楽天モバイルからahamoの乗り換え手順を徹底解説します。
ahamoのデメリットは楽天モバイルよりも料金が高くなることですが、その代わりに圏外がほとんどなくなり、通話音質も改善します。
乗り換え費用は、楽天モバイルの解約月(乗換月)の月額料金、それとahamoの初月の日割り料金がかかるくらいです。eSIMなら即日乗り換えです。
ここでは楽天モバイルとahamoの料金比較、乗り換えるメリットとデメリット、乗り換え手順をできるだけわかりやすく解説します。
楽天モバイルは違約金なしなので、乗り換えタイミングはいつでも大丈夫です。機種の分割払いは継続します。
楽天モバイルのAndroidスマホやiPhoneならSIMロック解除なしで、そのままahamoで使えます。MNPで乗り換えれば楽天モバイルは自動解約です。
ドコモオンラインショップならキャンペーンで10,000円相当のポイントがもらえます。(最初にeximo契約が必要)
※ Rakuten Hand 5Gはahamoでは使えません
ahamo(アハモ)の評判はデメリットだらけ?契約して料金プランと使い勝手を解説
楽天モバイルからahamoの乗り換えの目次
楽天モバイルとahamoの料金プランの比較
データ量 | 楽天モバイル | ahamo |
---|---|---|
3GB | 月1078円 | 月2970円 |
20GB | 月2178円 | |
100GB | 月3278円 | 月4950円 |
無制限 | ーーーー |
※ 楽天モバイルは楽天リンクで国内通話料無料、ahamoは5分かけ放題付きの料金
楽天モバイルとahamoの料金プランの比較すると、楽天モバイルのほうが安いです。
ただし、ahamoはドコモの電波で人口カバー率99.9%です。都市部だとそんなに変わりませんが、郊外や山間部ではドコモが安定して速いです。
ahamoに乗り換えるメリット・デメリット
- 月額料金が安い
- 楽天リンクで無料通話ができる
- 楽天市場の買い物が+2倍(ダイヤモンド会員は+3倍)
- 圏外が少ない
- 速度が速くて安定している (都市部だと場所によっては楽天と同等くらい)
- 通話の音質が良い
- 海外でも20GBまで追加料金なしで使える
ahamoのデメリットは楽天モバイルよりも料金が高くなることですが、その代わりに圏外がほとんどなくなり、郊外では速度が速く安定して、通話音質も改善します。
安さを重視するなら引き続き楽天モバイルがおすすめですが、質を重視するならahamoへの乗り換えがおすすめです。
ahamoの人口カバー率99.9%で速度も速い (都市部だと品質低下中)
ahamoはドコモの電波を使っていて、ドコモと同じサービスエリアで同じ速度で快適に使えます。
一般的な格安SIMだと平日昼などの混雑した時間帯だと速度が低下しますが、ahamoならいつでも快適に使えます。
ahamo(ドコモ)の基地局数は26万、楽天モバイルの基地局数は6万です。基地局が多いほど繋がりやすいです。
ahamoは主に3つの周波数でサービスを提供しているのに対して、楽天モバイルは基本的に1つの周波数でサービスを提供しています。複数の周波数が使えた方が、繋がりやすく切れにくいです。
ドコモ(ahamo含む)は都市部で通信品質が現在低下中
2023年1月ごろからドコモは都市部で通信品質が低下しています。
都市部の一部エリアでトラフィック増の負荷で通信速度が低下しているため、楽天モバイルからahamoに乗り換えても場所によっては、あまり改善しない可能性があります。
ただし、両方ともに違約金もないですし、キャンペーンでお得に契約できるので、楽天モバイルの電波に不満な場合はahamoを試してみるのはおすすめです。
機種そのまま使える? Rakuten Hand 5Gは使えない
楽天モバイル(楽天アンリミット/楽天最強プラン)で使っている機種なら、ほとんどの機種がそのままahamoで使えます。データ移行も不要です。
ahamoで使えるiPhone
- iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
- iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
- iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
- iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
- iPhone XR / XS / XS Max
- iPhone 8 / 8 Plus / X
- iPhone 7 / 7 Plus / 6s / 6s Plus
- iPhone SE 第1世代 / 第2世代 / 第3世代
楽天モバイルで使っているiPhoneはSIMロック解除済みです。そのままahamoで使えます。
楽天モバイルで使っているAndroidスマホもほぼ確実にahamoで使えます。SIMフリーなのでSIMロック解除も不要です。(使えない機種は聞いたことがありません)
ahamoの対応端末と機種変更、SIMフリーのAndroidスマホは使える?
