格安SIMにMNPで乗り換えるのに必要なものと注意点、MNPワンストップとは?

ドコモ、au、ソフトバンクから格安SIMへMNPで乗り換える方法を説明します。格安SIMから他の格安SIMへの乗り換えも合わせて説明します。

MNPという手続きをすると、今のスマホの電話番号のままで格安SIMが使えます。

MNP = Mobile Number Portability:携帯電話番号ポータビリティ

格安SIMにMNPで乗り換えで必要なものと注意点

ここでは格安SIMにMNPで乗り換えるのに必要なものと注意点を徹底解説します。

以前は、MNP予約番号が必要でしたが、MNPワンストップに対応している格安SIMならMNP予約番号なしに大手キャリアから乗り換えられます。

MNP転出手数料(番号ポータビリティ手数料)で3300円かかりましたが、今は転出手数料もかかりません。違約金もほとんどの場合でかかりません。

MNPをせずに乗り換えることもできますが、今までの電話番号が使えなくなり新しい電話番号になります(新規契約)

ドコモから格安SIMへ乗り換えauから格安SIMへ乗り換えソフトバンクから乗り換え
格安SIMから他の格安SIMへ乗り換える方法

格安SIMにMNPするのに必要なもの

格安SIMにMNPで乗り換える場合は、下記の3点が必要です。

  • ① MNP予約番号
  • ② 本人名義のクレジットカード
  • ③ 本人確認書類

ただし、乗り換え先によっては①②③が不要になるケースもあります。詳細を一つ一つ説明します。

① MNP予約番号 (MNPワンストップ対応同士なら不要)

今のスマホの電話番号のまま格安SIMに乗り換えたい場合、MNPという手続きが必要です。

MNPをするには以前はMNP予約番号が必要でしたが、MNPワンストップ同士の乗り換えならMNP予約番号なしに乗り換えられます。

MNPワンストップとは?MNPワンストップ対応同士ならMNP予約番号が不要

乗り換え元と乗り換え先の両方がMNPワンストップに対応している場合、MNP予約番号なしで今の電話番号のまま格安SIMに乗り換えられます。

MNPワンストップ対応の事業者:ドコモ / au / ソフトバンク / 楽天モバイル / ワイモバイル / LINEMO / UQモバイル / povo / ahamo / irumo / mineo / 日本通信SIM / LINEモバイル / ジャパネットたかた

例えば、ドコモを契約していて、楽天モバイルに乗り換える場合、両方ともMNPワンストップに対応しているので、MNP予約番号なしに乗り換えできます。

いずれかがMNPワンストップ非対応の場合はMNP予約番号を発行する

乗り換え元と乗り換え先のいずれかがMNPワンストップに対応していない場合、今のスマホ会社からMNP予約番号をもらう必要があります。

例えば、ドコモからIIJmioに乗り換える場合、IIJmioはMNPワンストップに対応していないので、ドコモに電話してMNP予約番号をもらいます。

ドコモ
・受付時間 9:00~20:00
・ケータイから151 / 固定電話から0120-800-000

au
・受付時間9:00~20:00
・ケータイ・固定電話から0077-75470

ソフトバンク
・受付時間9:00~20:00
・ケータイから*5533 / 固定電話から0800-100-5533

格安SIMから他の格安SIMへMNPする場合で、いずれかがMNPワンストップに対応していない場合、基本的にネット経由でMNP予約番号を発行します。

格安SIMはMNP予約番号の発行に最大4日かかると記載されていますが、実際は1日程度で予約番号が発行されます。

MNP予約番号には有効期限があるので、発行から5日以内に、MNP予約番号を使って音声通話プランがついた格安SIM(通話SIM)を申し込むのが無難です。

乗り換え元と乗り換え先で契約名義が異なる場合は注意

原則、今のスマホの名義と、格安SIMを契約する人の名義が同じである必要があります。子供名義のスマホ(ドコモ/au/ソフトバンク)を、父親名義の格安SIMに乗り換える等はできません。

ただし、IIJmioまたはmineoに乗り換える場合で同一住所の家族の場合は、例えば子供名義のスマホを父親名義として乗り換えることができます。

② 本人名義のクレジットカード

格安SIMの申し込みには、多くの場合で本人名義のクレジットカードが必要になります。楽天モバイルとイオンモバイルだけ家族のクレジットカードでも大丈夫です。

クレジットカードを持っていない場合、口座振替やデビットカードでも申し込める格安SIMを下記でまとめているので参考にしてみてください。

クレジットカードなしで格安SIMを契約!口座振替やデビットカードは使える?

③ 本人確認書類

格安SIMの契約には、運転免許証またはマイナンバーカードが必要です。

両方とも持っていない場合は、健康保険証と補助書類でもほとんどの場合で大丈夫です(補助書類;住民票など)

通常のSIMカードの場合は、事前にスマホやガラケーで本人確認書類の写真を撮っておきます。申込時に画像をアップロードします。

eSIMを選ぶ場合は、申込時に撮影画面が出てくるので、その指示に従って本人確認書類の写真を撮ります。

本人確認書類が不要な乗り換え

下記は本人確認書類なしで乗り換えられます。

  • au → UQモバイルとpovo2.0
  • ソフトバンク → ワイモバイルとLINEMO
  • ドコモ → ahamoとirumo

ほとんどの場合で違約金はかからなくなった

以前は2年間の更新月以外で他社に乗り換えると1万円程度の違約金がかかりましたが、今ではほとんどの場合でいつ乗り換えても違約金はかからなくなりました。

  • ドコモ:2021年10月に違約金を廃止
  • au:2022年4月に違約金を廃止
  • UQモバイル:2022年4月に違約金を廃止
  • ソフトバンク:2022年2月に違約金を廃止
  • ワイモバイル:2022年2月に違約金を廃止

