20GBプランや無制限プランを契約する人が増えていますが、スマホユーザの半数は実際に使っているデータ量は月2GB以下の小容量です。
半数の人は自宅のWiFiで主にネットをして、外ではスマホを少し確認する程度です。
すごくたくさん使う場合は、快適に使えるドコモ/au/ソフトバンクはおすすめですが、ギガをそんなに使わない場合、大手キャリアを契約するのは無駄です。
2GB以下しか使っていない人は、月1000円以下の格安SIMで十分にスマホが使えます。
ここでは月1GBと2GBのスマホプランを選ぶポイントと、おすすめの低容量の格安SIMをランキングで紹介します。
この記事の対象ユーザ:0GB、0.5GB(500MB)、1GB、2GB
格安SIMのデータ量ごとのおすすめ
月2GB以下 / 月3GB〜9GB / 月10GB〜30GB / 無制限
月2GB以下の格安SIMを選ぶポイント
多くの人が大容量プランで無駄に高い料金を払っている
総務省によると、実際に使ってるデータ量が月2GB以下の人が49.5%いるのに、2GB以下のプランを契約している人は17.1%しかいません。
多くの人が実際に使っているデータ量よりも、かなり大容量のプランを契約して割高な料金を払ってしまっています。
自分に合うデータ量を選べれば、スマホの料金を大幅に節約できます。半数の人は2GBで十分なんです。そして2GBの月額料金の相場は格安SIMなら月1000円前後です。
データ消費量の目安は、格安SIMに必要なデータ量の目安にも記載してあるので参考にしてみてください。
スマホ用のプランではない、データ通信専用プランに少し注意
格安SIMを選ぶ上での最初の注意点は、格安SIMにはスマホ用のプランとデータ通信専用のプランがあることです。
データ通信専用プランは料金が安いですが電話ができません。データ通信専用プランは主にLTE対応のタブレット、モバイルルータ等で使うプランです。
スマホの場合は、スマホ用の料金プランを選ぶ必要があります。下記で紹介するのはスマホ用の格安プランです。
低速の速度と低速切り替え機能を少し気にする
高速データ通信のデータ容量を使い切ると、速度がかなり遅い低速通信になります。
※ 最初から高速データ容量なしの低速専用プランもあります。
低速でも速いところは300kbps出ますが、遅いところだと60kbpsくらいです。低速なら無制限に使える格安SIMと、3日間で366MBまでしか使えない格安SIMもあります。
高速通信のデータ量を使い切る前に、低速に切り替えてデータ消費なしにネットが使える格安SIMもあります。
結構色々違ってくるので、詳細は低速と高速を切り替えられる格安SIMを確認してみてください。
※ 今はギガを使い切りそうなら、データ量が大きなプランに変更するのが主流なので、低速はそんなに重要でもないです
高速データ通信の速度が少し重要、最安プランに要注意
格安SIMによって実際の高速データ通信の速度が大幅に異なります。通信速度が速い格安SIMと遅い格安SIMとでは、速度差が10倍〜100倍くらいあったりします。
そのため格安SIMの管理人は格安SIMを30以上契約して、毎日リアルタイムで速度計測を行っています。
2023年1月版の格安SIMの速度ランキング
速い | |
普通 |
|
遅い | |
速度が速い格安SIMがわかるように速度ランキングを不定期に更新しています。
最安プランの速度に要注意
0GBで最安は基本料0円のpovo2.0ですが、実測60kbpsしか出ません。1GBで最安は日本通信SIMですが、混雑時に速度がかなり遅くなります。
最安を最重視しすぎると速度が遅くなって、スマホの使い勝手が悪くなったりします。
月2GB程度のデータ量だと速度をそこまで気にしなくても良いですが、とりあえず少し気に留めておくことをおすすめします。
下記から、低速速度、低速切り替え機能、高速データ通信の速度、それと料金プランとキャンペーンのお得度を加味して、おすすめ順にランキングしているので参考にしてみてください。
月2GB以下の格安SIMおすすめランキング
格安SIMの小容量プランのおすすめランキング
- 1位:povo2.0
- 2位:日本通信SIM
- 2位:IIJmio
- 2位:OCNモバイルONE
- 3位:povo2.0+IIJmio
- 3位:mineo
- 3位:LinksMate
- 4位:LIBMO
※ 繰越:余ったデータを翌月に繰り越せる機能
※ 速度:高速データ通信の速度
※ 1Mbps = 1000kbps (通信速度)
※ 1GB = 1000MB (ギガやデータ容量、正確には1024MB)
1位:povo2.0
povo2.0 | 料金 | 有効期限 | 速度 |
---|---|---|---|
基本料金 | 0円 | — | ☓ |
1GB | 390円 | 7日間 | ◎ |
3GB | 990円 | 30日間 | |
