ここではドコモから楽天モバイルへMNPで乗り換える全手順を説明します。今のドコモのiPhoneやAndroidスマホを楽天モバイルで使う方法も合わせて解説します。
※ MNPは今の電話番号のままで楽天モバイルへ乗り換えられる手続きです。
今のスマホが楽天モバイルで使えるか確認する
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ドコモの違約金と更新月を確認
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今のスマホのSIMロックを解除
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ネットや電話でMNP予約番号をもらう
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MNP予約番号を使って楽天モバイルを申し込む
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1〜3日程度するとSIMカードが自宅に届く。ドコモのスマホはこの間も普通に使える。
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転入手続きをする。転入手続きをすると今のスマホが使えなくなる。届いたSIMカードを今のスマホに入れる。必要に応じてAPNの設定をする。
転入手続きから数分〜30分ほどで、今のスマホが今の電話番号のままで再び電話やネットが使えるようになります。
これでスマホがデータ無制限で1年間無料で使えます(2年目以降は月2980円。パートナー回線エリアだと月5GB+低速1Mbpsです)
楽天モバイルのUN-LIMITを実際に使って徹底解説、料金プランと総合評価
目次
- ステップ1:今のドコモのスマホが楽天モバイルで使えるか確認する
- ステップ2:ドコモの違約金と更新月を確認する
- ステップ3:dポイントを使い切る
- ステップ4:ドコモメールを使っている場合はGmailに変更する
- ステップ5:SIMロックを解除する
- ステップ6:MNP予約番号をもらう
- ステップ7:楽天モバイルを契約する
- ステップ8:SIMカードが届いたら転入手続きをしてSIMを設定する
- ステップ9:楽天リンクを使ってキャンペーン特典を適用する
- ステップ10:ドコモの解約手続き
- ステップ11:もし使ってみて電波が悪かったら
- 別方法:乗り換えではなくポケットWiFiを使って節約する方法
- 別方法:eSIM対応のiPhoneならドコモの契約のままで安くする方法
- ドコモから楽天モバイルへの乗り換えのコメント(気軽に書き込んでいただければと)
ステップ1:今のドコモのスマホが楽天モバイルで使えるか確認する
まずは今のドコモのiPhoneやAndroidスマホで、楽天モバイルの楽天アンリミットが使えるか把握します。
※ 対応状況確認で今のスマホがデータ通信、通話、SMS(楽天回線)に対応していれば基本的に大丈夫です。AndroidスマホだとSMS(パートナー回線)の機能も必要です。
楽天モバイルで使えるドコモのiPhone
- iPhone XR / XS / XS Max
- iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
- iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
- iPhone SE 第2世代
楽天モバイルで使えるドコモのAndroidスマホ
- AQUOS R5G SH-51A / sense3 SH-02M / zero2 SH-01M
ドコモのAndroidスマホで楽天アンリミットに対応しているのは、今のところ3機種だけです・・。
上記のドコモのスマホならSIMロックを解除すれば楽天モバイルで使えます。
楽天モバイルで使えるスマホを持っていない場合は、格安スマホとセットに楽天モバイルを申し込むのがおすすめです。
楽天モバイルでは先着300万人まで、月2980円でギガ使い放題のRakuten UN-LIMITを1年間無料に使えるキャンペーンを行っています。
楽天モバイルなら通常かかる事務手数料3300円が無料、さらにSIMのみなら楽天ポイントが5000ポイント、格安スマホとセットだと追加で最大2万ポイントもらえます。
キャンペーンの終了日は未定です。
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ステップ2:ドコモの違約金と更新月を確認する
2019年10月以降のドコモの新しいプランだと違約金が最大1000円ですが、ドコモユーザで違約金1000円になる人は少ないです。
