U-mobileの解約方法の詳細とおすすめの乗り換え先を徹底解説します。マイページで解約やMNP予約番号の発行ができます(1〜3日で発行完了)。
いつ解約しても違約金はかかりませんが、U-mobileは解約後にSIMカードを返却しないと2200円の罰金を取るので注意です。
SIMのみならy.u mobile、新しいスマホが必要な場合は、格安スマホが大幅割引で買えるIIJmioへの乗り換えがおすすめです。
U-mobileの料金プランやサービス内容を過去ログとして残します。U-mobileは2020年2月に新規受付を終了して格安SIMから撤退しました。
2017年中頃からMVNO事業を実質放置して、2020年2月にようやく新規受付を終了した形です。格安SIMの管理人は2015年6月からU-mobileを契約していました(2021年解約)
格安SIMの管理人の比較&口コミサイト2024年12月(毎日更新)
目次
解約後にSIMカードを返却しないと2000円の損害金
U-mobileの解約で最大の注意点は、解約後にSIMカードを返却しないと2000円の損害金を取られることです。
解約したSIMカードをU-mobileに返却してもゴミにしかならないですが、U-mobileは損害金と称して2000円の料金を徴収します。
サービス解約月の翌月15日(必着)までに、下記の宛先まで返却する必要があります。送料も自己負担です。
【返却先住所】
150-0001
東京都渋谷区神宮前1-3-10
田村駒東京本社ビル 5階
「U-mobile SIMカード回収係」
SIMカードを切断していたり、変形、破損している場合も損害金2000円(税込2200円)を請求してくるので注意してください。
他の格安SIMだと返却しなくても損害金は取らないところがほとんどですが、U-mobileは損害金をとります。
解約方法の詳細とおすすめの乗り換え先
解約時の違約金なし、MNP転出手数料無料、解約月は日割りではなく満額
U-mobileを解約または他社へ乗り換える場合、違約金はかかりません。MNP転出手数料も無料です。
解約月は月額料金は日割りではなく、満額になります。
※ U-mobileのSIMカードを返却しない場合は、SIM未返却手数料2200円を取られます。(SIMカードの切断、変形、破損時も2200円を取ります)
解約や他社へMNPで乗り換えはマイページから手続きする
U-mobileの解約や他社へMNPで乗り換える場合は、U-mobileのマイページから手続きする
他社に乗り換える場合は、U-mobileのマイページからMNP予約番号を発行します。発行完了まで1〜3日ほど時間がかかります。
※ データ専用プランの場合はMNP予約番号は不要です。そのまま解約して、必要に応じて新しいデータSIMを新規契約してください。
U-mobileからy.u mobileへの乗り換えはあり?
U-mobileの後継サービスがy.u mobile(ワイユーモバイル)です。
後継サービスですがプラン変更では乗り換えられません。普通にU-mobileのマイページでMNP予約番号を発行して、そのMNP予約番号を使ってy.u mobileに乗り換える必要があります。
月4GBを超えて使う場合でSIMのみの契約なら、U-mobileからy.u mobileへの乗り換えはおすすめです。
y.u mobileは、平日昼12時台はYouTubeの速度制限で低画質再生になりますが、それ以外は快適な速度で使えます。
※ 平日昼12時台もYouTubeを快適に見たい場合は、y.umobileはやめた方が良いです
乗り換えるのにおすすめの格安SIM、最新スマホが最大22,000円割引
新しいスマホが必要な場合は、U-mobilからIIJmioへの乗り換えがおすすめです。スマホが大幅割引で買えます。
IIJmioでは乗り換えで格安スマホが大幅割引で買えるキャンペーンに加えて、下記のキャンペーンも行っています。
IIJmioではキャンペーンで音声SIMまたは音声eSIMのデータ量が6ヶ月間5GB増量、通話定額オプションの5分かけ放題が6ヶ月無料で使えます。
大容量プランの30/40/50GBプランなら月額料金が400円割引です(6ヶ月)
乗り換えなら格安スマホが大幅割引セールも行っています。2025年2月3日までのトクトクキャンペーンです。
なんでU-mobileは新規受付を終了したの?
