格安スマホの端末保証(端末補償)は必要じゃない!故障の対処法

格安スマホを契約するときに悩むのは、端末保証(端末補償)に入るかどうかです。

結論は、格安スマホの端末保証は不要です。実際に加入する人は2割程度です。

理由は端末補償に加入し続けるよりも、もし格安スマホが壊れたら新しいスマホを買ったほうが安くなるからです。修理よりも新しい格安スマホを買うのが経済的です。

格安スマホの端末保証は必要か?

ここでは格安スマホの端末保証の必要性をバッサリ切って、格安スマホを壊さないための対処法と壊れた時の対処法を説明します。

スマホを保護ケースに入れて使えば、運がかなり悪くなければ、そう簡単には壊れません。水濡れが不安なら防水スマホを選べば良いだけです。

物を壊しやすい人にとっては端末補償は良いですが、普通の人にとって端末補償は壊し屋へのお布施です。

※ 端末保証と端末補償は同じ意味

【11月最新】格安スマホの端末キャンペーンのおすすめ!1円スマホもある

安価な格安スマホの端末保証(端末補償)は不要

基本的に格安スマホの端末保証は不要です。理由は格安スマホは壊れたら、新しい機種を買ったほうが経済的だからです。

端末補償は月550円、年間6600円くらいです。壊したら5500円で新品またはアウトレット端末と交換してくれます。

安い格安スマホは買い替えたほうが良い理由

仮に40,000円の格安スマホの場合、1年後の価値は30,000円、2年後は20,000円、3年後は10,000円、4年後の価値はゼロ円です。

1年目は1年間のメーカー保証を適用できるので無視

2年後に格安スマホを壊した場合

・端末保証ありの実質支払額:13,200円+5,500円=18,700円
・交換スマホの価値:20,000円

2年後の故障の場合は、20,000円の価値のスマホに対して、実際に支払った金額が18,700円です。

2年後の故障だと端末補償のコスパは悪くはないけど、良くもない感じです。

3年後に格安スマホを壊した場合

・端末保証ありの実質支払額:19,800円+5,500円=18,700円
・交換スマホの価値:10,000円

3年後の故障の場合は、10,000円の価値のスマホに対して、実際に支払った金額が25,300円です。

3年後の故障だと端末補償のコスパは悪いです。

1年超〜2年以内に壊れた場合にだけ端末補償がお得

1年以内の故障はメーカー保証、1年超〜2年以内の故障は端末補償加入が結果的にお得、2年超えてからの故障は端末補償なしで買い替えが結果的にお得

壊れる期間によっては端末補償もお得ですが、大半の期間は端末補償に入るよりも、壊れたら新しいスマホに買い替えたほうが経済的になります。

高額な格安スマホ(6万円以上)を購入する場合に、端末保証を検討することをおすすめします。

格安スマホが壊れる可能性はかなり低い

8年前から格安スマホを少しずつ購入していき、今までに合計で100台以上スマホを購入しましたが、不具合が出たのは7台くらいです。

突然死に近い死に方をしたのは2015年に購入したZenFone 5の1台だけです。

新品で買ったMate 9が3年半で電池が膨れて使用をやめました。その後にnovaとmoto g8 powerも電池が膨れました・・。


バッテリーが膨れたMate9・・。

中古で購入したGalaxy S5と新品で購入したnova lite2の1台は2年後くらいにディスプレイが徐々に死んでいきました。

その他には、新品で購入したRedmi 9Tがセキュリティアップデートをすると、フリーズして復旧するのにかなり時間がかかる不具合が出たりです。

長年使っていても全体の不具合率は1割に満たないので、普通に使っている分には格安スマホは相当壊れにくくなっています。


購入した格安スマホの使い道:自作のリアルタイム計測の設備

格安SIMの速度の比較サイト (リアルタイム)

保護ケースで故障は防げる

スマホの故障はほとんどが落下による画面の破損です。内部に落下ダメージが蓄積されて、だんだんと不具合が出てくる場合もあります。

格安スマホの画面割れ

保護ケースなしで30cm〜40cmくらい高さから硬い地面に落とした結果、格安SIMの管理人のhonor8の画面が破損してしまいました。。

保護ケースに入れて使えば、落下による故障はほとんど防げます。スマホ内部のダメージも軽減します。

TPU製やシリコン製の保護ケースや手帳型の保護ケースがおすすめ

TPUは柔らかいプラスチックです。シリコンはTPUよりも柔らかくて比較的厚めです。衝撃吸収性に優れているので、落としてもかなりの場合で画面が割れずにすみます。

手帳型の保護ケースなら、地面の凹凸などで落とし所が悪くても画面が割れずにすみます。保護ケースの相場は1000円〜2000円くらいです。Amazonで探すのが簡単です。

