ワイモバイルとラインモ(LINEMO)はソフトバンク回線を使っていて、基本的に同じ通信品質でサービスエリアも同じです。ソフトバンクのスマホと同じように使えます。
ただし、ワイモバイルとラインモは、通信品質は同じでもサービス内容に大きな違いがあります。
ワイモバイルは3/15/25GBから選べて、家族割引や学割、光回線割引、PayPay特典などの特典が盛り沢山です。
LINEMOは20GBのみのシンプルなプランで、LINEアプリをデータ消費なしに使えて、700万種類のLINEスタンプが無料で使えます。
ここではワイモバイルとLINEMOの違いを徹底比較します。ワイモバイルとLINEMOのどっちが良いか迷っている場合に参考にしてみてください。
目次
ワイモバとLINEMOの違いのまとめ表
ワイモバイル | ラインモ | ||||
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 3GB | 1回線目 | 2178円 | 20GB | 2728円 |
2回線目以降 | 990円 | ||||
15GB | 1回線目 | 3278円 | |||
2回線目以降 | 2090円 | ||||
25GB | 1回線目 | 4158円 | |||
2回線目以降 | 2970円 | ||||
事務手数料 | 無料(店舗契約だと3300円) | 無料 | |||
違約金 | なし | なし | |||
SoftBank光割引 | ワイモバの1回線目が月1188円引き。「おうち割 光セット」でSoftBank光のオプション料金が月1566円引き | なし | |||
学割 | 最大で合計14,300円引き(親の契約も割引) | なし | |||
通話料金 | 10分かけ放題:月770円 時間無制限かけ放題:月1870円(60歳以上は月770円) | 5分かけ放題:月550円 時間無制限かけ放題:月1650円 | |||
速度(高速) | ソフトバンクと同じ速度 | ソフトバンクと同じ速度(※混雑時に速度制御の記載あり) | |||
速度(低速) | 1Mbps ← 3GBプランは300kbps | 1Mbps | |||
データ繰越 | なし | なし | |||
LINEアプリ | データを消費する | データを消費しない | |||
LINEスタンプ | 特典なし | 700万種類以上が無料 | |||
LINEのID検索 | 対応 | 対応 | |||
5G | 対応 | 対応 | |||
eSIM | 対応 | 対応 | |||
対応機種 | 基本的に何でも使える | 基本的に何でも使える | |||
キャリアメール | 対応(※今のキャリアメールは使えない) | なし | |||
留守番電話 | 対応(無料) | なし | |||
Yahooプレミアム会員 | 無料 | 月508円 | |||
PayPay | 特典あり | 特典なし(先行エントリーのみ) | |||
シェアSIM | あり | なし | |||
サポート | 店舗/オンラインチャット/電話 | オンラインチャット(トラブル時は電話対応もある) | |||
キャンペーン | たくさん(ソフトバンクからの乗り換えだと少し) | 少し | |||
契約 | 店舗/オンライン | オンライン | |||
支払い | クレジットカード/口座振替 | クレジットカード(口座振替は後日対応) |
月額料金の比較
ワイモバイルとLINEMOの最大の違いは、月額料金と使えるデータ量の選択肢です。
ワイモバイル | ラインモ | ||||
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 3GB | 1回線目 | 2178円 | 20GB | 2728円 |
2回線目以降 | 990円 | ||||
15GB | 1回線目 | 3278円 | |||
2回線目以降 | 2090円 | ||||
25GB | 1回線目 | 4158円 | |||
2回線目以降 | 2970円 |
ワイモバイルは3/15/25GBから選べるのに対して、ラインモは20GBのみです。
ワイモバイルなら、個人で複数契約したり家族で契約すると、2回線目(2人目)以降の月額料金が大幅に安くなります。
1人で契約する場合で3GBを超えて使う場合は、LINEMOがおすすめです。3GB以下で十分な場合や、2人以上で契約する場合は、ワイモバイルがおすすめです。
使うデータ量がよくわからなければ、ワイモバイルがおすすめの理由
実際のスマホのデータ消費量は、月3GB以下の人が約6割もいます。自分が使っているデータ量がわからなければ、ワイモバイルで3GBを契約するのが無難です。
※ ワイモバなら、例えば3GBを選んだ場合でも、後でネットで簡単に15GBなどへ簡単に変更できます。
SoftBank光割引の違い
SoftBank光を契約している場合は、問答無用でワイモバイル一択です。LINEMOが出る幕はありません。
自分か家族がSoftBank光を契約している場合、「おうち割 光セット」でワイモバイルの1回線目の月額料金が1188円引きになります。
