格安SIMの選び方と必要な手続きをざっくり解説

格安SIMの選び方と必要な手続きをざっくり説明します。

格安SIMについてざっくり把握したら、自分に合う格安SIMを選んで、必要に応じてスマホも選びます。(今のスマホを使う場合はSIMロック解除)

格安SIMの選び方と必要な手続き

本人名義のクレジットカード、本人確認書類、乗り換えならMNP予約番号を用意して、格安SIMを申し込みます。

通常のSIMカードは3日程度で届いて、届いたら設定します。eSIMを選んだ場合は即日開通して、eSIMプロファイルをダウンロードして設定します。

これで格安料金で電話やインターネット、アプリがスマホで使えるようになる。毎月のスマホ代が1000円〜2000円です!

ステップ1:格安SIMについてざっくり把握する

格安SIMはドコモ、au、ソフトバンク等の月額料金の3分の1くらいでスマホが使える料金プランです。

格安SIMを契約して、届いたSIMカードをスマホに入れる、またはeSIMを設定するだけで、とても安い月額料金でスマホが使えます。

格安SIMにはこの他にもメリットがありますが、デメリットもあります。より詳しくは下記のページをご確認ください。

格安SIMのデメリットは?格安スマホはやめとけ

ちなみに格安スマホは、主に「格安」SIMで使うためのSIMフリーの「スマホ」です。略して格安スマホです。

格安SIMで使う格安スマホの定番の価格帯は3万円前後です。5万円以上の格安スマホは、ヘビーユーザ、ゲームユーザ、もしくはカメラ性能を重視する人が選びます。

格安スマホなのに本体価格が高い!と指摘される場合もありますが、格安スマホの「格安」は格安SIMを指しているので、スマホの本体価格が安かろうが高かろうが関係ないです。

ステップ2:格安SIMを選ぶ

通話SIMとデータSIMの違いを理解する

格安SIMには通話SIMとデータSIMがあります。一般的には通話SIMを選択します。

通話SIMは070、080、090の携帯電話番号で電話ができる格安SIMです。インターネットもできるので、Webサイト、アプリ、メール、LINEの無料通話なども使えます。

データSIMは携帯番号で電話はできませんが、通話SIMと同じようにインターネットが使えます。

格安SIMの通話SIMとデータSIMの違い

格安SIMの通話SIMとデータSIMの違いは何?携帯電話番号と緊急通報110番/119番

通話SIMの選び方

新しい携帯電話番号がほしい場合や、今のスマホの電話番号のまま格安SIMで使いたい場合は、通話SIMを選びます。

通話SIMは、格安SIM事業者によって呼び方が若干異なります。音声SIM、音声通話機能付きSIM、音声対応SIM、デュアルタイプなどと呼ばれることがありますが、ここでは通話SIMで統一します。

スマホを使う場合は、格安SIMは通話SIMを選ぶのが一般的です。おそらく格安SIMを選んでいる人の7割くらいは通話SIMを選んでいます。

※ 楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイル、ahamo、povo、LINEMOなどは通話SIMのみ提供しています。

同じ電話番号を使い続けたい場合はMNP

すでにスマホやガラケーを使っている場合で、格安SIMでも同じ電話番号を使いたい場合は、MNPという乗り換え手続きをします。MNP予約番号を発行するだけです。

MNPの乗り換え手続きは下記をご確認ください。

初めてスマホを使う場合は新規契約

初めてスマホを使う場合、または既にガラケーやスマホを使っている場合でも新しい電話番号でも良い場合、新規契約で通話SIMを申し込みます。

通話SIMを申し込む時に、MNPあり(乗り換え/番号移行)とMNPなし(新規番号)を選べるので、MNPなしの新規契約を選択します。申し込み完了時に070、080、090の電話番号が割り当てられます。なお、電話番号は自分で選ぶことはできません。

通話SIMの選び方の詳細&お得に使えるキャンペーン

通話SIMは他にも細かい選び方があるので下記を参考にしてみてください。

料金別のスマホの格安プランの選び方

格安SIMの通話SIMはキャンペーンでかなり安く使えるので、お得に使えるキャンペーンから通話SIMを選ぶのもアリです。

格安SIMのキャンペーンのおすすめランキング

格安SIMのキャンペーンのおすすめランキング

データSIMの選び方

格安SIMには通話SIMの他に、データSIMがあります。データSIMは070、080、090の携帯電話番号で電話はできませんが、インターネットができます。

Webサイトを見たり、アプリをダウンロードして利用したり、LINEの無料通話や050のIP電話を使って電話をしたり受けたりすることができます。

通話SIMとデータSIMの違いは、070、080、090の携帯電話番号で電話ができるかどうかの違いだけです。あとは月額料金がデータSIMのほうが少しだけ安くなるくらいです。

データSIMの使い道

データSIMの主な用途は、ガラケーを使っている人の2台目スマホ、LTE対応タブレット、モバイルルーター、DSDV対応のAndroidスマホやeSIM対応のiPhoneのデータ通信用です。

データ通信専用の格安SIMのおすすめランキング

データ通信専用の格安SIM19社のおすすめランキング

データSIMのSMS機能について

データSIMにはSMS機能が付いたものと付いていないものがあります。データSIMを契約するときにSMS機能の有無を選べます。契約後は変更できません。

データSIMにSMS機能を付けると月120円ほど高くなりますが、SMS機能がないとSMS認証ができないので、LINEなどを使うのに制限が出てきます。

最近はSMS認証が必要なアプリが増えてきているので、データSIMを契約する場合はSMS機能付きのデータSIMがおすすめです。

格安SIMのデータSIMにSMS機能を付けるべき?