基本料金0円のままだと速度は128kbps(実測60kbps)。高速と低速の切替不可。データをチャージしたりギガ活などをすると高速データ通信で快適に使える。 その他の特徴:180日間以上、有料トッピングをしないと利用停止になる(最低月37円で維持できる)。au回線 事務手数料(初期費用):0円 |
2位:日本通信SIM
日本通信SIM | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月290円 | 1GB | ☓ | △ |
月510円 | 2GB | ||
低速0kbps (上限のデータを使い切ると通信不可)。格安SIMの1GBプランで最安ですが、速度は遅いです。 その他の特徴:使ったデータ量に応じて料金が変わる段階制プラン。上限を設定できる。ドコモ回線 事務手数料(初期費用):3300円 |
2位:IIJmio
IIJmio | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月850円 | 2GB | ◯ | ◯ |
低速の実測300kbps。アプリで高速と低速の切替可能。3日間で366MBまで低速通信可能 その他の特徴:他社からの乗り換えならスマホがすごく安く手に入る(IIJmioのおすすめ機種)。データシェアとデータプレゼントあり。ドコモ回線とau回線 事務手数料(初期費用):3733円+au回線は13円 |
IIJmioではキャンペーンで初期費用3300円が1650円、通話定額オプションが6ヶ月間410円割引です。
乗り換えなら格安スマホやiPhoneが大幅割引セールを行っています。2023年7月3日までのキャンペーンです。
2位:OCNモバイルONE
OCNモバイルONE | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月550円 | 0.5GB | ◯ | ◎〜◯ |
月770円 | 1GB | ||
低速の実測240kbps。アプリで高速と低速の切り替え可能。0.5GBプランは月250MB,1GBプランは月500MBまで低速通信可能 その他の特徴:OCN光契約者なら月220円引き。0.5GBプランは毎月10分の無料通話付き。1GB以上のプランなら格安スマホが大幅割引。ドコモ回線 事務手数料(初期費用):3733円 |
OCNモバイルONEなら人気のスマホセールで、新規契約でも乗り換えでも対象端末が大幅割引で買えるキャンペーン中です。
セール価格
・OPPO A55s 5G:1,100円
・Redmi Note 11:1,100円
・Pixel6a:22,440円
・AQUOS sense6:14,300円
・その他多数
初期費用3733円が別途かかります。2023年6月12日午前11:00までのキャンペーンです。
3位:povo2.0+IIJmio
povo2.0+IIJmio | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月440円+維持費37円 | 2GB | ◯ | ◯ |
その他の特徴:povo2.0とIIJmioをデュアルSIMで組み合わせれば、コスパ最高のスマホプランになります。ドコモ回線 事務手数料:3520円 (IIJmioのeSIM) |
3位:mineo
mineo | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1298円 | 1GB | ◯ | △ |
低速の実測200kbps。アプリで高速と低速の切替可能。無制限で低速通信可能。+月385円で1.5Mbpsの低速が使い放題 その他の特徴:条件クリアで夜間ギガ使い放題、複数契約で1回線ごとに月55円引き パケットギフトとパケットシェアなど複数人で使うのに便利な機能あり。ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線 事務手数料(初期費用):3740円 |
3位:LinksMate
LinksMate | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月517円 | 100MB | ◯ | △ |
月627円 | 200MB | ||
月660円 | 300MB | ||
月682円 | 400MB | ||
月715円 | 500MB | ||
月737円 | 1GB | ||
月770円 | 2GB | ||
低速でもデータを消費するので低速通信は無意味 その他の特徴:月550円でAbemaTV、ニコニコ動画、Twitter、インスタグラム、Facebook、多数のゲームアプリがデータ消費ほとんど無しで使い放題。ドコモ回線 事務手数料(初期費用):3300円 ※LinksMateだけ送料が1,100円かかる |
4位:LIBMO
