0SIMは月0円から使える格安SIMでした。データSIMなら月500MB未満なら月額無料、音声通話SIMは月500MB未満なら月770円で使えました。
なぜ0SIMが終了したかというと、ほとんどの人が無料範囲でデータSIMを使ったためです。赤字事業と化して、開始から4年半でサービスを終了しました。
データをほとんど使わない場合は、格安SIMの中でも最安で使うことができましたが、実際に出る通信速度は格安SIMの中でも最遅でした。
ここでは0SIMが終了した理由の詳細と、無料系の格安SIMは死ぬ傾向について徹底解説します。
格安SIMの管理人の比較&口コミサイト2024年12月(毎日更新)
目次
0SIMのメリットだったもの
- 月500MB未満ならデータSIMの月額料金が無料
- 月500MB未満なら通話SIMは月額料金770円で最安値
- カーナビ用として使える(ただし、平日昼と連休の日中は厳しい)
0SIMのデメリットだったもの
- ほとんどの人が無料範囲内で使ったので、事業継続性が破綻していた
- 実際に出る通信速度が超遅かった
- 月500MB以上使っていくと、どんどん割高になる
- データSIMは3ヶ月間、通信を行なっていない場合は強制的に解約になった
0SIMの料金プランの詳細
月額料金 | データ容量 | |
---|---|---|
0SIM データ専用プラン | 0円 | 0MB〜500MB未満 |
110円 | 500MB以上〜600MB未満 | |
以下1900MBまで100MB増えるごとに110円加算 | ||
1650円 | 1900MB以上〜2047MB以下 | |
1760円 | 2048MB以上(2GB)〜5GB以下 |
データ専用のSMSプラン:+月165円
音声プラン(通話SIM):+月770円
通話料金:30秒22円
解約後、SIMカード未返却やSIMカードに破損や切断などの異常が見つかった場合、SIMカード損害金として3300円が請求される場合がありました。
通信制限(規制情報)
月5GBのデータ量を超えた場合、通信速度は最大200kbpsに制限
0SIMが2020年8月31日にサービスを終了した理由
- 2020年2月17日:0SIMの新規申込受付終了
- 2020年6月10日:nuroモバイルへのサービス変更受付開始
- 2020年8月31日:サービス提供終了
サービス提供終了日をもって0SIMは自動解約になり使えなくなりました。音声プランで最低利用期間内の解約の場合、通常は解約違約金5000円が発生しましたが、この自動解約では発生しませんでした。
0SIMが終了した理由は、誰もお金を出さないデススパイラル
0SIMは月500MBなら無料で使える格安SIMです。データSIMなら月0円、通話SIMだと月770円で毎月500MBまで使えます。
2015年12月に雑誌の付録として0SIMの格安SIMが付いてきて、2016年1月下旬ごろに正式にサービスが開始しました。
サービス開始当初はそこそこ通信速度が出て、月500MB未満なら月額0円で使えることから、スマホの超ライトユーザを中心に人気を集めてみました
2016年6月ごろまでは、遅いながらも、なんとか使えるという程度には通信速度が出ていたのですが、そこから速度が急低下しました。8月にはクズのような速度になり、申し込みできる日付を「0のつく日」に制限して、10日、20日、30日だけに制限しました。(いつの間に申し込み日の制限はなくなりました)
そして2016年8月下旬には、限度を軽く超える超クズのような通信速度になりました。普通の使い方では、基本的にまともに使えませんが、速度がほとんど必要ないカーナビ用として0SIMが使われていました。
なんで0SIMの速度はミラクソ遅かったのか
0SIMユーザのほとんどの人がお金を出さないからです。
ほとんどの人が月500MBの無料分を使って終わりです。それ以上使ってくれないので、収益にならず回線を増強して速度を速くすることができませんでした。
回線を増強できないので速度がミラクソ遅くなって、月500MB以上使ってくれるごく一部の人も、その遅さから0SIMを使わなくなります。以上、デススパイラルの完成です。
無料系の格安SIMは死ぬ傾向
0円で使えた0SIMに限らず、無料系、低容量最安系、データ消費しないカウントフリー系の格安SIMは死ぬ傾向が高いです。
- 楽天モバイルは1GB以下0円廃止
- カウントフリーが使えたLINEモバイルは新規受付終了
- 月1GBユーザ多数のDMMモバイルは身売り
- 小容量安売りのFREETELは身売り
- YouTube見放題のBIGLOBEモバイルは実質開店休業
- 1GB月290円の日本通信SIMの速度がすごく遅くなった
- 基本料金0円のpovo2.0の今後は・・
楽天モバイルは1GB以下0円廃止
2020年4月開始の楽天モバイル(楽天アンリミット)は1GB以下は月0円で使えましたが、2022年6月30日に1GB以下0円を廃止しました。
楽天の三木谷会長によると、0円で使われては、ぶっちゃけ困るそうです・・。
カウントフリーが使えたLINEモバイルは新規受付終了
LINEモバイルは、LINE、Twitter、インスタグラム、Facebookなどをデータ消費なしに使えるカウントフリーを提供していましたが、2021年3月31日に新規受付を終了しました。
