格安スマホ向け、ドコモとauとソフトバンクの対応バンドのまとめ(4G / LTE / VoLTE / 3G / WCDMA / CDMA2000)

最終更新日 / 作成日 2015年11月16日 / 作成者 格安SIMの管理人

格安スマホを選ぶ上で、格安スマホがどのバンドに対応しているか把握するのは重要です。把握しておかないと電波の受信が悪くなったり、最悪の場合は電波を全く受信しなくなったりします。

まず最初に格安スマホに必要な対応バンドを先に記載した後に、対応バンドの基礎知識、2G、3G、4G(LTE)を簡単に説明して、ドコモ系の格安SIM、au系の格安SIM、ソフトバンク系の格安SIMが使っているバンドを細かく説明していきます。

格安スマホの製品スペックに記載が必要な対応バンド

どの格安SIMを使うかで格安スマホに必要な対応バンドが変わります。結論から先に書いてしまうと、下記が格安スマホに必要な対応バンドです。

ドコモ系の格安SIMを使う場合
LTEバンド1,3,19
WCDMAバンド1,6

au系の格安SIMを使う場合
LTEバンド1,18または26(18があれば26は不要、26があれば18は不要)
auのVoLTE対応

ソフトバンク系の格安SIMを使う場合
LTEバンド1,3,8
WCDMAバンド1,8

何のことだかよくわからない場合は、長くなりますが下記の説明を読み続けてください。

2G、3G、4Gの基礎知識

2G、3G、4Gは電波形式の世代のことを指します。世代の数が大きい方が最新の世代になります。日本国内で使う場合は、3Gと4G(LTE)だけ理解しておけばいいのです。海外でも使う場合は2Gも少しだけ理解しておく必要があります。

ざっくり説明すると
・2Gは古い(日本では終了)
・3Gは少し古い
・4Gが一般的

Gはgenerationで世代を指しています。世代が新しくなるほど通信速度が速く快適になります。

2Gは日本ではすでに終了していますが、海外では使っているところがまだまだあるので、海外で使いたい場合は対応しておく必要があります。海外で使われている2GはGSMと呼ばれていて、GSM850/900/1800/1900MHzに対応していれば問題ありません。

3GにはW-CDMA(WCDMA)とCDMA2000の2つの規格があります。ドコモとsoftbankが使っているのがW-CDMAです。auが使っているのがCDMA2000です。世界的にはW-CDMAが主に使われています。

4GはLTEとLTE-Advanceがあります。LTEが一般的に使われています。LTE-AdvanceはLTEの進化版です。

LTEの詳細

LTEはスマホでネットをする時に使う電波形式です。今売られているスマホはほぼ100%でLTEに対応しています。

4年くらい前はLTEではなく3G(WCDMA、CDMA2000)という電波形式でスマホやガラケーでネットをしていました。3Gでは少しネットが遅かったため、もっと快適に使えるLTEが導入されました。

LTEは4Gと呼ばれたりもします。どちらを使っても基本的には同じ意味です。最初はLTEとして普及していましたが、4Gと呼ばれることが正式に認められて4Gとも呼ばれるようになりました。ここではLTEで統一します。

LTEはバンドで区切られています。バンドはバンド1からバンド44まであります。

LTEはバンドを大きく二つに分けています。
バンド1からバンド32までをFDD-LTEと呼びます。
バンド34からバンド44までをTD-LTEと呼びます。

日本や海外の多くはFDD-LTEのバンドを主に使っています。中国とインドが主にTD-LTEを使っています。WiMAX 2+はバンド41を使っています。

格安SIMと格安スマホの対応バンドの適切な合わせ方

MVNOで格安SIMとセットで格安スマホを購入する場合は、すでに適切なバンドの組み合わせになっているので、バンドを合わせる必要はありません。

格安スマホはネットショップや家電量販店で購入して、格安SIMだけMVNOで申し込むような場合は、各自で適切なバンドの組み合わせになっているか確認する必要があります。

バンドの合わせ方は、まず最初に使おうと思っている格安スマホの対応バンドを調べます。そして、その対応バンドと格安SIMが使っているバンドと見比べます。

格安SIMで使っている主なバンドがスマホでも対応しているなら問題なく使えます。対応していないバンドが少しある場合、電波の受信が少し悪くなる可能性があります。ほとんど対応していない場合、電波の受信が悪くなり普通にネットができなくなります。

音声通話は3Gを主に使っているので、音声通話も使いたい場合は3G(WCDMAバンド)も合わせる必要があります。au系の格安SIMを選ぶ場合は、音声通話はVoLTEで行われているので3Gを合わせる必要はありません。

以上が、2G、3G、4Gの簡単な説明です。下記から格安SIMで使っているLTEバンドについて説明していきます。

格安SIMで使っているLTEバンド

ドコモ系の格安SIMはドコモの回線を使っているので、ドコモと同じLTEバンドを使うことになります。au系の格安SIMはauの回線を使っているのでauと同じLTEバンド、ソフトバンク系の格安SIMはソフトバンクのLTEバンドを使っています。