古いプランのままの人は、2年ごとにある3ヶ月間の更新月ではない場合、違約金が9500円かかります。
ドコモの新しいプランに変更しても、古いプランの2年ごとの更新月が来ていない場合は、違約金は9500円かかります。
更新月の確認の仕方
My docomoにログイン → 「ご契約内容」→ 「すべてのご契約内容を確認」→ 「ご契約情報」→ ご契約内容の2ページ目をタップ → ご契約プランに「満了月は202X年X月」と表示されます。
満了月から3ヶ月間が違約金がかからない更新月です。7月が満了月の場合、7,8,9月が違約金なしの期間です。
2019年10月以降にプラン変更している場合は、満了月ではなく「留保期間」が表示されます。留保期間を過ぎれば、違約金は最大1000円になります。
電話で問い合わせる場合(9:00~20:00)
・ドコモのスマホから151
・0120-800-000
ahamoへの乗り換えなら違約金はかからない
2021年3月から始まるドコモのahamoへの乗り換えなら更新月でなくても違約金はかかりません。
ただ楽天モバイルなら1年間無料で使えて、楽天ポイントもたくさんもらえるので、違約金が9500円かかってもとりあえず楽天モバイルを申し込むというのはアリです。
もしあまり良い感じには使えなかった場合は、楽天ポイントをもらってからドコモのahamoに乗り換えても、楽天モバイルなら違約金やMNP転出手数料もかかりません。
ステップ3:dポイントを使い切る
ドコモから楽天モバイルへ乗り換える場合でも、dポイントはdアカウントに紐付いているので、dポイントは消滅しません。
※ ほとんどのドコモユーザはdアカウントを持っていると思いますが、もし持っていない場合はdカウントを発行すると、乗り換え後もdポイントを保持できます。
ただdポイントを残していても、そのうち有効期限切れになるので、残っているdポイントは全部使ってしまうのがおすすめです。
- ケータイ料金の支払いに使う (期間限定・用途限定ポイントは使えません)
- dショッピングの買い物で使う
- dポイントカードを設定して、コンビニなどで使う
ステップ4:ドコモメールを使っている場合はGmailに変更する
ドコモから楽天モバイルに乗り換えると、ドコモメール(キャリアメール)が使えなくなります。
既にドコモメールを使っていない人は問題ないですが、ドコモメールを使っている人はGmailに変更してください(iCloudメールやYahooメール等でも良いです)。
ドコモのメルアドでショッピングサイトやSNSを登録している場合は、Gmailのメルアドに変更します。必要に応じて、家族や知人などにもメルアドの変更をメールしておきます。
ドコモに乗り換えるとドコモメールが見れなくなるので、必要に応じてドコモメールの中で大切なメールはGmailに事前に転送します。
ステップ5:SIMロックを解除する
ドコモのAndroidスマホやiPhoneはSIMロックを解除する必要があります。
SIMロック解除はネットで5分くらいでできます。下記を参考に、さっくりと解除してしまいましょう!
ステップ6:MNP予約番号をもらう
今のスマホの電話番号のままで楽天モバイルで使いたい場合は、ドコモでMNP予約番号をもらう必要があります。
※ 新しい電話番号でも問題ない場合はMNP予約番号は不要です。
電話でMNP予約番号をもらう(おすすめ)
電話でMNP予約番号をもらう場合(9:00~20:00)
・ドコモのスマホから151
・0120-800-000
ネットでMNP予約番号をもらう
My docomo → メニュー → 関連サービス → ドコモオンライン手続き → 携帯電話ポータビリティ予約(MNP) → ドコモオンライン手続きトップへ → 解約お手続き
解約お手続きの中に「携帯電話番号ポータビリティを予約する」が出てくるので、ここでMNP予約番号をすぐに発行できます。
ドコモショップでもMNP予約番号をもらえますが、事前予約が必要です。
MNP予約番号の有効期限は予約番号発行日を含めて15日間ですが、楽天モバイルへ乗り換える場合は有効期限が7日以上残っている必要があります。残りの有効期限が6日以下になった場合は再発行します。
※ MNP予約番号を発行しただけでは手数料はかかりません。MNP予約番号を使って楽天モバイルに乗り換えて、楽天モバイルが使える状態になったら、MNP転出手数料3000円がドコモから請求されます。
ステップ7:楽天モバイルを契約する
月末近くになると手続きに時間がかる場合があります。当月中に乗り換えたい場合は、25日までに申し込むことをおすすめします。
楽天モバイルはnanoSIMとeSIMを申し込めますが、とりあえず簡単なnanoSIMで申し込むのがおすすめです。eSIMに変更したくなったら後からでも無料で交換できます。
オンラインで契約、それとも店舗で契約したほうが良い?
