格安SIMでもテザリングが使えます。テザリングのための別途申し込みなども不要です。
テザリングを使うとデータ消費しますが、追加料金はかかりません。iPhoneやAndroidスマホで簡単にテザリングできます。
格安SIMでテザリングを使う場合、重要なのは速度と料金と使えるデータ量です。
ここではテザリングのメリットとデメリット、テザリングの速度と無制限で使える格安SIM、テザリングでおすすめの格安SIMを徹底解説します。
テザリングをたまに使うくらいなら格安SIMはどれでも良いですが、結構使う場合は無制限に使っても月3278円の楽天モバイルがおすすめです。
通信品質重視なら100GB月4950円のahamo、短期間たくさん使う場合は1回330円で最大48時間無制限のpovoも良いです。
格安SIMの管理人の比較&口コミサイト2023年12月(毎日更新)
格安SIMでテザリングの目次
テザリングとは?
デザリングではなく
テザリングです。(念のため)
英語でTetheringです。
テザリングとは、テザリングをしている端末(ネットに接続中)を経由することで別の端末でネットが使える仕組みです。データは消費しますが、格安SIMは追加料金無しでテザリングが使えます。
例えば、ネットにつながっているスマホをテザリングすると、そのスマホを経由してタブレットやノートパソコン、ネット対応テレビなどでインターネットができます。
テザリングのメリットとデメリット
格安SIMのテザリングのメリット
- WiFiなしで、パソコン、タブレット、ネット対応テレビなどでネットが使える
- データは消費するけど、テザリングで別料金は発生しない(無料)
スマホのテザリングを使えば、自宅に光回線がない場合でも、パソコン、タブレット、ネット対応テレビなどでネットが使えます。
外でパソコンを使う場合でも、ポケットWiFiなしで、スマホのテザリングでノートパソコン等でネットができます。
格安SIMのテザリングのデメリット
- テザリングで動画を見るとデータをたくさん使う
- テザリングを頻繁に使うとスマホの電池が劣化する
- 格安SIMだと速度が遅く、快適に使えない場合がある
たまにテザリングを使う程度なら気にしなくて良いですが、比較的よく使う場合は大容量やデータ無制限の格安SIMを契約する必要があります。
頻繁に使う場合は、スマホの電池の劣化が気になるので、2台目スマホでテザリングを使ったり、一括1円のポケットWiFiがおすすめです。
通信速度が遅い格安SIMもあります。テザリングを使う場合は、速度の速い格安SIMを選ぶのがおすすめです。
格安SIMのテザリングの速度
格安SIMの中には、通信速度が遅い格安SIMと速い格安SIMがあります。両者を比較すると速度差が100倍になったりします。
速い格安SIMなら大手キャリアと同等の速度がでます。テザリングを快適に使いたい場合、速度が速い格安SIMがおすすめです。
2023年10月版の格安SIMの速度ランキング
速い | |
普通 |
|
遅い |
|
テザリングが無制限で使える格安SIM
データ無制限で使える格安SIMは少ないです。楽天モバイルと最大48時間無制限のpovo2.0くらいです。テザリングも無制限で使えます。
楽天モバイル:月3278円でデータ無制限
楽天モバイルの月額料金 | 実際に使ったデータ量(段階制) |
---|---|
月1078円 | 3GB以下 |
月2178円 | 3GB超〜20GB以下 |
月3278円 | 20GB超〜無制限 |
楽天モバイルはデータ無制限で使えます。テザリングも制限なしです。
テザリングでデータをたくさん安く使いた場合は、楽天モバイルが一番おすすめです。
ここでは楽天モバイルの2023年11月最新のキャンペーン情報を全てまとめて紹介します。
楽天モバイルを新規契約または他社から乗り換えると、SIMとeSIMのみなら最大9,000ポイント、端末セットは最大32,000円相当おトクに買えます。
事務手数料も無料です。楽天モバイルなら新規でも乗り換えでも同じキャンペーン特典が適用されます。
楽天モバイルの評判とデメリット&楽天最強プラン総まとめ【実際に契約して評価】
povo2.0、1回330円で最大48時間データ無制限
povo2.0 | 料金 | 有効期限 |
---|---|---|
基本料金 | 0円 | — |
1GB | 390円 | 7日間 |
3GB | 990円 | 30日間 |
20GB | 2,700円 | 30日間 |
60GB | 6,490円 | 90日間 |
150GB | 12,980円 | 180日間 |
データ使い放題 | 330円 | 24時間(最大48時間) |
povo2.0は基本料金無料で、1回330円で24時間データ無制限で使えます。
実際には最大2日間使い放題
330円で24時間データ使い放題ですが、実際には最大2日間データ使い放題です。
例)夜中の1時にデータ使い放題を購入 → 翌日の23時59分までデータ使い放題 (実質47時間使い放題)
普段はあまり使わないけど、土日祝日などにテザリングでデータをたくさん使う場合におすすめの格安SIMです。
(参考)ドコモのeximo:月7315円でデータ無制限
eximo | 通常料金 | セット割料金 | 速度 |
---|---|---|---|
1GB以下 | 月4378円 | 月3278円 | ◎ |