※ 通話SIMにはデフォルトでSMS機能が付いています。

ステップ3:スマートフォンを選ぶ

新しいスマホを購入する場合

スマホを持っていない場合や、古すぎるスマホを使っている場合は新しいスマホを購入します。

スマホはネットショップやAmazonなどで本体のみを購入することもできますが、格安SIMとセットだと大幅割引で買える場合があります。

IIJmioの格安スマホOCNモバイルONEのキャンペーンUQモバイルの格安スマホワイモバイルの特価セールなどで格安スマホとセットで購入するとかなり安く手に入ります。

格安スマホのキャンペーンのおすすめ

格安スマホのキャンペーンのおすすめ、SIMとセットで安くなる

iPhoneのキャンペーンのおすすめランキング

iPhoneのキャンペーンのおすすめランキング、格安SIMとセットだと安い

性能的にどのスマートフォンがオススメかは、格安スマホの機種ランキングと性能レビューを参考にしてみてください。

今のスマホを使う場合:SIMロック解除

ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneを持っている場合は、SIMロックを解除すると格安SIMでそのまま使えます。

ドコモのAndroidスマホはドコモ回線の格安SIM、auのAndroidスマホはau回線の格安SIM、ソフトバンクのAndroidスマホはSIMロックを解除するとソフトバンク回線の格安SIMで使えます。

SIMロックを解除しなくても使い続けられるケースがあるので、詳細は下記を参考にしてみてください。

ステップ4:用意するもの

格安SIMを申し込むのに必要なものはり3つです。

本人名義のクレジットカード

格安SIMの申し込みには、ほとんどの場合で人名義のクレジットカードが必要です。

クレジットカードを持っていない場合、選べる格安SIMは少なくなりますが銀行の口座振替やデビットカードでも申し込めます。

格安SIMの支払い方法

口座振替ができる格安SIMとおすすめのクレジットカード

銀行の口座振替に対応している格安SIMはごく一部なので、クレジットカードを持っていない場合は、クレジットカードを作ることをおすすめします。

本人確認書類

通話SIMを申し込む場合、本人確認書類が必要です。(一部のデータSIMの場合も必要になります)

運転免許証、またはマイナンバーカードがあれだ大丈夫です。両方とも持っていない場合は、格安SIMによって必要な本人確認書類が変わるので、公式サイトをご確認ください。

通常のSIMカードを選ぶ場合は事前に本人確認書類の写真を撮っておきます(表面と裏面)。eSIMを選ぶ場合は事前撮影は不要です。

MNP予約番号

今のスマホの電話番号を格安SIMでも使いたい場合、MNP予約番号を発行します。(有効期限があるので申し込む数日前に発行)

電話でもらうネットでもらう
ドコモケータイから151
固定電話から0120-800-000
受付時間9:00~20:00
My docomo
受付時間24時間
→ログイン→「ドコモオンライン手続き」→「携帯電話ポータビリティ予約」→「解約の手続き」→「手続きを完了する」

ガラケーの場合:i-menu→お客さまサポート→お申し込み・お手続き→各種お申し込み・お手続き

auケータイ・固定電話から0077-75470
受付時間9:00~20:00
my au
受付時間9:00~20:00
My au TOP → 画面上部「スマートフォン・携帯電話」 → ご契約内容/手続き → お問い合わせ/お手続き → MNPご予約
ソフトバンクケータイから*5533
固定電話から0800-100-5533
受付時間9:00~20:00
My SoftBank
受付時間9:00〜21:30
暗証番号を入力→各種注意事項を読む→予約番号発行

ガラケーの場合:Yahoo!ケータイ→My Softbank→各種変更手続き→MNP予約関連手続き

ワイモバイルケータイから116
固定電話から0120-921-156
受付時間9:00~20:00
My Y!mobile
楽天モバイル、その他の格安SIMマイページから発行可能(最大4日かかりますが、通常は1日程度で発行できます)

MNP予約番号が不要な乗り換えパターン
・ドコモ → ahamo
・au → UQモバイルとpovo
・ソフトバンク → ワイモバイルとLINEMO

ステップ5:SIMカードとeSIM、どっちを選ぶ?

