ZenPad 3 8.0 Z581KLは2016年9月16日発売されたSIMフリーのAndroidタブレットです。
ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線の格安SIM(データSIM)で使えます。音声通話機能が付いているので、ドコモ回線とソフトバンク回線の格安SIMは通話SIMでも使えます。
結構古いタブレットですが、発売時は高性能なタブレットだったので、今でも普通に使うことができます。タブレットを検討している場合は、タブレットと格安SIMという選択肢も参考にしてみてください。
ーーー 以下2016年時点の情報 ーーー
ZenPad 3 8.0 (Z581KL)は税込3万9800円程度で買えて、格安SIMでも使える高性能な7.9インチタブレットです。
2016年10月時点で、低価格で普通に使えるMediaPad T2 7.0 Pro(税込2万4000円くらい)と、高価格で高性能なZenPad 3が格安タブレットで人気1位と2位の座を争っています。
特にこだわりがなければ普通に使えるタブレットのMediaPad T2 7.0 Proで十分満足できますが、ゲーム性能や見た目を重視する場合で持ち歩くことが少ない場合に、ZenPad 3 8.0 (Z581KL)がオススメです。
目次
ZenPad 3 8.0の詳細スペック(性能)
ZenPad 3 8.0 (Z581KL) | |
---|---|
CPU | ヘキサコア1.8GHz(Snapdragon 650) |
GPU | Adreno 510 |
RAM | 4GB |
ROM | 32GB |
ディスプレイ | 7.9インチ |
解像度 | 2048×1536 |
カメラ | 背面800万画素/前面200万画素 |
電池容量 | 4680mAh |
サイズ | 205.4 × 136.4 × 7.57mm |
重さ | 320グラム |
連続待受 | LTE 496時間、WCDMA 552時間 |
価格 | 実売3万9800円程度(税込) |
Android 6.0、SIMフリー、テザリング対応、外部マイクロSD(最大128GB)、FOMAプラスエリアに対応、マイクロSIM、USB Type-C対応、ジャイロスコープ搭載。
ZenPad 3 8.0で使える格安SIMのまとめ
ZenPad 3 8.0 (Z581KL)の対応バンド
FDD-LTE: B1/3/5/7/8/18/19/20/26/28
TDD-LTE: B38/41
W-CDMA: B1/5/6/8
ZenPad 3 8.0は、ドコモ回線の格安SIM、ソフトバンク回線の格安SIM、au回線の格安SIMのデータSIMで使えます。
ドコモ回線とソフトバンク回線なら通話SIMでも使えます。
SIMのサイズはマイクロSIMです。
格安SIMの申し込み時にSIMのサイズの指定が必要な場合は、ナノSIMを指定して、マイクロSIMに変換するアダプターを買って使うのがオススメです。
格安SIMを選ぶときに通信速度を重視する場合は、格安SIMの速度ランキングの記録を参考にしてみてください。
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2016年時のZenPad 3 8.0の性能レビュー
格安タブレット市場は、2016年10月時点、MediaPad T2 7.0 ProとZenPad 3の二強になっています。格安タブレットを選ぶ場合は、基本的にこのどちらかを選べば良いです。
ZenPad 3とMediaPad T2 7.0 Proの違いは、価格、見た目、大きさ(持ちやすさ/持ち運びやすさ)、ゲーム性能です。
見た目、高級感があるZenPad 3 vs. チープなMediaPad T2 7.0 Pro
見た目を重視する場合、ZenPad 3です。
ZenPad 3は背面がレザー調になっていて高級感があります。対してMediaPad T2 7.0 Proはもろプラスチックです。
MediaPad T2 7.0 Proは価格を下げるために見た目がチープになっています。ZenPad 3は価格が高いので、見た目も高級感のある感じに仕上がっています。
なお、見た目がチープだの高級感だの言ったところで、カバーを付けてしまうと、ほとんどわからなくなる・・。
大きさ、7.9インチのZenPad 3 vs. 7インチのMediaPad T2 7.0 Pro
持ちやすさや運びやすさを重視する場合、MediaPad T2 7.0 Proです。
ZenPad 3の大きさと重さ
ディスプレイ7.9インチ、大きさ205.4 × 136.4 × 7.57mm、重さ320グラム
MediaPad T2 7.0 Proの大きさと重さ