楽天モバイルのeSIM専用端末も使える? Rakuten Hand 5Gは使えない
ahamoのeSIMで、Rakuten Hand、Rakuten BIG、Rakuten BIG s、Rakuten miniはほぼ確実に使えます。
ただし、ahamoでRakuten miniを使うと電波が悪くなる可能性があるので、Rakuten miniは避けたほうが無難です。
ahamo乗り換えキャンペーンの詳細
楽天モバイルからahamoに乗り換える場合、キャンペーンでお得に契約できます。
ahamoの端末セットはあまりお得ではありませんが、SIMまたはeSIMのみの申し込みなら最大10,000円相当のdポイントがもらえます。
ahamo公式サイトなら乗り換えキャンペーンで最大8,000ポイント
ahamo公式サイトで乗り換え手続きをすると5,000円〜8,000円相当のdポイントがもらえます。(申し込み時期によって増減)
楽天モバイルからahamoに乗り換える場合、ahamo公式サイトで申し込むのが一般的です。
ahamoのキャンペーンで10000ポイントもらう方法【2023年10月】乗り換えと新規契約の特典
ドコモオンラインでeximo契約なら10,000ポイント (複雑なので非推奨)
ドコモオンラインショップでeximoを申し込めば、10000円相当のdポイントがもらえます。
ドコモのeximoを契約してSIMカードが届いたら(またはeSIMの設定をしたら)、ahamoにプラン変更です。
注) 10,000ポイントはahamoのキャンペーンではありません。ドコモオンラインショップのeximoのキャンペーン特典です。
開通した同月中にeximoは1GB未満の利用でahamoにプラン変更すれば、eximoの1GB未満の料金のみが満額で請求されます。これで1万ポイントがもらえます。
※ eximoは日割りにはなりません。ahamoの初月の料金は請求されません
eximoの1GB未満の料金は4565円ですが、ドコモ光セット割/home5Gセット割を適用できる場合は1100円割引、ドコモ3回線以上になれば1100円割引、dカード払いで187円割引です。全て適用できる場合は初月は2178円でahamoよりも安くなります。
セット割とドコモ3回線以上の割引を適用できる場合は、eximoを契約してahamoにプラン変更がお得です。
楽天モバイルからahamoの乗り換え手順の詳細
楽天モバイルからahamoに乗り換える手順を詳しく説明します。
ざっくりとした流れを先に説明すると、運転免許証またはマイナンバーカードを用意して、ahamoの公式サイトで申し込みます。
SIMカードまたはeSIMの設定をして、乗り換え完了です。すごく簡単に乗り換えられます。
※ ドコモオンラインショップで申し込む場合は、少しお得になる場合がありますが、結構複雑です。(ahamo公式サイトで申し込むのがおすすめです)
実際にかかる費用
- 楽天モバイルの乗り換え月の月額料金(満額)
- ahamoの初月の月額料金(日割り)
- 事務手数料0円
楽天モバイルからahamoヘ乗り換えるのにかかる費用は以上です。
※ 楽天モバイルの機種の分割払いが残っている場合は、ahamoに乗り換えても分割払いはそのまま継続
手順① 違約金なし、乗り換えタイミングはいつでもOK
楽天モバイルはいつ他社に乗り換えても違約金なしです。
楽天モバイルは3GBまでは月1078円(日割りではなく満額)、ahamoは日割りです。乗り換えタイミングは楽天モバイルを3GBまで使ってから乗り換えた方が少しお得です。
手順② 今のスマホが使えるか確認(ほとんど使える)
楽天モバイル(楽天アンリミット/楽天最強プラン)で使っているiPhoneやAndroidスマホなら、ほとんど場合でahamoでそのまま使えます。
データ移行も不要で、LINEなどのアプリもそのまま使えます。
ただし、Rakuten Hand 5Gだけahamoでは使えません。
詳細は「機種そのまま使える?」をご確認ください。
手順③ SIMカードとeSIM、どちらが良い?
