ドコモの料金プランと格安SIMを徹底比較します。
結論から言うと、月100GBを超えて使う人はドコモ、月10GB〜100GBの人はahamo、10GB未満の人は格安SIMまたはドコモのエコノミーMVNOがおすすめです。
ただし、周りに助けてくれる人がいない高齢者はドコモが良いです。何かあったらドコモショップでスマホの調子を見てくれます。
ドコモと格安SIM/ahamo/エコノミーMVNOの主な違いは、料金プラン、店舗サポート、通信速度です。
ドコモの料金プランが高い理由は店舗サポートがあるためです。月2000円くらいは店舗費用で実質上乗せされていると思われます。
ここではドコモの料金プランの詳細と、ドコモとahamoの比較、ドコモとエコノミーMVNOの比較、ドコモと格安SIMの比較を徹底解説します。
ドコモを選ぶ理由はフルサポートにありますが、選ばない理由も無駄なフルサポートにあります。
※ 通信速度は速度ランキングを参考にしてみてください
目次
ドコモの料金プランの詳細
ギガライトの料金:月1GB〜7GBの従量制
ドコモの5G ギガライトの料金プランは下記です。dカードお支払い割の月187円割引を適用した料金です。
データ量 | ドコモ光契約 | ドコモ契約数 | ギガライト利用料金 |
---|---|---|---|
1GB以下 | あり/なし | 1回線 | 3,278円/月 |
2回線 | 2,728円/月 | ||
3回線以上 | 2,178円/月 | ||
1GB超〜3GB以下 | なし | 1回線 | 4,378円/月 |
2回線 | 3,828円/月 | ||
3回線以上 | 3,278円/月 | ||
あり (550円割引) | 1回線 | 3,828円/月 | |
2回線 | 3,278円/月 | ||
3回線以上 | 2,728円/月 | ||
3GB超〜5GB以下 | なし | 1回線 | 5,428円/月 |
2回線 | 4,928円/月 | ||
3回線以上 | 4,378円/月 | ||
あり (1100円割引) | 1回線 | 4,328円/月 | |
2回線 | 3,828円/月 | ||
3回線以上 | 3,278円/月 | ||
5GB超〜7GB以下 | なし | 1回線 | 6,578円/月 |
2回線 | 6,028円/月 | ||
3回線以上 | 5,478円/月 | ||
あり (1100円割引) | 1回線 | 5,478円/月 | |
2回線 | 4,928円/月 | ||
3回線以上 | 4,378円/月 |
ドコモの5G ギガライトは実際に使ったデータ量で料金が変わる段階制プランです。テザリングも使えます。
月7GBを超えると速度は最大128kbpsに制限されます。余ったデータの繰り越しはできません。
ギガホ プレミアムの料金:データ無制限
ドコモの5G ギガホ プレミアの料金プランは下記です。dカードお支払い割の月187円割引を適用した料金です。
ドコモ光契約 | ドコモ契約数 | ギガホ プレミアの料金 |
---|---|---|
なし | 1回線 | 7,188円/月 |
2回線 | 6,638円/月 | |
3回線以上 | 6,088円/月 | |
あり (1100円割引) | 1回線 | 6,088円/月 |
2回線 | 5,538円/月 | |
3回線以上 | 4,988円/月 |
ドコモの5G ギガホ プレミアはデータ無制限プランです。テザリングも無制限に使えます。
実際に使ったデータ量が月3GB以下の場合は、その月は1650円割引になります。
ドコモの5Gと4Gプランの違い
ドコモの5Gと4Gプランの違いは、5Gプランは5G対応端末の動作保証対象ですが、4Gプランは5G対応端末が動くかの保証はありません。
料金プランの大きな違いは、4Gのギガホプレミアは月60GBまでですが、5Gのギガホプレミアムなら月100GBでも200GBでも無制限に使えることです。
今から契約する人のほぼ全てはドコモの5Gプランでの契約になります。
通話料金やその他の料金の詳細
ドコモの通話料金
- 音声プションなし:30秒22円
- 5分通話無料オプション:月770円で国内通話が5分かけ放題、1回の通話で5分超過後は30秒22円
- かけ放題オプション:月1870円で国内通話が時間無制限でかけ放題
※ ドコモのファミリー割引を申し込むと、音声プションなしでドコモを契約している家族間での通話料金が無料です。