LINEモバイルは、累計で210億円ほど赤字をだして終了です。。
月1GBユーザ多数のDMMモバイルは身売り
DMMモバイルは月1GBのユーザが主体の格安SIMでしたが、社長が儲からないということで、楽天モバイルのドナドナされてきました。
小容量安売りのFREETELは身売り
FREETELは小容量データとカウントフリーが強みの格安SIMでしたが、無理な店舗展開をして爆散、楽天モバイルにドナドナされていきました。
YouTube見放題のBIGLOBEモバイルは実質開店休業
BIGLOBEモバイルは、YouTubeをデータ消費なしで見放題になるオプションを提供していましたが、2022年3月に実質開店休業状態になりました。
1GB月290円の日本通信SIMの速度がすごく遅くなった
日本通信SIMは、2020年12月開始当初は速度が速かったですが、2022年1月から1GB月290円の最安プランを開始してからは、速度がすごく遅くなりました。。
基本料金0円のpovo2.0の今後は・・
povo2.0は基本料金0円で使えますが、今までの格安SIMの歴史を見ていると、どこかでダメになりそうな気がします・・。
0円で人を集めてめ、0円で使う人が増えるだけで、ほとんど何の役にも立ちません。。(多少は有料トッピングしてくれると思いますが、ビジネス的な旨味がすごく薄そうで非効率)
ただ、povo2.0はKDDIが運営しているので、そのうち大幅な料金プラン変更があった場合でも、既存ユーザは現状のプランのまま使えそうな気がします。
0SIMの運営会社はソニーネットワークコミュニケーションズ
0SIMはソニーネットワークコミュニケーションズがnuroモバイルという名前で展開する格安SIMの一つでした。
最初にLTE SIM+という格安SIMを出して、次にPlay SIM、その次に0SIMを始めました。LTE SIM+は月額料金が割高な上にきつい速度制限が付いてきます。Play SIMは月額料金は少し高いくらいですが、LTE SIM+と同じくきつい速度制限が付いています。
LTE SIM+の通信速度は知らないのですが、Play SIMの通信速度はかなり遅いという評判がかなりありました。ユーザ数はかなり少ないです。いつの間にやらLTE SIM+もPlay SIMの新規受付を終了して、nuroモバイルという新しい格安SIMを始めました。
たいていのMVNOは格安SIMを開始したら、その格安SIMの中でプランを増やしたりデータを増量したり、月額料金を安くしたり、オプションを追加したりと改善を行なっていきます。
ソニーコミュニケーションズは前の格安SIMを潰して、新しい格安SIMを始めてしまいます。既存の格安SIMのサービスを改善せずユーザを放置します。ソニーの子会社ですが、格安SIMでは稚拙なサービスを展開しています。
おすすめの格安SIM
- 楽天モバイル
- 月1078円〜3278円の段階制。データ無制限でも月3278円。電話が24時間無料でかけ放題。速度は速いですが、場所によって電波が弱くなることもあります
- ワイモバイル
- ソフトバンク回線の格安SIM。速度が超速く快適に使えます。2回線目以降は4GB1078円。余ったデータの繰越可、ヤフーショッピングと組み合わせるとネットの買い物が最安値でコスパが最高
- IIJmio
- ドコモ回線の格安SIM。他社からの乗り換えなら格安スマホが大幅割引。速度も比較的速く、余ったデータの繰越可、2GB850円、5GB990円など格安料金
当サイトでイチオシの楽天モバイル!データ無制限・電話かけ放題で月3278円
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コメントと実体験を書き込む(口コミ21件)
0simは、↓の境遇で最安MVNOとして有効。売り手が商売になっていないという事は、買い手にとっちゃ境遇によって得する、という事。
・殆どの通信時間で、WiFi環境( 自宅・職場 )を使う事
・↑以外の( = 劇遅LTE )環境を使う場合、低容量かつ閑散時間帯である事。
例 20時近辺にLINEだけ使う等。
・緊急通話先( 110や119 )にも繋がる普通の携帯電話機能が要る事
この通信媒体は WiFiやLTEでなく独立した別の高速回線で、接続し難くなる事はありえない。
もっとも全顧客に対する契約強制終了が2020/8末日に決まっており、もはや新規契約不能。
0simは商売として失敗だった事の証拠。
このサイトの情報は管理人の境遇における主観がとても強く、客観性が低い。推測の幅が狭い。
サブスマホ(通信はWi-Fi環境のみ)のSMS認証用用(LINEのアカウントが欲しいため)には大変便利でした。
月額200円以下でSMS対応のSIMはさすがにもう無いですよね……
0SIMは死んでしまいますが、ここまで長く続くんだったら、もう少し優しく評価してあげれば良かったとか思ってしまいました。。
サービスの正式開始から4年9ヶ月も生きるとは。。2年ぐらいでダメになると思っていました。
月200円以下でSMS対応はさすがに無い気がします。
深夜は7Mbps位は出るので夜勤なワイは愛用していたのにどうしてサ終にorz
値段は張るけど、夜働いてる人はマイネオの夜間フリーとかどうだろう?
