2019年10月に発売されたSIMフリーのXperia Aceをレビューします。Xperia Aceは普通性能の防水・おサイフケータイ対応の格安スマホです。
SIMフリー版(MVNO版)のXperia Aceはドコモ回線、ソフトバンク回線、au回線の格安SIM、それと楽天モバイルに対応しています。
ドコモ版のXperia Aceはドコモ回線の格安SIMのみ対応しています。
Xperiaは超高性能で価格も高額なイメージですが、Xperia Aceは普通性能です。
CPUは普通性能のSDM630、RAM4GB、ROM64GB、電池容量は2700mAh、画面5インチでコンパクト、カメラはF値1.8で1200万画素、防水・おサイフケータイ対応です。
Xperiaの定価は4万9800円ですが、性能的には発売時でも3万円くらいが妥当なスマホでした。
目次
Xperia Aceの詳細スペック(性能)
Xperia Ace | |
---|---|
CPU | CPUオクタコア2.2GHz+1.8GHz SDM630 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
Antutu | 約90,000 |
ディスプレイ | 5インチ / TFT液晶トリルミナスディスプレイ |
解像度 | 2160×1080 Full HD+、画面比率18:9 |
カメラ | 1200万画素(F値1.8 / 光学手ぶれ補正)/前面800万画素(F値2.4 / 超広角対応) |
電池容量 | 2700mAh |
サイズ | 140 × 67 × 9.3mm |
重さ | 155グラム |
連続待受 | 600時間 (ドコモ版は410時間) |
充電時間 | 130分 |
本体カラー | ホワイト、ブラック、楽天モバイルとドコモ版はパープルあり |
価格 | 定価4万9800円(発売時) |
Android 9、MVNO版はSIMフリー(ドコモ版はSIMロック)、外部マイクロSD(最大512GB)、ナノSIM、MVNO版はauのVoLTE対応、指紋認証(側面)、USB Type C対応、Bluetooth 5.0、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、GPS(GPS、GLONASS、BeiDou、GALILEO、QZSS(みちびき)対応)、おサイフケータイ対応、防水対応
主な非対応機能:ワイヤレス充電、DSDV
Xperia Aceで使える格安SIMのまとめ
MVNO版/SIMフリー版のXperia Aceの対応バンド
・FDD-LTE : B1/3/4/5/8/12/17/18/19/26 (au VoLTE対応)
・TDD-LTE : B38/41
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/2/4/5/6/8/19
※ OCNモバイルONE、楽天モバイル、IIJmio、nuroモバイル、mineoで購入したXperia Ace
MVNO版/SIMフリー版のXperia Aceは、ドコモ回線の格安SIM、au回線の格安SIM(マルチSIM)、ソフトバンク回線の格安SIM、楽天モバイルUNLIMITで使えます。
ドコモ版のXperia Ace SO-02Lの対応バンド
・FDD-LTE : B1/3/19/21
・UMTS(WCDMA/3G) : B1/6/19
ドコモ版のXperia Ace SO-02Lはドコモ回線の格安SIMで使えます。
SIMのサイズはマルチSIMまたはナノSIMです。
格安SIMを持っていない場合は、下記のキャンペーンを参考に格安SIMを選ぶことをオススメします。通信速度を重視する場合は、格安SIMの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
おすすめの格安SIM:UQ mobile(au回線)
UQ mobileの特徴:通信速度が超速く、余ったデータの繰越あり、低速はプランSは300kbps、プランM/Lは1Mbps
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UQモバイルは速度が超速いので、いつでも快適にスマホが使えます。
UQモバイルのキャンペーンの詳細 / UQモバイルのスマホおすすめ端末ランキング【2022年最新】
UQ mobileの公式サイト(最大1万3000円キャッシュバック)
UQモバイルのデメリットとメリットを徹底解説&料金プランと総合評価
おすすめの格安SIM:楽天モバイル(楽天回線)
楽天モバイルの特徴:通信速度が超速く、ギガ使い放題が3ヶ月無料、楽天リンクで電話が24時間無料でかけ放題
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おすすめの格安SIM:BIGLOBEモバイル(ドコモ回線/au回線)
BIGLOBEモバイルの特徴:月3GB以上のプランなら、月308円のオプション料金でYouTubeやAbemaTVをデータ消費なし
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2019年時点のXperia Aceの性能レビュー
CPU性能の詳細:SDM630で普通性能
Xperia AceのCPUはオクタコア2.2GHz+1.8GHz Snapdragon 630 (以下、SDM630)です。普通性能のCPUです。
ネットや、Twitterや、LINE、メール、Facebook、インスタグラムはもちろんのこと、一般的なゲーム、パズドラ、モンスト、ツムツムなども普通に遊べます。
スマホゲームの中にやFGOや音ゲー等やたら重いゲームや反応速度にシビアなゲームがあるので、重い3Dゲームを快適に遊びたい場合は、SDM660以上の高性能なCPUを選んでください。
不満点は、価格が5万円近くするのにCPUの性能がそこまで良くないことです。SDM630は悪くはないCPUですが、5万円近く出す場合はSDM660以上の高性能なCPUを搭載してもらいたかったです。
Xperia AceのAntutuのスコア
Xperia AceのAntutuのスコア 約90,000
CPU: 約39,000
GPU : 約20,000
UX : 約25,000
MEM: 約6,000
2022年版:超ざっくりしたCPUの性能表(SoCの性能) | |