その他にかかる手数料やドコモの違約金
- 事務手数料:3300円
- 機種変更の手数料:2200円
- 違約金:ドコモをいつ解約しても違約金はかかりません (定期契約なし)
※ ドコモオンラインショップなら事務手数料無料、機種変更の手数料も無料
ドコモの料金を安くするのに必要なこと
ドコモはそのままでは料金が割高すぎますが、安くする方法があるので、まずはそれを紹介します。
① ファミリー割引で家族でドコモを契約すると一人当たり最大月1100円引き
家族でドコモを契約してファミリー割引を申し込むと、ドコモの利用料金が一人当たり最大1100円引きになります。家族内の通話料金も無料になります。
ファミリー割引はドコモショップで申し込むか、ドコモに電話して申込書を送付してもらって申込書を記載して返送すると申し込めます。
ファミリー割引の家族の範囲:ドコモが定める三親等以内
代表回線の契約者と異なる名字かつ異なる住所に住んでいる場合は、代表回線からの同意書または代表回線への電話による同意確認が必要です。
支払い口座や請求先はそれぞれ別々でも大丈夫です。
ドコモの回線数の数え方
音声通話が可能な料金プラン(2in1、キッズケータイプラス、キッズケータイプランを除く)の契約回線が対象です。ahamoも対象です。
例えば「ファミリー割引」グループ内でギガホ1回線、ギガライト1回線、ahamo1回線を契約している場合は3回線になり、ギガホが月1100円引き、ギガライトも月1100円引きです。
② ドコモ光セット割で一人当たり最大月1100円引き
「ファミリー割引」グループ内の誰かがドコモ光を契約していると、ドコモ光セット割で一人当たり最大1100円引きが適用されます。
ギガライト1GB以下の場合はドコモ光の割引なし、3GB以下なら1人550円引き、3GB超もしくはギガホだと1人当たり1100円引きです。
③ dカード GOLDでドコモ利用料金が10%ポイント還元
dカード GOLDを持っていると、ドコモのスマホ料金やドコモ光の利用料金の10%のdポイントがもらえます。(税抜1,000円につき10%)
例えば、今月の利用料金の合計が1万円だった場合、dカード GOLDを持っていれば1000ポイントのdポイントがもらえます。(端末購入代は10%ポイント還元にはなりません)
dカード GOLDは年会費が11,000円かかりますが、家族でドコモを契約している場合は簡単に年会費をカバーできます。
家族の料金も10%ポイント還元にするにはdカード GOLDの家族カードが必要ですが、家族カードは1枚目は無料、2枚目以降は1枚1100円/年なので、十分にペイできます。
ドコモとahamoの比較
ahamoの月額料金 | データ量 | 低速 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|---|
月2970円 | 20GB | 1Mbps | ✕ | ◎ |
月4950円 | 100GB (大盛り) |
※ ahamoは5分かけ放題が無料で付いてきます
ahamoの通品品質はドコモと同じです。ahamoはドコモと同じ速度とエリアで使えます。
ドコモとahamoの違いは料金プラン、キャリアメール(ドコモメール)、サポートです。
ahamoはデメリットだらけは本当?評判と料金プランの総まとめ
ドコモとahamoの料金の違い
月1GB超〜100GB以下ならahamoの方が圧倒的に安くなります。ほとんどのドコモのスマホがそのままahamoで使えます。
ドコモユーザでahamo対応機種を使っているなら、プラン変更するだけで、安いahamoに乗り換えられます。
※ ドコモのスマホの95%くらいはahamo対応機種です
ドコモとahamoのキャリアメールの違い
ドコモはドコモメール(キャリアメール)が無料で使えますが、ahamoで引き続きドコモメールを使いたい場合は月330円の料金がかかります。
ahamoでは、基本的にはGmailなどのフリーメールを使うのが一般的です。
ドコモとahamoのサポートの違い
何かあった場合、ドコモなら電話、チャット、ドコモショップでサポートしてくれます。
ahamoだとチャットサポートだけです。(ahamo契約時のみ3300円払えばドコモショップで契約サポートをしてくれます)
ドコモとahamo、どっちが良い?
