ドコモ系とau系とソフトバンク系の格安SIMの違いと使えるスマホ

最終更新日 / 作成日 2016年10月17日 / 作成者 格安SIMの管理人

格安SIMは使う回線によって、ドコモ系、au系、ソフトバンク系の3つの種類に分かれます。

ドコモ系の格安SIMはドコモの回線を借りています。通信速度の違いがありますが、ドコモのスマホを使っている人と同じようにドコモのサービスエリアで使うことができます。そしてau系の格安SIMはauの回線を借りていて、ソフトバンク系の格安SIMはソフトバンクの回線を借りています。

格安SIMの主な違いは、ドコモ系/au系/ソフトバンク系の格安SIMごとに使えるスマホが異なってくることです。全ての格安SIMで使える格安スマホもありますが、ドコモ系でしか使えない格安スマホも多数あります。

これはドコモ、au、ソフトバンクで使っている対応バンド(電波/周波数)が違うためです。加えて、白ロムはSIMロックにより使えるSIMカードを制限しているためです。

ここでは各回線系の格安SIMのリストを掲載するとともに、使えるスマホやタブレットについて説明していきます。

ドコモ系の格安SIM

ドコモ系の格安SIMは普通のドコモユーザと同じようにドコモの回線を使うことができます。ドコモの回線の強みは、電波の受信が良いことです。かなりの田舎や山間部などの場合、ドコモの回線が一番良い評価を得ています。

大手キャリアの中でドコモの回線が一番安く借りることができて、使えるスマホの機種もたくさんあるので、多くの会社がドコモの回線を借りて格安SIMのサービスを提供しています。

ドコモ系の格安SIMの一覧

ドコモ系の格安SIMで使える端末

ドコモ系の格安SIMで普通に使えるスマホ

ドコモ系の格安SIMである程度使えるスマホ

iPhone以外のauとソフトバンクのスマホは、対応バンドの違いからドコモ系の格安SIMで使うと電波が少し悪くなる可能性があります。都市部などは問題ないと思いますが、郊外や山間部での利用は少し厳しいと思われます。

ドコモ系の格安SIMで普通に使えるタブレット

  • Apple Storeで購入したセルラー版のiPad
  • ドコモで購入したSIMロック中またはSIMロックを解除したセルラー版のiPad、SIMロックを解除したauとソフトバンクのセルラー版のiPad、その他ドコモで購入したLTEに対応したタブレット
  • LTEに対応したSIMフリーのタブレット、WiFi版は使えません

ドコモ系の格安SIMでテザリングについて

格安スマホ(SIMフリーのスマートフォン)ならテザリングが使えます。iPhoneやセルラー版のiPadシリーズ、SIMフリーのLTE対応のタブレットでもテザリングが使えます。

テザリングが使えない端末は、iPhoneやiPad以外のドコモのスマホやタブレット(白ロム)です。ただし、最近のドコモの白ロムの中にはテザリングができるものが出始めています。

ドコモの白ロムでもテザリングができる端末リスト

古いドコモの白ロムでもGalaxy系やXperia系ならパソコンから特殊な設定をすれば、テザリングができるようにすることもできますが、微妙です。Androidのバージョンをアップすると使えなくなったり、何かしらのアップデートで使えなくなったりする可能性があります。

無理やりテザリングができるようにするよりも、もともとテザリングができる端末を選ぶことをお勧めします。

ドコモ系の格安SIMでのSMSについて

ドコモ系の格安SIM(SMS対応のデータSIM/音声通話SIM)で使える端末なら基本的にほとんどの機種でSMSが使えます。

SMSが使えないのはiPadシリーズとOptimus Pad L-06Cくらいです。

au系の格安SIM

au系の格安SIMはauの回線を使うことができます。auの回線の強みは、ドコモと同じくらい電波の受信が良いこと、それとau系の格安SIMでもVoLTEが使えるので、音声通話の音質がとても良いことです。

auの回線使用料が少し高く、auが使っている電波は世界標準とは異なるために使えるスマホが限られています。そのため、auの回線を借りて格安SIMのサービスを提供するMVNOは少ないです。

au系の格安SIMの一覧

au系の格安SIMには、VoLTEに対応した格安SIMとVoLTEに対応していないLTE用の格安SIMの二種類があります。VoLTEに対応するかしないかで使える端末が異なるので注意が必要です。IIJmioのタイプAはVoLTE用の格安SIMしか提供していません。