ディスプレイ7インチ、大きさ187.4 x 105.8 x 8.2mm、重さ250グラム
片手での持ちやすさだと、MediaPad T2 7.0 Proに分がだいぶあります。MediaPad T2 7.0 Proなら片手でもがっちり持ちやすいですが、ZenPad 3は片手でがっちり持つには幅が広すぎます。
主に家で使う分にはZenPad 3でも問題ないですが、外でも使うことが多い場合は、ZenPad 3だと大きすぎます。数値的にはそんなに違いはないのですが、持ち歩くことを想定すると、MediaPad T2 7.0 Proの方が使いやすいです。
ゲーム性能、少し高性能&大容量のRAMのZenPad 3 vs. 普通性能のMediaPad T2 7.0 Pro
ゲーム性能を重視する場合、ZenPad 3です。
ZenPad 3のゲーム性能
CPU ヘキサコア 1.8GHz x 2 + 1.2GHz x 4 (Snapdragon 650)
GPU Adreno 510
MediaPad T2 7.0 Proのゲーム性能
CPU オクタコア 1.5GHz x 4 + 1.2GHz x 4 (Snapdragon 615)
GPU Adreno 405
ZenPad 3の方がCPUやGPUの性能がざっくり2倍になります。ただし、なんでも2倍サクサク動くというわけではなく、ほとんどの使い方で差は分からないと思います。差が出てくるのが、高度なゲームをするときです。
一般的なゲーム、モンスト、パズドラ、ツムツム、ポケモンGOなどの場合、普通性能のMediaPad T2 7.0 Proでも十分に遊ぶことができますが、高度な3Dを多用するようなゲームの場合、CPUやGPUの性能が良いZenPad 3がオススメになります。
加えて、ゲームをしながら他に何かしたい場合、RAMの容量が重要になってきます。RAMの容量が多いほど、ゲームをしながらでも他のアプリを使うことができるようになります。(※省エネ設定などで、必ずしもそうなるわけではありません)
ZenPad 3のRAM 4GB
MediaPad T2 7.0 ProのRAM 2GB
ZenPad 3の場合RAMが4GBもあるので、重いゲームをしながらでも、他のアプリを使うことができる傾向にありますが、MediaPad T2 7.0 Proの場合、重いゲームをする場合は他は何もできない感じになります。
キャリアアグリゲーション対応で通信速度が少し速くなる?
キャリアアグリゲーション(CA)に対応して機種だと、電波を2つ以上掴むことができるので通信速度が速くなります。
ドコモ回線の格安SIMでCA対応エリア (赤いところが対応しているエリアです)
au系の格安SIMでCA対応エリア (わかりづらい)
ただし、CAは格安SIMの場合は効果は限定的です。格安SIMの場合は根元のパイプがボトルネックになっているので、電波を2つ掴もうが根元で速度が低下するので、あまり効果は期待できません。
電波が混在している都市部ならキャリアアグリゲーションは効果が少しあるかもしれませんが、電波が混んでいない都市部以外の場合は、ほとんど効果はない気がします。
ドコモ系の格安SIMに関係あるZenPad 3で使えるキャリアアグリゲーション
CA_1-19
CA_3-19
(CA_3-28)
(CA_3A-3A)
(CA_3C-3C)
au系の格安SIMに関係あるZenPad 3で使えるキャリアアグリゲーション
CA_1-18
CA_1-26
CA_41A-41A
CA_41C-41C
キャリアアグリゲーションはオマケ程度に考えるのが無難です。
画質は超高画質だけど、、
ZenPad 3はディスプレイのサイズが7.9インチで解像度が2048×1536もあります。超高画質です。ただ、ここまで超画質だと、見た目では分からないと思います。
5インチ 1280×800、普通に綺麗に見える
5.5インチ 1280×800、普通に綺麗に見える
7インチ 1280×800、小さい文字が少しにじむ
7インチ 1920×1200、小さい文字でも綺麗に見える
8インチ 1280×800、小さい文字が割とにじむ
8インチ 1920×1200、小さい文字でも綺麗に見える
7.9インチ 2048×1536、一段階低い1920×1200の解像度でも小さい文字でも綺麗に見えるので、2048×1536になったところで綺麗は綺麗なので、特に意味がありません。。
ドコモ回線とソフトバンク回線の格安SIMの音声プランが使える
ZenPad 3は音声通話機能に対応しています。
音声通話機能とは何なのかというと、070や080、090などの携帯電話番号で電話をかけたり受け取ったりすることができる機能です。
以前は、音声通話機能がついているタブレットは珍しかったのですが、最近のタブレットの多くは音声通話機能に対応しています。