ahamoはSIMカード(物理SIM)とeSIMを選ぶことができますが、どちらでも大丈夫です。
通常のSIMカードは届くのに2〜3日程度かかりますが、eSIMなら配達不要なので即日で乗り換えが完了します。
ただし、eSIMのほうが申し込みや設定が少し難しくなります。
※ どちらでもスマホが使えなくなる期間なしに乗り換えできます
手順④ 本人確認書類を用意して、ahamoを申し込む (MNP予約番号は不要)
ahamoを申し込むのに必要なもの
- ① 本人確認書類:運転免許証またはマイナンバーカード
- ② 本人名義のクレジットカードまたはキャッシュカード
- ③ eSIMを申し込む場合は32桁のEID
※ 楽天モバイルとahamoは両方ともMNPワンストップに対応しているので、MNP予約番号なしに乗り換えできます。
本人確認書類は運転免許証(表と裏)またはマイナンバーカード(顔写真の面)のいずれか1点です。スマホで全体の写真を撮っておきます(eSIMなら事前撮影不要)
eSIMを選ぶ場合はスマホから申し込みます。SIMカードはパソコンでもスマホからでも申し込めます。
eSIMの申し込みには32桁のEIDが必要
ahamoでeSIMを申し込む場合は32桁のEIDが必要です。EIDは下記から確認できます。(自分のスマホの設定で確認)
- iPhone → 設定 → 一般 → 情報 → EID
- Androidスマホ → 設定 → デバイス情報 → SIMステータス → EID
ahamo公式サイトで申し込む方法
ahamoは公式サイトで直接申し込むのが普通です。
ドコモオンラインショップで申し込む方法
少し複雑になりますが、ドコモオンラインショップでeximoを申し込んだ後に、ahamoにプラン変更する方法もあります。
ドコモオンラインショップで申し込めば1万円相当のdポイントがもらえます。
ahamoの設定手順
ahamo公式サイトで申し込んだ場合
ahamoの物理SIMの場合
ahamoを申し込んだら3日程度でSIMカードが届いたら、午前9時~午後9時にahamoのマイページにログインして開通手続きをします。
※ ahamo公式サイト → 右上のメニューバー(︙マーク) → 「申し込みの流れ」から「商品到着後の設定・開通(利用開始の手続き)」を確認できます
数分〜1時間くらいでahamoのSIMが使えるようになります。続いて、AndroidスマホはAPNの設定をします。だいたい下記のような場所でAPNの設定ができます。
Androidスマホ → 設定 → 無線とネットワーク → モバイルネットワーク → アクセスポイント名(APN) → 新しいAPNを作成
APN情報
・名前:ahamo (ドコモでも良いです)
・APN:spmode.ne.jp
APNをahamoにして、開通手続きが完了するとネットや電話が使えるようになります。
※ ドコモやahamoで購入したAndroidスマホならAPNの設定は不要
※ iPhoneはahamoのSIMカードを入れて開通手続きが完了したら、そのままで使えます
ahamoのeSIMの場合
ahamoのeSIMを申し込んで「eSIM利用開始手続きのご案内」というメールが届いたら、eSIMの設定をします。
eSIMの設定にはWiFiが必要です。手続き可能な時間は午前9時~午後9時までです。詳細は下記の公式サイトの手順をご確認ください。
ドコモオンラインショップで申し込んだ場合
ドコモオンラインからSIMカードが届いたら、午前9時~午後9時に開通手続きをします。詳細は下記を参考にしてみてください。
ドコモオンライン:商品到着後の設定・開通(利用開始の手続き)
数分〜1時間くらいでドコモのSIMが使えるようになっています。スマホにドコモから届いたSIMカードを入れます。
AndroidスマホはAPNの設定をする
AndroidスマホはAPNの設定が必要です。Androidスマホによって少し変わりますが、だいたい下記のような場所でAPNの設定ができます。
Androidスマホ → 設定 → 無線とネットワーク → モバイルネットワーク → アクセスポイント名(APN) → 新しいAPNを作成
APN情報
・名前:ahamo (ドコモでも良いです)
・APN:spmode.ne.jp
APNをahamoにして、開通手続きが完了するとネットや電話が使えるようになります。
※ ドコモやahamoで購入したAndroidスマホならAPNの設定は不要
※ iPhoneはドコモのSIMカードを入れて開通手続きが完了したら、そのままで使えます
ahamoにプラン変更する
次にドコモのeximoからahamoにプラン変更します。
