格安SIMのPINGとパケットロスの詳細、PINGの速い格安SIM、パケロスの少ない格安SIM

更新日 / 作成者 格安SIMの管理人

ここでは格安SIMのPINGとパケットロスについて説明した後に、PINGの速い格安SIM、パケロスの少ない格安SIMを紹介します。

格安SIMを使っていて、Webサイトの読み込みで詰まったり、ゲームアプリがタイムアウトしてゲームできない場合などに参考にしてみてください。(パケロスが多発すると、読み込みが詰まったり、タイムアウトが発生したりします)

格安SIMのPINGについて

PING(ピング)とは応答速度のことです。

例えば、ドアをノックして中の人が返事をするまでの時間みたいなものです。返事が早ければ早いほど、中の人が早く出てくる可能性が高くなります。ただし、中の人が詰まっていると返事が早くてもなかなか出てこない場合もあります。

格安SIMではPINGと応答速度はほとんど無関係

PINGは応答速度という意味で使われますが、格安SIMでは間違いです。

特に平日の昼は、格安SIMはPINGだけ速く、実際のデータ通信はパケロスによる遅延がかなり発生して、PINGと実際の応答速度との相関性がほとんどあります。

PINGはICMPというプロトコルを使っています。ICMPはメッセージプロトコルで相手の状態を伝えるプロトコルです。かなりの数のMVNOがスピテスの結果を良くしたいためか、ICMPの反応だけは良かったりします。

実際のデータ通信はTCPプロトコルが主力です。ICMPのPINGとは性質が違います。

光回線などは通信速度が十分に速くパケロスもほとんど発生しないので、ICMPのPINGを応答速度としても問題ありません。

格安SIMは、特に平日の昼はTCPでパケロスが多発するので、ICMPのPINGの応答速度がいくら速くても実際の応答速度はカスだったりします。

そのため格安SIMの場合、応答速度を測るにはICMPを使ったPINGではなく、TCPプロトコルを使った応答速度を測る必要があります。

格安SIMのリアルタイム計測ではTCPで応答速度を計測

このサイトでは30枚以上の格安SIMの通信速度をリアルタイムで計測していますが、その中の計測項目に反応速度と安定性があります。

格安SIMの反応速度と安定性 (リアルタイム)

SSL経由で極小ファイルを連続ダウンロードして、ダウンロードにかかった時間を反応速度としています。極小ファイルなので、データをダウンロードするのにかかる時間というよりもTCPの応答速度に近い性質になっています。極小ファイルを投げまくって、平均値をとっています。

格安SIMの実際のPINGの参考にしてもらえればと思います。

格安SIMの反応速度が遅いと何が悪いの?

格安SIMの反応速度が遅いと、例えばWebサイトのリンクをタップしても次の画面へ移動するのが遅くなります。

反応速度が速いと、平日昼の混雑時でも次の画面へ比較的速く移動してくれます。テキストも比較的サクッと表示してくれます。画像の表示は反応速度とあまり関係ないので、平日昼だとジリジリ表示する感じになります。

反応速度が遅いと、平日昼の混雑時は次の画面へ移動するのにもワンテンポ以上遅くなります。次のページへ移動しても、テキストの表示にタイムラグが出たりします。

格安SIMのパケットロス(パケロス)について

パケットロスとは、途中でデータを紛失する事です。

上記の例えで言うと、ドアをノックしても、中の人(データ)が出てこない状態です。たいていの場合は、パケットロスが発生すると、自動的に再度ドアをノックして中の人(データ)を出させようとします。パケットロスが増えれば増えるほど通信品質が悪くなります。

実際のネットに置き換えると、パケットロスが発生するとWebサイトの読み込みが詰まります。

パケットロスが発生すると、もう一度同じデータを送ってもらう処理(再送)をするのですが、その処理に時間がかかります。そのため読み込みが詰まる感じになります。パケットロスが多発すると、再送処理で通信速度が急激に低下します。

平日の昼は混雑でパケットロスが多発することにより、多くの格安SIMで通信速度が急激に低下します。

パケロスが多発すると、データ通信が不安定になるためネットにつなげて遊ぶゲームアプリなどがタイムアウトして、ゲームできない可能性が高くなります。ゲーム以外でもネットに繋げるアプリなどで不具合が出る可能性が高まります。

IP電話の場合、パケロスをすると音質に問題が発生します。パケロスに強いIP電話もありますが、基本的にはIP電話を使う場合はパケロスの発生が多い格安SIMは避けたほうがいいです。あと、パソコンのオンラインゲームは、パケロスをするとゲームプレイに支障が出る場合があります。