1回線目でも3GBが月990円、15GBが月2090円、25GBが2970円です。LINEMOの20GBで月2728円と比べてワイモバが断然有利です。
SoftBank光を使っている場合、ソフトバンクかワイモバイルを契約していないと、光回線が月1566円アップする
SoftBank光を契約している人の多くは「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「光電話」の3つのオプションに加入しています。
ソフトバンクかワイモバイルを契約していると、「おうち割 光セット」で3つのオプション料金が月2116円から月550円になります(月1566円引き)。
LINEMOに乗り換えてしまうと、「おうち割 光セット」のオプション料金の割引が適用されなくなるので、SoftBank光の料金が月1566円アップしてしまいます。
学割の比較
LINEMOには学割はありませんが、ワイモバイルなら最大14,300円引きになる学割があります。
5歳〜18歳以下の子供がいる場合は、ワイモバイルがおすすめです。子供がいれば親の契約も学割を適用できます。
通話料金の比較
ワイモバイルとLINEMOは通話料金が少し異なります。
ワイモバイルの通話料金
・通話オプションなし:30秒22円
・10分かけ放題:月770円、1回10分を超えると30秒22円
・無制限かけ放題:月1870円
※ ワイモバイルは60歳以上なら無制限かけ放題が月770円
LINEMOの通話料金
・通話オプションなし:30秒22円
・5分かけ放題:月550円、1回5分を超えると30秒22円
・無制限かけ放題:月1650円
※ LINEMOはキャンペーンで1年間は、5分かけ放題が無料(1回5分を超えると30秒22円)、無制限かけ放題が月1100円
速度の比較
ワイモバイルもLINEMOもソフトバンク回線を使っていて、同一ネットワーク同一品質なので、基本的には速度の違いはありません。
ということで、ワイモバイルとLINEMOの速度を計測してみました。
2021年3月21日(日曜)
OPPO Reno3 A
OPPO A73 (eSIM)
通信速度の計測に使っている端末が異なるので、速度結果が少し変わってしまいますが、基本的には似たような速度結果になりました。
ただし、LINEMOのアップロード速度の計測時にエラーが結構出て、再計測を何度かしました。
※ 時間と機種の準備ができたら、同じ機種で速度計測してみようと思います。
LINEMOには速度制御の記載がある
LINEMOの公式サイトには、LINEMOの速度について下記の記載があります。
「通信が混雑し、または通信の混雑が生じる可能性がある場合、ネットワーク全体の品質を確保するため、通信の種類及び内容にかかわらず、同じ設備を利用している通信量が多い回線から順に、通信速度を他の回線と同じ水準まで一時的に制御する場合があります。この通信速度制御は混雑が緩和されるとただちに解除されます。」
LINEMOの場合は、もしソフトバンク回線が混雑した場合、通信速度を遅くする場合があると記載されています。ワイモバイルにはこのような記載はありません(見つけられないだけかも・・)。
一般的な格安SIMのように平日昼の混雑に速度が極端に遅くなるとかは無いと思うので気にする必要はないですが、心配な場合は速度制御の記載がないワイモバイルを選ぶことをおすすめします。
LINEアプリのデータ消費とLINEスタンプの違い
LINEMOならLINEアプリをデータ消費なしに使えて、700万種類以上のLINEスタンプを実質無料で使えます(月262円相当の特典)。
LINEアプリのデータ消費量は月1GB〜2GB程度なので、データ消費がなくなってもメリットは少ないですが、700万種類以上のLINEスタンプが実質無料で使えるのは結構良いです。
※ LINEアプリでもLine Liveやニュース記事の詳細ページはデータを消費します。
対応機種の比較
ワイモバイルで使える機種ならLINEMOでも使えます。LINEMOで使える機種ならワイモバイルでも使えます。
※ 2015年3月以前に発売されたスマホは捨ててください
※ ドコモとauのAndroidスマホは電波が悪くなる可能性があります
キャリアメール/留守番電話の対応の違い
LINEMO
・キャリアメール:非対応
・留守番電話:非対応
・転送電話:非対応
ワイモバイル
・キャリアメール:対応
・留守番電話:対応 (無料)
・転送電話:対応
ワイモバイルでも今のキャリアメールは使えない
ワイモバイルにすると、ワイモバイルのキャリアメール(◯◯◯@ymobile.ne.jp)が無料で使えますが、今のキャリアメールは使えなくなるので注意してください。
加えて、ワイモバイルのキャリアメールを使うと、もしワイモバイルから他社へ乗り換えたくなった場合、ワイモバイルのメールが使えなくなります。
キャリアメールを使っている人は、これからはGmail等のフリーメールを使うことを強くおすすめします。フリーメールなら、どこに乗り換えてもそのまま使えます。
キャンペーン/Yahooプレミアム会員費/PayPay特典の違い
