格安スマホの性能にはRAMとROMがあります。
RAM(ラム)はアプリを動かすスペースです。RAMの容量が多いほど、大きなアプリや複数のアプリを快適に動かせます。
ROM(ロム)は保存スペースです。ROMの容量が多いほど、写真や動画、音楽、ゲームなどをたくさん保存できます。
ここではスマホのRAMとROMの容量の推移(2015年〜2024年)、RAMの選び方、ROMの選び方、マイクロSDカードの選び方を徹底解説します。
ざっくり説明すると、スマホをあまり使わない場合はRAM4GB・ROM64GBで十分です。スマホを普通に使う場合や、比較的たくさん使う場合はRAM6GB・ROM128GBのスマホがおすすめです。
マイクロSDカードを使うことで、保存スペースを増やすこともできますが、マイクロSDカードは時代遅れになりつつあります。
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RAMとROMとマイクロSDカードの目次
スマホのRAMとROMの容量の推移(2015年〜2024年)
3万円〜5万円の格安スマホのRAMとROMの容量の推移
RAM | ROM | |
---|---|---|
2015年 | 1GB〜2GB | 8GB〜16GB |
2016年 | 2GB | 16GB |
2017年 | 2GB〜3GB | 16GB〜32GB |
2018年 | 3GB〜4GB | 32GB |
2019年 | 4GB | 64GB |
2020年 | 4GB〜6GB (主に4GB) | 64GB〜128GB (主に64GB) |
2021年 | 4GB〜6GB | 64GB〜128GB |
2022年 | 4GB〜6GB (主に6GB) | 64GB〜128GB (主に128GB) |
2023年 | 4GB〜6GB (主に6GB) | 64GB〜128GB (主に128GB) |
2024年 | 4GB〜8GB (主に6GB) | 64GB〜256GB (主に128GB) |
徐々にRAMとROMの容量は増えていっています。
格安スマホの価格も徐々に高くなっています。2015年は3万円前後の格安スマホが一般的でしたが、2022年は4万円前後、2024年は5万円前後の格安スマホが一般的です。
RAMの選び方
RAMは作業スペースです。作業スペースが広いほど、大きな作業ができたり、いろんな作業を同時にできます。
Androidスマホ
スマホをあまり使わない人ならRAMは4GBで十分です。
スマホを普通程度に使う場合、または比較的使う場合はRAMは6GBが無難です。普通程度に使う場合、RAM4GBだと2025年ごろに動作が少し重くなるかもです。
スマホゲームが大好きな場合はRAMは8GB以上です。一般的なゲームはRAM4GBでも普通に動きますが、やたら重いゲームを快適に遊ぶにはRAM8GBを確保したほうが良いです。
iPhone
iPhoneはRAMの容量を公式には公開していません。非公式にアプリなどでRAMの容量を確認した結果が下記になります。
- RAM8GB:15 Pro、15 Pro Max
- RAM6GB:15、15 Plus、14シリーズ、13 Pro、13 Pro Max、12 Pro、12 Pro Max
- RAM4GB:13、13 mini、SE 第3世代、12、12 mini、11シリーズ、XS 、XS Max
- RAM3GB:SE 第2世代、XR、8 Plus、X
- RAM2GB:8、7、7 Plus、6, 6 Plus、SE 第1世代
iPhoneはRAMの利用効率が良いので、AndroidスマホほどRAMの容量は不要です。
普通の使い方ならRAM3GBのiPhoneでも特に問題ないですが、できるだけ長く使いたい場合は、RAM4GB以上が無難です。
ROMの選び方
ROMは保存スペースです。ROMの容量が大きいほど、写真や動画、音楽、ゲームアプリなどをたくさん保存できます。
スマホをあまり使わない場合は、ROMは64GBで十分です。
スマホを普通程度に使う場合、または比較的たくさん使う場合は128GBが無難です。
動画をたくさん撮ったり、ゲームアプリを30個以上インストールしたりする場合は、ROMは256GBが無難です。512GB以上必要な人は、極一部の特殊な人だけです。
※ 写真を毎日10枚、年間3650枚撮る場合はROM256GBが無難ですが、この場合はROM128GB+クラウドやマイクロSDカードを利用するのがおすすめです
マイクロSDカードの選び方
マイクロSDカードの使い道
スマホで撮った写真や動画は、ROMに保存するのではなく、マイクロSDカードに保存できます。
ROMの容量が小さくても、マイクロSDカードに対応しているスマホなら、マイクロSDカードで保存スペースを増やせます。