パケロスが少ない格安SIM

パケロスが少ない格安SIMは、安定性の数値が低い格安SIMです。下記にリアルタイムで安定性を計測しているので、パケロスが少ない(安定性の数値が小さい)格安SIMを探してみてください。

格安SIMの反応速度と安定性 (リアルタイム)

安定性は、反応速度の揺らぎ(jitter)を計測しています。例えば、1回目の反応速度が0.2秒で、2回目の反応速度が0.3秒だった場合、安定性は0.1秒です。安定性の数値が高いほど不安定と評価できます。パケロスが多いと安定性が悪くなります。

パケロスが気になる場合は、安定性の数値が低い格安SIMを探してみてください。

パケットロスは調整できる?

はい、調整できます。

とはいうものの、これはMVNOの設備に依存しています。MVNO側がパケロスを少なくできる設備を導入すればパケロスを少なくすることができます。ただし、このパケロスを少なくできる設備(バッファーが多い)は価格が高いそうです。

パケロスを少なくできる設備だと、パケットロスを発生させないために、できるだけ設備のバッファーでデータを貯めて処理します。パケロスの代わりに、バッファーに貯めるためて処理するための遅延が発生しますが、パケロスで再送を行うよりかは、バッファーの遅延のほうが体感値を向上させることができます。

※ 単純に回線を増強すれば、混雑が緩和されパケロスが少なくなりますが、回線の増強は高額なので容易には回線を増強することはできません。

※ 必ずしもバッファーの遅延のほうが良いというわけではないみたいですが、だいたいの場合でパケロスの再送よりかはまだマシな感じです。

ちなみに、パケロスを少なく調整できる格安SIMは、IIJmio、IIJmioの設備を使っているMVNO(エキサイトモバイル、DMMモバイル、イオンモバイルのタイプ1)、BIGLOBEモバイルくらいです。あと、もしかして楽天モバイルもかもです。

QUICの反応速度とパケロスについて

QUICというプロトコルを使っているデータ通信もあります。主にYoutubeが動画の再生にQUICを使っています。TCPとは少し違った性質を持っていますが、QUICの反応速度とパケロスは計測していません。

QUICはそもそもパケロスを少なくして再送を少なくするプロトコルなので、TCPと比べるとパケロスが少なくなり、通信も安定すると思われます。そのため、QUICの反応速度とパケロスはあまり気にしなくていいかと。

MVNOごとの反応速度(PING)と安定性(パケロス)の評価

ここでは格安SIMの反応速度と安定性 (リアルタイム)をもとに、MVNOごとの反応速度(PING)と安定性(パケロス)の評価をします。

MVNOは大手キャリアから回線を借りているMVNOと、MVNO(MVNE)から回線を又貸ししてもらってMVNO事業を行なっているMVNOがあります。MVNOと、そのMVNOから回線を借りて事業を行なっているMVNOの反応速度と安定性はほぼ近似するのでまとめて評価します。

反応速度と安定性が優秀な順番に紹介していきます。

No.1:UQ mobile

いつでも超速い通信速度のUQ mobileは反応速度と安定性も問題なく優秀です。いつでも超速い反応速度でパケロスなしの安定したデータ通信ができています。

UQ mobileの詳細評価
UQ mobileのキャンペーンとキャッシュバックの詳細

No.2:ワイモバイル

ワイモバイルもUQ mobileと同等に超速い速度が出るので、反応速度と安定性も問題なく優秀です。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなので、データ通信の品質も大手キャリアのソフトバンクと一緒です。

ワイモバイルの詳細評価

No.3:WiMAX 2+

格安SIMではありませんが、WiMAX 2+も反応速度と安定性は優秀です。そもそも混雑時に輻輳が発生すると、パケロスが発生して遅延が発生します。

遅延が発生することにより、反応速度と安定性が悪くなるので、混雑時がほとんどないWiMAX 2+の場合は、反応速度と安定性も優秀な数値になります。(※電波の受信が弱い場合などで計測すると結果が異なってくると思います)