LIBMO | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1100円 | 0.5GB+5分かけ放題 | ◯ | △ |
月1320円 | 0.5GB+10分かけ放題 | ||
月1980円 | 0.5GB+2時間かけ放題 | ||
低速128kbps。Web経由で高速と低速の切替可能。無制限で低速通信可能 その他の特徴:5分/10分/2時間のかけ放題がセットのプラン。ドコモ回線 事務手数料(初期費用):3733円 |
月2GB以下でおすすめではない格安SIM
- BIGLOBEモバイル
- イオンモバイル
- エキサイトモバイル
- QTモバイル
- JCOMモバイル
- b-mobile S
- ロケットモバイル
- DTI SIM
- ヤマダニューモバイル
おすすめではない:BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 | |
---|---|---|---|---|
1回線目 | 2回線目以降 | |||
月1078円 | 月858円 | 1GB | ◯ | △ |
月1320円 | 月1100円 | 3GB | ||
低速の実測不明(おそらく200kbps)。低速と高速の切り替え不可 その他の特徴:月308円のオプションでYouTubeが普通画質で見放題。ドコモ回線とau回線 おすすめではない理由:月額料金が割高 |
おすすめではない:イオンモバイル
イオンモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月803円 | 0.5GB | ◯ | ◯〜△ |
月858円 | 1GB | ||
月968円 | 2GB | ||
低速の実測200kbps。アプリで高速と低速の切替可能。3日間で366MBまで低速通信可能 その他の特徴:イオンの大型店舗で契約できる。ネットだと送料がかかる。ドコモ回線とau回線 おすすめではない理由:同じ設備を使っているIIJmioより割高だから |
おすすめではない:エキサイトモバイル
エキサイト | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月495円 | 200kbps | ✕ | × |
月880円 | 3GB以下 | ◯〜△ | |
低速200kbps。Webサイト経由で高速と低速の切替可能。3日間で366MBまで低速通信可能 その他の特徴:実際に使ったデータ量で料金が変わる段階制。ドコモ回線とau回線 おすすめではない理由:低速のみなら基本料無料のpovo2.0が良い。3GBなら速度が超速いpovo2.0やLINEMOが990円なので、エキサイトの880円を選ぶメリットが少ない |
おすすめではない:QTモバイル
QTモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 | |
---|---|---|---|---|
月1100円 | 2GB | ◯ | △ | |
低速の実測は200kbps。低速と高速の切り替え不可 その他の特徴:8000円キャッシュバック。ドコモ回線とau回線(ソフトバンク回線もあるけど割高なので無視) おすすめではない理由:割高 |
おすすめではない:JCOMモバイル
JCOMモバイル | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月1078円 | 1GB | ◯ | ◯〜△ |
低速専用の200kbpsは無制限。1GBプランの低速128kbps その他の特徴:事務手数料無料。au回線 おすすめではない理由:割高 |
ほとんど誰も選ばない月2GB以下の格安SIM
上記以外にも月2GB以下の格安プランがいくつもありますが、ほとんど誰も選んでいないです・・。料金プランを抜粋してもあまり意味がないので列挙だけしておきます。
- b-mobile S
- ロケットモバイル
- DTI SIM
- ヤマダニューモバイル
コメントを書き込む(口コミ11件)
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2204/28/news077.html
正直なところ、日本通信の290円プランが出た後に、HISモバイルが「基本1GB550円だが100MB未満は290円プラン」を出した意味がよく分からなかったのですが、何やらHISモバイルの方は1GBを使い切っても低速でも使い続けたい層が一定以上いるので、低速(最大200Kbps)で通信できることで差別化を図っているんだとか(あと通話料が2円安い)。なるほど、と思ったのも束の間、「でも、HISモバイルで550円で使うくらいなら、日本通信で290円+追加1GB220円=510円の方が快適じゃね?」と気づいたのですが…。povo2.0の128kbpsとHISモバイルの200kbpsに体感でどの程度の差があるのか知りませんが、似たり寄ったりなのでは?