一部の機種はマイクロSDカード非対応
iPhone、PixelシリーズはマイクロSDカードは非対応です。
その他、一部の高性能なAndroidスマホは、マイクロSDカードが非対応の場合があります。
今はクラウドが良いかも
スマホのマイクロSDカードは、時代遅れになりつつあります。
スマホのROMは128GBが一般的になり、ほとんどの人は128GBで十分な保存スペースです。保存スペースが足りない場合は、クラウドに保存するのが一般的です。
Google One (Androidスマホ用)
100GB:月250円
200GB:月380円
iCloud (iPhone用)
50GB:月130円
200GB:月400円
クラウドに写真データなどをバックアップしておけば、もしスマホが壊れた場合でもクラウドの写真データは無事です。それにクラウドの写真データは、パソコンやタブレットからでも容易にアクセスできて便利です。
ただし、運が超悪い人だと、長期間の料金の支払い不備や、何かしらの法に触れる画像のアップロードや違法行為などで、画像の削除やアカウント凍結される可能性があります。
実際起こる可能性は相当低いですが、安全を最重視する場合は、引き続きマイクロSDカードの利用がおすすめです。
※ マイクロSDカードも故障の可能性があるので、クラウドの危険性とマイクロSDカードの危険性はどっちもどっちですが・・(クラウドのほうがより安全な気がします)
おすすめのマイクロSDカード
マイクロSDカードは16GB、32GB、64GB、128GB、256GB、512GBの容量を選べます。容量が大きいほど価格が高くなりますが、1900円くらいの128GBのマイクロSDカードがコスパが良いです。
マイクロSDカードの呼び方は、外部メモリ、外部マイクロSD、Micro-SD、microSD、microSDHC、microSDXCなどがありますが、一般的にはマイクロSDカードです。
128GBでおすすめ
256GBでおすすめ
※ UHS-I、Class10、U3など意味不明な単語がありますが、普通の使い方なら気にしないで良いです
運が超悪いとマイクロSDカードは壊れることがあります。たまにパソコンなどにバックアップしておくのがおすすめです。
マイクロSDカードの設定方法
マイクロSDカードをSIMカードスロットに載せて元に戻します。
こんな感じでマイクロSDカードを入れて、スマホの画面に従って、必要に応じてフォーマットしてから使います。
デフォルトのカメラアプリを起動して、写真や動画を保存する場所をマイクロSDカードにしておきます。(自動的にマイクロSDカードになっている場合もあります)
おすすめの格安スマホ
おすすめの格安スマホは下記にまとめているので参考にしてみてください。
格安スマホおすすめ機種ランキングと性能比較【2024年11月】
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質問です!
友人がRAMが3G、ROMが256GBのiphoneXを使っているのですが、ゲームアプリを開いたま、LINEやインターネットを開いても、ゲームアプリが強制終了しません。ストレージも150GBほどのこっています。
一方、自分はAQUOS R2 SH-03を使っていて、RAMは4G、ROMは64GBです。残りの容量は10GBほどしかありません。
RAMが3Gでも、ROMがおおきければ、アプリをいくつも開いたまま処理できるのでしょうか。それともiPhoneだからできる事なのでしょうか。
逆にRAMが大きくてもROMが小さいと、アプリをいくつも処理できないのでしょうか。
質問が多くてすいません。ご回答いただけると幸いです。
OSの違いや どのようなアプリ(ゲーム)かというのも影響すると思いますが、AndroidならRAM6GB(推奨8GB以上)を、iOSでも可能ならiPhoneを。
また、大手キャリア専売のAndroidは、余計なプリインストールアプリがあり、使わない場合それを削除、無効にすると気持ち程度違うかもしれません。
iPhone8PlusとXR(RAM3GB)を使用していますが、強制終了はあります。
関係要素はRAM容量とOSの仕様ですね。つまり関係ない、たまたまです。
仮にROM容量が関係するとしたらROMを仮想RAMとして使用している場合になりますが、ROMはRAMに比べて遅いので、そんなことをしたらフリーズ連発でまともにスマホが使えなくなります、ROMが関係することはないでしょうね。
>マイクロSDカードを使う場合は、適度な感覚でパソコンへのバックアップも忘れずに
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