格安スマホのRAMとROMの適切な容量とマイクロSDカードの使い方

更新日 / 作成者 格安SIMの管理人

格安スマホの性能でRAM(ラム)とROM(ロム)があります。RAMはアプリなどが動く場所です。ROMはアプリや音楽、写真などのデータを保存する場所です。

例えるならRAMは机で、ROMは収納箱です。机が広ければ広いほど一度にいろんな作業(アプリを動かす)をすることができます。収納箱が大きければ大きいほどデータをたくさん保存することができます。

ここではスマホのRAMとROMの適切な容量を解説した後に、保存できるデータ量を増やせるマイクロSDカードの使い方について説明していきます。

どのくらいスマホを使うかでRAMとROMの大きさが決まる

ざっくり評価するとスマホをどのくらい使うかで必要なRAMとROMが決まります。

※ RAMやROMの容量は買った後から増やすことはできません(マイクロSDカードで保存するデータ量を増やすことはできます)

スマホをあまり使わないライトユーザ

RAM2GB、ROM16GB (機種が少ない)
格安スマホの本体価格:1万円前後

スマホをあまり使わないライトユーザならRAM2GBとROM16GBでも問題ないです。スマホをほとんど使わなければRAM1GBとROM8GBでも大丈夫ですが、入手困難でOSも古かったりするので、RAM2GBとROM16GB以上のスマホが無難です。

ただ、今ではRAM2GBとROM16GBの格安スマホの機種も少なくなり、標準はRAM3GBとROM32GBです。

スマホを普通程度に使う一般ユーザ

RAM3GB〜4GB、ROM32GB以上
格安スマホの本体価格:2万円〜4万円

スマホを普通程度に使う場合はRAMは3GB以上あれば十分です。RAM3GBでも十分ですが、余裕を持って使いたい場合はRAM4GBがおすすめです。

ROMは32GBあれば、アプリを結構たくさんインストールすることができます。ROMは64GBでも良いですが、ROM32GB+マイクロSDカード32GB/64GBの組み合わせがおすすめです。

スマホをたくさん使うヘビーユーザ

RAM4GB以上、ROM64GB以上(UFS2.1推奨)
格安スマホの本体価格:5万円以上

スマホをたくさん使う場合は、起動しているアプリの数も増えてくるので、RAMは4GB以上がおすすめです。(スマホをたくさん使う場合でも、RAM6GBや8GBが必ずしも必要という訳ではありません)

ヘビーユーザーはアプリもかなりたくさん入れることなるので、ROMは64GB以上がおすすめです。特にゲームアプリは1つで2GBくらいデータを使う場合があります。

ROMはデータの転送速度によってeMMC5.0やUFS2.0/2.1などの規格に分かれています。UFS2.0/2.1はeMMC5.0よりもデータの転送速度が最大2.5倍くらい速くなります。

普通の使い方ならeMMC5.0でも全然問題ないのですが、スマホをたくさん使う場合はデータの転送速度が速いUFS2.0/2.1対応のROMの格安スマホがおすすめです。特に重いゲームなどをする場合は、UFS2.0/2.1対応のスマホがおすすめです。

eMMC5.0:最大400MB/s
UFS2.0/2.1:最大1166MB/s

※ iPhoneのROMの速度は気にしなくていいです。スマホをたくさん使う場合でiPhoneを選ぶ場合は、iPhone 8以上のモデルがおすすめです。

年代別の一般的な格安スマホのRAMとROMのスペックの推移

3万円前後の格安スマホのスペックの推移

2015年 RAM1GB〜2GB / ROM8GB〜16GB
2016年 RAM2GB / ROM16GB
2017年 RAM2GB〜3GB / ROM16GB〜32GB
2018年 RAM3GB〜4GB / ROM32GB

年々スペックが少しずつ向上していっています。今でも普通に使う分にはRAM2GBとROM16GBでも大丈夫だったりしますが、価格はそのままで性能だけがアップしていっている感じです。

アプリと必要なRAMの容量の目安

かなりざっくりですが、RAMの容量で動かせるアプリの目安は下記になります。

※ iPhoneの場合はRAMはあまり気にしなくて大丈夫です。iPhoneを選ぶ場合で、普通程度に使う場合はiPhone 6s以上、たくさん使う場合はiPhone 8以上がおすすめです。