月100GBを超えて使う人や、サポートが必要な高齢者の場合は、ドコモがおすすめです。
それ以外の人はahamoがおすすめですが、月10GB以下で十分な人は月20GBのahamoを契約しても勿体無いので、ドコモのエコノミーMVNOや格安SIMがおすすめです。
ドコモとエコノミーMVNOの比較
ドコモのエコノミーMVNOとは、ドコモショップで契約できる格安SIMのことをいいます。
現時点では、OCNモバイルONE、TONEモバイル、LIBMOがドコモのエコノミーMVNOです。
ドコモとドコモのエコノミーMVNOの違い
ドコモのエコノミーMVNOは、名前にドコモと付きますが、通信速度はドコモとは異なります。
OCNモバイルONEはドコモと同じくらい速い速度が出ますが、TONEモバイルとLIBMOはドコモと比べて結構遅くなります。
ドコモのエコノミーMVNOはほぼ無意味
OCNモバイルONE、TONEモバイル、LIBMOは、ドコモのエコノミーMVNOとしてドコモショップで契約できますが、その後のドコモショップでのサポートは対象外です。
例えば、OCNモバイルONEの公式サイトで申し込んだ場合でも、ドコモショップで契約した場合でも、OCNモバイルONEの料金プランや通信品質は変わりません。
OCNの公式サイトのキャンペーンで申し込んだ方がお得だったりします。
一部のドコモショップでOCNモバイルONEの乗り換えキャンペーンをしている場合も
一部のドコモショップで、ドコモの端末セットならOCNモバイルONEをお得に契約できるキャンペーンをしている場合があります。
最新のiPhoneにお得に乗り換えたい場合は、ドコモショップのキャンペーンを探してみるのはアリです。
ドコモと格安SIMの比較
ドコモと格安SIMを比較すると、格安SIMのほうが圧倒的に安く使えます。
IIJmioの月額料金 | データ量 | 低速 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|---|
月850円 | 2GB | 300kbps | ◯ | ◯ |
月990円 | 4GB | |||
月1500円 | 8GB | |||
月1800円 | 15GB | |||
月2000円 | 20GB |
月10GB以下で十分な場合は、20GBのahamoを契約しても勿体ないので、月10GB以下の安いプランがある格安SIMを契約するのがおすすめです。
一般的な格安SIMのサポートは、電話とチャットになります。
月1GBと2GBの格安SIMおすすめランキング(最安の小容量プラン)
月3GB〜9GBの格安SIMおすすめランキング(スマホの中容量)
ドコモを選ぶ理由はフルサポート(主に高齢者向け・・)
毎月のスマホ料金が大幅に安くなるahamoや格安SIMよりも、ドコモを選ぶ理由はフルサポートにあります。
ドコモならオンラインチャット、ドコモショップ、電話でサポートを受けられます。
ahamoだとオンラインチャットだけ、格安SIMだとオンラインチャットや電話でのサポートになります。店舗でのサポートは基本的にないです。
故障やスマホの不具合などで、対面でサポートが必要な場合は、毎月のスマホ料金は高くなりますがドコモがおすすめです。
※ スマホをちょっといじったり、ネットで調べれば不具合のほとんどは対処できると思いますが、高齢者だとおそらく1人では対処できないです・・
おすすめの格安SIM
- 楽天モバイル
- 月1078円〜3278円の段階制。データ無制限でも月3278円。電話が24時間無料でかけ放題。速度は速いですが、場所によって電波が弱くなることもあります
- ワイモバイル
- ソフトバンク回線の格安SIM。速度が超速く快適に使えます。2回線目以降は3GB990円。余ったデータの繰越可、ヤフーショッピングと組み合わせるとネットの買い物が最安値でコスパが最高
- IIJmio
- ドコモ回線の格安SIM。他社からの乗り換えなら格安スマホが大幅割引。速度も比較的速く、余ったデータの繰越可、2GB850円、5GB990円など格安料金
コメントを書き込む(口コミ9件)
和歌山在住なのですが、何故かうちの近所だとOCN新プランの速度があまり早くありません
そのうえ、勤めている所がちょっと特殊なので基地局から遠く、余計に電波が入りません
ですが、ahamoに変えた途端電波が非常に良くなりました
私自身は正直、毎月3GB使ったら使いすぎたという位なのでOCNのほうが適正ですが…
でも通信速度には変えられません
ただ、周りにOCNユーザーが皆無なのでわからないんですが、ahamoでなんでこんなに通信品質変わったのかが疑問です
いつも楽しく拝見しています。
どの記事もとても参考になり、ありがとうございます。
本日は相談に乗っていただきたく、コメントしました。