UQ mobile:LTE対応SIMカード、VoLTE対応SIMカード、iPhone専用SIM
マイネオのauプラン:microSIM/nanoSIM、auのVoLTE対応SIM
IIJmioのタイプA:VoLTE用の格安SIM

呼び名が若干違いますが、UQ mobileのLTE対応SIMカードとマイネオのauプランのmicroSIM/nanoSIMが、VoLTEに対応していないLTE用の格安SIMです。

ここでは、VoLTEに対応した格安SIMを”VoLTE用SIM”、VoLTEに対応していない格安SIMを”LTE用SIM”と呼称します。

UQ mobileのiPhone専用SIMは、auのiPhone 6 / 6 Plusで使うための専用のSIMです。auのiPhone 6 / 6 PlusならSIMロック解除無しに使えます。iPhone専用SIMはVoLTE用SIMにもLTE用SIMにも属さないSIMとして例外的に扱います。

ちなみに、VoLTE用SIMのサイズの指定は不要です。VoLTE用SIMはSIMカード1つだけで、標準SIMやマイクロSIM、ナノSIMに簡単に切り抜くことができます。VoLTE用SIMをマルチSIMと言ったりもします。

au系のVoLTE用SIMで使える端末

au系のVoLTE用SIMで普通に使えるスマホ

au系のVoLTE用SIMで普通に使えるタブレット

  • Apple Storeで購入したセルラー版のiPad(Air 2、mini 3、mini 4、Pro、iPad 5th)
  • SIMロックを解除したドコモ/au/ソフトバンクのセルラー版のiPad、SIMロック解除したauで購入したVoLTEタブレット
  • LTEに対応したSIMフリーのタブレット、WiFi版は使えません

※音声通話機能に対応しているSIMフリーのタブレットでも、au系の格安SIMを使う場合は音声通話機能は使えません。SIMフリーのタブレットとiPadはSMSが使えません。SIMロックを解除したauのVoLTEタブレット(iPad系を除く)ならSMSができます。

VoLTEに対応については製品ページのスペックのau ICカードの項目を見てください。ここがau Nano IC Card 04 LEになっていればVoLTE対応端末です。VoLTEに対応していないと、au Micro IC Card (4G LTE)みたいな表示になります。

au系のLTE用SIMで使える端末

au系のLTE用SIMで普通に使えるスマホ

  • 2014年秋以前のauのスマホ (2012年以前の端末は古すぎて電波悪い)
  • Apple Storeで購入したiPhone
  • SIMロック中のauのiPhone、またはSIMロックを解除したドコモ/au/ソフトバンクで購入したiPhone

2020年を目処にCDMA2000が廃止になる予定なので、au系のLTE用SIMを使うと、2020年頃にスマホで音声通話とSMSが使えなくなるので気をつけてください。

au系のLTE用SIMで普通に使えるタブレット

  • Apple Storeで購入したセルラー版のiPad
  • SIMロック中のauのセルラー版のiPad(iPad mini4とiPad ProはSIMロック解除が必須)、SIMロックを解除したドコモ/au/ソフトバンクのセルラー版のiPad
  • VoLTEに対応していないauで購入したLTE用のタブレット(ASUS MEMO Pad 8 AST21)
  • LTEバンドの1と18に対応したSIMフリーのタブレット

※音声通話機能に対応しているSIMフリーのタブレットでも、au系の格安SIMを使う場合は音声通話機能は使えません。SMSも使えません。ただし、iPad以外のVoLTEに対応していないauのタブレット(白ロム)は、CDMA2000に対応しているのでSMSの送受信ができます。

au系の格安SIMでのテザリングについて

iPhoneとiPad以外のスマホやSIMフリーのタブレットならテザリングができます。iPadはどのau系の格安SIMでもテザリングが使えませんが、問題はiPhoneです。

UQ mobileのVoLTE用SIMなら、SIMフリーまたはSIMロック解除したiPhone 6s / 6s Plus / SEでならテザリングができます。auのiPhone 6 / 6 Plusの場合は、UQ mobileのiPhone専用SIMを使えばテザリングができます。