※ 格安スマホを購入するとTPU製の保護ケースが無料で付いている場合があります

保護ケースは熱がこもりやすいのでゲームには不向き

保護ケースを付けるとスマホの熱がこもりやすくなります。

発熱しやすいゲームを長時間やるとスマホが熱くなって、CPUの動作が遅くなりゲームプレイに支障が出たり、発熱により電池の劣化が進んだりします。

普通程度にゲームをするくらいなら気にしなくて大丈夫ですが、ゲームをたくさんする場合は、保護ケースを付けるのは微妙な感じです。

耐衝撃構造の格安スマホもある

数は少ないですが、耐衝撃構造になっていて落としても壊れにくい格安スマホもあります。代表的なのはAQUOS senseシリーズ(AQUOS sense7)が耐衝撃構造です。

強化ガラスフィルムで更に強化するべき?

強化ガラスフィルム(保護フィルム)を画面に貼ることで、画面の破損を少し防ぐことができます。

基本的には保護ケースで十分ですが、突起物の上に落としてしまい、落下の角度によっては画面が割れる可能性があります。

強化ガラスを貼っておけば、身代わりになってガラスフィルムが割れてくれます。

ゴリラガラス5以上の強化ガラスを搭載しているスマホを検討する

スマホは割れやすい画面と、割れにくい画面があります。

キーワードはゴリラガラスです。ゴリラのように強いガラスです。

画面にゴリラガラス5、6、Victusを搭載しているスマホだと、スマホを落としても割れにくくなっています。

水没が心配なら防水対応スマホを選ぶ

防水非対応のスマホでも水飛沫程度の生活防水はできていたりします。

ただし、完全に水没させると、かなりの可能性で壊れるので、水没が心配な場合は防水対応スマホを購入することをおすすめします。

スマホがよく壊れる人は端末補償がお得

スマホがよく壊れる人の場合は端末補償が有用です。

端末補償は、スマホを壊さない普通の人が支払ったお金で、よく端末を壊す人が新しい端末を安く手に入れる仕組みです。

スマホをよく壊す人にとっては、端末補償はありがたい存在です。

修理・交換でデータは全部消えるのでバックアップをする

格安スマホを修理に出したり交換すると、スマホのデータはすべて消えます。修理や交換前にスマホのデータをバックアップする必要があります。

※ スマホの電源が入る状態を前提に話を進めます。スマホが電源が入らないなどの突然死する可能性んはかなり低いです。(普通は徐々に不具合の頻度が増えて壊れていきます)

スマホで撮った写真や動画をバックアップする

下記のいずれかの方法でスマホで撮った写真や動画をバックアップします。

  • ① スマホにマイクロSDカードを挿入して、自分が撮った写真や動画をマイクロSDカードに移動する
  • ② パソコンにスマホを繋げてスマホのデータをコピーする
  • ③ iCloudやGoogle Oneなどのクラウドサービスに、自分が撮った写真や動画をバックアップする

LINEのデータを引き継ぐ

LINEはメールアドレスを登録しておけば、LINEのデータを引き継ぐことができます。格安SIMでのLINEの使い方を参考にすれば、トークも引き継げます。

その他の個々のアプリごとに対応する必要がありますが、アプリ名と機種変更などのキーワードで検索してみてください。

iPhoneならデータの復旧は簡単

iPhoneを使っている場合はiCloudやパソコンのiTunesにデータをバックアップしておけば大丈夫です。初期化したり修理しても、iCloudやiTuensからデータを簡単に復旧できます。

修理すべき?

格安スマホが壊れたら修理すべきか?