U-mobileは2013年から格安SIMのサービスを提供していましたが、2017年後半頃には新規のユーザ獲得に消極的になり、実質的に開店休業になりました。
その結果、ほとんど誰も契約してなくなりました。
キャンペーンなし、格安スマホは古い割高なラインアップで放置、イメージキャラクターの女優の橋本環奈さんもいつしかいなくなりました。
2016年ごろにはユーザ数が50万人、シェア5番目くらいの位置にいましたが、今ではシェア圏外(10位くらい?)です。
新規受付の業務コストの方がかかりそうなので、さっさとやめれば良いのにと思っていましたが、ようやく2020年2月6日に新規受付を終了しました。
なんでU-mobileはやる気を失ったの?
U-mobileがやる気を失ったのは、おそらく格安SIM事業がほとんど儲からないからです。
格安SIM事業にリソースを割くよりも、本業のU-Nextの音楽や動画配信にリソースを振ったほうが良いと判断したんだろうなと、個人的に思っています。
新規ユーザの獲得努力を放棄して2年以上経ってようやく店じまいを始めました・・。
U-mobileは2017年ごろにエンタメプランというU-Nextのサービスが使える格安SIMプランを準備していました。
U-mobile内での提供を諦めて、2020年3月開始のU-Nextとヤマダ電機の合弁会社「y.u mobile」でU-Nextが無料で使えるサービスの提供を開始しました。
ただし、y.u mobileは出だしこそ好調でしたが、今ではほとんど誰も契約しない格安SIMに落ち込んでしました・・。
U-mobileの中の人と話したことがありました
格安SIMの管理人は地味にこの業界にいるのが長いので、2017年ごろにU-mobileの中の人とも話したことがあったりします。
U-Next本社に行って、中の人が3人くらい出てきたような・・。
その時にエンタメプラン(y.u mobileの草案みたいなプラン)の話をしていて、LTE使い放題プランという名の実質使い放題じゃないプランの詳細を聞いたりしていました。
料金プランの詳細
格安SIMの中で一番説明したくないMVNOがU-mobileです。理由はプラン内容とサービス品質がぐちゃぐちゃで統一性がないからです。
U-mobileは大きく分けて、通常プラン、U-mobile MAX、U-mobile Sの3つのプランがあります。
3つのプランは、それぞれ違う設備を使っているので通信品質も大幅に異なります。サービス内容も異なります。3つのプランの間でプラン変更はできません。
※ 税抜価格です
U-mobileの通常プラン
通常プラン | 月額料金 | データ量 |
---|---|---|
データ専用 1GB | 790円 | 1GB |
データ専用 5GB | 1480円 | 5GB |
データ専用 LTE使い放題 | 2480円 | 無制限 |
データ専用 ダブルフィックス | 1GB以下680円、1GB超900円 | 1GB~3GB |
通話プラス 3GB | 1580円 | 3GB |
通話プラス 5GB | 1980円 | 5GB |
通話プラス USEN MUSIC SIM | 2980円 | 無制限 |
通話プラス LTE使い放題 | 2980円 | 無制限 |
通話プラス LTE使い放題2 | 2730円 | 無制限 |
通話プラス U-mobile for iPhone | 2980円 | 無制限 |
通話プラス ダブルフィックス | 1GB以下1480円、1GB超1780円 | 1GB~3GB |
無制限に使えるプランは、実際には無制限には使えません。3日間で1GB〜3GB程度になります。使えるデータ量は時期によって大幅に変わるため、把握することは不可能です。
USEN MUSIC SIMは月額490円かかるスマホでUSENを無料で使うことができます。U-mobile for iPhoneは月500円の端末保証が無料で付いてくるプランです。U-mobile for iPhoneは契約時のみ申し込むことができます。
U-mobileの通常プランはドコモ回線の格安SIMです。
U-mobile MAX
U-mobile MAX | 月額料金 | データ量 |
---|---|---|
データ専用 | 2380円 | 25GB |
通話プラス | 2880円 | 25GB |
U-mobile MAXはドコモ回線の格安SIMです。U-mobile MAXは日本通信のb-mobileの設備を使っています。
U-mobile S
U-mobile S | 月額料金 | データ量 |