IIJmio、OCNモバイルONE、mineo、イオンモバイルなども違約金なしで乗り換えられます。BIGLOBEモバイルは違約金は最大1000円です。

※ LIBMOの音声プランだけ契約から1年以内に解約または他社へ乗り換えると、月額料金の1ヶ月分の違約金が発生します

メルアドの変更を検討する (継続してキャリアメールを使いたい場合は月330円)

キャリアメールを使っている場合は、格安SIMに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなります。

ただし、乗り換えから31日以内にキャリアメール持ち運びサービスを契約すれば、再びキャリアメールが使えるようになります。

キャリアメールで月330円かかってしまうので、基本的にはGmailなどのフリーメールにメルアドを変更することをおすすめします。

ドコモからahamo、irumo、eximoへの変更は、プラン変更手続き時に持ち運びサービスへの申し込みが必要

例えば、ドコモからahamoにプラン変更した場合、プラン変更手続き時にドコモメール持ち運びサービスを同時に申し込む必要があります。

同時に申し込まなかった場合は、ドコモメールは使えなくなります。復元もできないので注意です。

※ ドコモからahamo、irumo、eximoに変更する場合、手続き中に分かりやすく「ドコモメール持ち運びサービス」の選択肢が出てきます。普通は間違えないです。

今のスマホは格安SIMでそのまま使える

ドコモのスマホを使っている場合は、ドコモ回線の格安SIMを使えば、今のスマホをそのまま使えます。写真や音楽、アプリのデータもそのままです。

同じようにauのスマホも基本的にau回線の格安SIM、ソフトバンクのスマホもソフトバンク回線の格安SIMで使えます。

ほとんどの場合で今のスマホを格安SIMで使えますが、SIMロックの解除が必要になったり、使えないパターンもあります。自分のスマホが問題なく使えるか下記を参考にしてみてください。

ドコモのスマホを格安SIMで使う方法auのスマホを格安SIMで使う方法ソフトバンクのスマホを格安SIMで使う

iPhoneならSIMロックを解除で全ての格安SIMが使えます(iPhone6s以降)

今のスマホを使えば、わざわざ新しい格安スマホを買う必要もなく、写真もそのまま、今まで使っているアプリもそのままで使えます。

iPhone 13以降ならSIMロック解除済みなので、全ての格安SIMでそのまま使えます。

古いスマホを使っている場合は端末セットがおすすめ!乗り換え時なら安く手に入る

古いスマホを使っている場合は、格安SIMに乗り換えるときに端末セットで申し込むのがおすすめです。乗り換え時ならスマホが大幅に安く手に入ります。

【3月最新】格安スマホの端末キャンペーンのおすすめ!1円スマホもある

【3月最新】iPhoneのキャンペーンのおすすめランキング!格安SIMとセットが安い

その他の注意点:乗り換え前にドコモ電話帳のクラウド同期をOFFにする

ドコモから格安SIMに乗り換える場合、乗り換え前にドコモ電話帳のクラウド同期をオフにする必要があります。

オンのまま格安SIMに乗り換えると、ドコモ電話帳が使えなくなります。

ドコモ電話帳アプリ→設定→クラウドメニュー → 同期の停止

格安SIMへのMNPは早ければ早いほど節約できる

早ければ早いほど、スマホ代の節約になります。

大手キャリアで支払っているスマホ代は月5000円〜7000円くらいですが、格安SIMなら月0円〜3278円です。

格安SIMは月額料金を4000円くらい安くすることができますが、格安SIMにもデメリットがあります。ただし、大多数の人にとって月額料金が安いメリットがデメリットを大きく上回る結果になります。

格安SIMのメリットとデメリットに関しては下記に詳しく記載しているので参考にしてみてください。

格安SIMのデメリットは?格安スマホはやめとけは本当か使って解説

大手キャリアから格安SIMへのMNPして少しすると、なんでもっと早く乗り換えなかったんだろうと思うと思います。

その他の格安SIM関連のお役立ち情報

この記事の最終更新日 2023年7月31日 / 作成日 2015年3月20日
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7 の口コミとコメントと実体験
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takashi
2023年3月20日 6:18 PM

いつも利用させていただいております。
2023年3月4日の記事で5月頃からMNP予約番号が不要になる見込みらしいですね。
より格安SIMに乗り換える人が増えそうな気がします。
携帯乗り換え手続き簡単に 5月下旬、移転先で完結(共同通信) – Yahoo!ニュース

takashi
  格安SIMの管理人
2023年3月22日 8:38 AM

高いスマホ料金を支払っている人たちも移行しやすくなると思っておりましたが、とりあえずは一部のみMNP番号が不要なんですね!

すべてに影響するものかと勝手に勘違いしておりました。

ありがとうございます。

goko
  格安SIMの管理人
2023年3月22日 5:29 PM

https://news.yahoo.co.jp/articles/4de639d8c7809daaf1fc856fda3e5677c404d9bf

解約に伴う不利益が発生するかどうかなどは、手続きの中で乗り換え前の携帯会社のサイトに移って確認する必要がある。

なんか問題になりそうな気配が…。
読み飛ばす人が続出しなければいいけど。

takashi
  goko
2023年3月22日 6:27 PM

goko様
最近契約したものはおそらく大丈夫かと思いますが、昔に契約したものであれば、高額な違約金が発生することもあるので、注意が必要ですね(”◇”)ゞ

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