HISモバイルの290円プラン、日本通信SIMの290円プランと同じだと勘違いしていました。。
日本通信SIMの290円の方が使い勝手が良いと思うので、HISモバイルは削除しちゃいました。
povo2.0の128kbpsの実測は90〜100kbps、HISモバイルの200kbpsの実測はわからないのですが、100kbpsくらいなのでは?と思ったりです。
低速を使い続けたいならpovo2.0、低速を使わないのであれば日本通信の1GBまたは2GBが良いなと思います。
更新
8ヶ月ぶりに更新しました(遅い・・)。。povo2.0をおすすめ2番目にして、OCNモバイルONEの0.5GBを追加、BIGLOBEモバイルの1GBの繰越対応、mineoの1.5Mbpsの追加、JCOMモバイルを追加、それに伴って順位を少し調整しました。
楽天モバ+IIJmio最高コスパ理解しました。ただそこそこやるIIJmioの実力を見たいのでこんなのはどうですか?キャンペーン利用でOPPO A73一括+eSIM2ギガ契約。MNP利用。しばらく様子見。不満が無ければそのまま利用。そののち楽天モバ1ギガ以下後日契約。この段階でダブルシム。ご推奨の最高コスパ状態。こんなことは可能ですか?ダブルシム対応機種を持ち合わせないので考えてみました。可能なら安く本体が入手出来て、より速度を求めれば楽天で速度アップ追加。コメントいただければ幸いです。
MNP利用 = 音声通話sim
(IIJmioの)eSIM = データ通信専用sim
MNP ≠ eSIM
IIJmioでOPPO A73だと結構面倒なことになります。eSIMの2GBはデータ専用プランです。MNPでは選べません。
IIJmioにMNPで通常のSIM(4GBプラン)とセットにOPPO A73を契約
↓
しばらく使って不満がない場合で、より節約したくなったら、IIJmioで2GBのeSIMを契約してOPPO A73のeSIMに設定
↓
IIJmioの通常のSIMは楽天モバイルの物理SIMにMNPで乗り換え
最終的にはOPPO A73が下記の構成になる
・音声SIM:楽天モバイル+楽天リンク (1GB以下なら無料)
・eSIM:IIJmioで2GB (月440円)
楽天モバイルのOPPO A73にeSIMで乗り換えて、IIJmioのeSIMを契約するパターンの方が良さそうな気がします。
Dmmモバイル1GB(docomo回線です)、iPad mini 4。高速道路上でGOOGLEMAPをカーナビとして使っていると、時々地図がチラつく。一旦チラつき始めると、なかなか治らない。これが最近になって起こり始めた。データ通信速度低下のためと思われる。もう少し通信速度の速いSIMに乗り換えなければならないと思って調べていて、この記事に出会いました。
Google Mapは速度はそんなに必要ないので、何か他の理由(端末側かアプリ側に問題)がありそうな気がします。もしくは、電波が異常に悪い場所だったりとかかもです。
平日昼の12時20分〜50分の間だと速度が問題でチラツキが発生する可能性はあるかもです。
iOSを最新版にして、Google Mapも最新版に更新して、iPadを再起動して様子見が無難かと。。チラつく時は、電波のバーがどのくらいになっているかも、運転に気をつけながら確認してみると良い気がします。
ここにビッグローブの1Gプランが記載されてないのが気になりました。
忘れてました。ただ、BIGLOBEモバイルの月1GBは通話SIMのみ受け付けていて、キャンペーンも適用外なので、ほとんど誰も選んで無いです。。
DTI SIMとU-mobileの月1GBプランもほとんど誰も選んおらず、情報として意味をなしていないので次回の更新時に、このページから削除しようと思います。
ありがとうございます。
BIGLOBEは1GデータSIM扱ってないんですね……見落としてました;;
BIGLOBEは1Gプランだとキャンペーン適用外だったり、エンタメフリー
利用不可だったりしますが、回線速度・品質は優秀なようですし
DMMモバイルで1Gプラン利用していた方々の移住()先になるのかなーと
思ったりもしたのですが