---|---|---|
データ専用 1GB | 880円 | 1GB |
データ専用 3GB | 1580円 | 3GB |
データ専用 7GB | 2980円 | 7GB |
データ専用 30GB | 4980円 | 30GB |
U-mobile Sはデータ専用SIMのみで、通話プラス(通話SIM)はありません。SMSオプションをつけることもできません。
U-mobile Sはソフトバンク回線の格安SIMです。U-mobile MAXと同じようにU-mobile Sは日本通信のb-mobile Sの設備を使っています。
U-mobileのデメリットの詳細
U-mobileのデメリットの詳細まとめ (※ U-mobileが新規受付を終了する前の評価)
- もはや、やる気がない
- 格安スマホの取り扱いを放置
- キャンペーンもしない
- LTE使い放題プランは使い放題ではない
- 余ったデータ容量を繰越できない
- 半額電話の音質が怪しい
- プラン変更が自由にできない
- プランがぐちゃぐちゃ
- 昔は安全に使える無料のWiFiスポットが全プランで使えた
U-mobile徹底解説の過去ログ
U-mobileの強みは、通話プラスならU-Nextで配信されている最新の映画を毎月1つ無料で見れることです。もう一つの強みは、月額250円かかるWiFiスポットを無料で使えることです。
まず最初の強みを説明した後に、U-mobileの実際に出る通信速度、統一性のないプラン構成、使い放題と称しながら実際には使えるデータ量に制限があるプラン等を説明していきます。
通話プラスなら最新の映画が毎月1つ見れる
U-mobileの最大の強みは、U-NEXTで配信している最新の映画を毎月1つ見ることができることです。他のMVNOにはないサービスです。
通話プラスを申し込むと、U-NEXTで使えるポイントを毎月600ポイントをもらうことができます。そのポイントでU-NEXTで配信している映画やアニメ、ドラマ等を見ることができます。(LTE使い放題2だけ毎月400ポイント)
注意点は普通に見るとデータ消費で死にます。2時間の映画で大体1GBのデータを消費します。
安全なWiFiスポットが無料で使えた(今は使えません)
U-mobileは安全なWiFiスポット(Secured WiFi/DoSPOT)を無料で使うことができましたが、いつの間にか、このサービスは終了しました・・。
U-mobileの実際に出る通信速度はプランによってバラバラ
U-mobileの実際に出る通信速度はプランによって大きく異なります。
U-mobileの通常プラン:普通
U-mobile MAX:遅い (実際に使っていないので評判から推測)
U-mobile S:普通
このサイトでは、格安SIM速度ランキングで格安SIMの実際の速度をランキングで評価しているので参考にしてみてください。(U-mobileの速度計測は終了しています)
自由にプラン変更できない
ほぼ全ての格安SIMは、月に使えるデータ量を自由に変更することができるのですが、U-mobile MAXは自由に変更することはできません。
U-mobile MAXは月に25GB使えるプランですが、通常プランの3GBや5GB、LTE使い放題へ変更することはできません。
無制限プランは使えるデータ量に制限がある
LTE使い放題、LTE使い放題2、USEN MUSIC SIM、U-mobile for iPhoneはデータを無制限に使えるプランですが、実際には使えるデータ量に制限があります。
このサイトでは、LTE使い放題を契約して使えるデータ量を詳細に調査したことが何回かあります。
昔は3日間で2GB〜2.4GB使えましたが、2016年の3月頃に半減して、3日間で1.2GB程度になってしまいました。
使えるデータ量が時期によって大きく変動して、3日間で使えるデータ量だったり、2日間で使えるデータ量だったりと制限内容も時期によって変わったりと予測できません。U-mobileの気分次第でどのくらい使えるのかさっぱりわからないプランになっています。
余ったデータは繰越できない
たいていの格安SIMは余ったデータを翌月に繰り越すことができますが、U-mobileはできません。テザリングは使えますが、U-mobile SをiPhoneで使う場合はテザリングができなくなっています。
格安スマホの取り扱いを終了
U-mobileでも、かなり前に古い機種か割高な格安スマホを扱っていましたが、今ではそンな割高な古いスマホさえ取り扱いをやめてしまいました。
U-CALLの音質は悪い?