ahamoに乗り換える前に、dアカウントがちゃんと設定されていて、dポイントカード利用者登録もできているか確認します。これを設定していないと10,000ポイントが受け取れない可能性があります。
設定を確認したらahamoの公式サイトへ行ってプラン変更です。
プラン変更は即日反映で、すぐにahamoで使えるようになると思います。格安SIMの管理人はこの方法でahamoに乗り換えています。
楽天モバイルの解約手続きは不要、SIMカードの返却も不要
楽天モバイルからahamoへMNPで乗り換える場合は、ahamoでスマホが使えるようになったら、楽天モバイルの契約は自動的に解約になります。
楽天モバイルでの解約手続きは不要です。楽天モバイルのスマホの分割払いが残っている場合は、分割払いだけそのまま継続します。
楽天モバイルの端末補償オプションは自分で解約が必要
楽天モバイルの端末補償オプションに加入している場合は、ahamoに乗り換え後に、楽天モバイルのマイページから端末補償オプションを解約する必要があります。
端末補償オプションは自動的に解約にはなりません。
楽天モバイルのSIMカードの返却は不要
楽天モバイルは他社へ乗り換えたり解約した場合は、楽天モバイルのSIMカードはハサミで切って捨てればOKです。返却しなくても罰金や罰則はありません。
コメントを書き込む(口コミ10件)
情報提供ありがとうございます。質問ですが、全ての手続きでeSIMを選択しても大丈夫でしょうか?その際、docomoからahamoへの移行は何日経過してから行うと良いでしょうか?回答お願いします。
私は物理SIMで手続きしましたが、eSIMでも特に問題ないと思います。
docomoのSIMを受け取って、2日後くらいにdocomoを開通してデータ通信ができるようになったら、その日のうちにプラン変更でahamoに移行しました。
どこからのMNPでも直接ahamoよりdocomoのギガライトプランを経由した方がいいということでしょうか。
ドコモ回線の格安SIMだとドコモオンラインショップで契約できないので、ギガライトプラン経由ができません。
例えば、楽天モバイルのスーパーホーダイだとドコモオンラインで契約できないです。
その他(au回線とソフトバンク回線の格安SIM、あとauとソフトバンク)ならギガライトプランを経由したほうが良いです。
いつも有益な情報をありがとうございます。
楽天モバイルはauローミングが停止して頻繁に圏外になるので転出先を検討しています。一応、ahamoとpovoにはエントリーしてありますが、こちらの記事からドコモに移った方が魅力的ですね。
教えていただきたいのですが、ギガライトからahamoへ変更する際はSIM交換はないのでしょうか?
SIM交換はないです。ただ、ahamoでもドコモオンラインショップ経由でも、届くのに時間がかかってそうなので、今だと1週間〜10日くらいは時間がかかると思ったほうが良いかと。
私は4日前にドコモオンラインショップで申し込みましたが、まだ無反応です。。
おかげさまで、楽天モバイルからドコモ・ギガライトまでは移行できました。4月21日にSIMのみ申し込み、4月27日発送、5月1日にMNP乗り換えという流れ。楽天の無料期間をフルに利用しました。
初めてのドコモなので、dアカウントやポイントクラブの設定などを慎重に確認して、近日中にahamoへ変更する予定です。
私もドコモのギガライトのSIMが届いて、ahamoに変更したので、参考までに下記の記事を更新しました。
https://kakuyasu-sim.jp/from-docomo-to-ahamo
注意する点は特にないです。。すんなり変更できました。
いつも有益な情報をありがとうございます。
3月31日に楽天からMNPで、ドコモオンラインショップへ
申し込んでいるのですが、4月13日現在、「申込中」のままで
まだUSIMカードは届いていません。よほど混雑がひどいのか
なんらか問題があるのか不明です。MNPの有効期限が明日です。(^^♪
その後、どうなったのでしょう・・。
4月13日に下記の注意事項がドコモオンラインショップに掲載。
> 現在、大変多くのご注文をいただいており、新規契約・のりかえ(MNP)のご注文の場合、配送まで通常より1週間程度長くお時間を頂戴しております。
> また、ご注文内容に不備など確認事項が生じた場合はドコモよりご連絡をさせていただいておりますが、現在、お客さまへのご連絡についても通常よりお時間を頂戴しております。
1週間〜10日くらいは覚悟しているのですが、うーん。。
私は4月10日に申し込んで、すぐに「お申込受付のご連絡」のメールが来て、それ以降は音沙汰なし。。