BIGLOBE WiMAX2+の詳細評価

No.4:IIJmio系

IIJmio系の格安SIMは、IIJmio、エキサイトモバイル、DMMモバイル、イオンモバイルのタイプ1です。

IIJmio系は混雑時でもパケロスを少なくするように調整しています。そのため平日の昼でも反応速度と安定性は比較的優秀です。

ただし、IIJmio系のドコモ回線は比較的優秀ですが、IIJmio系のau回線だと反応速度と安定性の評価が一段悪くなります。

IIJmioの詳細評価
エキサイトモバイルの詳細評価
DMMモバイルの詳細評価
イオンモバイルの詳細評価

No.5:BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルも反応速度と安定性が比較的良い格安SIMです。IIJmio系と比べると数値は落ちますが、平日の昼は通信速度が遅いながらも安定したデータ通信を行えます。

BIGLOBEモバイルの詳細評価

No.6:楽天モバイル

楽天モバイルは以前は平日昼の混雑時は反応速度がかなり悪い格安SIMでしたが、いつの間にやら反応速度と安定性が比較的良い格安SIMになっていました。

ただ、楽天モバイルは通信速度自体がIIJmioやBIGLOBEと比べて遅めになっています。

楽天モバイルの詳細評価
楽天モバイルのキャンペーンの詳細

No.7:日本通信系

日本通信系の格安SIMはb-mobile S、U-mobile S、おかわりSIMです。

日本通信系の格安SIMも反応速度と安定性が比較的良い格安SIMです。ただ、日本通信の業績が超悪いので基本的には近づかないほうがいいです。

b-mobile Sの詳細評価(ついでにおかわりSIM)

No.8:LinksMate

LinksMateは今のところ平日の昼でも速い通信速度を維持しているので、反応速度と安定性もかなり良い格安SIMになっています。

ただし、LinksMateの超速い速度は今後も維持できる可能性はかなり低いです。LinksMateは通信速度が低下した時に反応速度と安定性がかなり悪くなります。

LinksMateの詳細評価

No.9:LIBMO

LIBMOは平日の昼に反応速度と安定性が超悪くなりますが、それ以外の時間帯では比較的良い反応速度と安定性を維持しています。

LIBMOの詳細評価

No.10:mineo

mineoはLIBMOと同じように平日の昼に反応速度と安定性が超悪くなります。パケロスを出しまくりながら、通信を行っている状態になります。

平日の昼は通信が不安定すぎるためゲームアプリなどはタイムアウトになってゲームできない可能性が高いです。その他、ネットにつないで使うアプリなどもタイムアウトしてまともに使えない可能性があります。

mineoの場合、平日18時台も反応速度と安定性が少し悪くなりますが平日の昼よりだいぶマシな感じです。

mineoの詳細評価
mineoのキャンペーンの詳細

No.11:NTTコム系(OCN等)

NTTコム系(NTTコミュニケーションズ系)は、OCNモバイルONE、NifMo、LINEモバイル、イオンモバイルのタイプ2です。

NTTコム系はmineoと同様に、平日の昼に反応速度と安定性が超悪くなり、ゲームアプリなどはタイムアウトになってゲームできない可能性が高いです。その他にもネットにつないで使うアプリなどもタイムアウトしてまともに使えない可能性があります。

平日18時台はNTTコム系でも格安SIMによって評価が変わります。

OCNモバイルONEとLINEモバイルは平日18時台はmineoよりも反応速度と安定性が悪くなりがちですが、NifMoとイオンモバイルのタイプ2は比較的優秀な反応速度と安定性を維持しています。

NifMoの詳細評価
OCNモバイルONEの詳細評価
イオンモバイルの詳細評価
LINEモバイルの詳細評価

No.12:nuro系

nuro系の格安SIMは、nuroモバイル、0SIM、ロケットモバイル、QTモバイルのタイプSです。

nuro系の格安SIMは、平日の昼に反応速度と安定性が超悪くなるのに加えて、平日の昼以外も通信速度が格安SIMの中でもかなり悪いです。

nuroモバイルの詳細評価
0SIMの詳細評価
ロケットモバイルの詳細評価

No.13:Freebit系

Freebit系の格安SIMは、トーンモバイル、U-mobile、DTI SIMです。U-mobileにはTONE系以外の格安SIMを扱っていますが、とりあえず度外視します。

Freebit系の格安のSIMはnuro系の格安SIMと同じ感じです。平日の昼に反応速度と安定性が超悪くなるのに加えて、平日の昼以外も通信速度が格安SIMの中でもかなり悪いです。

トーンモバイルの詳細評価
U-mobileの詳細評価
DTI SIMの詳細評価

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最終更新日 2018年4月18日 / 作成日 2017年4月9日 / 作成者 格安SIMの管理人

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