ここではドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMへMNPで乗り換える方法を説明します。格安SIMから他の格安SIMへの乗り換える場合も合わせて説明します。
MNPという手続きをすると、今のスマホやガラケーの電話番号を格安SIMでもそのまま使えます。
MNP = Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ
MNPの手続きは、電話をしてMNP予約番号をもらうだけなので簡単です。(格安SIMから他の格安SIMへMNPする場合は、ネットでMNP予約番号を発行します)
MNPをする場合は、MNP転出手数料(番号ポータビリティ手数料)で今のスマホ会社に3000円の転出手数料がかかります(ドコモの旧プランだけ2000円)。
MNPなしで乗り換えることもできます。この場合はMNP転出手数料もかかりませんが、格安SIMで使う電話番号は新しい番号になります。
ドコモから格安SIMへ乗り換え | auから格安SIMへ乗り換え | ソフトバンクから乗り換え |
格安SIMから他の格安SIMへ乗り換える方法 |
格安SIMへMNPする場合の共通事項
MNPするのに必要なもの
① MNP予約番号
MNPするには、MNP予約番号を現在契約している携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)からもらう必要があります。電話をするとすぐにもらえます。
ケータイから151 / 固定電話から0120-800-000
au 受付時間9:00~20:00
ケータイ・固定電話から0077-75470
ソフトバンク 受付時間9:00~20:00
ケータイから*5533 / 固定電話から0800-100-5533
格安SIMから他の格安SIMへMNPする場合は、基本的にネット経由でMNP予約番号を発行します。格安SIMの場合は1日〜4日程度で予約番号が発行されます。
MNP予約番号には有効期限があるので、格安SIMや格安スマホを申し込む直前(当日または前日)にMNP予約番号をもらうのが無難です。
格安SIMへMNPする場合は、音声通話プランがついた格安SIM(通話SIM)が必要です。MNP予約番号をもらった後に、通話SIMの申し込み時にMNP予約番号を入力して申し込みます。
MNP予約番号を発行しただけでは、MNP転出手数料はかかりません。
乗り換えが完了して新しい格安SIMでスマホが使えるようになったら、MNP転出手数料3000円が請求されます。
② 本人名義のクレジットカード
格安SIMを申し込む時に本人名義のクレジットカードが必要です。一部の格安SIMでは口座振替での支払いに応じていますが、時間がかかり選択肢も少なくなるので、クレジットカードで支払うことを強くお勧めします。
格安SIM/格安スマホの申し込みにオススメのクレジットカードと口座振替できるMVNO
基本的に現在のスマホの名義、クレジットカードの名義、そして格安SIMを申し込む人が全て同じ人でないと契約できないので気をつけてください。
未成年の子供名義のスマホを格安SIMにしたい場合、スマホの名義を親名義にして、親名義で格安SIMを申し込む必要があります。一部の格安SIMでは未成年の契約もできますが、選択肢がかなり少なくなります。
③ 本人確認書類
免許証、パスポート、健康保険証、個人番号カードなどの本人確認書類が必要です。免許証を持っている場合は、それを使ってください。
免許証がない場合、格安SIMごとに必要な本人確認書類が若干異なる場合があるので、申し込みを検討するときに事前に必要な本人確認書類を確認してください。
本人確認書類をスマホやガラケー等で撮って、その画像を格安SIMの申し込み時にアップロードします。あまり高画質で撮ると容量をオーバーして申し込み時にエラーが出るので、低画質で撮ります。
事前にすることと注意点
月末近くになると手続きに時間がかる場合があります。当月中の乗り換えたい場合は25日くらいまでには申し込むことをおすすめします。
① 違約金を確認する&最小化する
auとソフトバンクを契約していて、2019年10月以降にプラン変更している場合、違約金は最大1000円です。気にせず他社へ乗り換えです。
auとソフトバンクの場合で、2019年9月以前の古いプランだと、更新月以外に他社に乗り換えると9500円の違約金がかかります。更新月は3ヶ月あるので、更新月がいつかネットで確認します。
更新月ではない場合、新しいプランに変更します。auとソフトバンクはプラン変更すると、翌月から違約金が1000円になります。翌月になったら格安SIMに乗り換えるのが得策です。
ドコモは話が複雑になります。
ドコモの更新月を確認して、更新月だったら違約金もかからないので他社へ乗り換えます。
ドコモの更新月ではない場合、違約金が最大1000円になる新しいプランの人でも、半数以上で古いプランの2年縛りが適用されるので9500円の違約金が発生します。この場合は2021年3月から開始するドコモの格安プラン「ahamo」を待つのが得策です。
② キャリアメールを使っている場合はGmailを作成しておく
キャリアメールを使っている場合は、キャリアメールが使えなくなるので事前にGmailでメールアドレスを作ってメールアドレスの変更を家族や知人に連絡します。
格安SIMや格安スマホのほとんど全ては、MNPをする場合でもスマホが使えなくなる期間なしに手続きができます。TONEモバイルだけが2,3日ほど電話やインターネットが使えなくなるくらいです。
③ クレジットカードを持っていない場合は、クレジットカードを作っておく
格安SIMの申し込みには本人名義のクレジットカードが必要になるので、クレジットカードを持っていない場合は作っておいてください。
クレジットカードには審査があるので、早めにクレジットカードを申し込むことをオススメします。
クレジットカードは普通に使えばデメリットはほとんどないです。
お金は使えるだけ使ってしまえみたいな人にはクレジットカードは毒ですが、普通の人ならクレジットカードで支払ったほうがポイント還元があってお得に使えます。
今のスマホをそのまま格安SIMで使うことができる
ドコモのスマホを使っている場合は、ドコモ回線の格安SIMを使えば、今のスマホをそのまま使えます。写真や音楽、アプリのデータもそのままです。
同じようにauのスマホも基本的にau回線の格安SIM、ソフトバンクのスマホもソフトバンク回線の格安SIMで使えます。
ほとんどの場合で今のスマホを格安SIMで使えますが、SIMロックの解除が必要になったり、使えないパターンもあります。自分のスマホが問題なく使えるか下記を参考にしてみてください。
ドコモのスマホを格安SIMで使う方法 | auのスマホを格安SIMで使う方法 | ソフトバンクのスマホを格安SIMで使う |
今のスマホを使えば、わざわざ新しい格安スマホを買う必要もなく、写真もそのまま、今まで使っているアプリ(キャリアメール以外)もそのままで使えます。
おまけ:格安SIMへのMNPは早ければ早いほどいい
早ければ早いほど、スマホ代の節約になります。
大手キャリアで支払っているスマホ代は月7000円くらいになると思います。格安SIMなら月2000円くらいにできます。
格安SIMは月額料金を5000円くらい安くすることができますが、格安SIMにもデメリットがあります。ただし、大多数の人にとって月額料金が安いメリットがデメリットを大きく上回る結果になります。
格安SIMのメリットとデメリットに関しては下記に詳しく記載しているので参考にしてみてください。
大手キャリアから格安SIMへのMNPしてしばらくすると、なんでもっと早く乗り換えなかったんだろうと思うと思います。
その他の格安SIMや格安スマホ関連のお役立ち情報
- 格安SIMの基本的なこと、格安SIMとは何?
- 格安スマホとプランの選び方の詳細ガイド
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