RAM1GB:1つのアプリを使う。ゲームアプリだと動くか怪しい。動きが悪くなるので、バックグランドのアプリは全て終了させる。

RAM2GB:1つのアプリを使う。バックグラウンドの複数のアプリをある程度スムーズに使える。たいていのゲームアプリは普通に動く。ゲームアプリを使うと、バックグラウンドで起動していたアプリが強制終了していたりする。

RAM3GB:1つのアプリを使う。バックグラウンドの複数のアプリもスムーズに使える。ゲームアプリも普通に動く。ゲームアプリを使う場合でも、バックグラウンドで起動しているアプリもだいたいはスムーズに使える。

RAM4GB以上:ゲームアプリをじゃんじゃん使える。バックグランドのアプリもサクサク使える。

実際にはRAMの容量に加えて、CPUの性能も重要になってきます。RAMがたくさんあっても、CPUが低性能だとRAMを効率的に使えず重くなったり、電池をたくさん消費したりします。

たいていのスマホは、RAMの容量が大きいほどCPUの性能も良くなっているのですが、たまに微妙な性能のCPUに大容量のRAMを搭載しているスマホもあるので注意が必要です。

実際に使えるROMの空き容量の目安

スマホのROMには、システム(Android OS)と削除できないアプリにもROMの容量が使われているので、スペック上の表示と実際に使える空き容量には結構差があります。

それに加えて、空き容量全てをアプリのインストールに使うわけにもいきません。ファームウェア/セキュリティパッチ/アプリのアップデート、キャッシュなどを考えて、せめて1GBくらいは空き容量を残しておく必要があります。

ROM空容量使える容量
8GB1.5GB0.5GB
16GB7.5GB6.5GB
32GB20GB19GB
64GB50GB49GB

例えばROMが32GBの場合、システムと削除できないアプリで12GBくらい使われて、アップデートやキャッシュで1GBくらい確保する必要を考えると、実際に使える容量は19GBくらいになります。

一般的なアプリのデータ量は0.1GBくらい、ゲームアプリだと0.5GB〜1.5GBくらいです。これらのデータは基本的にマイクロSDカードに保存することができないので、ROMの空き容量を使う必要があります。

ゲームアプリをかなりたくさん入れなければ、ROMは32GBでも十分です。

ROMの容量は増やすことはできませんが、マイクロSDカードを使うことで、写真や動画、電子書籍のデータ、音楽などはROMの空き容量を使わずに、マイクロSDカードに保存することができます。

マイクロSDカードの使い道:写真、動画、電子書籍、音楽を保存

スマホにマイクロSDカードを入れると、マイクロSDカードに写真や動画、Kindleなどの電子書籍のデータ、音楽を保存することができます。

マイクロSDカードは16GB、32GB、64GB、128GBのデータ容量を選ぶことができます。容量が大きいほど価格が高くなりますが、一般的なユーザだと1000円ちょっとの32GB、2000円ちょっとの32GBのマイクロSDカードがおすすめです。

マイクロSDカードの呼び方は、外部メモリ、外部マイクロSD、Micro-SD、microSD、microSDHC、microSDXCなどがありますが、一般的にはマイクロSDカードです。

マイクロSDカードはすぐ買う

マイクロSDカードはROMの空き容量が少なくなってから買うのではなく、スマホを買ったらマイクロSDカードもすぐに買うことをお勧めします。

理由はマイクロSDカードを使っていれば、スマホが壊れた場合でもマイクロSDカードのデータは無事だからです。

スマホが壊れた場合、パソコンやクラウドにこまめにバックアップでも取っていない限り、今まで撮りためていた写真や動画もお釈迦になります。

マイクロSDカードを使っていれば、スマホが壊れた場合でもマイクロSDカードのデータは無事です。壊れたスマホからマイクロSDカードを抜き取って、マイクロSDカードのデータをパソコンに移したり、新しいスマホに挿入すれば、今まで撮りためた写真や動画を見ることができます。

※ 新しいスマホに既存のマイクロSDカードを挿入すると、フォーマットが必要になることがあります。この場合、マイクロSDカードのデータをパソコンに保存して、新しいスマホでマイクロSDカードをフォーマットして、最後にパソコンに保存したデータをマイクロSDカードに移動してあげる必要があります。

マイクロSDカードの注意点

iPhoneと一部のAndroidスマホはマイクロSDカードが使えない

iPhoneと一部のAndroidスマホ(Pixelやファーウェイのハイエンド機種等)はマイクロSDカードを入れるところがないので、マイクロSDカードを使うことはできません。