同じau系の格安SIMでもIIJmioのタイプAやmineoのauプランの場合は、すべてのiPhoneでテザリングができません。UQ mobileだけが特別扱いされています。

au系の格安SIMでのSMSについて

ここが最も意味不明にぐちゃぐちゃになるので気をつけてください。

iPadシリーズはSMSが使えません。

SIMフリーのLTE対応タブレットはau系の格安SIMではSMSが使えません。

VoLTEに対応したSIMフリーのスマートフォンは、VoLTE用SIM(SMS付きデータSIM/音声通話SIM)を使えばSMSが使えます。(LTE用SIMを使うとSMSが使えなくなります)

SIMロックを解除したauのVoLTEスマホ/VoLTEタブレットは、VoLTE用SIMを使えばSMSが使えます。(LTE用SIMを使うと不具合を起こす可能性が高いです)

auのVoLTEに対応していないスマホやLTE対応タブレットは、LTE用SIMを使えばSMSが使えます。(VoLTE用SIMを使うとSMSは使えなくなります)

ソフトバンク系の格安SIM

ソフトバンク系の格安SIMは普通のソフトバンクユーザと同じようにソフトバンクの回線を使うことができます。ドコモ系とau系の格安SIMはドコモ本家やau本家よりも速度がだいぶ遅くなりますが、ソフトバンク系の格安SIMは、ソフトバンク本家とほぼ同じ超速い速度が出ます。

ソフトバンク系の格安SIMの一覧

ワイモバイルとU-mobileのSUPERプランは月額料金が高く、契約も2年縛りです。格安SIMの安さのメリットがほとんどなくなります。U-mobile Sは2年縛りではありませんが、月額料金が高く、SMSなしのデータSIMしか提供していません。

ソフトバンク系の格安SIMで使える端末

ソフトバンク系の格安SIMで普通に使えるスマホ

基本的には、ソフトバンクで購入したスマホでもSIMロックを解除しないとソフトバンク系の格安SIMでは使うことができませんが、U-mobile Sを選ぶ場合にだけSIMロックの解除の必要なくソフトバンクのiPhoneでデータSIMを使うことができます。

ソフトバンク系の格安SIMである程度使えるスマホ

ソフトバンク系の格安SIMで普通に使えるタブレット

  • Apple Storeで購入したセルラー版のiPad
  • SIMロックを解除したドコモ/au/ソフトバンクのセルラー版のiPad、その他SIMロック解除済みのソフトバンクで購入したLTEに対応したタブレット
  • LTEバンド1/3/8、3Gバンド1/8に対応したSIMフリーのタブレット

ソフトバンク系の格安SIMでのテザリングについて

iPhoneとiPadはソフトバンク系の格安SIMではテザリングができません。

※ ソフトバンク系の格安SIMではiPadシリーズの動作確認を取っていませんが、au系と同じくほぼ間違いなくテザリングはできないと思います。

※ Ymobileで販売しているSIMロックが解除できないiPhone 5sならYmobileでテザリングがテザリングが使えます。

iPhoneとiPad以外ならソフトバンク系の格安SIMでもテザリングが使えます。ただし、動作確認を行っている端末が少ないため、動作端末に入っていない場合は使えない可能性が少しあるかもしれません。

ソフトバンク系の格安SIMでのSMSについて

ソフトバンク系の格安SIM(SMS対応のデータSIM/音声通話SIM)で使える端末なら基本的にほとんどの機種でSMSが使えます。SMSが使えないのはiPadシリーズくらいです。

ドコモ系とau系とソフトバンク系の格安SIMのまとめ

ドコモ系の格安SIMが多数を占めているのは、ドコモの回線使用料が一番安く、使えるスマホも多いためです。いろいろ考えるのが面倒な場合は、とりあえずドコモ系の格安SIMを使っておくのが無難です。

au系の格安SIMはドコモ系よりもかなり少ないです。これは、auの回線使用料がドコモ回線よりも高く、使えるスマホの機種が限られているためです。(今では使えるスマホの機種はある程度増えています)

加えて、au系の格安SIMにはUQ mobileという圧倒的に通信速度が速い格安SIMが存在しています。au系の格安SIMに参入したところで勝ち目がないので、今後もau系の格安SIMを提供する会社は増えそうにありません。

ソフトバンク系の格安SIMは、格安SIM(または格安スマホ)と名をつけただけの、ソフトバンクの手先(ワイモバイル)です。月額料金も高く契約も2年縛りです。一応、U-mobile Sという格安SIMが始まりましたが、SMSなしのデータSIMだけで、月額料金も高くて、一体誰が使うんだという感じです。

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