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超高性能 | Snapdragon:870、888、8 Gen1 Google:Tensor iPhone:12シリーズ、SE 第3世代、13mini、13、13Pro、13Pro Max |
高性能 | Snapdragon:845、778G、780G、855、860、865 MediaTek:Dimensity 1200-Ultra(Snapdragon 865と同じくらい) Galaxy:Exynos1280(Snapdragon 845と同じくらい) iPhone:XR、XS、XS Max、SE 第2世代、11シリーズ |
比較的高性能 | Snapdragon:480、730、730G、690 5G、720G、732G、750G、695 5G、765G、835 MediaTek:Dimensity 700、800U iPhone:8、X |
普通性能 | Snapdragon:662、665、660、820、670、675、680、710 MediaTek:Helio G85 iPhone:7 |
低性能 | Snapdragon:630、632、650、636 Galaxy:Exynos7904、Exynos7885 iPhone:6s、SE 第1世代 |
最底辺 | Snapdragon:450、625、439、460 MediaTek:Helio P35 Galaxy:Exynos7884B iPhone:5s、6 |
※ 右に行くほど高性能 (Snapdragon 480から732Gまではほとんど同性能)
スマホを人よりも少し多く使う場合は、比較的高性能以上を選びます。スマホがよりサクサク動くようになります。重い3Dゲームが好きな場合は高性能以上を選びます。
スマホをたくさん使う場合で常にヌルヌルサクサク使いたい場合、またはゲーム性能を最重視する場合は超高性能を選びます。
電池持ちの詳細:2700mAhでも電池持ちは比較的良い
Xperia Aceの電池容量は2700mAhです。
最近のスマホは電池容量が4000mAh前後が一般的になりつつあるので、Xperia Aceの電池容量は少ないです。
ただ、Xperiaは省エネ性能が良く、特にコンパクトスマホは電池容量が少なめでも電池持ちが意外に良かったりします。
Xperia Aceのディスプレイは5インチで画面が小さいので、電池消費も抑えられます。大容量の電池は必要ない感じです。
カメラ性能の詳細:5万円近いスマホとしては微妙
Xperia Aceのカメラ性能
背面:1200万画素(F値1.8 / 光学手ぶれ補正)
前面:800万画素(F値2.4 / 超広角対応)
正直微妙なカメラスペックです。
3万円のスマホならわかりますが、5万円近くするスマホでシングルカメラでF値1.8の1200万画素というのは結構貧弱です。
インカメラも超広角で撮れるとしても800万画素の低画質でF値2.4の暗いレンズです。
CPUもSDM630なので、ISP(イメージシグナルプロセッサー)の性能もそこまで良くないはずなので、Xperia Aceのカメラ性能は微妙な感じがします。
価格が3万円なら文句言うなですが、価格が5万円近くだと、5万円にしてはカメラ性能があまり良くないと言う評価になってしまいます。
Xperia Aceの総合評価、コンパクトさを重視する場合に検討
Xperia Aceは、Xperiaと言うブランドが好きな場合で、コンパクトさを重視する場合に検討してみてください。
ソニーがようやくSIMフリーのXperiaを出したことは評価できます。
そしてXperia Aceの価格が5万円近いとしても、今までXperiaは価格は8万円以上する超高性能スマホしか出していませんでした。それを考慮すると、ないよりあったほうが良いのかなと思う機種です。
※ 売上的に失敗したXperia J1 compactの存在は闇に沈めます
ドコモオンラインでもハイエンドで高額なXperia 1よりも、ミドルローで中価格帯のXperia Aceのほうが売れているのが現状です。
ただ、SIMフリー市場の中では、Xperia Aceの割高感は大きいです。同時期に売られていたPixel 3a、OPPO Reno A、AQUOS sense3と比べて、大きく見劣りするのがXperia Aceです。
Xperia Aceの強みは何なのかと言うと、おそらくXperiaと言うブランド名だと思います。
日本のスマホメーカーの中では、まだなんとか数を売っているので、Xperiaにはもっと頑張ってもらいたいところです。
その他の格安スマホ関連の情報
格安スマホのおすすめ機種ランキングでは、主に端末の選び方(スマホの性能や評価)を中心に説明しています。
- Mi 11 Lite 5G
- 薄型軽量で高性能。40,000円、6.55インチ、CPU Snapdragon 780G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.79)+超広角800万画素(F値2.2)+テレマクロ500万画素、重さ159g、電池容量4250mAh、おサイフケータイ
- OPPO Reno5 A
- コスパの良く高性能。カメラ性能も良い。35,000円、6.5インチ、CPU Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ182g、電池容量4000mAh、防水、おサイフケータイ
- AQUOS sense6
- 長く使える。40,000円、6.1インチ、CPU Snapdragon 690、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.8)+超広角800万画素(F値2.4)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ156g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
- AQUOS sense4
- 電池持ちが超良い。30,000円、5.8インチ、CPU Snapdragon 720G、RAM4GB、ROM64GB、カメラ1200万画素(F値2.0)+超広角1200万画素(F値2.2)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ176g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
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