ドコモとau、ソフトバンク(ワイモバイル)は同じLTEバンドも使っていますが、異なるLTEバンドも使っています。

LTEバンド周波数ドコモauSoftbank
Band 12.1GHz
Band 31.7/1.8GHz
Band 8900MHz
Band 111.5GHz
Band 18800MHz
Band 19800MHz
Band 211.5GHz
Band 26800MHz(○)
Band 28700MHz(△)(△)(△)
Band 412.5GHz(□)(□)
Band 423.5GHz(将来)(将来)(将来)

◎は重要なLTEバンドです。○はそこそこ重要ですが代用できます。△は重要ではありません。□は用途が少し異なるので気にしなくて良いです。(将来)は現在使われていませんが将来使うことになるバンドなので気にしなくていいです。

Band 28は2015年から少しずつ稼働し始めたLTEバンドです。影響が出るのは3,4年はかかりそうなので気にしなくても大丈夫です。対応していたら少しだけ良いかもーくらいのLTEバンドです。

Band 41はauがWiMAX 2+で使っているLTEバンドです。ソフトバンクはソフトバンク 4G(SoftBank Air、AXGP)で使っているLTEバンドです。格安スマホの場合はほとんど気にしなくていいです。

Band 42は2016年から少しずつ実験的に稼働し始めたLTE-Advance用のバンドです。当分の間は気にしなくていいです。

ドコモ系の格安SIMが使っているLTEバンド

ドコモ系の格安SIMが主に使っているLTEバンドは、Band1、Band3、Band19です。

Band1は全ての格安スマホで対応している基本的なバンドです。

Band3は主に東京、名古屋、大阪で使われているバンドです。ほとんどの格安スマホで対応しているバンドです。このバンドに対応していると東京、名古屋、大阪で通信速度が速くなる場合があります。Band3は世界でよく使われているバンドでもあるので、対応エリアは今後拡大していくと思います。

Band19はプラチナバンドと呼ばれるバンドです。郊外などで使われていることが多いです。このバンドに対応していないと、都市部を離れると電波の受信が悪くなる可能性があります。たまにBand19に対応していない格安スマホがあります。

ドコモ系の格安SIMは上記のバンドの他に、地方都市の一部でBand21を使っている場合がありますが、超マイナーなバンドです。ほとんどの格安スマホで対応していません。iPhoneでさえBand21に対応していないので気にしなくて良いです。

au系の格安SIMが使っているLTEバンド

au系の格安SIMが主に使っているLTEバンドは、Band1、Band11、Band18、Band26です。Band26はBand5,6,18,19を含んでいます。Band18が入っていなくてもBand26に対応していれば、Band18を使うことができます。

重要なのはBand1とBand18(またはBand26)です。Band11は超地味な存在なのでなくても問題ないです。

Band1は全ての格安スマホで対応しています。Band18、またはBand26には対応していない格安スマホがそこそこあるので注意してください。Band18、またはBand26に対応していないと、少し奥まったところや、都市部を少し離れたところで電波の受信が悪くなる可能性が高いです。

au系の格安SIMは、上記のバンド以外にもBand41も使うことができます。Band41はWiMAX 2+で使っているので、Band41に対応していれば主に都市部でWiMAX 2+の高速データ通信を使えます。

ただ、格安SIMだとBand41が使えても通信速度はそんなに改善されません。おまけ程度です。

注:auのVoLTE対応について

格安スマホがauのVoLTEに対応していないと、au系の格安SIMで電波を掴むのに異常に時間がかかるなど、まともに使えない場合があります。

au系の格安SIMを使う場合は、格安スマホがauのLTEバンドに加えて、auのVoLTEにも対応しているか確認することを強くお勧めします。(2013年〜2014年の秋の間に発売されたauのスマホの場合は、auのVoLTE対応は不要です)

ソフトバンク系の格安SIMが使っているLTEバンド

ソフトバンク系の格安SIMが主に使っているLTEバンドはBand1とBand3とBand8です。

Band1と3はほぼ全ての格安スマホで対応しています。Band8はたまに対応していない格安スマホがあります。

Softbank 4G LTEはこのBand1とBand3のことを言います。Band3はもともとはイーモバイルが使っていて、のちにワイモバイルになって、最後にソフトバンクに吸収されました。

Band8は使いづらいプラチナバンドだったので稼働が遅れましたが、2015年になってからエリアが拡大し始めたので、ソフトバンク系の格安SIMを使う場合はBand8も必須バンドです。

SoftBank 4GはBand41のことを言っています。Band41はSoftBank Air(でかいモバイルルータみたいなやつ)で使っています。ソフトバンクで使っているBand41をAXGPと呼んだりもします。格安スマホで、AXGPが使えるという話は聞いたことがないので、Band41は気にしなくていいです。