以下のような友人がいます。
・自宅にWi-Fi環境がない。
・YouTubeはそこそこ見る。たまにzoomも使用する。
・音声通話はほとんどしない。
・キャリアメールもほとんど利用しない。
・家族でほかにスマホを使う人はいない。
現在はドコモのギガホを利用しており、毎月のデータ使用量は約30〜40GBです。
自宅にWi-Fi環境がないため、このようなケースでは、私はそのままギガホでやむなしと思っています。
管理人さんに格安SIMの選択肢など、良いお知恵があればお教えいただけると幸いです。
私もギガホのままで良いと思います。
強いていえば、DSDV対応のAndroidスマホにして、音声通話はOCNモバイルONEの1GBプラン、データ通信はFUJI WiFiのSIMプラン(50GBプラン)にしたほうが月額料金が半額くらいになります。
iPhoneを使いたいとなると、そのまま安定しているギガホを使い続けるのが得策かと。
ドコモの機種を一括払いするとケータイ補償3年間が適用
の部分の記載がちょっと微妙なのでコメントします。
最初に端末を購入する際は、dカードGOLDで支払う必要はありません(割賦でも可能)。
全損時の代替端末を購入する際の支払いをdカードGOLDで一括払いする必要があります。
ケータイ補償申請して承認されると、代替達末の支払から最大10万円が決済時に割引になるという仕組みです。
うげ・・・。。。
1年近く勘違いしていました。まさにその通りです。修正しなくちゃ。(他にも修正記事がすごくあって1週間以内には直せるように・・)
ご指摘ありがとうございます。
全員500円程度還元されるようですが、500円程度では安くなった実感無く端末が高くなって、トータル料金変わらない印象でしょうね。
新プランは、2年ごとに機種変すると以前より割高なプランに、2年半〜3年ごとに機種変でイーブン、同じ機種を3年以上使うと割安になるプランな感じがします。
最近のスマホはかなり高性能なので、全体の平均をとると3年〜3年半で機種変している感じがします。
ヤフーのコメント欄がまさにコロコロ機種変する人で溢れてました。
契約者でもないのになぜかキレている人もいるわで笑えました。
ようやく、制限速度が128kbpsから楽天と同等になって、ものを大切に使う三人組運命共同体ヘビーユーザー連合が報われるようになるってところですかね。
今までMVNO未満の状態を放置してきたのには呆れるけれど、大手のサービスの質が上がるのは競争でMVNOも触発されそうで歓迎です。
それと一言。
養分様がいらっしゃるから、MNOが儲かり、回線レンタル料もリーズナブルに提供され我々はMVNOを安く使えるのです。
いわば、スポンサーなので多少の敬意をもって接しましょう。
うちみたいなクソ田舎だと、Wimax2+が遅くてろくに使えなかったり圏外になったり(しかもエリア確認ではバリバリのエリア内、窓際おろか、ポケットwi-fiで外に出ようが変わらず)、au本家のLTE すら電波や速度がイマイチだったり、ソフトバンク系使おうにも圏外多発や低速地帯だったり、ドコモショップのお姉さんがやたら可愛かったり、人によっては事情もあるんじゃないですかね。
高画質動画に量使うなら、サービスを選んで固定回線でダウンロードしてキャッシュ作ったり頭使えよとは思いますが。
私はこのサイトの情報でDMMを契約したのではないですが、友達いないのでこのサイトさえあれば紹介コードに困らないので、浮気の際は使わせていただきます。
そろそろ低速3日制限に気を使うのがだるくなってきたので。
場所で速度や安定性は様変わりするので参考程度ですが、最適化というか劣化の有無、速度制御、pingの実測値は、街に出撃する際に諦める材料になりとても有益でした。
MVNOが公式に宣伝に使える良いところよりも、悪いところを知りたいものです。
私もヤフーのコメント欄を見てましたが、ドコモの新プランに否定的な意見ばかりでした。そのほとんどが2年で機種変する人たちなので、ネットの意見の妥当性を測るのは、なかなかに難しいです。みんなが言うからそうなんだが通じない世界ー。
機種変勢は今までが優遇されすぎていたので、個人的には無難なところに落ち着いたと思っています。
今まで機種変をほとんどせずに完全養分だった人たちが報われるプランだと思います。(正直、養分になるのが本望なんだろうとか思ってしまっていました・・)
ほとんどの場所は、ドコモでもauでもソフトバンクでも同じように使えると思っていたので、どのくらいの田舎が気になります・・。さすがドコモは万能的に強いですね。
Wimax2+ってバリバリのサービスエリア内でも電波ナッシング。Wimax2+のエリア確認の有用性を少し下方修正しないと。少なくとも田舎だとエリア内でもTry WiMAXは必須みたいな感じに修正しようと思います。