ぷららモバイルLTEの敗因&他の格安SIMとの比較と評判

最終更新日 / 作成日 2015年5月2日 / 作成者 格安SIMの管理人

ぷららモバイルLTE

ぷららモバイルLTE

データを無制限で使えるプランとして、その界隈で有名だったぷららモバイルLTEは死にました。2017年11月30日を持って、サービス終了になります。サービス終了に伴って、希望する場合はOCNモバイルONEへ移行されます。

ぷららモバイルLTEは月額2760円で最大3Mbpsの高速データ通信ができるという謳い文句で、サービス開始当初は話題を生みました。しかし極端にデータを使う人が集まり、通信品質の劣化を呼び、半年後には実際に出る通信速度は3Mbpsを大きく下回り、通信も不安定なものとなってしまいました。

普通のユーザは逃げ、負担にしかならない極大のデータ食い虫の溜まり場になり、そんな状況が1年半続いてサービス終了の流れとなりました。

今更、ぷららモバイルLTEの評価をしたところで意味はないのですが、格安SIMの無制限プラン(カウントフリー)を考える上で、反面教師として参考になるかと思います。

公式サイト → ぷららモバイルLTE

ぷららモバイルLTEのおすすめポイント

  • 無制限で高速データ通信が使えるプランがあった
  • 動画を見るのに特化した格安SIM
  • 使いすぎた場合でも通信速度の制限がない

ぷららモバイルLTEの注意点

  • 知名度がそこそこあるMVNOの中で初のサービス終了
  • 実際に出る通信速度が遅い
  • Youtube等の動画をあまり見ない人にとっては無用の代物
  • Webサイトを見る場合はワンテンポ遅れる場合がある
  • SIMカードのサイズの変更ができない
  • プランの変更ができない ← 2015年9月1日からプランの変更ができるようになりました

ぷららモバイルLTEの格安SIMプラン

月額料金データ容量
定額ライトプラン、データSIM900円110MB/日
定額(7GB)プラン、データSIM1886円7GB
定額無制限プラン、データSIM2760円無制限
定額ライトプラン、音声通話プラス1600円110MB/日
定額(7GB)プラン、音声通話プラス2586円7GB
定額無制限プラン、音声通話プラス3460円無制限

その他にかかる費用
契約事務手数料 3000円
音声通話プラス(通話SIM)を6ヶ月以内に解約した場合は違約金8000円がかかる。
解約後SIMカードを返却しない場合、SIMカード代金として3000円が請求される。

SIM再発行手数料 3000円
データSIMのSMS機能 150円/月
通話料金 30秒20円

通信制限(規制情報)
ライトプランは高速データ通信量を使い切った場合は通信速度は200kbpsに制限。定額無制限プランの場合は通信速度は最大3Mbps。

ぷららモバイルLTEの敗因、無制限プランとカウントフリーの問題

ぷららモバイルLTEは、2013年11月1日からMVNOサービスを提供し始めましたが、2017年11月30日にサービスを終了します。

ぷららモバイルLTEがサービスを終了する原因、それはほぼ間違いなく2014年9月から開始した定額無制限プランの存在です。

定額無制限プランは、月額2760円で最大3Mbpsの高速データ通信を無制限で使えるプランです。他のMVNOにも無制限プランがありますが、実際には無制限ではなく、使えるデータ量に制限があります。

ぷららモバイルLTEの定額無制限プランには、その制限がなく本当に無制限でデータを使うことができます。

下記からは単なる予想です。

——- 予想 ——-
本当に無制限で使える無制限プラン、そこで発生したのは極度にデータを使うユーザ割合の増加です。

おそらく、ぷららが期待していたことは、いろんなユーザの集まりだったと思います。データをそんなに使わない人、普通程度に使う人、少し多く使う人、そんな雑多なユーザ構成になると見込んでいたものと思われます。平均的にみたら、採算に合うだろうと・・・。

蓋を開けたら、極度にデータを使う人が予想外の多さ。回線増強で対応するも、3Mbpsを維持するには採算に見合わない。次第に低下していく通信速度。

普通の人はバラバラと逃げていき、データを極端に使うユーザだけがしがみついて、極端なユーザの割合が更に高まり、採算悪化。採算が悪化したため、回線の増強不足、そして速度低下、普通のユーザの離脱、高まるデータ極大消費ユーザの割合、負の連鎖の完成です。
——————————

このサイトでも、ぷららモバイルLTEの無制限プランに加入していた時期がありましたが、あまりの通信品質の悪さに、半年くらいして解約してしまいました。このサイトで最後に確認した時は、Youtubeの普通画質(360p)くらいならなんとか動くくらいです。