格安SIMには通常のSIMカード(物理SIM)とeSIMがあります。

SIMカード
2〜3日で届く。

eSIM
スマホから申し込む。即日で乗り換えられる。eSIMに対応している機種が必要。機種変更の時に面倒な手続きがある。

eSIMは上級者向けなので、よくわからなければ、通常のSIMカードを申し込むのがおすすめです。

ステップ6:自宅と店舗、どっちで申し込む?

格安SIMを申し込みます。家電量販店などの店舗でも申し込めますが、自宅で申し込むのがおすすめです。

店員さんに手続きを手伝ってもらうと、理解しないまま申し込んでしまい、あとで設定やら自分に合うプラン変更やオプション変更などができなくなっていたりします。

ステップ7:格安SIMを設定する

格安SIMの申し込み手続きをすると、SIMカードなら3日程度で自宅に届きます(端末セットの場合はSIMと一緒に届きます)。eSIMなら即日で設定して使えるようになります。

新規契約の場合

データSIMまたは通話SIMの新規契約の場合は、スマホにSIMカードを入れて、必要に応じてAPNの設定または構成プロファイルをダウンロードすると、スマホが使えるようになります。

eSIMの場合は構成プロファイルをダウンロードして設定すると、スマホが使えようになります。

他社からの乗り換えの場合

開通手続きをする

MNPで乗り換えの場合は、9時〜20時の間に開通手続きをします。(メールや書類に記載されています)

SIMカードを入れる/eSIMを設定する

スマホにSIMカードを入れて、必要に応じてAPNの設定または構成プロファイルをダウンロードすると、スマホが使えるようになります。

eSIMは構成プロファイルをダウンロードして設定すると、スマホが使えようになります。

おすすめの格安SIM

  • UQ mobile
    • au回線の格安SIM。速度が超速く、いつでも快適に使えます。余ったデータの繰越可、最大1Mbpsの節約モードでデータ消費なしでネットが使い放題。auひかり/JCOM/BIGLOBEひかり/auでんき契約者なら3GB990円
  • ワイモバイル
    • ソフトバンク回線の格安SIM。UQ同様に速度が超速く快適に使えます。2回線目以降は3GB990円。余ったデータの繰越可、ヤフーショッピングと組み合わせるとネットの買い物が最安値でコスパが最高
  • 楽天モバイル
    • 月1078円〜3278円の段階制。データを無制限に使っても月3278円。電話が24時間無料でかけ放題。速度は速いですが、場所によって電波が弱くなることも。パートナーエリアだと月5GBを超えると1Mbpsに制限
  • IIJmio
    • ドコモ回線の格安SIM。他社からの乗り換えなら格安スマホが大幅割引。速度も比較的速く、余ったデータの繰越可、2GB850円、4GB990円など格安料金
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リニモ1号
リニモ1号
2021年2月13日 3:36 PM
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じゃんぱらとかイオシスに行けば未使用品が結構売られているため、OCNモバイルONEなどのdocomo系の格安SIMであればdocomoの未使用品を買ってdocomo系の格安SIMを挿して使うやり方もあると思います。つい先日、未使用品のGalaxy A21(SC-42A)が名古屋の大須にあるじゃんぱらで叩き売り価格で売られていたので、購入してiijmio(タイプD)のSIMを挿して使っています。
もしじゃんぱらとかイオシスが地元になかったとしても、通販サイトで購入できます。

ぷー
ぷー
2020年10月29日 4:50 AM
この記事は参考になった/良かった :
     

iPhone x u-mobileユーザーです。
最近ヨドバシの出店を見かけないのでu-mobileなんかおかしいなぁとは思っていましたが、新規受付終了にまで進んでいたとは!

今回iPhone12シリーズに買い替え予定でして、そういやu-mobileの5G対応ってどんな感じだろうと2年ぶりくらいにサイト見にいって、発見した次第です。また家族分含めて乗り換え検討やら手続き、面倒くさいです~。中国在住時は選択肢が3社くらいしかなくて、ある意味すごく楽でした・・・。

1-2年くらい後には、格安SIMでも5Gの恩恵にあずかれるようになるものなのでしょうか。 iPhone7ではu-mobile3GBコースのライトユーザーなので特に不便はないのですが、12に買い替えを機に他社格安SIMに乗り換えてしまうべきか、とりあえずu-mobileのままで様子見し、5G普及程度をみてからどこの格安SIMにするか決めたほうがいいのか、いろいろ疎くて悩んでおります。

もし管理人様でしたら、どうされますか?
お手すきの際にでも、ご意見お聞かせいただければ幸いです。

ぷー
ぷー
  格安SIMの管理人
2020年11月3日 5:10 AM

返信ありがとうございます。
確かに、自分がU-mobileの色々に気づいたのもだいぶ時間が経ってからだったことを考慮すると、早めに乗り換えておいた方が良さそうですね。

今回のiPhone買い替えは、バッテリー問題のせいです。バッテリー交換済みですが、再び頻繁に熱暴走し始めたので、故障する前にいい加減買い替えようかと。5G云々などは考えずにおきます。
ご教示ありがとうございました。

最終更新日 2022年8月18日 / 作成日 2015年3月19日
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