1GB超〜3GB以下 | 月5478円 | 月4378円 | |
3GB超〜無制限 | 月7128円 | 月6028円 |
※ dカードというクレジットカードがない場合は料金が月187円高くなります
家族でドコモを契約している場合は、2回線だと月550円引き、3回線以上だと月1100円引き。ドコモ光契約でセット割料金適用です。
ドコモのeximoならデータ無制限に使えて、テザリング制限もありません。
ただし、楽天モバイルと比較して料金が2倍近くになってしまうので、おすすめではありません。
ソフトバンクとauのデータ無制限プランは月30GBのテザリング制限
ソフトバンクとauにもデータ無制限プランがありますが、テザリングは月30GBまでの制限がついているので、テザリングを使う場合は選ばない方が良いです。
テザリングでおすすめの格安SIM
テザリングでおすすめの格安SIMランキング
1位:楽天モバイルのポケットWiFiと5G対応スマホなら一括1円
テザリングをたくさん使う場合、とりあえず楽天モバイルのポケットWiFiまたは5G対応スマホを新規契約で試すのがおすすめです。
楽天モバイルのポケットWiFiと5Gスマホなら一括1円で試せます。
毎月の料金は月3GB以下なら1078円、月3GB超〜20GB以下なら2178円、月20GB超〜無制限なら3278円です。事務手数料無料、いつやめても違約金はかかりません。
一括1円のモバイルルーター:Rakuten WiFi Pocket 2C
楽天モバイルとセットにモバイルルーターのRakuten WiFi Pocket 2Cを購入すると、通常価格7980円が一括1円で買えます。一括1円は1人1台のみです。
Rakuten WiFi Pocket 2Cの一括1円キャンペーンの詳細と申込み
Rakuten WiFi Pocket 2Cの評判を実機レビュー、1円ポケットWiFiのデメリット
一括1円の5Gスマホ:Rakuten Hand 5G
モバイルルーターだと5G非対応で楽天リンクも使えません。WiFiのacにも非対応です。
5GスマホのRakuten Hand 5Gなら普通のスマホとしても使えるし、テザリングでポケットWiFiとしても使えて、楽天の5G通信とWiFiのacにも対応しています。楽天リンクで電話料金も無料です。
通常価格19800円ですが、楽天モバイルとセットに購入すれば一括1円で買えます。一括1円は1人1台のみです。
Rakuten Hand 5Gの口コミ・レビュー、1円スマホのスペック詳細 | 楽天モバイルで一番人気
1位:楽天モバイルのSIMまたはeSIMなら最大6,000ポイント還元
今のスマホ会社から楽天モバイルにSIMまたはeSIMのみで乗り換えて、スマホでテザリングを無制限に使う方法もありです。
テザリング用の端末を別途購入して持ち歩くのが面倒な場合は、今のスマホ会社から楽天モバイルに乗り換えがおすすめです。
楽天モバイルのSIMのみキャンペーンと対応機種(iPhoneとAndroid)
2位:ahamo、100GB4950円
楽天モバイルでも結構普通に使えますが、どこでも安定して超速い速度で使いたい場合は、ahamoがおすすめです。
ahamo | 月額料金 | 高速データ量 |
---|---|---|
通常 | 月2970円 | 20GB |
大盛り | 月4950円 | 100GB |
ahamoはデータ無制限ではありませんが、月100GBあればほとんどの人は大丈夫です。テザリングの制限もありません。
データを使い切った場合でも、最大1Mbpsで使い続けられます。
ahamo(アハモ)の評判はデメリットだらけ?契約して料金プランと使い勝手を解説
3位:povo2.0、1回330円で最大48時間使い放題
普段はあまり使わないけど、土日祝日などにテザリングでデータをたくさん使う場合、povo2.0がおすすめです。
povo2.0 | 料金 | 有効期限 | 月平均 |
---|---|---|---|
基本料金 | 0円 | — | — |
3GB | 990円 | 30日間 | 月3GBが月990円 |
150GB | 12,980円 | 180日間 | 月25GBが月2,163円 |
データ使い放題 | 330円 | 24時間 | — |
povo2.0は基本料金無料で、1回330円で24時間データ無制限で使えます。
330円で24時間データ使い放題ですが、実際には最大2日間データ使い放題です。
例)夜中の1時にデータ使い放題を購入 → 翌日の23時59分までデータ使い放題 (実質47時間使い放題)
3位:mineo、月990円で最大1.5Mbps使い放題(3日10GB制限)
少し不便でもできるだけ安くテザリングをたくさん使いたい場合、mineoの月990円で最大1.5Mbps使い放題を検討してみてください。
mineo | データ量 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
月990円 | 0GB (1.5Mbps使い放題) | ☓ | △ (月〜金の昼12時台は☓) |
月1683円 | 1GB (1.5Mbps使い放題) | ◯ | △ |
月1958円 | 10GB (1.5Mbps使い放題) |
mineoなら最大1.5Mbpsが使い放題です。3日間で10GB以上使うと、翌日速度制限になりますが、YouTubeの高画質(480p)の動画を毎日5時間見ても大丈夫な制限です。