楽天モバイルはオンライン、または店舗でも申し込めますが、基本的にはオンラインで申し込むのがおすすめです。
というのも、楽天モバイルは契約後は店舗でサポートしてくれないからです。電話やチャットでのサポートも、オペレーターによって回答が変わったりするので結構絶望的です。
店舗で店員さん任せに契約すると、楽天モバイルというのをあまり理解していないまま契約する場合が多いため、その後に四苦八苦する可能性が高いです。
店舗でしか契約できない人には楽天モバイルはおすすめではないです。店舗が多いワイモバイルが良いです。
オンラインで契約できる人は、事前に自分で調べて契約する傾向が高いので、トラブル可能性は低いです。もしトラブっても、自分で検索すればほとんどの問題は解決できます。
楽天モバイルはオンラインの公式サイトで申し込める人におすすめです。
楽天モバイルを申し込むのに必要なもの
- クレジットカード、または銀行のキャシュカード
- MNP予約番号 ← 発行から9日以内、過ぎていれば再発行
- 本人確認書類
クレジットカードは家族名義のカードでも大丈夫です。
本人確認書類を用意する
本人確認書類をアップロードする必要があります。スマホで申し込む場合は、スマホで本人確認書類を撮っておけば大丈夫です。
※ スキャナーやスマホのスキャンアプリの写真は不可です
下記の本人確認書類ならどれか1点
・運転免許証、個人番号カード(マイナンバーカード)等
下記の本人確認書類だと本人確認書類に加えて補助書類1点
・健康保険証、日本国パスポート、住民基本台帳カード等
補助書類
・発行から3ヶ月以内で氏名と住所が一致しているもので契約者本人のもの
・公共料金の請求書や領収書、住民票(マイナンバーの記載なし、本籍地の記載なし)等
楽天モバイルの本人確認書類の注意点、写真の撮り方とアップロードを徹底解説
楽天モバイルを申し込んだら1〜3日程度待つ
楽天モバイルは申し込みから1〜3日程度で届きます(平均2日)。
楽天モバイルを申し込んだ後も、今のスマホははそのまま使えます。電話もネットもできます。
ステップ8:SIMカードが届いたら転入手続きをしてSIMを設定する
楽天モバイルのSIMカードが届いたら同封されている書類に従って、転入手続きをした後に、SIMカードの設定を行います。
転入手続きの受付時間
・9:00~21:00 → 転入完了時間:当日中(受付から10分〜30分程度で完了)
・21:01~翌8:59 → 転入完了時間:翌9:00以降に転入完了
転入手続き → 「my 楽天モバイル」
my 楽天モバイル内の右上メニューをタップして、「お申し込み履歴」を選択します。該当の申込番号を選択してタップします。「転入を開始する」をタップします。
これで転入手続きは完了です。転入が完了するまで少し待ちます。
転入手続きをすると、数分で今のスマホで電話やネットが使えなくなります。
SIMカードを入れる
転入手続きをして、今のスマホで電話やネットが使えなくなったら、楽天モバイルのSIMカードをスマホに入れます。
SIM取り出しピンをiPhoneの側面の小さい穴に少し強く挿しこむと、SIMスロットが取り出せます。
SIM取り出し品を持っていない場合は、100円ショップのクリップでも代用できます。
こんな感じでRakuten UNLIMITのSIMを入れます。
SIMを入れたら、あとは下記の設定を行ってください。
設定をして転入手続きが完了すると、今のスマホでネットや電話ができるようになっています。
ステップ9:楽天リンクを使ってキャンペーン特典を適用する
楽天リンクを使うとキャンペーンが適用されるので、最後に楽天リンクをインストールして少し使っておきます。
楽天ポイント還元の特典適用の詳細
楽天モバイルでは先着300万人まで、月2980円でギガ使い放題のRakuten UN-LIMITを1年間無料に使えるキャンペーンを行っています。
楽天モバイルなら通常かかる事務手数料3300円が無料、さらにSIMのみなら楽天ポイントが5000ポイント、格安スマホとセットだと追加で最大2万ポイントもらえます。
キャンペーンの終了日は未定です。
キャンペーンの詳細を見る
✅ Rakuetn UN-LIMITを申し込んだ翌月末日までに下記3点をする
✅ ①開通する(データ通信をする)
✅ ②Rakuten Linkで電話を発信して10秒以上の通話を1回以上する
✅ ③Rakuten Linkでメッセージ送信を1回以上利用する
楽天リンクからフリーダイアルなどへ電話をかけた場合はカウントされません。スマホや固定電話の電話番号に発信するとカウントされます。
iPhoneの場合:iTunes
・楽天リンク
・my 楽天モバイル
Androidスマホの場合:Google Play
・楽天リンク
・my 楽天モバイル
無料通話アプリの楽天リンクの詳細は下記も参考にしてみてください。
楽天リンクのレビューと裏技的な使い方まで、通話品質/SMS認証/非通知、対応機種とiPhoneまで徹底解説
楽天リンクだけインストールしてもいいですが、my 楽天モバイルをインストールしておけば、利用履歴なども確認できます。
楽天リンクでちゃん条件を達成できたかは、数日後にmy 楽天モバイルの利用履歴から確認できます。
これで必要なことは一通り完了です!