マイクロSDカードが壊れることもありえる

スマホが壊れる可能性よりもだいぶ低いですが、マイクロSDカードも壊れる可能性があります。年に一回くらいでも良いので、マイクロSDカードのデータをパソコンにコピー(保存)しておくことをおすすめします。

スマホのデータをマイクロSDカードに移動する場合の注意点

今使っているスマホに新しくマイクロSDカードを入れて使う場合、スマホに保存している写真や動画のデータは、パソコンにバックアップすることをおすすめします。

一度だけですが、フォーマットが不完全なマイクロSDカードをスマホに挿入してしまい、スマホの写真のデータをマイクロSDカードに移動したら、写真データが壊れて、写真データがなくなってしまったことがあります。

オススメのマイクロSDカード

マイクロSDカードの容量は32GBでもいいのですが、もし容量が足りなくなって買い替えたりすると面倒なことになるので、64GBを買うのをオススメします。値段も1000円くらいしか変わりません。

とりあえず下記の2つのうちのどれかを選んでおけば良いです。どれ選んでも基本的に同じです。スマホで4Kビデオを撮るか撮らないかで決めてみてください。(普通はスマホで4Kビデオは撮らないのですが・・)

Amazon:Samsung microSDカード 64GB EVOPlus Class10 UHS-I U3対応

4Kビデオを撮影したい場合はU3対応のEVOPlusがおすすめです。

スマホで4Kビデオを撮影しそうもない場合は、少し安く買えるSanDiskがおすすめです。

最高品質のマイクロSDカード

基本的にはマイクロSDカードは上記の2つから選べば良いのですが、最高品質のマイクロSDカードならサンディスクのExtreme Pro A2です。

通常のマイクロSDカードよりも高いですが、読み込み速度や書き込み速度が通常のマイクロSDカードよりも速くなります。

普通の利用なら少し速くなったところでほとんど変わらないのですが、4Kの動画を快適に撮りたい場合は、書き込み速度が速いSanDisk Extreme Proがオススメです。

4Kの動画はかなり大きなデータ量になるので128GBのマイクロSDカードがおすすめです。

格安スマホで使うためのマイクロSDカードの設定の仕方

Amazon等でマイクロSDカードを購入して届いたら、マイクロSDカードを格安スマホに入れます。入れ方は格安スマホのマニュアル等にも載っていると思います。

ここではP20 liteを例にマイクロSDカードを格安スマホに入れて使えるように設定してみます。(他の格安スマホでも似たり寄ったりです)

P20 liteの内部ストレージ(ROM)の状態

AmazonでマイクロSDカードを購入する

届く

P20 liteの側面の小さな穴に、SIMカード取り出しピンをぶっ刺して、SIMカードスロットを取り出す。(SIMカード取り出しピンがなければ、クリップなど先の尖ったもので代用できます)

こんな感じになります。

マイクロSDカードをSIMカードスロットに載せて元に戻します。

これで、外部ストレージにSDカードの表示が出てきます。

対応していませんという表示が出てくるのでタップします。

消去してフォーマットをタップします。これをすると、マイクロSDカードのデータは全て失われます。既存のマイクロSDカードを使う場合は、マイクロSDカードのデータをパソコンに保存してください。新しく買ったマイクロSDカードなら気にせずフォーマットです。

完了をタップします。

これでマイクロSDカードが使える状態になりなっていますが、デフォルトで保存する場所が内部ストレージ(ROM)になっています。

保存場所をマイクロSDカードに変更するために、デフォルトの保存場所をタップします。

SDカードをチェックします。

OKをタップします。

OKをタップします。

これで、写真や動画、電子書籍のデータなどは自動的にマイクロSDカードに保存されるようになります。

とりあえず、スマホで写真や動画を撮ってみて、内部ストレージや外部ストレージの空き容量がどう変化している確認してみてください。

ちなみにKindleの場合、電子書籍をダウンロードしてみると外部ストレージの空き容量だけが減っていきました。

写真や動画の保存先の確認

デフォルトのカメラアプリを起動して、写真や動画を保存する場所を確認してみる。

P20 liteの場合、特に何もせずにSDカード内(マイクロSDカード)に保存に切り替わっていました。

Netflixの動画の保存先の確認

Netflixも動画の保存先はSDカードになっていました。

アプリの設定によっては、データの保存先が内部ストレージになっている場合があるので、その場合はSDカードへ変更しておくことをオススメします。

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最終更新日 2018年10月29日 / 作成日 2015年9月14日 / 作成者 格安SIMの管理人

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