格安SIMで使っている3G(W-CDMAとCDMA2000)バンド

3Gは音声通話とデータ通信の両方で使われています。音声通話はVoLTEを使うことで4Gでも使えるようになり始めましたが、まだ3Gでの通話が主力です。

3Gの規格にはW-CDMA(WCDMAまたはUMTS)とCDMA2000があります。日本ではドコモとソフトバンクがW-CDMAを使っていて、auがCDMA2000を使っています。W-CDMAとUMTSは同じものですが、ヨーロッパではW-CDMAをUMTSと呼んでいます。

世界的にはW-CDMAが主流です。CDMA2000を使っているのは日本のauとアメリカのVerizonくらいです。まず最初に3GのW-CDMAのバンドについて説明します。

WCDMAバンド周波数ドコモauSoftbank
Band 12.1GHz
Band 6800MHz
Band 8900MHz
Band 91.7GHz×
Band 111.5GHz×
Band 19800MHz

ドコモ系の格安SIMが使っているWCDMAバンド

ドコモ系の格安SIMが使っている主なWCDMAバンドはBand1とBand6です。Band19は以前使われていましたが、現在ではほとんど使われなくなっているので無視です。

WCDMAバンドは主に音声通話をする時に重要になるバンドです。音声通話はWCDMAバンドを使っています。最近ではVoLTEを使ってLTEでも音声通話ができる機種が出てきましたが、VoLTEでの通話はまだマイナーです。

Band1ほほとんどすべてのスマホで対応していますが、Band6に対応していないスマホも少しあります。

Band6はFOMAプラスエリアで使われています。FOMAプラスエリアは都市部の極一部のエリアと、かなりの郊外や山間部などで使われています。

郊外や山間部に住んでいなければ基本的には気にしなくて良いですが、郊外や山間部に住んでいる場合や山登りなどによく行く場合などにはBand6が必要になります。

ソフトバンク系の格安SIMが使っているWCDMAバンド

ソフトバンクとワイモバイルが使っているWCDMAバンドはBand1とBand8です。Band9とBand11(ULTRA SPEED)は2017年3月に停波しました。

WCDMAバンドのBand1とBand8はほとんど全ての格安スマホで対応しています。

au系の格安SIMが使っているCDMA2000

au系の格安SIMは音声通話とSMSをするのに、auのVoLTEとCDMA2000のどちらか一つを使っています。auのVoLTEはLTEを経由して行う通信方法です。CDMA2000は3Gを経由して行う通信方法です。

ほとんど全ての格安スマホはCDMA2000には対応していません。3分の1くらいの格安スマホがauのVoLTEに対応しています。2014年秋以前のauのスマホにはCDMA2000が使われていますが、CDMA2000は2020年を目処に使えなくなる予定です。

au系の格安SIMで音声通話とSMSを使いたい場合は、auのVoLTEに対応した格安スマホを選ぶ必要があります。

格安SIMと格安スマホの対応バンドのまとめ

格安SIM(格安スマホ)の不満点の一つに通信速度の遅さがあります。

格安SIM(格安スマホ)の通信速度が遅くなる原因
・格安SIM自体が遅い
・格安スマホの性能が悪い
・対応バンドが合っていない

通信速度が遅い格安SIM、普通の格安SIM、速い格安SIMがあります。格安SIMごとの通信速度は格安SIMとWiMAX 2+の実際に出る通信速度の記録に掲載しているので参考にしてみてください。

次に、格安スマホの性能が悪いと反応が悪くなうので、通信速度が遅くなる印象を受けます。CPUが低性能だったり、ROMを目一杯使ってしまっている場合に、サイトを読み込むのが遅くなったりします。

最後に、格安SIMと格安スマホの対応バンドが合っていない場合です。格安SIMで使っているバンドが、格安スマホで対応していない場合、電波の受信が悪くなり通信速度が遅くなる場合があります。

格安スマホは、格安SIMに最適な格安スマホの比較と評価(最新情報)で紹介しているスマホを選べば、スマホの性能面はクリアします。対応バンドもドコモ系とau系で使える格安スマホを分けて紹介しているので参考にしてみてください。

おすすめの格安SIM

  • UQ mobile
    • UQ mobileはau系の格安SIMを提供しています。通信速度が格安SIMの中でダントツに一番速く、そして安定しています。auのスマホユーザや通信速度を重視する人におすすめの格安SIMです。
  • 楽天モバイル
    • 格安スマホがかなり割引されるキャンペーンをいつも行っています。新しいスマホが必要な場合や楽天市場を使うことがあるなら楽天モバイルが一番おすすめの格安SIMになります。通話SIMを申し込むと楽天市場での買い物でもらえるポイントがずーと2倍になります。
  • LINEモバイル
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    • au系の格安SIM(auプラン)とドコモ系の格安SIM(ドコプラン)の両方の格安SIMを提供しています。mineoの場合、音声SIM(デュアルタイプ)をすぐに解約した場合でも違約金が発生しません。ちょっと試してみたい場合におすすめの格安SIMになっています。

その他の格安SIMや格安スマホ関連のお役立ち情報

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