速度が他の格安SIMよりも遅いので万人向けのプランではないですが、安くたくさん使えるので満足する人も割といます。
mineo(マイネオ)のデメリットと評判&新プランの総まとめ
4位:NUROモバイル、節約スイッチで月2699円で無制限
NUROモバイル | 料金 | 繰越 | 速度 |
---|---|---|---|
実質25GB (NEOプラン) | 月2699円 | ◯ | ◎〜◯ |
NUROモバイルのNEOプランは月20GBですが、3ヶ月に1度、15GBもらえるので実質月25GBです。LINE、Twitter、インスタグラムがデータ消費なしで使えます。
アプリで低速1Mbpsに切り替えれば、データ消費なしにテザリングが使えます。1Mbpsなので、テザリング用としては速度が遅いので、多少我慢して使う感じになります。
【契約中】NUROモバイルの評判は?キャンペーンと料金プラン解説
4位:WiMAX、無制限のポケットWiFi
楽天モバイルも、ahamoも、povo2.0も、mineoも合わない人が最後に辿り着くのがWiMAXです。
WiMAX+5Gはデータ無制限で使えるポケットWiFiです。月4268円かかり、3年目以降は月4950円です。速度は場所によって変わりますが、私の場所ではWiMAXは10Mbps前後です。
WiMAXは悪くはないのですが、他社と比べて良くもないです。他に選択肢がなくなった時に選ぶ感じです。
WiMAXとポケットWiFiのおすすめランキングとキャンペーン情報
テザリングの種類
テザリングにはWiFiテザリング、USBテザリング、Bluetoothテザリングの3種類があります。結論から先に書くと、基本的にWiFiテザリングだけ使っておけば十分です。
WiFiテザリング:一般的
最も一般的なテザリングの方法がWiFiテザリングです。テザリングを使う人のほとんどはWiFiテザリングを使っています。
AndroidスマホのWiFiテザリングの方法
設定 → 無線とネットワーク → テザリングとポータブルアクセス → ポータブルWiFiアクセスポイント → オンにして、「アクセスポイントを設定」の場所にあるWiFiのパスワードを確認する
※ Androidスマホは機種によって設定名が少し変わったりしますが、大体は上記のような名前と流れです。
iPhoneのWiFiテザリングの方法
設定 → インターネット共有 → インターネット共有をオンにして、WiFiのパスワードも確認する (必要に応じてWi-FiとBluetoothをオンにするを選択)
ノートパソコンやタブレットのWiFiをオンにすると、WiFiのリストにAndroidスマホの場合は機種名やスマホの型番、iPhoneの場合は「〜のiPhone」という名前が出てきます。それを選択してWiFiのパスワードを入力して接続します。
これでノートパソコンやタブレットでネットが繋がるようになります。簡単です。
USBテザリング:速いけど、USBケーブルで繋げる
USBテザリングでは、スマホとパソコンをUSBケーブルで繋げると、パソコンでネットが使えるようになります。
ケーブルを繋げる手間がかかりますが、WiFiテザリングよりも速度が少し速くなるのが特徴です。
AndroidスマホのUSBテザリングでMacに繋げるのは厄介
iPhone → USB → Macは簡単
iPhone → USB → Windowsパソコンは少し手間だけど普通に使えるはず (試していません)
Androidスマホ → USB → Macは厄介すぎる
Androidスマホ → USB → Windowsパソコンは簡単
とりあえずWiFiテザリングを使っておくのが確実で簡単なので、USBテザリングは無視しても大丈夫です。
Bluetoothテザリング:電池消費が少ないけど遅い
Bluetooht経由でもテザリングをすることができます。電池消費が少ないのが特徴です。
ただし、WiFiテザリングやUSBテザリングと比べて速度が10分の1くらいになります。速度がほとんど必要ない限定的な状況でBluetoothテザリングを使いかもくらいです。
WiFiテザリングでも電池をそんな消費するわけではないので、WiFiテザリングを使っておけば十分です。
テザリングが使えない端末がある
ほとんどの場合で格安SIMでもテザリングが使えますが、格安SIMだとテザリングが使えない端末が少しあります。
- 格安SIMだとテザリングが使えない端末
- 2018年4月以前に発売されたソフトバンクのAndroidスマホ/タブレット
- 2015年4月以前に発売されたドコモのAndroidスマホ/タブレット
- FUJI WiFiのソフトバンク回線だとiPhoneとiPadとPixelシリーズでテザリング不可
※ その他、ソフトバンクのデータ専用プランのSIMカードだと、端末によってテザリングが使えない場合があります
コメントや実体験を書き込む(口コミ1件)
現在IIJ(Dプラン)でテザリングを利用していますが、スピードテストで20Mbs出るものの、頻繁にパケ詰まりの状態が起きます。
Povo2.0やLinemoも利用しますが、アンテナがフルマークでなくスピードテストも15Mbs程度にもかかわらず、パケ詰まりは起こりません。
パケ詰まりは、スピードと関係なく格安Sim毎の持つ特性によるものなのでしょうか?皆さんのご意見伺えれば幸いです。