U-mobileには通話料金が半額になる、U-CALLがありますが、音質が悪い可能性があります。
通常の半額電話は国内回線を使っていて、普通の携帯電話と同じ音質でかけることができます。この場合の料金は“税抜”で10円/30秒です。ところがU-CALLの通話料金が非課税です。
何かしらの海外サーバーを経由している場合に、国際電話と同じように非課税(不課税)になりますが、海外サーバーを経由すると遅延や雑音で音質が悪くなる可能性が高くなるので、音質は期待しない方が良いです。
プランの廃止とチャットサポート終了
U-mobileは以前、U-mobile PREMIUM LTE使い放題とU-mobile SUPERを提供していましたが、この2つのサービスは新規受付を終了しました。加えて、公式サイトでチャットでのサポートを行なっていましたが、このチャットサポートも終了してしまいました。
U-mobile PREMIUMは、プレミアムな面は全然なく評判も悪いままで、サービス自体の新規受付を終了してしまいました。なんのためにプランを作ったのかわからない中途半端な感じで終わりました。
U-mobile SUPERは、ワイモバイルのプランをそのまま代理店として提供していたプランでしたが、これも終了しました。
MVNOの中には公式サイトでチャットサポートをしているところがありますが、U-mobileは経費削減か何かでチャットサポートをやめてしまいました。
過去の評判 (※ U-mobileが新規受付を終了する前の評判)
U-mobileの評判ですが、正直評判はあまりありません。評判があまりないのは、U-mobileに期待している人があまりいないからだと思います。
U-mobileは昔は格安SIMの中でも上位5番目くらいに入っていたのですが、他のMVNOが頑張る中、U-mobileはキャンペーンもしなくなり、格安スマホの取り扱いも放置、プラン内容もバラバラで品質もバラバラ。
そんかこんなの体たらくを続けているうちに、シェアが低下していき今では何も期待されていない感じになってしまっています。
今後U-mobileの行先は正直厳しいと評価せざるをえないです。
通話プラスの3GBプランやダブルフィックスなら月1480円(1GB以下)を選ぶ場合で、映画の新作が毎月1つ見ようと思っている場合は、U-mobileを選ぶのも少しありですが、それ以外の場合は近づかない方が良いです。
おすすめの格安SIM
- 楽天モバイル
- 月1078円〜3278円の段階制。データ無制限でも月3278円。電話が24時間無料でかけ放題。速度は速いですが、場所によって電波が弱くなることもあります
- ワイモバイル
- ソフトバンク回線の格安SIM。速度が超速く快適に使えます。2回線目以降は4GB1078円。余ったデータの繰越可、ヤフーショッピングと組み合わせるとネットの買い物が最安値でコスパが最高
- IIJmio
- ドコモ回線の格安SIM。他社からの乗り換えなら格安スマホが大幅割引。速度も比較的速く、余ったデータの繰越可、2GB850円、5GB990円など格安料金
当サイトでイチオシの楽天モバイル!データ無制限・電話かけ放題で月3278円
楽天の三木谷社長の特別招待キャンペーンで楽天モバイルを契約すると最大14,000ポイントもらえるのに加えて(2回線目以降や再契約も対象)、楽天モバイルを家族・知人・他人に紹介すると1人につき10,000ポイントもらえます(2025年1月7日まで)。
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コメントと実体験を書き込む(口コミ2件)
複雑なU-mobileは、高品質かつシンプルなy.u mobileとして再スタートをしているようです。
前回と打って変わって、全プラン違約金・携帯保証0円・データ繰り越し期限なし(100GBまで)。
再スタートから音声SIMは、キャッシュバックキャンペーンを打ち出しています。
通信品質の評判は、良好なようです。
長年放置されたU-mobileと出だしから失敗放置されたヤマダニューモバイル、そこから生まれたのがy.u mobileなのでトラウマが・・。
そんなこんなで、そのうち評価記事を書こうと思いながら、いろいろあってまだ手を出してないです。