それだけなら使いようもありますが、反応が悪く(PINGが遅い)、引っかかり多数(パケロス多い)、普通にWebサイトを閲覧したりするのは厳しい状況でした。“Youtubeの動画だけ”見る場合は許容範囲だと思いますが、それだけです。

動画を超たくさん流して極端にデータを使う一部の人だけが、ぷららモバイルLTEに居残りました。格安SIMの原則は、薄利多売です。多売ができなくなったため、ぷららモバイルLTEは死にました。

事業再編の一環という面も

ぷららモバイルLTEはNTTグループに属しています。そしてOCNモバイルONEもNTTグループです。

もやは手の施しようのない、ぷららモバイルLTEを存続させていても意味がないので、NTTグループのMVNOはOCNモバイルONEに一本化するために、ぷららモバイルLTEを廃止したのかもしれません。

ぷららモバイルLTEがまともな採算だったら淘汰されずに済んだと思いますが、ぷららモバイルLTEは蠱毒が完成していて、煮ても焼いても食えません。捨てた方がマシです。

MVNOの淘汰の始まり?

ぷららモバイルLTEがサービス停止が発表されて、ネットではMVNOの淘汰の始まりとか、だから格安SIMは不安だとか適当なことを言っている人たちがいましたが、ぷららモバイルLTEはそもそも2015年後半に死んでます。

2016年以降は、ぷららモバイルLTEはキャンペーンもしないし、殻に閉じこもって、ひっそりとサービスを継続していました。ようやく息を引き取ったというのが本当のところです。

MVNOの数は600ほどあります。そのうち知っているのは30個くらいです。ほとんどのMVNOを知らないというか、知名度皆無のMVNOが大半を占めています。そんなMVNOは、今後は自然消滅していくと思います。

ただ、そういう自然消滅するMVNOのユーザ数は相当少ないので、ほとんど気にする必要はないです。

格安SIMの無制限プランは危険がいっぱい

ぷららモバイルLTE以外にも、無制限プランを提供しているMVNOがありますが、基本的にどれも通信品質はかなり悪いです。無制限プランを出しているMVNOは、高い可能性で落ち目のMVNOです。

U-moblie
LTE使い放題がありますが、使えるデータ量は時期によって大幅に異なるため評価不能。実際に出る通信速度は普通か少し遅め。IIJ系のPremium LTE使い放題というプランがありましたが、新規受付終了になりました。Premiumプランは、他のプランに変更できないので、実質的に陸の孤島と化しました。

DTI SIM
ネット使い放題というプランがあります。1日1GBほど使えますが、実際に出る通信速度はかなり遅いそうです。ユーザをあまり獲得できていないっぽいので、今後が不安です。

ワイヤレスゲート
月額最安値で無制限プランがありましたが、通信速度の評判はかなり悪く、いつの間にか新規受付を終了していました。そのほかにも、いくつかのプランの受付を終了して、死亡寸前のMVNOです。

nuroモバイル
1日5時間無制限プランや、夜中だけ無制限に使えるプランがあります。ただし、通信速度がかなり遅いです。その影響で他のnuroモバイルのプランまで遅くなる・・。今後はより一層厳しい状況になりそうです。

日本通信
元祖無制限プラン。無制限といいつつ、いろいろな制限を入れていたため批判を一身に浴びました。シェアトップからずるずる落ちていき、個人向けのMVNOをU-mobileに売却。今後の見通しもくらいです。

TONEモバイル
インターネット使い放題といいつつ、3日間で500MB程度しか使えません。速度は遅め。このまま死ぬんじゃないかと思っていたら、新端末のm17で子供と高齢者を仕留められれば、生き残れるかも。

スマモバ
いくつかの無制限プランがありますが、評判は最悪クラス。解約不備などの苦情の多さに、総務省から行政指導を受けました。

こんな感じで、格安SIMの無制限プランに手を出したMVNOはロクデモナイです。

唯一まともなのがUQ mobileの無制限プランです。UQ mobileの無制限プランは500kbpsに速度が制限していると記載されていて、実際もその通りの500kbpsの通信速度です。3日で6GBまで使えますが、500kbpsの通信速度だと実質的に無制限です。ただし、UQ mobileは無制限プランに力を入れるつもりはないので、このまま現状維持な感じです。

正直言って、格安SIMの無制限プランにこだわるのはヤメて、BIGLOBE WiMAX 2+を使った方がいいと思います。2年契約なら月平均3000円程度で3日間10GB(1ヶ月最大100GB)使えます。

