格安SIMのデータSIMには、SMS機能付きとSMS機能なしの2つがあります。
通話SIMには最初からSMS機能が付いていますが、データSIMはSMS機能を付けるかどうかを申込時に選択する必要があります。
※ データSIM:データ通信専用の格安SIM (格安SIMのデータSIMと通話SIMの違い)
結論を最初に言うと、他に使っているスマホがなければ、データSIMにはSMS機能を付けたほうが良いです。
主に使うスマホがあり、2台目のスマホでデータSIMを使う場合はSMSは不要です。ただし、2台目のスマホにもLINEを入れる場合は、SMS機能が基本的には必要です。
ここではSMS機能を付けるデメリットとメリットを詳しく解説します。
目次
データSIMのSMS機能の最大のデメリット:月額料金が高くなる
データSIMにSMS機能を付けるか悩む原因は、SMS機能を付けると月額料金が140円くらい高くなるからです。
格安SIMによってSMS機能の月額料金は異なりますが、月120円から150円高くなります(平均月140円)。
※ au回線の格安SIM、UQ mobile、BIGLOBEモバイルのタイプA、mineoのauプラン、IIJmioのタイプA等のデータSIMはSMS機能込みの料金です。
データSIMを検討している場合は、下記を参考にしてみてください。
月1000円未満の格安SIMのデータ通信専用を選ぶポイントとおすすめのデータSIM&大容量データSIM
途中でSMS機能を付けたり外したりできない
データSIMを申し込む時に、SMSを付けるかどうかを選択したら、それ以降は変更できません。
SMSの有無を変更したい場合は、一度解約して、また新たにデータSIMを申し込む必要があります。
SMSなんか使わないから、月額料金を節約するためにデータSIMにSMSを付けないと、結構いろいろデメリットがあります。
SMS機能のメリット1:LINEが簡単に使える
データSIMにSMS機能が付いていると、LINEが簡単に使えます。
LINEを使い始めるには、SMS認証か電話番号での認証が必要です。
データSIMにSMS機能がついていない場合は電話番号で認証します。050などのIP電話番号は使えません。スマホの電話番号か固定電話の電話番号が必要です。
既に電話番号でLINEを登録したことがある場合、LINEで登録したことがない電話番号で認証をする必要があります。
データSIMにSMS機能が付いていれば、SMS認証で簡単にLINEが使えます。
※ 以前はLINEにはFacebook認証がありましたが、2020年4月に廃止になりました。
SMS機能のメリット2:SMS認証が必要になることが多くなった
最近はセキュリティの強化で、SMS認証をすることが多くなっています。
以前はSMS認証と言えば、LINEアプリが主でしたが、今では本人確認や二段階認証、QRコード決済などでSMS認証が必要になる場合があったりします。
SMS機能のメリット3:セルスタンバイ問題の回避
データSIMにSMS機能を付けないと電池が消耗する可能性があります。
例えば、SMS付きのデータSIMを入れたスマホだと、スリープ状態で1時間0.3%くらい電池を使ったとします。これがSMSなしだと1時間1%くらい電池を使ったりします。
データSIMにSMS機能をつけないことにより電池が消耗する問題を、セルスタンバイ問題(アンテナピクト問題/電池消耗問題)といいます。
ただし、セルスタンバイ問題は2014年〜2017年くらいに発生した問題です。今では多くのスマホメーカーが対策しているので、SMSなしでも電池消費が増えないスマホがほとんどです。
ファーウェイのスマホに発生する可能性が少し高いので、ファーウェイのスマホでSMSなしのデータSIMを使う場合に、少し注意が必要なくらいです。
iPhone/iPadは、データSIMにSMS機能を付けたほうが良いかも?