このため、通話SIM(ドコモ回線とソフトバンク回線の格安SIM)を使って、タブレットから電話ができるようになります。
注意点は、au回線の格安SIMの場合は音声通話機能は使えないことです。
電池の持ちが良い
ZenPad 3はディスプレイのサイズが少し大きく、解像度も高めで、CPUがより高性能なため電池消費が多くなる傾向があります。
ただし、Android 6に対応していて、電池容量も4680mAhもあり、CPUは最新型なのである程度の省エネも見込まれるので、総合すると、電池持ちの良いMediaPad T2 7.0 Proと同等という評価になります。
ZenPad 3 8.0 (Z581KL)のまとめ
MediaPad T2 7.0 Proの上位互換がZenPad 3 8.0 Z581KLです。
一般的な使い方なら価格の安いMediaPad T2 7.0 Proで十分対応できますが、見た目を重視する場合や、ゲームをするのが好きな場合に、見た目が良くて高性能なCPUと大容量のRAMを搭載しているZenPad 3 8.0 (Z581KL)がおすすめになります。
外でも気軽に使いたい場合は、サイズが一回り小さくなり持ちやすくて軽いMediaPad T2 7.0 Proがおすすめです。
2016年時のZenPad 3 8.0の評判
ZenPad 3 8.0 (Z581KL)のネットの評判は好評です。2016年10月時点では、MediaPad T2 7.0 ProとZenPad 3 8.0 (Z581KL)がタブレットの二強になっています。
実は正直いうとZenPad 3がここまで売れるとは思いませんでした。ZenPad 3は性能はとても良いけど、価格も高いし、性能が生かされるのはゲームくらいだし、それならゲームをそんなにしない一般ユーザならMediaPad T2 7.0 Proが引き続き格安タブレットで一番人気になると思っていました。
ところが、ふたを開けるとZenPad 3がMediaPad T2 7.0 Proと人気を2分するところまできました。
ZenPad 3は2016年9月16日に発売された機種です。MediaPad T2 7.0 Proは2016年7月8日に発売された機種で、発売以降、人気トップの座を維持していて、今回のZenPad 3の登場で人気トップを2分している感じになっています。
ZenPad 3の発売当初の勢いが落ちれば、MediaPad T2 7.0 Proが再び単独で人気トップの座にはなるとは思いますが、ゲーム性能がかなり高いSIMフリーのタブレットというのは需要があったようです。とりわけRAM4GBが大きなポイントになっている気がします。
その他の格安スマホやタブレット関連の情報
タブレットと格安SIMという選択肢、Fireタブレット/ iPad Airとmini / ファーウェイでは、最近のタブレットの性能や評価を中心に説明しています。
格安スマホの性能や評価は、格安スマホのおすすめ機種ランキングを参考にしてみてください。
- Mi 11 Lite 5G
- 薄型軽量で高性能。40,000円、6.55インチ、CPU Snapdragon 780G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.79)+超広角800万画素(F値2.2)+テレマクロ500万画素、重さ159g、電池容量4250mAh、おサイフケータイ
- OPPO Reno5 A
- コスパの良く高性能。カメラ性能も良い。35,000円、6.5インチ、CPU Snapdragon 765G、RAM6GB、ROM128GB、カメラ6400万画素(F値1.7)+超広角800万画素(F値2.2)+マクロ200万画素、重さ182g、電池容量4000mAh、防水、おサイフケータイ
- AQUOS sense6
- 長く使える。40,000円、6.1インチ、CPU Snapdragon 690、RAM4GB、ROM64GB、カメラ4800万画素(F値1.8)+超広角800万画素(F値2.4)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ156g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
- AQUOS sense4
- 電池持ちが超良い。30,000円、5.8インチ、CPU Snapdragon 720G、RAM4GB、ROM64GB、カメラ1200万画素(F値2.0)+超広角1200万画素(F値2.2)+望遠800万画素(光学2倍)、重さ176g、電池容量4570mAh、防水、おサイフケータイ、耐衝撃
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