ソフトバンクからワイモバイル/LINEMOに乗り換える場合は、キャンペーンは大して違いはありません。
ソフトバンクまたはソフトバンクMVNO以外から乗り換える場合、ワイモバイルならキャンペーンでPayPayたたくさんもらえて、端末も割引き価格で買えます。
ラインモでは現在3つのキャンペーンを行っています。
①Twitterキャンペーンで抽選でPayPay2480円
②LINEスタンプ プレミアムで毎月240ポイントバック
③5分かけ放題が1年間無料
キャンペーンの詳細を見る
5のつく日や日曜日に申し込むとPayPayがたくさんもらえるキャンペーンをしています。事務手数料3300円が無料、アウトレットやタイムセールで格安スマホをかなり安く買えます。
ワイモバイルは速度も超速く、Yahooショッピングがお得に使えます。
ワイモバイルならYahooプレミアム会員費が無料
Yahooプレミアム会員の場合はワイモバイルがおすすめです。ワイモバイルなら月508円の会員費が無料になります。LINEMOだと無料にならず月508円もかかってしまいます。
ワイモバイルならPayPayがお得に使える
ワイモバイルまたはソフトバンクユーザなら、PayPayがお得に使えます。
ソフトバンクは1年に2回くらい超PayPay祭を行いますが、そこでワイモバやソフバンユーザなら、PayPayがより多くもらえます。他には不定期でPayPayがお得に使えるキャンペーンに参加できたりします。
LINEMOだと普通のPayPayユーザと同じ特典になってしまいます。PayPayを使う人なら、とりあえずワイモバイルがおすすめです。
サポートの比較
ワイモバイルのサポート
・オンラインチャット
・電話
・店舗(ワイモバイルショップ)
LINEMOのサポート
・オンラインチャット
ワイモバイルなら電話や店舗でもサポートを受けることができます。LINEMOは致命的なトラブルが発生した場合は、オンラインチャットで電話案内を受けることができますが、基本的にはオンラインチャットのみの対応です。
※ ワイモバイルは店舗でサポートを受けられますが、手数料とかがかかるので、ワイモバイルでもサポートは期待しないほうが良いかと・・
ワイモバイルなら店舗で申し込めるけど・・
LINEMOはオンラインでしか申し込めませんが、ワイモバイルならオンラインに加えて、ワイモバイルショップという店舗でも申し込めます。
ただ、ワイモバイルは店舗で申し込むと、オンラインでは無料になる事務手数料3300円がかかり、端末代金も高くなり、さらにもらえるPayPayも少なくなります。
基本的にはワイモバイルを申し込む場合でも、オンラインで申し込むのがおすすめです。
結論
LINEMOがおすすめの人
月3GBを超えて使う人で、1人で契約する人で、SoftBank光を契約していない人で、ヤフープレミアム会員ではない人で、PayPayをあまり使わない人で、5歳〜18歳の子供がいない人
この場合はワイモバイルよりもLINEMOがおすすめです。
あとは本田翼さんがカワイイから、LINEMOを選ぶというのもありかもです。(どうでも良いことですが、格安SIMの管理人は本田翼さんが怖いと思っていたりする・・
ワイモバイルがおすすめの人
- 月3GB以下の人 → 3GBプランが安いワイモバイル
- 家族で契約する人 → 2回線目以降が月1188円引きになるワイモバイル
- SoftBank光契約者 → 1回線目が月1188円引き&光回線の料金が上がらないワイモバイル
- ヤフープレミアム会員 → 月508円の会員費が無料のワイモバイル
- PayPayユーザ → 特典がアップするワイモバイル
- 5歳〜18際の子供がいる → 学割で安く使えるワイモバイル
よくわからなければ、とりあえずLINEMOよりもワイモバイルを選んでおけば正解の可能性が高いです。
この記事に関する口コミやコメントをする
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
改めて比較すると確かに使い方によってはYモバの優位性が見えてきますね
でも一番気になったのは「本田翼さんが怖い・・」って、まぁ好みの問題なので(^_^;)
時折管理さんの素が見えるこう言った発言をブッ込んでくるところが魅力ですね。
ところで、一つだけ細かいところですがYモバの3GBは低速確か300kbpsだったかと
もはや頭が回らないそうです。300kbpsのことを忘れていました。追記しておきました。ご指摘ありがとうございます。
(本田さんは踊りながらデンプシーロールを撃ってきそう)
この記事を読むと、本当にLINEMOの存在価値が見い出せなくなりますね。
圧倒的にワイモバイルのほうが優れている。
なぜわざわざワイモバイルとラインモの2つをリリースしたのか理解に苦しみます。
子会社がどうのこうのとか経営的な要素があるんですかね。
販路を増やした方がユーザ数を増やしやすいとかでしょうかね・・?
CMのイメージでLINEMOを選ぶ人が結構いそうな気がします。LINEMOなら1プランなので考えずにすむとか。考えたくない人が世の中たくさんとか。