iPhoneやiPadは、iOSによってデータSIMにSMSが付いているかで、使い勝手が大きく変わったことがありました。
iOS6以前:SMSがないデータSIMはLTE通信ができない
iOS7:SMSがないデータSIMでもLTE通信ができるようになる
iOS8:SMSがないデータSIMの場合、LTE/3Gの接続に時間がかかるようになる
ただ、iOS9以降は特に悪い話を聞きません。
念の為、SMSなしのデータSIMをiOS13.5のiPhone XRに入れて試してみましたが、普通にデータ通信ができました。
今後どうなるかは正直わかりませんが、iOS端末でSMSなしのデータSIMだとデータ通信に不具合が出る可能性は、相当低いと思います。
※ iPad自体にSMS機能が付いていないので、SMS付きのデータSIMを入れても、SMSは使えません。
Androidタブレットは、SMS機能の必要性はケースバイケース
Androidタブレットに音声通話機能が付いていない場合は、セルスタンバイは発生しません。
そのため余分な電池消費を抑えるという意味ではデータSIMのSMS機能は不要です。
音声通話機能が付いていてもCPUにSnapdragonを使っていれば、最近のタブレットならセルスタンバイによる余分な電池消費はほとんど起こらないです。
ファーウェイのタブレットとCPUにMediaTekを使っているタブレットの場合は、余分な電池消費が発生する可能性が高いので、データSIMにはSMS機能を付けたほうが無難かもです。
データSIMのSMS機能の必要性のまとめ
昔のスマホは電池消費が増えるので、データSIMにはSMS機能は付けることをおすすめしていました。
それが、2018年以降に発売されたほとんどのスマホは、SMSなしでも電池消費が異常に増えることがなくなったので、電池消費を抑えるという意味ではSMS機能はほぼ不要になりました。
その代わりに、SMS認証の必要性が増えていっています。
LINEアプリを使うには、基本的にはSMS認証が必要です(認証に使ったことがないケータイ番号や固定電話番号があれば、その電話番号で認証ができます)。
フィシング詐欺やら不正アクセスなどを防ぐために、SMS認証が必要になることも増えています。パスワードの2段階認証や本人確認などでもSMSを使ったりします。
主に使うスマホがあり、2台目のスマホでデータSIMを使う場合はSMS認証をすることはほとんどないので、データSIMのSMS機能は不要です。
主に使うスマホでデータSIMを使う場合は、SMS機能を付けることをおすすめします。
この記事に関する口コミ
Huaweiを問い詰めた結果
セルスタンバイ問題に関しなく、コスト削減の為に電力消費対策を取ていない事の裏付けが取れました
薄利多売だからとっとと消費して貰えないと利益にならんのでしょう
novaはスナドラ搭載機なのにスリープ時に電力消耗するワケですね/(^o^)\ナットク
nova lite、P10 lite、Mate 10 Proの時代は、セルスタンバイで電池かかなり消費していたと思います。nova lite 2以降だと、セルスタンイバの電池消費はかなり少なくなっているかと。。
ただ最近は、セルスタンバイを調べていないので、今はどうなっているかは知らなかったりです。。
相変わらずの消費っぷりですね
P30liteはスリープで2%消費していました
最近購入したP20liteは正確に把握してないけど、結構消費している気がします
個体差もあると思いますが、スリープ無意味かもしれませんね/(^o^)\
2%は時間単位です
P20liteも時間2%程度の消費の様でした
ブラウザ等の仕様はnova⇔P20lite⇔P30liteいづれも時間10%程度の消費の様でした
不思議とよく分からん結果ですね
ps.
novaは不良で2〜3回交換しましたが、ジェスチャーが利かない
ギャラリーの画像が勝手に消える等の問題は全てに於いて収まりませんでした
Huawei曰くアカウントの不具合だという事でしたが、同じアカウントでも別の端末では同様の現象は発生しないとか
あんだって同じアカウントのバグなのに別の端末じゃ現象が起きねぇのか質疑すると曰く“分らない”そうです/(^o^)\
本当かよHuaweiこの野郎 \(^o^)/
そうそう、自分のSIMはOCNなのでグローバルipの影響もあるやもしれません
でも管理人の説明の通りであればそんなに影響はないかもしれません
なんのハナシか気になる人は 「 格安SIMの管理人 グローバルip 」で検索してね\(^o^)/