mineoの夜間フリーは良いと思います。毎月10回、ゆずるねをタップするのは少し面倒ですが、10回くらいなら。。
突然漠然とした質問ですみません。
0simを考えています。
モバイル通信は主にLINE、たまにマップとカーナビぐらいです。
遅いとはいえ、我慢すれば大丈夫でしょうか?
時期によって変わってきたりもするのですが、
0SIMの平日の速度
平日昼12時から19時にかけて速度がかなり遅くなりますが、平日12時台でなければ、LINEなら普通に使えます。マップやカーナビは平日12時台は無理ですが、13時から19時なら我慢すれば大丈夫かと。。
ただ、土日祝日だとカーナビとして使う人が多いためか、日中は相当遅くなりマップやカーナビが使えるかどうかは相当怪しくなります。(使えないと思った方がいいです
0SIM以外にネットを使う方法(他の格安SIMも契約している)があれば0SIMでも良いと思いますが、0SIMだけの場合は避けた方が良いです。
個人的には0SIMよりも月380円で1GB使えるLinksMateがおすすめです。
リンクスメイトの料金プランとサービス内容を実際に使って徹底解説
↑
少し前に料金プランが変わって、1GBのデータSIMが月380円で使えます。(近いうちに更新します・・)
お忙しい中、ご丁寧な回答、ありがとうございました。
たいへん参考になりました。
もう少し自分でも調べてみます。
0sim契約前にこちらを見ておけば良かったです
ナビに使ってますが劇的に遅いです
ドングルの不良か3Gの為かと思いましたが4Gでも同じ
全く書かれてるとおりで深夜・早朝のみ早く
他が遅いのは間違いなかったです
限定的な時間帯で使えて、普通の人が使う時間帯ではどうしようもない感じですね・・。
0SIMは安かろう悪かろうの極致なので、使えればラッキー程度に思うのがいいのかもです。。
0simはデュアルsimの音声通話用回線として使える
メインsimは民泊系simが良い
ギガトラWifiとの組み合わせとか使ってる人結構増えた気がします
家に光回線があって外ではTwitterやニュースサイトを軽く見る。ゲーム程度ならそこまで不便には感じません
スマホのほかにノートパソコンなりアンドロイドタブレット持ち歩いていて
それ用のモバイルルーターも常時持ち歩いている人にはいいのでは?
データはモバイルルーターのWIFI経由で送受信して純粋に音声通信用と割り切れば安い
相性のいいスマホは極力やすいスマホでしょう
UMIDIGI A3あたりがいいんじゃないかな
0 SIMはカーナビ以外使えない…と、
デジモノで2回線入手して依頼、LINE用に使っていましたが、このたび電子マネー専用端末に用途を変えました。メイン機が、例のF-04F(v4.2)で、なんとか(*)payアプリはAndroid 5以上が必要です。apkでインストすればいいという話でもないし。
そしてQuickpay以外の他の*payはオンラインが必要なので、SIMが必要です。コンビニの無料wifiも面倒だし、ここに0SIMを使っています。
現在、Paypay、OrigamiPay、楽天Payをためしていて、どれも.elm(遺物 v5.1)+極低速の0SIMでも、使用感は大丈夫です。500MBも使わないけれど、一応有効な使い方というご紹介でした。
0SIMの利益の出し方も知らないで記事書くくらい何も知らないようですね。
まるで0SIMに親でも殺されたかのような内容で驚きました。
使い方についてはコメントにもある通り、カーナビの通信端末として使うのが良いです。
じゃあカーナビ以外の使い方を教えて♡
サービス終了していたけどどうやって利益出していたの?
なんだよ結局無知じゃんwww
0SIMは、WiFiドングルに挿して、カーナビの渋滞情報(SmartLoop)など通信機能で使うには最高の SIMですよ。
この記事も2年前に更新したっきりなので、良いかげん最新情報に更新しないと・・と思います。以前は0SIMは非常識に超遅かったのですが、今では常識的な最遅くらいな感じで、用途によっては使い道もある感じがします。