートナーエリアだと月5GBを超えると1Mbpsに制限
- OCNモバイルONE
- ドコモ回線の格安SIMです。新しい格安スマホが超安く買えます。通信速度はドコモ回線の中で一番速いです。月770円の1GBプランもあります。
この記事に関する口コミ