本当に壊れているか確認する

①自分でいじってみる

スマホの電源を完全に切って、再度電源を入れます。これである程度の不具合が解消したりします。

ネットに繋がらないだけならAPNの設定を見直します。SIMカードの接触不良の可能性が少しあるので、SIMカードを抜き差しします。

②スマホに詳しそうな人を召喚する

スマホに詳しそうな人に相談するのもありです。ここを見ている人はおそらく自己解決能力が高いので、あまり意味はない気がしますが・・。

③メーカーに電話をかける

格安スマホで不具合があっても、基本的にMVNOは対応しません。不具合はメーカー対応です。

メーカーに問い合わせても、スマホを初期化しろと馬鹿の一つ覚えを繰り返すだけなので、あまり有効ではないですが、もしかしたら何か有効な方法を教えてくれるかもです。

④最終手段はアプリのキャッシュとアップデートを削除、スマホの初期化

スマホはでエラーメッセージが頻繁に出て動かなくなる場合、アプリのキャッシュやアップデートを削除すると不具合が解消したり、スマホを初期化してデータを全部消して直る場合があります。

1年間の無料のメーカー保証内の場合

格安スマホを買ってから1年以内に壊れた場合、1年間のメーカー保証で無料で直してくれます。発送にかかる費用も相手負担(着払い)で受け付けてくれます。

水濡れ、落下などが原因の故障、電池の消耗などは有償修理ににありますが、知らないうちに壊れてたとかなら、無償での修理になる可能性が高いです。

有料の端末保証に加入していた場合でも、メーカー保証を先に適用するのがほとんどです。メーカー保証の無償修理の対象外の場合に、有料の端末保証が使えます。

メーカー保証のデメリット:代替機の貸し出しがない

メーカー保証のデメリットは、基本的に代替機の貸し出しがないことです。修理はだいたい1週間くらいかかります。その間、手元からスマホがなくなります。

昔使っていたスマホや予備のスマホがあれば、それを使えば良いですが、何も持っていない場合は厄介です。

UQ mobile、またはイオンモバイルでスマホを買った場合で契約中は、代替機を貸してくれます。UQ mobileは代替機の貸し出しは1650円です。イオンモバイルの場合は無料で貸してくれます。

他にはAmazonで安いスマホ本体を買うか、DMMいろいろレンタルで4000円程度で借りるか、それとも他の格安SIMに乗り換えて新しいスマホを安く買うなどになります。

購入1年超え:端末補償ありの場合

端末補償に入っていれば修理または交換です。格安SIM事業者などに電話をかけて交換や修理の依頼をします。依頼すると1〜2日で新しいスマホが届きます。

それと一緒に故障したスマホを回収してもらいます(同時でなくて後からでもOK)

購入1年超え:端末補償なしの場合

格安スマホの価格が6万円未満なら、何も考えずに新しいスマホを買って終了です。壊れたスマホは捨てます。

格安スマホの価格が6万円以上なら、買ってから2年未満なら修理に出して、2年以上なら新しいスマホを買って壊れたスマホは捨てます。

自分で直せる?

液晶画面が割れたり、電池が消耗したりしている場合は、部品をAmazonやヤフオク、ebayなどで手に入れれば、自分で直せる場合があります。

手先が少し器用な人なら、液晶画面の交換や電池の交換ぐらいなら自分でできます。費用も3000円から5000円くらいです。

自分で直す場合は自己責任で・・。(自分で直すのは電波法違反になる可能性がありますが、スマホを自分で直して捕まった人間は知る限りいません)

壊れたら機種変?他社に乗り換えれば、最新の格安スマホが大幅割引で買える!

保証無しでスマホが壊れた場合、端末セットがキャンペーンで大幅割引で買える格安SIMへの乗り換えがおすすめです。

他の格安SIMに乗り換えれば、最新機種がキャンペーンで大幅割引で買えます。

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端末セットも安いですが、IIJmioなら毎月のスマホ料金もシンプルに安く使えます。

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IIJmioの評判とデメリット、ギガプラン総まとめ【契約して評価】

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この記事の最終更新日 2023年8月29日 / 作成日 2015年11月10日
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たろう
たろう
2020年7月29日 3:44 PM
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細かい部分ですみませんが、気になる箇所があります…(時間と余裕のある時でよいので修正をおねがいしたいです)

強制リセットについて解説していましたが、電源オフ状態でボタン長押しした段階で強制リセットされるのではなく、メニューが出てきて、そのときに強制リセットの項目を選ぶという感じだったような…
(保存しているデータとかも完全に消えるタイプのリセットですよね)

MicroSDカードにデータを保存する 部分の説明については、Androidの場合 内部ストレージ化してる場合は他端末ではデータを使えないということを軽く表記した方が良いかもしれないです

管理人さんが多忙なことは承知しているので、余裕のある時でよいですので!

まめ吉
まめ吉
2020年2月15日 2:54 PM

とても参考になります。なんでも保証を付けないと・・思いがちでしたが買い換えた方が安いですね。
ありがとうございます。

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