ただ、田舎とかだとWiMAX2+はまともに使えないと思います・・。そういう人が、格安SIMの無制限プランにしがみつこうとしているのかもしれません。

格安SIMの無制限プランがひどい状況になる原因

格安SIMの無制限プランがここまで酷い状況になっているのは、データを使えば使うほど、MVNO会社の回線負担が増えていくからです。

回線負担が増えると、回線増強しきれず速度が低下していき、一般ユーザは離れて売上低下、極度にデータを使うユーザだけが残ります。売上が低下するので、回線の増強費を捻出できず速度が低下して、一般ユーザがさらに離れるという悪循環に陥ります。

かと言って、回線負担を減らすために、無制限プランなのに使えるデータをかなり制限すると評判が悪くなり、そのMVNOもろとも悪評に汚染されます。格安SIMの無制限プランは呪われてます。

カウントフリー(ゼロレーティング)にも危険が潜む

カウントフリーは特定のアプリをデータを消費なしで利用できるオプションです。格安SIMの中にはカウントフリーでTwitterなどの特定のアプリをデータ消費なしで使えるものがあります。

カウントフリーをしているMVNOと主な対象アプリは下記になります。

LINEモバイルのコミュニケーションフリー
LINE、Twitter、Facebook、インスタグラム

FREETEL SIMの定額プランの3GB以上
LINE、Twitter、Facebook、インスタグラム

BIGLOBE SIMのエンタメフリーオプション
Youtube、AmebaTV、U-Next

DTI SIMの見放題プラン
Youtube、Twitter

LinksMate
AmebaTV、Twitter、Facebook、いくつかのゲームアプリ

一見するとカウントフリーはお得に見えるかもしれませんが、無制限プランの呪いが付いています。

カウントフリーは特定アプリをデータ消費なしに使えますが、言い換えれば“無制限”に使えるということです。ユーザにとっては無制限ですが、MVNOは回線コストを支払っています。このため無制限プランと同じように、負の連鎖に陥る可能性があります。

カウントフリーは特定アプリの無制限プランなので、純粋(?)な無制限プランよりは影響はそこまで大きくはありませんが、通信速度に悪影響を及ぼします。

カウントフリーの対象アプリを超たくさん使うなら選ぶのもアリですが、普通程度に使うくらいなら、超たくさん使うユーザの負担をかぶることになるので、避けた方がいいです。

ぷららモバイルLTEのまとめ

消滅しちゃうんで、まとめるものもありませんが、お疲れ様でした。

ぷららモバイルLTEの評判

下記は2016年1月に記載したぷららモバイルLTEの評判です。1年半以上前の話ですが、今から考えると、ここまでよくしぶとく生き延びたなと思う次第です。

—— ぷららモバイルLTEの評判 ——
2014年9月にぷららモバイルLTEの無制限プランが発表されたとき、ネットでかなりの評判になりました。それから9ヵ月後、ぷららモバイルLTEは一部の人が使う格安SIMに落ち着きました。

出だしはかなりの評判を集めましたが、今ではぷららモバイルLTEはあまり話題に上がりません。原因は通信速度が遅くなったためです。サービス開始当初は2Mbps程度出ていたらしいですが、最近では平日で1Mbps(18時から22時の間は0.5Mbps)、休日は1Mbpsに低下しています。

家のインターネットと置き換えようとする人がいますが、ぷららモバイルLTEの定額プランは遅すぎます。Windowsの更新プログラム(例100MB)をアップデートするのに、通信速度が1Mbpsだと13分くらいかかってしまいます。ちょっとしたアプリケーション(例1GB)をダウンロードするのに、2時間くらいかかったりします。

ぷららモバイルLTEの唯一といって良い利用用途はYoutube等の動画サイトを見ることでしたが、最近の速度低下によりかなりの時間帯で普通画質(360p)でも再生途中でちょこちょこ止まるようになっています。

ぷららモバイルLTEの申し込みから設定までの全て

その他の無制限プランのある格安SIM

  • UQ mobile
    • 月額1980円の無制限プランがあります。500kbpsの通信速度で3日で6GB使うことができます(1ヶ月で最大60GB)
  • U-mobile
    • 月額2480円でLTE使い放題という無制限プランがありますが、使えるデータ量は時期によって大幅に異なります。無制限ではありませんが、月額2380円で月25GB使えるプランがあります。かなり安くデータを大量に使えますが、通信速度の評判は悪いです。
  • DTI SIM
    • 月額2200円でネット使い放題という無制限プランがあります。1日1GB程度使えますが通信速度の評判は良くありません。
  • nuroモバイル
    • 月額2500円で1日5時間無制限でデータを使うことができますが、通信速度は遅いです。月額1500円で夜1時から朝6時まで無制限でデータを使えます。ただし、それ以外の時間帯は最大200kbpsに制限されます。
↑このページの先頭に戻る