ステップ10:ドコモの解約手続き
ドコモから楽天モバイルへMNPでの乗り換えた場合は、乗り換えが完了して楽天モバイルが使えるようになった時点でドコモは自動的に解約になります。ドコモで解約手続きは不要です。
スマホの分割払いが残っている場合は、そのまま分割が継続される
スマホの分割払いが残っている場合は、楽天モバイルに乗り換えた場合でも、ドコモの分割払いはそのまま継続されます。
残高を一括で支払いたい場合は、ドコモに問い合わせれば一括に変更できます。
ステップ11:もし使ってみて電波が悪かったら
楽天モバイルの評判は人によって結構極端です。実際のところどうなっているのかTwitterで投票をとってみました
投票の結果だけを除くと、
・普通に使えている人が58.3%
・月1,2回くらい圏外になる人が16.0%
・週1,2回以上圏外になる人が25.6%
ただし、この投票期間中に限定的な条件下でiPhoneのDSDS利用で圏外になるバグが発生したため、週1,2回以上で圏外になる人が通常よりも5%くらい加算された感じです。
加えて、この手の圏外になるかどうかの投票だと、普通に使えている人よりも、圏外になる人のほうが投票する傾向が高くなります・・。
以上から推察すると、1割は圏外が多く使い勝手が悪くなる人たち、1割はなんとも微妙な感じ、残り8割は特に問題ない人たちになると思われます。
※ 他サイトが行ったアンケート結果も楽天アンリミットの満足度は8割でした。
iPhoneやDSDV対応のAndroidスマホなら、月480円SIMで圏外対策
データSIMを契約してSIMスロットに入れておけば、楽天回線の電波が死んでいる時は簡単にデータSIMでネットができます。
Rakuten Linkを使っていれば、楽天回線が死んでも、データSIM側でRakuten Link経由で電話が使えます。
IIJmioなら月480円で1GB使えるので、圏外になることがそこそこある場合は、IIJmioで塞ぐのがおすすめです。
とても運が悪い人たちの場合
楽天モバイルは使ってみないとわかりません。
8割くらいは満足して使っているので、分が悪い賭けではありませんが、中には我慢できないくらい電波が悪くなる人達もいます。
そんな場合は、あきらめてahamoへ乗り換えるのがおすすめです。楽天モバイルはいつ乗り換えても違約金はかからず、他社へのMNP転出手数料もゼロ円です。
オンラインで契約している人たちなら2回目以降の乗り換えはすごく簡単
初めてオンラインでスマホを乗り換える場合、慣れていないため結構難しく感じるかもですが、2回目以降の乗り換えは簡単です。最初の10分の1くらいの労力で乗り換えられると思います。
ただ、店舗で契約している人だと労力があまり変わりません。このご時世で店舗に行って、いろいろ手続きしてもらってようやく乗り換えられる感じです・・。
別方法:乗り換えではなくポケットWiFiを使って節約する方法
ドコモのままで楽天アンリミットを利用したい場合は、ポケットWiFiもおすすめです。今なら本体価格1円で楽天アンリミットで使えるポケットWiFiが手に入ります。
実質0円!Rakuten WiFi Pocketのスペックとレビュー&無料で使える楽天モバイルのポケットWiFiの使い方
ポケットWiFiがうまく使えたら、ドコモの契約を一番安いプランに変更して、スマホ料金を節約できます。
別方法:eSIM対応のiPhoneならドコモの契約のままで安くする方法
ドコモのまま楽天モバイルを試したい場合で、eSIM対応のiPhoneを持っている場合は、楽天モバイルをeSIMで新規電話番号で契約するのもおすすめです。
※ 新規電話番号での契約なので、MNP予約番号は不要です
eSIM対応のiPhoneの内部(iPhone XR以上)
・基盤に張り付いているeSIM ← Rakuten UNLIMITを設定
・取り外せる物理SIM ← ドコモのSIMが入っている
データ通信は楽天UNLIMIT経由でギガ使い放題で1年無料なので、ドコモの料金プランを一番安いプランに変更して節約できます。
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